生き物達が暮らす谷『農園さくら

環境チェッカー   「風の谷」で暮す生き物や訪れた生き物の紹介です。
  信州みなみ   「伊那の谷」   「風の谷」  
「農園さくら」が暮らす南信州は、500〜1800mの標高にあり大きな谷です、その中にある「風の谷」
幅80〜150m長さ1500m、両側を20〜30m程の小高い山に囲まれ、中央を小川が流れています。
南北に開けた谷は朝霧が流れ、夏には涼風が、一年を通じて風の通り道で風の谷と呼んでいます。
『風の谷』の四季   「なんじゃもんじゃ」古木    
 残したい自然、景観を「風の谷」を中心に紹介します  
       アサギマダラ 
13、5/13、初めて見るチョウで名前はアサギマダラ 7/18、ヒメギフチョウ又はオオムラサキ
アサギマダラ は薄青い色の羽を持つマダラチョウ科の体長約7cmの蝶です。
本州以南に生息し5〜10月に現れます、長野県南部では非常に珍しいと思います。
遭遇した日は午前10時頃で一匹でした、ハーブの花の間を20分程飛び交い、
どこかへ舞って行きました、50cmの至近距離で観察すると、生まれたてのように
痛みの無い美しい羽をしていました、この近くで繁殖しているのかも?
  13・8/20名前は不明のトンボ  
 
 

豊年えび----体長1〜2cm淡水性のえびで、色は緑、青、朱がかった半透明で、5月頃水を張った水田に発生し夏には産卵を終え姿を消します。
豊年えびの卵は土中で何十年も眠り続け、適した環境になると発生するようです。
農薬や化学肥料が少なかった昔は、たまに水田に姿を現わしました、人々は豊作の前兆と喜んだそうです。
今年もまた
さくらの水田全てに、何万匹もの豊年えびが泳ぐ姿が見られます。13年6/7撮影

「豊年えび」に出会う旅を連載中
田植の終った水田に今年もまた「水の妖精〜豊年えび」が帰って来ました、田に水を張って約1週間程で目に見える大きさになります、6/20現在で約15〜25ミリ程です。
詳しい生態は謎です足を上向きに背泳ぎで泳ぎます、夜は懐中電灯で照らすと光に集まります、春水田に水を入れてから約7〜10日程で目に出来る大きさ、7ミリ位の「豊年えび」が見つかります、きっと数十時間で卵から「卯か」していると思います。
水田の窪地に居るミジンコを食べているように見えます、生まれて半月程で大きい物は15ミリ位になり、お腹に卵袋が見えます、見た感じでは卵持ちエビが多く見えます。

7月に入りそろそろ姿を見かけ難くなりました、水田も「土用干し」の季節となり田の水を排水します、又来年までのお別れです、でもきっと彼らの『むくろ』(死骸)が土に帰り、お米の味と安心を私達に約束してくれると思います。
 
オオタカの可能性もあります、近くで営巣しているようです  

ハヤブサ「隼」又はオオタカ-----5年程前に家の庭先で、ヤマバトをつかんで飛び去る姿を見てから、特に冬から春に多く見かけるようになりました。
わりと小柄ですが、腹の白さと翼先の鋭さ、ずば抜けたスピードは驚かされます、
「農園さくらのある風の谷の守り神です。
11年12/18撮影

 

ト ビ----------毎日のように谷の上空を、円を描きながら飛行します、鳴声は「ピーヒョロヒョロ」です、たまには電柱の頂上にとまります、翼巾は1m以上ありそうです、カラスとよく喧嘩しています。
12年7/1撮影

アオサギのようです、最近南信州の河川で営巣が確認されました  

アオサギ-----昨年のいつだったか、見たことも無い鳥が飛来しました。
翼幅150p位、色は明るいグレイ、首は太く垂れてクチバシが30p位で厚みがあります、今だ鳥名は判りませんが「
さくら」の新しい住人なので、アオサギと呼んでいます。
13年9/5撮影

5月1日風の谷に、シラサギが舞い降りました。ツガイで来ました。   シラサギ---------田植えの為に水を張った水田に、二羽来ました。
体長50〜60p、白く大きく
美しい水鳥です。 (シラサギのようです)12年5/1撮影
13年4/24に撮影、羽色が七色で美しい、そろそろ営巣が始まります。   こうらいキジ------レンゲの咲いた田に二羽でいました。
体長40〜50cm写真はオスです、メスは同じ大きさで羽色は茶色です、
毎日「風の谷」周辺でケンケンと鳴きます、もうすぐ営巣です。
13年4/24撮影
 
  5月新緑が美しい朝
樹齢数百年の「しだれ桜
20m高×1、5m径
  「なんじゃもんじゃ」の 
巨木(古木)
25m高×1、8m径
「風の谷」を守る神様の『ほこら』です   谷を流れる水が、水車を回します、以前は精米(米つき)に使いました。
桜と神が時の流を見守ります   谷川の水が水車を
回します
なんじゃもんじゃ古木いわれ

昔この辺は関西から関東にぬける旧街道だったそうです。
今は見かける事の少なくなった「なんじゃもんじゃ」の木ですが、
元々ここより西方に自生していました、
あるとき関西から来た旅人がつえを地面に立てここで一休みしました、
今この木のところに立って見ると急に視界が開けた所である事が実感できます、
きっと山道を抜けたここが伊那谷を一望できた場所だったのでしょう。
しばらくすると旅人は東を目指して歩き始めました、一休みした旅人は疲れも取れて
さっそうと歩いて行きました、その跡には地面に挿された杖だけが残されました、
やがて生木で出来ていた杖からは根が出て葉が伸び、荒野に一本
堂々たる巨木
に成長していきました、
その旅人がついてきた「つえ」
なんじゃもんじゃ』の小枝でした。

 
野生の花達が、谷の四季を飾ります。
 
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