一 茶 発 句 全 集

長野郷土史研究会 小林一郎編

2005年8月14日更新

小林一茶は生涯に約二万の発句を残している。これらを季語によって整理した全集には、『一茶全集』第一巻(1979年刊)がある。しかし、その後も 『一茶発句集 続篇』の登場など、新資料の紹介が相次いでいる。一方『文化句帖』『七番日記』などの句稿も、その後自筆本によって読み改められている。こうした成果を踏 まえた新しい一茶発句全集が必要になっている。そこでインターネット上に『一茶発句全集』を構築することにした。この全集は確定したものではなく、一茶研 究の進歩により補訂し続けていくものである。


(少しずつ制作していきます。全文完成までに相当な日時を要しますのでご承知ください。)


長野郷土史研究会ホームページ


一茶発句全集 目次

 

   新年      時 候     天 文               人 事     動 物     植 物
      時 候     天 文     地 理     人 事     動 物     植 物
      時 候     天 文     地 理     人 事     動 物     植 物
      時 候     天 文     地 理     人 事     動 物     植 物
      時 候     天 文     地 理     人 事     動 物     植 物

新年

 

時 候

  元日(元朝、日のはじめ、三つの朝)    年立つ(新玉の年)    今年    正月    今朝の春
  明の春(今朝の春)    御代の春    君が春    玉の春    花の春    松の春    江戸の春
  旅の春(初旅寝)    庵の春(窓の春)    おらが春(我が春)    初春    春立つ    春来る
  小正月

 

天 文

  初日(初日の出)    初空    御降り    阿闍梨荒れ(阿闍梨帰る)    初霞

 

人 事

  恵方(明の方、年徳神、恵方棚、年棚、年神、恵方詣)    御忌参り    畚下し
  人日(七草粥、七草爪)    斎日    百足小判    店おろし    粥杖    どんど(飾焼く、左義長)
  藪入り    子の日(小松引き)    蓬莱    喰積み    門松(松飾り)    飾り(輪飾り、注連飾り)
  福茶    福わら    水祝ひ    年始(年始、年始状、年頭、年初、年礼、御慶、礼者、門礼)    年玉
  筆始め(吉書、吉書始め)    初暦    初夢    初笑ひ    稲積む    諷ひ初め    弓初め
  若湯(湯始め)    ふいご始め    罪始め    着衣始め    春着    若水    年男
  手まり(手まり唄)    羽つき    凧(切れ凧)    万歳(万歳楽)    猿廻し    大黒舞    獅子舞
  春駒    雑煮(雑煮売り、雑煮餅、雑煮膳)    若餅    鏡餅(福手、飾り餅)    歯固め    福鍋
  福俵    屠蘇(屠蘇袋)    寝正月    七草(七草打つ)    若菜摘み(若菜売り、初若菜、朝若菜)
  薺摘み(薺打つ)

 

動 物

  初鶏    初烏    初鶯    初声

 

植 物

  若菜(磯若菜)    福寿草(元日草)

 

 

時 候

  二月    三月    春めく    春寒(余寒)    冴返る    春辺    長閑
  春の日    日永(暮遅し)    春の宵    春の暮(春暮るる)    春の夜
  春深し    行く春(春の名残、翌なき春、春の暮、春尽る)    春惜む

 

天 文

  春の雪(淡雪、終り初雪)    春の霜(忘れ霜、別れ霜、名残の霜)    春の露    春雨
  春風    東風(夕東風)    春の月    朧(朧月、朧夜、朧月夜)    春の虹(初虹)
  春の雷(初雷)    霞(春霞、薄霞、遠霞、横霞、朝霞、夕霞、霞む)    陽炎    佐保姫

 

地 理

  凍解け    氷解け    雪解け(雪解、雪汁、残雪、草履道)    春の山(山青む、山笑ふ)
  春の野(春の原)    春の海    春の水    水温む    苗代(苗代田)

 

人 事

  涅槃(寝釈迦、涅槃会、涅槃像)    初午    彼岸(彼岸団子、彼岸太郎、中日)    開帳(出開帳)
  安楽祭(安楽花)    峰入り    壬生狂言    御影供(御影講)    出代り    二日灸
  桃の節句(桃の日、雛の日)    雛(雛祭、土雛、雛市、雛棚、雛の客)    菱餅(雛の餅)
  草餅(蓬餅、餅草)    曲水    山吹衣    鶏合せ    汐干(汐干潟、汐干狩り)    炉塞ぎ
  ふらんど    野遊び    摘み草(草摘み)    芹摘み    茶摘み(二番茶、扱き茶、茶摘み唄)
  山焼き(山火)    野焼き(野火、焼け野)    麦田植え    田打ち(田起し、田返す)
  畑打ち(畑起す)    種俵(種井)    種蒔く(朝顔蒔く、草種蒔く)    苗木植う
  接ぎ木(接ぎ穂)    挿し木    菊根分け(菊植う)

 

動 物

  猫の恋(恋猫、うかれ猫、こがれ猫)    猫の子(小猫、母猫、子持ち猫)    鹿の角落つ(落し角)
  鳥の巣(雀の巣、烏の巣、鳶の巣、巣鳥、鳥の子)    巣立ち鳥    呼子鳥    雀の子(親雀)
  鶯(初音)    乙鳥(乙鳥来る、群乙鳥、朝乙鳥、夕乙鳥、巣乙鳥、濡れ乙鳥)
  雲雀(初雲雀、朝雲雀、夕雲雀、揚げ雲雀、落ち雲雀)    雉(焼野の雉)    鷹化して鳩と成る
  帰る雁(行く雁、雁の別れ、雁の名残)    鳥雲に入る    引き鶴    田鼠化して鶉と成る
  地虫出づ    蛇穴を出づ    蟇穴を出づ    蛙(初蛙、夕蛙)
  蝶(胡蝶、初蝶、春の蝶、黄蝶、白蝶、浅黄蝶)    蚕(蚕飼ひ、桑摘み)    
  蜂(蜜蜂、山蜂、熊蜂、蜂の巣)    花見虱    白魚    若鮎(小鮎、小鮎汲み)    身寄虫
  蟹(平家蟹)    田螺            浅蜊

 

植 物

  草の芽(芒の芽、萩の芽)    二葉    若草(草若葉、葎若葉)    草青む    蒲公英    あざみ
  桜草    柳草    九輪草    菫(花菫、濃菫、薄菫)    ぺんぺん草    芹(田芹、根芹)    餅草
  菜の花(菜種の花、芥子菜の花)    壬生菜    三月大根    野大根    茎立ち    いたどり    杉菜
  土筆        海苔    木の芽(茨の芽、たらの芽)    つつじ    椿(花椿、玉椿、千代椿)
  藤(藤棚、藤波)    梅(白梅、紅梅、野梅)
  花(初花、雨の花、花曇り、花衣、落花、花びら、花見、花見笠、花見衆、花の友、花の下、花の山、
  花の雲、花の都、花の陰、花の雨、花盛り、花吹雪、花の雪、花盗人、花の香、花莚、花の宿)
  桜(桜花、初桜、夜桜、山桜、八重桜、浅黄桜、姥桜、遅桜、夕桜、若桜、江戸桜、糸桜、薄花桜、
  桜狩り)    桃の花    海棠    小米花    山吹(八重山吹)    辛夷    樒の花    榛の木の花
  柳(青柳、挿し柳、柳陰)    松の花(十返りの花)    松の緑

 

 

時 候

  夏めく    卯月(四月)    六月(水無月、青水無月)    夏の暁(夏の寝覚め)
  日盛り    炎天    夏の夜(夏の夜明け)    短夜(明け易し)
  暑し(暑き日、暑き夜)    涼し(朝涼、夕涼、涼風、月涼し)
  土用(土用入り、土用東風、土用休み、土用見舞い、土用芝居)

 

天 文

  卯の花腐し    入梅(入梅雷)    入梅晴れ    五月雨    五月晴れ    五月闇    虎が雨(虎が涙)
  夕立(白雨、夕立雲)    夏の雨    雲の峰        夏の月    夏の雲    青嵐

 

地 理

  富士の雪解け    夏山    夏野(夏野原)    清水(苔清水、山清水、磯清水)
  青田(青田原、田青む、稲青む)

 

人 事

      葵祭(かけ葵)    灌仏会(仏生会、誕生仏、花御堂、甘茶、四月八日、卯月八日、花摘み)
  筑摩鍋(鍋祭)    夏籠り(夏の始め、夏書き、夏断ち、夏念仏、夏百日)    夏花(夏花摘み)
  富士詣で    浅草富士詣で    御祓(御祓川、川社、夏祓ひ、夕祓ひ、荒和の祓へ)    茅の輪
  形代    麻の葉流す    祇園会(月鉾、鉾の稚児)    菖蒲葺く(飾り兜)    菖蒲酒    菖蒲湯
  桃の湯    幟(初幟、紙幟)    粽(笹粽)    薬降る    嘉定喰ひ(嘉定銭)    照射
  川狩り(夜川)    鵜飼(鵜遣ひ、鵜匠、鵜川、鵜舟、鵜篝、荒鵜、疲れ鵜、放れ鵜)
  雨乞ひ(雨祝ひ)            夏痩せ    更衣    袷(初袷)    綿抜き    帷子(辻が花)
  蝉の羽衣    夏羽織(薄羽織)    浴衣    汗拭ひ    日傘(日がらかさ、日笠)    夏座敷
  簾(青簾)    蚊屋(紙帳、母衣蚊屋、蚊屋売り)    寝蓙(切蓙)        昼寝
  扇(白扇、赤扇、絵扇、武者扇、扇流し)    団扇(渋団扇、絵団扇、奈良団扇)
  蚊遣り(蚊遣り鍋、蚊遣り木、蚊いぶし、蚊を焼く)    打ち水(水撒き)
  晒し井(井戸替へ)    虫干し(虫払ひ、土用干し)    夏芝居
  涼み(夕涼み、夜涼み、門涼み、橋涼み、川涼み、涼み台、涼み船)    座頭の涼み    代掻く
  田植ゑ(植ゑ田、住吉御田植ゑ、田植ゑ休み、田植ゑ歌、田植ゑ笠、田植ゑ酒)    早乙女
  田草取り(田草、二番草)    稗植う(稗田)    粟蒔く    竹植う(竹酔日)    干瓢むく
  氷室    夏氷(氷売り、氷の貢、雪の貢、氷の朔日、氷室の節供)    冷水(水売り、冷水売り)
  振舞水    一夜酒(甘酒)    ところてん    冷汁    冷うどん    新茶    〓(麦こがし)鮓(一夜鮓、精進鮓)    麦飯                                          〓は麥偏に「少」

 

動 物

  鹿の子(子鹿、親鹿)    蝙蝠(蚊喰ひ鳥)    羽脱鳥    時鳥    閑古鳥(郭公鳥)
  老鶯(鶯音を入る)    行々子(葭切、吉原雀)    練り雲雀    烏の子(子烏)    水鶏
  通し鴨    浮き巣(鳰の巣)    蛇(蛇衣を脱ぐ、蛇の衣)    蟇蛙    雨蛙(青蛙、枝蛙)
  蛍(初蛍、大蛍、蛍火、蛍狩り、蛍見、蛍籠、蛍合戦)    腐草化して蛍と成る    繭作る
  火取り虫(夏の虫)    尺取り虫    毛虫(白髪太夫)    ぼうふり(棒振り虫)
  蚊(藪蚊、蚊柱、蚊の声)    蠅(蠅打つ、蠅の声、蠅除け)              羽蟻
  水馬(みづすまし)    紙魚    蝉(蝉生る、初蝉、唖蝉、松蝉、山蝉、空蝉、蝉時雨)
  蓼喰ふ虫    蜘の子(蜘蛛)    蝸牛(でいろ、でで虫)    蛭(山蛭)    みみづ出づ
  松魚(初松魚)        

 

植 物

  夏草    草茂る(葎)    草いきれ    夏菊    昼顔(雨降り花)    夕顔(夕顔棚)    踊り花
  藪虱    芥子の花(花芥子)    美人草    青蔦    葵(花葵)    芍薬    牡丹(白牡丹、牡丹畠)
  蓮(蓮の花、白蓮、鬼蓮、蓮の葉、蓮の浮葉、蓮池)    撫子(河原撫子)    常夏    釣り荵
  辷りひゆ    蓼(犬蓼)        杜若    花菖蒲(花あやめ、菖蒲、あやめ)    百合の花
  芭蕉の花(優曇華)    萍(萍の花)    石菖    蚊帳釣り草    早苗(捨て早苗、余り苗、早苗舟)
  麦(大麦、小麦、烏麦、穂麦、新麦、痩せ麦、麦畑、麦穂、麦糠、麦の秋、麦刈る、麦打つ、麦搗く)
  麦藁(麦殻)    麦笛(麦藁笛)                太藺    青芒    一つ葉
  苔の花(青苔)    若竹(今年竹)    竹の子(親竹、笹の子)    瓜の花    瓜(初瓜、冷し瓜)
  真桑瓜    茄子(初茄子、巾着茄子)    胡椒    若葉(初若葉、若葉陰)    青葉(青柏、青松葉)
  病葉    夏木立    木陰(木下陰)    茂り(茂り葉)    木下闇(下闇)    松葉散る    楠の花
  柿の花    石梨    合歓の花    紫陽花    卯の花(花卯木、卯の花月夜)    茨の花(花茨)
  青瓢    梅の実(青梅、梅漬け)    

 

 

時 候

 七月  葉月  九月(長月、菊月)  秋立つ(秋来る)  今朝の秋(初秋)  二百十日
 残暑(秋暑し)  秋寒  うそ寒(やや寒、そぞろ寒)  肌寒  朝寒  夜寒
 冷やか(冷ゆる、下冷え)  有明  秋の寝覚  秋の宿  秋の日  秋の夕  秋の暮
 秋の夜  夜長(長き夜)  秋さび  暮の秋(行く秋、秋の名残、翌なき秋、九月尽)  秋惜む

 

天 文

 天の川  月(秋の月、月夜、夕月、月の雲、月の兎)  盆の月  三日月  待宵
 名月(今日の月、芋名月、十五夜、月今宵、月一夜、閏名月、雨名月、月見)
 月蝕(蝕名月、闇十五夜)  十六夜  立待月  寝待月  後の月(栗名月、名残の月、十三夜)
 秋の空(秋の天)  秋の雲  秋日和  秋の雨(秋雨)  秋時雨  秋風  初嵐  野分
 露けし  露(露の玉、白露、朝露、夕露、夜露、秋の露、芋の露、露時雨、露の身)  露霜
 稲妻(稲光)  霧(霧雨、朝霧、夜霧、秋霧、山霧、霧時雨)

 

地 理

 秋の山(秋山)  秋の水  秋の野(花野、花野原)  刈田

 

人 事

 盂蘭盆(盆)  魂祭(聖霊、魂棚、聖霊棚、棚経、迎へ鐘、魂迎へ、魂送り、茄子の馬、瓜の馬)
 生身魂(蓮の飯)  迎へ火、送り火  墓参り  灯籠(盆灯籠、切籠、高灯籠、軒灯籠)  摂待(門茶)
 施餓鬼  大文字の火  妙法の火  草市  後の藪入り  後の出代り  三井寺女詣で
 踊り(盆踊り、辻踊り、念仏踊り、踊り子、踊り笠)  七夕(星今宵、星待ち、星迎へ、七夕竹、願の糸)
 梶の葉(星の歌)  星合(鵲の橋、二つ星、夫婦星、彦星、星の閨、星の別れ、夜這星)  蚊屋の別れ
 御射山祭(穂屋、芒箸)  駒引き(駒迎へ)  御難餅  八朔  放生会  御器洗祭  菩薩祭
 重陽(菊の日、菊の酒)  九日袷  後の雛  花火(線香花火、玉火、大花火)
 角力(角力取、勝角力、負角力、辻角力、宮角力、夜角力、江戸角力、素人角力、角力場、関取)
 案山子(捨案山子)  鳴子(鳴子引、鳴子縄)  田守(山田守、田番小屋)  出来秋  落し水
 毛見  下り梁(崩れ梁)  鳩吹  砧(衣打つ、遠砧、小夜砧、夕砧)  牛蒡引く  豆引く
 柚味噌(柚味噌釜)  焼き米  新米(今年米)  新酒(今年酒)  濁り酒  秋 雑

 

    動物

 鹿(小男鹿、牡鹿、牝鹿、鹿の恋、鹿の角切り、鹿笛)  啄木鳥  鵙(鵙の草茎、鵙の速贄)
   鴫(鴫の看経、鴫の羽掻、鴫突)  雁(雁金、初雁、天津雁、雁の竿、小田の雁)
 乙鳥帰る  渡り鳥  山雀  小雀  四十雀(五十雀)  鶺鴒  雀大水に入りて蛤と成る
 蛇穴に入る  蛙穴に入る  虫(虫聞き、虫籠)  屁放虫  秋の蝶  蓑虫  秋の蚊(残る蚊)
 秋の蝉  日ぐらし  つくつく法師  蜻蛉(赤蜻蛉)  茶立虫  こほろぎ(つづれさせ)
 松虫  鈴虫  いとど  いなご  機織  きりぎりす(ぎす)  ばつた(きちきちばつた)
 藻に鳴く虫  蟷螂  みみず鳴く  さび鮎    初鮭  

(以下は制作中です)

 

 

 

凡例

・寛政三年紀行(寛政三紀行) ・与州播州雑詠(与播雑詠) ・父の終焉日記(終焉日記) ・享和二年句日記(享和二句記) ・文化三―八年句日記写(化三―八写) ・文化五〜六年句日記(化五六句記) ・句稿消息断片(句稿断片) ・文化十年句文集(化十句文集) ・一茶自筆句集(自筆本) ・「文政句帖」文政七年十二月分草稿(政七草稿) ・「文政句帖」文政八年五・六・七月分草稿(政八草稿) ・文政九・十年句帖写(政九十句写) ・文政版一茶発句集(文政版) ・嘉永版一茶発句集(嘉永版) ・一茶発句集続篇(発句集続篇) ・一茶発句鈔追加(発句鈔追加) ・希杖本一茶句集(希杖本) ・一茶園月並裏書(月並裏書) ・梅塵本八番日記(梅塵八番) ・西国紀行余白書込(西紀書込) ・一茶翁終焉記(終焉記) ・近世発句類題集(発句類題集) ・発句題葉集(題葉集) ・其日庵歳旦帳(其日庵歳旦) ・辛亥元除遍覧(辛亥遍覧) ・甲子元除遍覧(甲子遍覧) ・発句二葉草寅巻(二葉草寅巻) ・斗入法師句帖(斗入句帖)

目次