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コンポラ滑り | ところで・・・・キョージュ(^^) | 2005/03/19 |
欺術選その4 | 救い様の無いアフォの存在(笑) | 2005/03/18 |
禁煙2ヶ月 | まだ吸いたいか?(^^) | 2005/03/15 |
スペシャルオリンピックス | ダイちゃんのこと | 2005/03/14 |
欺術選その3 | 素直に「上手いな〜」と思った選手は身内だった(^^) | 2005/03/13 |
欺術選その2 | ナチュラルバーンっつーのは何だったの・・・モシモシ | 2005/03/12 |
欺術選が始まった | ウマさって何ですか? | 2005/03/09 |
SAJカイチョーとオリムピック | オリムピックは是か非かそれが問題だな | 2005/03/06 |
シニアパワー | ナイセストピープルオンザスキー(^^) | 2005/03/01 |
屋根雪降ろし | これが暖冬だってか? | 2005/02/19 |
スペシャルテスト2回目 | 達人検定 | 2005/02/15 |
3年目のスペシャルテスト第1回 | 通称達人検定(^^) | 2005/02/03 |
イカガワシイナー委員会?補足編 | S○Jは資格開発&証明書発行団体だったのか? | 2005/01/30 |
イカガワシイナー委員会? | なんのこっちゃと思ったら新たな資格だった(笑) | 2005/01/26 |
本音で滑ろう | 本音で滑って思いっきり疲れよう!!(^^; | 2005/01/22 |
離煙? | さよならハイライトマイルド! | 2005/01/17 |
雪タップリのゲレンデ | スデニ粉雪ジャ無くなってました・・・・シクシク | 2005/01/14 |
2005/01/12 | ||
初滑り | ヤッパ 外向外傾外足荷重+ヒネリ方式 はイイワ〜! | 2005/01/07 |
ダブルスタンダード | 不可解なオカルト理論の謎が解けてきたカモ | 2005/01/05 |
怪しい指導員の見分け方 | 騙されるな!(^^) | 2005/01/02 |
コンポラ滑り 2005/03/19 photo by Mr.Nakamura 今では珍しい ところで・・・・ コンポラ滑りっつーのはこんなもんっすか?キョージュ 傾き具合はこんなもんすか?キョージュ 軸関係はドーっすか?キョージュ ショルダーファーストっつーのはこんな感じっすか?キョージュ 抵抗Nxの後退具合はこんなもんすか?キョージュ 脚がゴキブレないんっすが、まずいっすか?キョージュ お腰の辺りが シェーレンになっちゃうんすが、まずいっすか?キョージュ 板のタワミ具合よりターン弧が大きくなっちゃうのはどーしてっすか?キョージュ トップコントロールっつーのを野郎と思って、キョージュの仰るヨーに、 絶対水平面はもとより、相対水平面に対しても角付けを立ててるつもりですが〜、 内側(山側)への落下エネルギーはコレッポッチも感じないっすけど〜キョージュ 内脚消えてないからまだ角付け足りないっつーこんですか?キョージュ 滑っている最中顔がニヤケちゃうっつーのはマズイっすか?キョージュ ところで先日の第42回全日本スキー欺術選手権大会の結果が某連盟のホームページに載っていた。 確かに日本人女子には間違いない(と思う)けど、これって日本で行われる日本人だけの大会だった筈じゃなかったっけ、誰か外人出てた?・・・・ヴォケカマすのもたいがいにしたら如何でしょうか。 「○村聖○選手が大逆転の末に優勝し、日本人初の4連覇」っていう見出しは、ヤッパ あまりにもトホホな感じがします。 この辺りがマサシク、「欺術選」とか「イカガワシーナー」と書きたくなる所以でもあります。 欺術選その4 2005/03/18 八方尾根での開催は今年で最後になるというので、ナント3回も見に行った。選手達は皆うまかった・・・・というかシドーインだから当たり前だけどね。 どの位上手かったかはイカガワシーナーの皆さんが点数(100点満点の減点法らしい、「ホー」なんちゃって^^)で評価しているから、減点の少ない人が上手かったってことになるんだろうけど、このイカガワシイナーの皆さんと、上手なギャラリー達(ちなみにS○Jが公認したB級やA級検定員でんがな^^)との間には、評価にけっこう大きな差が出来ちゃってることもあって、 つか、ドメスティックで特殊な大会であり、その結果が狂逝く本部の嗜好(指向)を示しているのは理解していても、この選手権が選手に何を求めているのか、その基準が明確でないし、全てにおいて焦点がぼやけているから、醒めた目で見ればこの競技?って一体何って感じがする。 レーシングでもなく、フリースタイルのモーグルやエアリアルのようなエンタテイメントでもなく、滑っている人達は間違いなく上手なのに、DJというかMCが一生懸命盛り上げようとすればするほど、シラケると言うか釈然としない競技。 ギャラリーや関係者の多くは真面目な面持ちで静かに観戦していて、中には 前回の勝者は、大会前のインタビューで、良い滑りとは「スキーの抜けや走りが良くて、スピードがつながっていく滑り」だと言っていた。チャンピオンが言うのだからきっとそうなんだと思う、そしてそういう滑りが出来る人が速く滑られ、且つ高得点を得られるのだろう。 しかし解せないのは、このドメスティックコンテストでどんなに良い滑りをしたとしても、それはワールドカップクラスのレースでは全く通用しないという事実なのだ。 元来スキーとは、野山に積もったあるがままの雪の上(中^^)を、自由自在に翔け回って遊ぶもの(その昔は実用)だと思っているから、オレが求めているのは、本人はもとより他人にも危害を及ぼす恐れのあるレーサーの真似事(哀れでミジメすぎるゼッ)でも、ましてや見せびらかしのエンタテイメントでも無い。 運動能力に特別秀でている訳では無いごく普通の人々が、スキーという道具を使って、ありとあらゆる斜面で、如何に自由に、それこそ思うがままに振舞えるか?それを実現する為の普遍的でより効果的(効率的)な技法とは何か?を知りたいだけなのだ。 誤解を恐れずに書けば、レースやエンタテイメントはあくまで特殊なカテゴリーであって、用意されるバーンも特殊であり、一般のスキー好きの主流にはなり得ない。 何故かを具体的な数字で示しておこう。 アルペンレースでは、SAJの競技者として登録されるポイント取得者は、2004年8月現在、一番多いと思われるGSLで3815名、欺術選に参加するだろう指導員、準指導員を合わせて5万人程度、その他フリースタイル関係を含めても、いわゆるコア層はたかが知れている。 そしてそれらが全スキーヤーの中に占める割合は、10年前には1700万人だったスキー人口が700万人に減ったと言われている現在でも、たったの0.7パーセントでしかないのだ。 コアなスキーヤーを除き、上級者が羨望の眼差しで見られる時代はとうの昔に終わっているにもかかわらず、この極めて特殊な部分を占めるスキーヤー達の意味不明な技術論や行動や、部分的であれスキー場の占拠という身近で起こす暴挙が、99.3パーセントの実質スキー関連産業を支えているスキーヤー達に、混乱や劣等感や不快感を与える可能性があることに、狂逝く本部は思いを至らせるべきだろう。 そしてそれが、ここ10年の間にスキーヤーを年平均100万人ずつ減らしてきたという事実と、何らかの関係があるのかもしれないということにもだ。 今回の欺術選で「ナチュラルバーン使用」という当然過ぎる方針は、特殊な環境を作らずにごく普通のスキーヤーが愉しむゲレンデで行うことによって、狂逝く本部が本来目指すべきは99.3%のスキーヤーに向けてのものだったということを再認識し、そしてそれこそがレーシングとエンタテイメントのハザマで屈折し切った心理状態からの脱却と、その存在理由を示せる絶好のチャンスだったのだ。 しか〜し、実際は気温上昇でコンディションが悪化したとの理由から、全てのバーンに整備の手が入れられた。 ブッチャケ・・・・、もしこのコンテスト(^^)に何らかの意味があるとしたら、グチャグチャの悪コンディションこそ技の見せ所だし、例え低速であっても、スキーヤーの素の技量が露呈するから、技術選にとっては願っても無い条件が整ったのだと思う。そしてそこをどうこなすかが、元来99.3%を占める我々が最も知りたかったスキー技術ではなかったのか?。 整備された緩斜面でないと滑られないスキーヤーを大量生産してきたS○J教育本部が、ナチュラルバーンに目を向けたことで、ようやくこの不可解だった欺術選にそれなりの意味を見出せると思ったら、案の定救い様の無いアフォがそれを台無しにしてしまった。しかもスノーセメントまで投入する念の入れようだ。 レギュレーションはおろか、ポリシーなんか全く存在しない行き当たりバッタリの このコンテストの勝者は、例によって99.3%のスキーヤーには全く理解不能且つ意味不明な技術論をカマして勝因の解説とするだろう、そしてそれは常に自分は99.3%の手が届かない高みにいることを、露骨にほのめかす(^^)為に使われるのだ。 ただのシドーインがだよ・・・・・おしまい(^^) 禁煙2ヶ月 2005/03/15 ハイライトマイルドが無くなってから早いものでもう2ヶ月が過ぎた。 愛煙家の前でも、どこからか煙が漂ってきても、吸いたいと思うことは少なくなったが、煙が嫌いになるところまでは至っていない。 禁煙の期間が3ヶ月とか1年を過ぎても、再び愛煙家に戻る例を聞いているから、時々「オレもそうなるんだろうか?」と思うことはある。 もっとも自分の場合は40年近く吸い続けたタバコを止めるなんて夢にも思っていなかったし、タバコ=ハイライトマイルドだった自分にとっては、単にタバコが消滅した状況になってしまっただけだから、結局無いものは吸えないという訳。だから無理やり禁煙生活に入った人より諦めも早いし、ニコチン渇望の苦しさは軽いのかもしれない。 しかしそうは言っても40年の間培われた(^^)喫煙の習慣をそう簡単に変えられるものではない訳で、「一服」の時間は1日に30〜40回も律儀にやってくるから、これをドーやり過ごすかが、ニコチン切れの苦しさ以上に、実はとても厄介な問題なのだ。 未だにタバコの魅力には心を揺さぶられるし、吸いたい衝動に駆られたりするから、このままタバコに未練を残しながら生きるのもどうかと思い、73日ぶりに友人のショートホープを思いっきり吸ってみた。 !・・・ドタッ・・・(@@; 未練は霧散した。 舌にタールがべったりくっついて、なかなか取れない気がしてマイッタ。 しかし・・・・いつか再び未練な気分が襲ってくるのかもしれないな(^^; スペシャルオリンピックス 2005/03/14 友人の息子ダイちゃんが、スペシャルオリンピックスのアルペンスキー滑降レースで金メダルを獲得した。 画像提供M下氏 ダイちゃんのお父さんは、Yスキーチームに仲間入りした当時、勝手の分からない私を親切に面倒を見てくれた先輩でもあり、特に親しくお付き合いさせて頂いていたから、ダイちゃんが誕生した時は自分のことのように嬉しかった。 しかしその後、ダイちゃんがダウン症だと知って、正直なところ凄いショックを受けた。 私でさえそうだったから、友人夫婦は思考が停止するほどの不安に襲われただろうし、理不尽な現実に直面して「どうして?」という言葉だけが真っ白になって頭の中を埋め尽くしたに違いない。 夢であって欲しいと願う苦しい眠りの日々は目覚めるたびに夢の残滓などではなかったことを理解し、そして引き受けなければならない現実は他人の気休めの言葉など全てが空々しく虚しく、何の慰めにもならなかっただろうことはよく分かる。何故なら私にも知的障害に加え全盲の妹がいるからだ。 妹に向けられる無遠慮な視線はヘドが出るほど経験しているから、ただでさえ子供の将来に不安を抱えながら、この視線に晒される生活がどんなものかは、自分はマシだと思っている人間にはまず理解出来ないだろう。 障害を持つものやその家族を取り巻く環境は、例えカタチだけであったとしても、かつてに較べれば驚くほど改善されてきた。 しかし、安全な場所から奇異なものを観察するような目つきは、人間の根源的ないやらしさを象徴しているし、締まりの無い口元と相俟って、それがバカズラを構成する重要なアイテムとなっていることに気付かない○゛バー達は、残念ながら相変わらず健在だ。 ダイちゃんとはじめて会ったのは彼が3歳頃だったと思う。 友人宅にお邪魔した朝、夫妻が出かけた後、私が着替えさせて夫妻の仕事場までダッコして行ったのだが、重めのマシュマロを抱えたような、軟らかくて頼り無いダイちゃんの体の感触と感想は今でも忘れない。「この子は歩けるようになるんだろうか?」 早いものでそれから20余年、両親の人柄がそうさせたのだろう、ダイちゃんの周りには優しい人々が集い、温かい眼差しにかこまれて立派に成長した。けっして順調だったとは思わないが、地道な努力がSOで実を結んだ。 これで両親の心配や問題が解決した訳では無いし、これからのダイちゃんの生活にさほどの変化が現れるとも思わないが、百分の数秒差でゴールドメダルをもぎ取った事実は、自信と共に、この世に生を受け24年生きてきた意味を知ることになっただろう。 そしてその先にも、相変わらず夢と希望はあり、人生とは価値あるものだという確かな手応えを掴んだのではないかと思う。ダイちゃんの笑顔がそれを証明している。オメデトウ!! 欺術選その3 2005/03/13 はじめてジャンプ台の決勝を見に行った。 丸山貴雄君は上手かった。 決勝に残るだけあって皆うまかったが、彼だけは突出して印象に残った。 湿った新雪がハードパックされていたから、引っかかり易いコンディションだったと思うが、板を従えてと言うか、板を引き回しているというか、完全にコントロール下に置いた滑りは見事だった。多分他の誰もその真似は出来ないだろう。 彼は八方尾根スキースクール所属ということもあり、久々にスカッとした気分にさせてもらった。 欺術選その2 2005/03/11 昨年もご一緒した、I県連現役欺術員と元欺術員のM上氏に同行して見に行って来た←暇だね〜(^^)。 昨年同様アーデモナイコーデモナイと言いながら観戦?するのは楽しかったが、周りに居た 前出のSJ誌で取り上げられたチョメーな「チャンピオン候補達」の内、何人かの滑りは偶然昨年も見ていたから、それが彼らのコメント通り、進化の方向に変化しているか、多少興味があった。 結論は、上手さは相変わらずだったし、技法も、当人と識別出来るニュアンスも「全く変化無し」と、ボンクラジジーには見えてしまった。これは他の参加者も同様で、怪場の雰囲気も昨年と何の変化も感じられなかった。 しかし選手権が終わり、勝者や上位入賞者が決まれば、当然「好成績の原因について」等々、彼らへのインタビューはあるだろうし、そしてその回答は「ナチュラルバーンに適応した滑り方に変えたから云々・・・」とか、「荒れた斜面では軸を倒し過ぎないように注意した」とか、「外足の荷重配分を見直した(増やした)」とか「・・・・云々」とか「みたいな」←(語尾上げでヨロシク(^^))、もっともらしいコメントとなって雑誌に掲載され、例によって真面目な読者を惑わすんだろうな。 昨年だって全体の流れを客観的に観察すれば、大股開きであっても「外向外傾外足荷重」をベースにしていたし、ターンマキシマムでのネジレ開放に因って、次の谷回りを誘発(始動)していたではないか。今年もなんら変らない。 整地の大回り種目では、中回りか小回りと言って良いほど、皆さん妙にターン弧が浅くて小さかった。 スタート直後、コーフンのあまり?、喰らう珍愚スタイルをとって、意味不明な程速度を上げちゃうもんだから、ズレが少ないだけに山回り部分での荷重増加に耐えられず、早い時期に切り返えさざるを得なかったからだろう。大回りなんだから、もう少し「ギュイ〜〜ン」と回り込んでくる部分を見せて欲しかったな。 速度が速くなりすぎて、ゴールで止まり切れずにスポンジバリアに激突するシドーインもけっこう居た。 いつものことながら、この無駄に高い速度には疑問を感じるし、そんなに高速で滑りたければ、参加するカテゴリーを間違えているんじゃないのか?と思う。 つまり、レーシングシーンからドロップアウトしてきた選手達によって不必要に欺術選の速度が引き上げられ、それが一般ゲレンデでの滑走速度にも影響しているとしたら、彼らは再びその世界に戻るべきだし、その方が余程納得いくジャッジが得られるだろう。 これは主催側のイカガワシーナーにも問題がある訳で、丁寧に滑らかな弧を描く選手より、高速でハデにカッ飛んでくる方が高得点なら、選手は自ずとその方向に向かうし、そうした受けを狙えば、当然リスキーな滑りになるから、これが一般スキーシーンにどんなデメリットをもたらすのか、教育本部は良く考えてほしいものだ。 高速域でのコントロールや板のアバレを押さえる能力は、上手さを判断する一つの材料になるかもしれないが、もっと低速でも技量を量ることは出来る筈だし、それが今回のナチュラルバーンを採用した理由ではなかったのか?。 しかし現実は条件の均一化との理由から整備の手が加えられて、その趣旨からは大きく外れていると感じた。 で・・・「変化した第42回欺術選」・・・・・強いて言えば 「大山鳴動してねずみ一匹」であったり、滑り方に関しては ゴキブリがコモドオオトカゲに変ったか?程度。 勿論大きさではなくてその動作が・・・(−−; M上氏は最近までこの選手権のジャッジをしていて、Kダ氏だってI県連現役欺術員だから、彼らが見る目も興味深かったし、実際のジャッジとの差も実に(^^)興味深いものだった。 競技の合間には例によって、MCと解説者の掛け合い漫才があるのだが、相方の元チョメーデモのコメントは正直で好感がもてるものだった(笑)。 MCの、「ジャッジによって点数に差が出るのは?」の質問に、「ターンの大きさをどう見るかで違う」とか「無名の選手はいい滑りをしても得点は低め」とか「ジャッジには、いい滑りをしたら無名選手でも高得点を与える勇気が欲しい」とか・・・その他失笑物の謎回答シコタマ。 ターン数に関しては4とか6回と規制すれば、今よりマシになると思うんだけど(^^)、そう出来ない理由があるからか、種目はいっぱいあるけど、「今何の種目?」と思わず誰かに訊いてしまうほど、何だかサッパリわからない滑り方になっている。 感の鋭い賢明な毒者の皆様は、漫才のこの部分だけで、欺術選とはどういうものかを敏感に感じ取って頂けたに違いない(^^)。 マー、「いい滑り」とは何か?が問題だから、MCはそれを訊いているんだけどね(^^) 某国首相が靖国参拝関連の質問をされて、「適切に判断したい」とかなんとか言っていたけれど、その「適切」が知りたい訳で、どこの世界でも、スッキリと納得出来る回答を得るのは、なかなか難しいようだ。 何故「欺術選」と書くのか・・・ 「外向、外傾、外足荷重」を滑りのベースにしていながら、「内向、内傾、内足荷重」しかも「内脚主導」と言って憚らない選手が、昨年は覇者となっているからだ。 真面目に取り組もうとしている一般スキーヤーを、これ程欺く行為は無いし、ターンマキシマムで目一杯荷重が掛かる状況では、左右の脚への荷量配分は必然的に50/50になるだろうし、それを超えて内脚に掛かることは絶対に有りえない。もしそうなったとしたら、それはピークを超えたか破綻した時だ。 それでも相変わらず「内脚主導」と言い張る机上派勢力によって、来シーズンは、マッタリとしたチャールストンから繰り出される、コモドオオトカゲスタイルの技法がトレンデーになるか、あるいはナチュラルバーン使用によって勇気づけられた実践派勢力が、オーソドックススタイルの優位性を主張し切れるか、いずれにしても後2日を残す今回の結果が、これからのスキーシーンの方向を決めていくことになるのだろう。 なんだかんだ言ってもこの「欺術選」は日本独自のスキー文化になりつつある(なった?)ような気がするし、それはメッカ巡礼にも通じる宗教的行為のような気がしてきた。 だから大切な行事の最中(競技中)にチャチャを入れるような我々は、不謹慎極まりないと言う訳だろう、熱心な信者のオバサマに睨まれてしまったゼ(^^;。 この大会が一般スキーヤーに与える影響がとても大きいことを、メーカー側も良く理解していて、その取り組みは国内で行われるFISの国際レースなんかお呼びで無いほどの熱の入れ様だし、会場入り口にはテント村が出現したりして大会の雰囲気を盛り上げている。 だからこそ正常進化して欲しいと思う狂この語呂。 欺術選が始まった 2005/03/09 改めて言うまでも無いが、各地の予選を通過してこの欺術選に参加する選手達は、イワユル普通のスキーヤーに較べると圧倒的にウマイ。そしてその上手さは全員遜色無しと言って良い位だし、これはスキーなんか知らない人が見ても容易にわかる筈。 しかしどうしてウマいと感じるのか、又それがどこから来るのか、客観的且つ具体的に説明せよといわれても、残念ながら私のようなボンクラには分からないが、そうした選手達の滑りを観るのは刺激にもなるから、欺術選は一見の価値があると思う。 この日の為に練習を重ねてきた選手達には、力を出し切って頑張って欲しいと言いたい所だが、上手いスキーヤーを選ぶ選手権にしては、いつものことながら上手さの定義(そんなものあるのか?)が曖昧なのが気になるし、選手にしてみれば曖昧だから頑張りようが無いともいえる。 つまりタイムを詰めるとか、悪条件を破綻無く滑り切るとか、誰にでも分かり易いテーマが提示されていないからだ。 しかし例え曖昧であっても、この欺術選に参加出来るだけの技量を身に付けた選手達は、それこそ基本技術は完全にマスターしている筈で、それは本人の自覚の有無にかかわらず「外向、外傾、外足荷重」をベースに構築されたものに違いない。 そしてその基本を踏まえているからこそ「内向、内傾、内主導」に見える滑りの演技も出来ると言う訳だから、はなっから「内向、内傾、内主導」を真に受けて練習していた人達は、間違ってもこの舞台には立てないだろうな。 今年は私のリクエストが採用されたとは思わないが(笑)、ナチュラルバーンの設定が多くなったらしいから、昨年までの非現実的な完璧に整備されたバーンに較べると、滑り難くなるのは確か。 となると、妙な小細工は通用しなくなる訳で、結局基本通りの「外向、外傾、外足荷重」をベースにした滑りにならざるをえないだろう。 で・・・先日のSJ誌4月号に、八方のオリジナルテスト「達人名人」が取り上げられていて、私もチラッと露出していたこともあり、親切な方がわざわざ送ってくれた。私はトーゼン立ち読み(^^; 贈って頂いたスキー雑誌を久々にジックリ読んでみた。共感出来たのは勿論八方のオリジナルテスト「達人名人」の部分(^^)と、三浦雄一郎氏のインタビュー記事。後は例によって意味不明。 その中で今回の欺術選に参加するにあたって、チョメーな「チャンピオン候補が描く構図」というインタビュー記事があったので読んでみた。 どういう滑りが良いのかは相変わらず不明だから、彼らのコメントも勿論意味不明。 今回からナチュラルバーン使用ということで、 「あらゆる条件の斜面に対応できる技術の高さと幅広さが求められる」とか 「トップレベルの選手達は状況対応という意味において、選手の滑りが急速に進化する可能性云々・・・」とか 相変わらずのアフォらしいコメント。 この欺術選の上位の選手はそんな程度のことは、とうの昔にクリアしていて、抜群の技量を持ったスキーヤーだと思っていたが、 「今まではそうじゃなかったのか?(・・;」との疑問に、チョメーな「チャンピオン候補達」が丁寧に答えていた(笑)。 大抵の選手は 「昨年と滑りを変えた」 ええ〜!その滑りが素敵だからファンだったのにイ〜(;;) 「滑りの完成度はまだ○割程度」 そんな程度でも出場できるんですか〜?いつ完成するんすか〜? 「○○とはまったく違うイメージの滑りをして彼の3連覇を止めたい」 全く違っちゃうと、ますます止められなくなる感じがするんっすけど〜。 「順調な仕上がり」 ソーですか?順調とはどういう状態っすか〜 昨年の女性覇者Mさんのコメントは特にふるっていて、 「昨年は内容的なものに全然満足出来ていなかった」のだそうだ。 ・・・・にもかかわらず覇者かよ(ーー; 具体的には「昨年は内脚に乗りきれていなかったのでターン中のバランスが悪かった」らしいが、今年は「切り返しからターン前半にかけて内脚に乗れるようになってきたのでバランスが良くなってきた」だと。 あんたショーキでそんなこと述べてるんッスか〜(怒) 欺術選のチャンピオン候補達に、去年までオレ達が「ウマイ!」と信じていた滑りをコロコロ変えられたら、普通の(指導員も含め)スキーヤーは、これから一体何を信じて生きていけばいいんっすか〜????・・・・ヴォケッ。 っとマーこんなところ。 八○尾根SS所属の選手も居たから、彼らには「スキーの基本である外向・外傾・外足荷重の重要性をアピールしていきたいです」ぐらいのことを言って欲しかったな(笑)。 「斜滑考」で再三指摘していたからか(んなことは無いと思うけど(笑))、今シーズンの欺術選は多少マシになったみたいだ。 悪雪では無かったが、ナチュラルバーンになったり、使用出来る板が3台(以下?)に制限されたり、・・・(本当は1台が理想だけどね)。レーシングスーツの使用禁止。・・・・禁止されなければ使うヤツもどうかしているけど、こんなことを競技規則に載せなければならない指導員主体の欺術選って何なんだろう。・・・・と、マー注文はあるけど、けっこう改善されてきたことだ。 しかし滑りの中身については益々疑問が深まる今日この頃。 ところで、このジャッジをするのはイカガワシーナーの皆さんらしい。 どういう滑りが僕らが上手いと確信し、信頼するに値する滑りかの基準を是非明確に示して頂きたいし、それが「適度な外向・外傾と的確なひねり操作、適度な外足荷重による、雪質や斜度に影響されない、安定したSHARP(笑)な滑り」であって欲しいもんです。 まだまだ無理っすか〜?(^^; SAJカイチョーとオリムピック 2005/03/06 思っていた通りの展開になって来た。 SAJ前会長が逮捕され、長野オリンピック女子モーグル競技の金メダリスト、里谷選手が不祥事を起こした。 しかしこんなことは関係者の間では別に驚くに値しないし、むしろ今まで発覚しなかったのが不思議な位のものだろう。 知ったかぶりのテレビ司会者は、逮捕されたT氏がSAJの会長だったから、ワールドカップもオリンピックも招致出来たのだとホザいていた。確かにそうかもしれないが、しかしそれは「ワールドカップやオリンピックを開催することが是とか正義」というスタンスでの話だ。 世の中には便利な言葉があって、その前では大多数の人々が沈黙してしまうから、それらを使った詐欺的行為は後を絶たないし、下心ある偽善者にとっても極上のツールとなり得る。 例えば・・・・・正義とは次のような言葉の後に「・・・の為」と加えると分かりやすい(^^) 人権 安全 治水 治山 福祉 友好 発展 民主化 平等 自然保護 健康 平和 ・ ・ ・ ・ 他にもシコタマ・・・・「オリンピック開催」とか「オリンピックの成功」とかもトーゼン混じっている。 私は98年長野冬季オリンピックには反対の立場をとっていたから、反正義=悪人だった。 しかし、オリンピック精神やオリンピック自体を否定するもので無いのは当然だし、実際開催が決定してからは一村民として積極的に協力したのは言うまでもない。 しかしその開催は住民生活に大きな影響を与える訳だし、良きにつけ悪しきにつけいろんな意味で何らかの変化はある筈で、それを思った時、こと長野98年に関しては悲観的にならざるをえなかった。 何故かは微妙な問題を含んでいるし、とても書き切れるものではないのでやめておくが、チョー(^^)簡単に言ってしまえば、オリンピックを受け入れる社会の成熟度が、物事の価値の殆ど全てを金銭に換算しないと理解出来ないレベルに留まっていると感じたからだ。 タテマエはともかくとして、オリンピック招致理由の大半が経済への波及効果であり、実際思いっきり前面に出ていたから、公共(爆笑)投資は当然としても、それを真に受けた危険な設備投資は個人レベルでも行われた。 例えば・・・・スキー場の総面積を一人当たりのスキーヤーが快適に楽しめる広さで割れば、適正人数は簡単に割り出せる。そして宿のキャパがその数倍になれば、どういう事態を招くかは推して知るべしだし、結果は既に周知の通り。 冬季オリンピックが長野で開催されることになったとしたら、アルペンレースの会場は当然日本屈指のアルペンスキーリゾート「八方尾根」をおいて他に無いと、関係者の誰もが信じて疑わなかったのだが、ナント!ジャンプ競技の会場になってしまった。 唖然としたのは私だけではなかった筈だし、開いた口が塞がらなかったのを今でも鮮明に覚えている。 志賀高原がアルペンレースの会場となると聞いて不可解に思ったのは、あそこでスピード系競技が出来るのだろうか?ということだった。常識的には標高差がFISのレギュレーションを満たせないと見るのが順当だろう。 招致活動中は全てのアルペン種目を志賀高原で行うとしていたにもかかわらず、開催地が長野に決定した途端、案の定スピード系種目は八方尾根スキー場に変更された。 良識ある競技関係者は、志賀高原でのスピード系種目開催には、はなっから無理があることを知っていたから、全てのアルペン種目は八方尾根で行うべきだと思っていたが、SAJ会長がオーナーのホテルが焼額にある以上、タイコ持ちや茶坊主達にしてみれば、何が何でも志賀高原で行う必要があった。 競技会場がスピード系競技に不向きとなれば、志賀高原でのアルペンレース開催は無くなるし、そうなればタイコ持ちや茶坊主達の出世の道が閉ざされる訳だから、現場を視察したFIS関係者にOKを出してもらうために、ナリフリ構わぬ手段を講じただろうことは想像に難くない・・・・笑止。 どっちでも良い・・・・と言えば語弊があるが、スキー場と名の付く所なら大抵開催が可能なGSとSL競技だけの為に、志賀高原への・・・というよりPホテルまでのアクセス道路改修に、莫大な税金が投入されることとなった。この手法はS部の常套手段とは言え、タックスペイヤーには大きな負担を強いることになるのだ。 オリンピック後、多くの住民が「こんな筈じゃなかった」という様なことを口にしていたが、今ではその気力も失せたみたいで無口になった。 招致活動費の使途は相変わらず闇の中(間違っても明細なんかゲロ出来ないのだ^^)だし、シコタマ美味しい思いをした関係者は痴呆のフリしているし、方々で観光資源ともなり得る貴重な自然や景観が破壊されたし、会場となった箱物達は莫大な管理費を食い続けているし・・・・全ては「こんな筈」のために仕組まれていたのだよ、チャンチャン。 オリンピックは酸いも甘いもしょっぱいも苦いも辛いも・・・・(^^)知り尽くした、清濁併せ呑んでもぜんぜんヘーキダゼ〜と、どちらかといえば成熟した大人の社会か、発展(笑)の緒についた国が受け入れるものだと思うな(^^)・・・その点ナガノはあまりにもウブだったな・・・・残念! シニアパワー 2005/03/01 ヤマハスキーチームでご一緒させて頂いてから、30数年来のスキー仲間でもあり、友人の村上氏が主宰するスノウプラウスキーファミリーの皆様にお越し頂いた。 チューンナップショップ「スノウプラウ」を経営する傍ら、積極的にスキーの普及に努めており、その一環としてのスキー教室だった。 今回はシニアを対象にしたレッスンで、氏の人柄を反映してか、参加者全員「ナイセストピープルオンザスキー」(^^)と言った所。 コーチは村上氏と加藤氏の二人だったのだが、中日には私も乱入して楽しい時間を過ごさせて頂いた。 村上氏はかつてナショナルデモンストレーターでもあり、インターシー(世界スキー指導者会議)代表だっただけに、その技量は推して知るべし。58歳の今も円熟味を増しさえすれ、衰えなど微塵も感じさせなかったのは当然として、驚かされたのは加藤コーチの滑りだった。 向かって左から加藤コーチ、村上氏 68歳と聞いていたから、それなりに枯れていると思っていたのだが、切れ味鋭い力感漲るスキーからは、とても年齢を想像することは難しい。 決して大袈裟ではなく、20代かせいぜい30代前半の若者で、しかもアグレッシブな部類に入るスキーヤーに見えたから、これには長年スキーをやってきて、少々のことでは驚かなくなっていた私も唖然とした・・・・と言うより戦意喪失に近い気分か?(^^;。 氏は48歳で本格的にスキーを始め、63歳にしてSAJ準指導員の資格を取得したそうなのだが、そんなものは遥かに超越した境地に踏み込んでいたのは言うまでも無いし、実際70歳目前のジ○ー(^^)がこんな風に若々しく滑られるものだろうか?と俄かには信じ難い光景だった。 特にターン切り返し時の反応の速さが、そうした印象をより強いものにしている。 滑りは現在のスキーシーンを反映したup to date styleで、加藤コーチに較べれば、私は典型的なオールドファッションドラブソング(^^)。 「どうしてこういうスタイルの滑りをするんですか?」と尋ねたところ、「多くの生徒さんはカービングターンを要望しているから」ということだった。 このアンビリーバボースキーヤーをご覧になりたければ、村上氏が撮影したその時のビデオがアルピーヌにあります。そして頑なに従来の技法を守っている私の滑りも(^^; ところでこの「ナイセストピープルズ」は、殆どの方が60歳後半、中には70代の方もいらっしゃって、ベテランの方は勿論、スキーを始めて2〜3シーズンという方も、全員その滑りからは喜々とした気分が伝わってきた。 若者には感じられない肝っ玉が据わっていると言うか、フッ切れているというか、時折見せる鬼気迫る滑りは、人生とより濃密な時間を持とうとしているかのようで、それだけに雑念とは無縁の純粋なスキーを愉しんでいるように見えた。 数年前、自分のスキーにすっかり自信を無くしていた時期があったから、この「ナイセストピープルズ」とご一緒できて、改めてモチベーションを取り戻せた気がする。 屋根雪降ろし 2005/02/19 暖冬の長期予報だったにもかかわらず、襲来する寒波の度に空から落ちてくる凄い量の雪は、冬の風情というか情緒などというレベルを完全に突き抜けていて、実にエキサイティングだ(^^)。 雪は投雪機の除雪ペースを追い越し、絶望的な速さで積もっていく(−−;。 朝駐車場に60cm程積もっていて、それを除雪し終わったと思っても、最初に除雪した部分には再び20cmは積もっていると言ったあんばい。 もう一度除雪するのは後30cm位積もってから(合計50cm)にすれば効率は良いのだが、シャコタンでなくても車が入れないから20cmでも除雪する・・・とその間に今度は30cm積もる・・・。 例えば・・・・・モーターサイクリスト専用ガレージ↓は、この量の雪をそのままにしておくと屋根が潰れる恐れがあるから雪を降ろす。 暫くすると再び積もるから又降ろす。 すると又積もる・・・・これを繰り返すと 夏場は芝生の庭も雪のテンコモリになってしまう。 この屋根雪を降ろすのにはスコップ(ショベル)の5〜6倍の面積がある「スノーダンプ」という道具を使う。 梯子を架け、これを持って屋根に登るのだが、普段は積雪が4〜50cmになったら降ろすのに、今年は1mを超えることもあった。 で・・・何時ものように片手にスノーダンプを持って登り、屋根の上に勢いをつけて放り上げようとしたら、積雪が厚すぎて一発で上手く載せられなかった。 それなりの大きさと重量のある物だから、予想通りの展開にならなければ当然「アセル(・・;」訳で、しかも落ちてくるスノーダンプを支えようとして既にバランスを崩しているから、スノーダンプはもとより自分も確実に梯子から落ちると理解するハメになる。 落ちるのは仕方ないとしても、そのままだと先に落ちたスノーダンプの上に落下するのは明白だから、最終的ダメージが最小限になるにはドーするかを考える。 1)スノーダンプからなるべく離れた場所に落ちること。 2)足や手や頭等の投影面積が狭い部分から落ちると、1mの積雪があっても某かの衝撃を受けるので、身体を最大限広く使うこと(笑) 咄嗟に梯子を手と足で突き飛ばし、空中で身体を捻って背中から雪の上に落ちた・・・・のだが、柔らかな雪に架けた梯子は簡単に動いて暖簾に腕押し状態(汗)。 それでも多少落下位置が変って、真横には一瞬間先に落ちたスノーダンプがあり、それと並行に自分の体があった。フカフカの雪はまるで羽毛布団のようだ。 運が良かったのは言うまでも無いが、何もせずに落ちたらスノーダンプを構成しているパイプやブレードに直撃して、無事では済まなかったかもしれない。 スキーをやっていて多少なりとも判断力や瞬発力が培われていたおかげだろう。でなければただのモ○ロクしたジ○ーが屋根から落ちてケガをしたというありふれた話でオシマイになるところだ。 力づくでスキーを振り回し、転倒しまくって遊んでいるうちに何かを掴んでいたみたいで、書けば長いけど、実際1秒あったかどうかと思われる短時間に判断し、最善と思われる行動が出来たことは自分でも驚いたし、これは絶対スキーの効能以外考えられない。つくづくスキーをやっていて良かったと思う今日この頃(^^; 但し、最近のスイヘーメン理論的スキーではこういう効能は期待出来ない。捻りも使えず、ただ ボヘーっとスノーダンプの内側に落下するのを待つ(笑) だけだからだ。 スペシャルテスト2回目 2005/02/15 写真は朝一の名木山ジャンプ台斜面。 ちょっと早めにスクールに向かったら、ナントジャンプ台跡に正真正銘のバージンスノーが残されているではないか。 時計を見ると2本は滑られそうだったので躊躇無くリフトに向かう。 ここの積雪は30cm程度と物足りなかったものの、久々のノートラック斜面に8の字を描けたのはラッキーだった。朝からじつに気分がイイ(^^)。 それにしてもこんなに美味しい斜面をどうして皆滑らないんだろう・・・遠慮か?(^^; 前日の降雪は昨日のスペシャルテストにはおあつらえ向きのコンディションを提供してくれていて、グラードが理不尽に規制されていたことを除けば、十分な深さの新雪と荒れ具合の中で行うことができた。 不覚にも(^^)板がリリースする転倒を2回喫したが、参加者も前転2連続や横転2〜3連続で、滑り応えは勿論見応えもタップリの愉快な4時間だった。 下層の硬いコブが新雪でカモフラージュされた厳しい状況だったから、強引に乗り切ろうとすると前転や横転を喰らうのはやむを得ないのカモしれないが、でも外足荷重意識とアンティシペイションのツボさえ押さえておけば、けっこう 上手くこなすことが出来る。 天候にも恵まれ、兎に角今までで一番楽しく遊べた気がする検定だった。 参加者は謀らずも前回同様11名で、結果は達人認定者は男女1名ずつ、 名人は1人だったが、そんなことより受検者も検定員も難しい斜面を持てる力を出し切って滑っているから、検定中と言えども次のバーンに向かう束の間、つい下の写真のような和やかな雰囲気になる。 普通受検者が検定中に「イェイッ」なんてピースサインするかい(−−;・・・・でもビブNo5氏は表情硬いか・・・・残念!(^^; S○Jのオカルト理論に毒された内足シュドーオタクからすれば、より困難と思われる斜面を選んで滑るスペシャルテストは、「オー馬鹿メ」というところだろうが、我々にしてみれば「オーバーカム」(^^)。 今回は黒菱からスカイライン、北尾根第3、新コース、咲花ゲレンデまでを全員一斉にノンストップで滑り、その様子を拝見させて頂くという試みをしたのだが、これは長距離を併走できるだけに、受検者の技量をじっくり評価出来るような気がした。 このテストは楽しくて美味しい仕事(^^)には違いないが、最近は仕事着を着て滑る機会が少ないから、タマに着ると滑り方もギコチなくなるみたいで、どうも落ち着かないのがタマにキズ。 ちなみに今日で56歳。どうりで久々に足腰が筋肉痛になった。 次号のスキージャーナル誌にはこのテストの模様が取り上げられるらしいので、是非立ち読みしてください(−−;。 3年目の達人検定(スペシャルテスト) 2005/02/03 (某スキースクールのHPに転載する場合は緑色の部分を削除してください) (離煙後4週間、まだタバコを吸いたいと思う瞬間があるが、喫煙者の煙が気になりだした) この企画もボツにならずに無事3シーズン目を迎え、その1回目が1月23日に行われた。 どこかの団体のように、「スキーの魅力は資格だがね」それも「指導員がえらそうでいいな」と、正直と言うかヴァカと言うか、指導員はスキーの魅力を伝えるのが仕事だということをとうの昔に忘れ、指導資格そのものが魅力だと言っちゃっているから、もう話にもならないのだ。 もっともその資格を取ったところで、教える機会に恵まれる指導員は極めてマレだと思うから無理も無いけどね。 論外の団体とは全く違う視点からこのスペシャルテストは企画された。 検定員と名乗るスクール側は前走者含めて4名。 ちなみにこの4人は名人でも達人でもないが、自分も含め欲しいと思っている人は居る筈で、特にステンレス厚板からレーザーで1品ずつ切り出される認定エンブレムは物凄くカッコイイし、それこそ魅力的。 一応ランクは達人>名人(^^)の順になっているのだが、このクラスになればエンスージャストに変りは無い訳で、正直どちらでも良いと思える。 認定エンブレムは多少デザインが異なるもののランク名は入らない。本人だけ知っていればよいことだし、又知る人ぞ知ると言ったところか? RC30というモーターサイクルのシリアルナンバープレートに刻まれている言葉を参考にすると、スキーでは、 「For those few who can appreciate the finst Snow Sports has to offer.」となる。 「スノー スポーツの粋を知る人」の証としてこのエンブレムを進呈したい。これは最初にスペシャルテストが行われた時の感想。 長年八方尾根でスキーを楽しんできた我々と、いろんなところを一緒に滑って遊び、そしてスゴイヤツを皆で称えようというのが趣旨。 受検者は11名、内女性2名と過去最多。 どんな所をどんなふうに滑るのか不安な方や、既に名人に2回認定されているものの、意地でも達人に認定されたい先刻承知の方等、総勢15名で八方尾根スキー場にくり出した。 前回までと同様、先ずリーゼンスラロームコースをノンストップで軽く流してウオームアップを済ませ、続いてリーゼングラート、黒菱、スカイライン、兎平新コース、パノラマタテッコ、国際、セントラルコース、名木山ジャンプ台の順で滑った。 このスペシャルテストは可能な限り未整備悪雪斜面を使うことが前提で、贅沢を言えば深雪やクラストのテンコモリが理想。 その意味では’03シーズン第一回目のスペシャルテストは、元デモのトライアルが転倒連発で泣きがはいる程タフな斜面状況だった。 それに比べ今回はかなりイージーだったが、それでもタフさという点では綺麗にグルーミングされた斜面とは比較にならない。 当然滑りにくいから、自分の力を出し切らなければならない・・・というか素の技量が曝け出されてしまうから、セコイ小細工や言い訳は通用しないし、ハヤリの○○主導とか○○コントロールなんとかと考えたり、格好を気にしている余裕は無いと思う。 もしゴキぶる(ゴキブリみたいな格好でチョロチョロ滑ること)ことで、厄介なブレーカブルクラストを軽快にこなせるのであればそれもヨシ、力技だろうとなんだろうと技法なんか関係ない(^^)。 10時から始め、昼食抜きで約5時間あっちこっち滑った結果、名人2名、達人2名が認定された。これは前回までと同様、我々検定員は勿論、受検者側の誰もが納得出来るものだったと思う。 しかし、ロスタイム(全員が滑るのを待つ時間やリフト乗車時間)がけっこうあるので、とても八方尾根スキー場を滑り尽くしたとは言い難く、満足出来るまではやはり7〜8時間は必要だろう。 名人の一人はナント64歳。年齢を感じさせない若々しいスキーだった。 過去に2回名人に認定されていて、今回達人に認定された人は、タフな斜面の滑り方をトコトン身に付けたようで、技法はベーレンテヒニークをベースにするもの。この技法は向き変えをゆっくり(これがなかなか難しい^^)行うことさえ出来れば、深雪滑走には極めて有効。しかし万能と言う訳でもない。 検定に使われるだろう悪雪斜面は先刻承知だから、何度となく滑ったに違いないし、そしてこの滑り方もきっと雪に教えられたのだろう。派手さは無いが「粋を知ったスキーヤー」と言える。 もう一人の達人は59歳の女性。 枯れてるね〜、しぶといね〜(^^;ウマイね〜。 1968年グルノーブル冬季五輪のGS/SL/DHL3種目出場の日本代表選手ぢゃないか。もう何も言うまい。 前回(去年)あたりから気が付いていたのだが、ギャラリーが随分多くなってきた。 今回も受検者と同数位で、中には既に名人や達人に認定されている人も居た。 当然同じ場所を滑って移動する訳で、綺麗にグルーミングされた斜面があるのに、わざわざ悪雪に入ってくるのは、名人/達人と言うより奇人/変人の部類か(^^)・・・と言うよりこれが本来のスキーの遊び方だと思うのだが、きっとスペシャルテストとはどんなものか偵察していたのだろう。 とにかくこんな風に「逝ってる」お仲間が増えるのは嬉しいものだし、ワイワイキャーキャー言いながら、いろんな斜面を自由自在に面白おかしく滑って遊ぶ為に技術(技法)があり、それは練習する価値があるのだということも改めて確認した。 たったの5時間程度でも参加者は良い汗をかいたみたいで、認定者は勿論満足でしょうが、認定されなかった方も「楽しかった」と言って下さいました。でも腹の中では「クソッ」と思っているかもしれませんね。だからくやしかったら(^^)次回又悪雪でトコトン一緒に遊びましょう(^^)。 達人/名人は資格ではなく称号だから、何かの役に立つことも得になることも無い。其処に居合わせた大多数のスキーヤーに、心から称賛されたという事実以外は・・・。 イカガワシイナーいいんかい?補足編 2005/01/30 イカガワシイナーいいん検定会で講師がノベたゴタクについて、その解説がS○JのHPにあったので紹介します。 理論(いきなり笑) ○○講師「スキー検定について」 『昨年度スキー検定の改訂が施行され、その理由として様々な背景がある事を話されました。 スキー人口が激減しているこの時世、指導者資格を目指す人口も減少傾向にある。 SAJでは準指導員から指導員への検定受検者の確保が必要。 昨年度の反省点、課題点を意識し、今後の公認スポーツ指導者制度の改訂を見据えた、指導資格への魅力をSAJと共に各都道府県連の意識、指導員検定における単位未取得者へのフォローが大切である旨お話ありました。』 ・・・・・っだそーです。 S○Jに何か期待していた自分はオオバカだったし、他人事のように「スキー人口が激減」と言って憚らない理由もよ〜くわかりました。 こういうT−Noな講師と称するアフォが「わが国におけるスキー界を統括し代表する団体」の中枢部分で訳のわからないゴタクをカマして居る訳ですね(^^) 腫れてイカガワシイナーとして認定された方も、迂闊に嬉しがったりイバったりすると笑われます。あなた方を認定した方々が居るということも含め、上には上があるということです。 行き着く先は会長ってことだと思いますが、金○欲、○誉欲、○欲(ワタナベ・エミさんの証言より)、旺盛な三拍子揃った人物でないと、なかなか快調に登りつめるのは難しいで笑、せいぜい頑張ってくださいね。 あくまで例えば・・・・の話ですが(^^)、この元SAJ(Sexual Appetite of Japan?)会長がエゲツないセクハラを含む何らかの悪事を働いていたとして、それがバレて起訴されることにでもなったら、この会長の名の下に大量にばら撒かれた資格の証明書とか賞状とかはいったいドーなってしまうのだろう? 証明書には幸い「・・・会長」とあるだけだから被害は少ないとは思いますが、賞状等は名前入りですから、犯罪者から頂いたそれらを後生大事に持っているというのも如何なものでセウ。 それでもカタガキ命は放さないンだろうな、これがホントの で、その類のものはないか机を整理していたら数点出てきたので紹介します。 スクールの業務に必要な検定員資格はB級だとか、FISやSAJ公認レースの競技運営の中で、例えば選手のポイント管理にたずさわるとすれば計算委員の資格だとか、何れも仕事上必要にせまられて取得したものであり、他意が無いのは当然。 これらは自分のスキーライフの部分的な資料として、一応保管してあったものですが、現在全て失効している筈です。 左からアルペンコミッティー、B級検定員、指導員の証明書。 思う所あって指導員資格をドブに捨てた(返上した)つもりが、あちら様のご都合(これがマタいろいろあるので面白い)でご丁寧に再発行してくれたもの。 でも未だに「返上取消により」の意味が分かりません。 返上を取り消したということなのか、返上したから取り消したのか、ちなみに返上を取り消した覚えは無い。 いずれにしても、スキーを愉しむ上では全く関係ないし問題も無い訳で、それより運転免許が取り消されたら再発行して欲しいもんです。 問題の名前入りディプロマ。何年か分は捨てたものの、幸い?残っていた一部。 ブラックユーモアで飾ることにしよう(^^) FISワールドカップ富良野大会では、FIS会長マーク・ホドラー氏やS○J会長判素彦氏をさしおいて、単に大会名誉会長にすぎない自分を真ん中に持ってくるところなど、性格がよく表れています。 右2枚(85年と86年)にはFISワールドカップ委員長とS○Jの富良野ワールドカップ実行委員長のサインがありますが、名誉会長の名前を露出させる為のダシなのは言うまでも無いでしょう。 89年(左端)のものはS○J会長に納まっていたらしく、ダシに使われていた他の委員は当然削除され、本当はFIS会長マーク・ホドラー氏だけでよいものを、仲良く2人並んでいます。ロコツですね〜(^^) 勿論このディプロマを制作し、送付して頂いた関係者の方には感謝しています。 つい先頃1級を取得した知人に、「深雪滑りに行こう」と誘ったら、「ボクはそういうとこ嫌いデス」と言われてしまいました。折角1級と認定されたのですから、その技術を実戦で使わないのは勿体無いし、こういう人はめずらしいとは思いますが、次はテクニカルが目標らしいです。 その次は準指導員か指導員、あるいはクラウン、欺術選出場ですか?検定員資格もたくさんあるし、S○Jってところは資格がいっぱいあって、マニアにはたまんないですね〜(^^)。 イカガワシイナー委員会? 2005/01/26 最近出来たものらしいが、S○Jには Examinerと書くんダローな、多分?・・・だから、審査とか調査官のことだと思う。 この委員が何をするのか皆目見当がつかないが、スキー界を正しくリードするべき立場のS○J(マジッスカ〜?)が、最近の教程でも明らかなように、従来の技法を「古くてダサイダサイ」とわめき、スキーの愉しさそっちのけのオカルト理論をでっちあげ、長年培ってきた技法を蔑み否定し、オーソドックスな本当のスキー好き達を疑心暗鬼に陥れ、まともなスキーヤー達からは結局愛想をつかされてしまった。・・・・近隣某国みたいな論調になっちゃたね・・・・マッタク(^^; そうした背景もあって、S○Jの今日逝く本部が関係業界に深刻なダメージを与えているもんだから、凋落の一途を辿るスキーシーンの原因を探り、正常な路線に戻すべく立ち上がった人々の委員会なんだろうと思っていた。 ところがS○Jの資格一覧の説明書きを見たら、そのオシゴトの内容は主に「全日本スキー技術選手権大会」のジャッジをするらしいことが分かった。 何年か前に検定員資格制度を作り、ご丁寧にA、B、Cにランク分けして、それぞれが検定出来る範囲を限定した。 で、A級は一応検定とすれば最高(笑)の技術選をジャッジ出来る資格なのだが、世の中には「資格命」が腐るほど居て、なんのこっちゃない、A級を取っていばりたい連中が増えすぎて、折角の特権A階級(爆笑)のありがたみが希薄になったもんだから、もう一つ上の階級を作ったというだけのことだ。 A級検定員資格を取得して、一度もA級公認検定員が必要な検定に携わることもなく、そのカタガキにすがって威張っていられたのも束の間、マタマタ上の資格が出来ちゃったもんだから、ペーペーのA級は不愉快ダローな(^^) 今度も委員になるには選考試験があるみたいで、受験資格は ◆デモインストレーター(デモンストレーターの誤りか?)の経験があり、A級検定員資格を有するもの ◆専門委員及びブロック技術員で、 A級検定員資格を有するもの ◆A公認スキー学校の主任講師で、A級検定員資格を有するもの ・・・・ということになっていて、勿論カタガキを増やして嬉しがりたい連中が受けるんだろうが、誰でもおいそれと受験する訳にはいかなくなったみたいだ。 これでマタ実技方面はイマイチだけど口だけは達者だとか、あるいは昔はチョメーで今はムメーの、いつまでも威張っていたい憐中の溜まり場が出来た(作った)ってところだろう。 次から次と蛆虫やボーフラのように湧いてくると言う点で、S○Jも役人の天下り先特殊法人大量生産システムと何ら変わらないのだ。 オドロイタことにこの委員長は、ナント!オカルト理論をでっち上げたオタク張本人ではないか・・・・妙にナットク(^^;。 随分以前から反机上派某有力関係者には、悪雪斜面を使うように再三プッシュしていたのだが、今年の欺術選でようやく実現しそうな雰囲気。 悪雪ではないが、未整備斜面(とは言っても普通のゲレンデのこと^^)で行われる可能性が高くなった。 「ナチュラルバーン」という名称になるみたいで、遅きに失した感は否めないものの、これで少しはマシになることを期待したい。 未整備斜面だとオカルト理論は通用しない(演技し難い)場面ばかりになるから、イカガワシーナー委員長のオタク狂呪は痔論のスイヘーメンが壁にぶち当たるのをボーゼンと見ることになるだろうな。 だからイインチョーとしては、ナチュラルバーン使用には当然反対すると思う。 スクールに販売用ビデオが置いてあって、「1級合格法」とかのラベル。スクールだってサギの片棒担いでいるのでは?と思ったりした。 バッジテストの趣旨は「合格したい」のではなく「○級のレベルかどうか確認したい」だろうに。ここでも外してる。 外しついでに言っておくと、こんなビデオを何十回見たところで落ちる人は落ちるし、見なくたって受かる人は受かる。 むしろこういうビデオを買ってまで見たいとか、受かりたいと思う心理状態の人の方が落ちる確率は大きいと思う(笑)。 スキーの最終目標は「資格取得!」みたいに煽るばかりで、その技術を使ってどう遊ぶかを示さないS○Jは大いに問題だろう。 例えばバッジテストなんか全然興味が無くて、ひたすら滑って遊んでいたら、スキーのイロハから教えてあげた後輩がチャッカリ1級取得したりして、 「最新のスキーはカクカクシカジカですよ〜センパ〜イ」 などと1級程度でもっともらしいゴタクなんかほざかれた日にゃ、センパイの気分は推して知るべし。 技術は全然上でもカタガキ無いから、飲み屋のネーチャンには1級持ちの後輩の方が「スッゴーイ」なんてモテたりしてね(^^)。 何といっても一生懸命練習してきた技法が古くて遅れていると言われた従来タイプのスキーヤーの中には、けっこうガックリ来てアフォらしくなった人も居ると思う。 とにかく、スキーの終焉はマジか?間近?・・・シャレてる場合じゃ無いですね。 本音で滑ろう1月12日分りらいと(^^) 2005/01/22 (離煙後約2週間・・・未だにタバコがあったら吸いたいとは思うが、我慢するのが辛い程では無くなってきた。体重2Kg増加。タバコの匂いにとても敏感になった。) スキーってけっこう汗かくね。 老若男女楽しめるんだけど、「セーノッ」と心の中で掛け声を掛けたくなる程力も使うし、本気で滑れば1分と経たないうちに乳酸が大量に発生するとても激しいスポーツだ。 勿論程々の状態を保っていれば一日中でも滑っていられるが、でもやっぱり気合を入れて滑ったりすると問答無用でヘトヘトになる。 例えば、達人検定で使うセントラルコースの長い急斜面をフォールラインに絡み、完全にコントロールされたキレの良いヴェーデルンで100ターン位カマスと、緩斜面に辿り着く頃は大抵大腿部に乳酸が充満して座り込みたくなる。 中には「オレは全〜然ヘーキダゼイ」という人も居ると思うが、その殆どが実はキレが悪く、コントロールされていない単に小半径のターンをしていることが多い(ヴェーデルンとは呼べない)。ホントにバケモノ並のパワフルな人も居るけどね。 コントロールできない=ターン末期でのエッジングが甘い キレが悪い=上体と下肢の捩れ戻りを有効に使えない 疲れずに滑ろうとすれば、やはりエッジを甘く使うしかないだろうし、特に急斜面での小回り(そんなもん最初っからするなって?^^)ではエッジを甘く使うのと同時に上体と下肢の捩れ戻りを使わなければヨイ。・・・・ミもフタも無いか〜(^^)。 先日の初滑りで疲れなかったのは本気モードになっていなかったか、エッジの利かせ方が甘かったか・・・。 上手に滑られる人は技術的にも精神的にも相当余裕がある筈だから「雪と仲良くする」ことも出来るだろうし、「雪の話も聞ける」だろう。つまり「金持ち喧嘩せず」タイプの滑り方だ。 しかし、自分も含め大抵のスキーヤーはそこまでの余裕は無いから、「じゃーあなたのお話をお伺いしましょう」と、いきなり初対面の人(初体験の深雪や悪雪斜面)に切り出しても(滑り込んでも)、「何のお話でせうか?」と不審がられ、軽くあしらわれる(てこずる)のがオチだ。 口先だけの分かった風なヤツとは決して親友になれないような気がするのと同じで、やはり本音のガチンコ勝負の末に、お互いが理解し合えることだってあるのでは?。 閑話休題・・・ 現役時代の指導現場でもそうだったけど、未だに楽して上達なんか有り得ないと思っているから、ハードなスポーツなのに汗もかかない練習メニューや、耳障りの良い技術論やドーグのゴタクばかりカマされた日にゃ、モー虫唾が走る程ウソっぽくてヘドが出そうになる。 とにかくパワーだ・・・とは言っても絶対的なパワーでは無く、個々それぞれが持っているパワー、これを最大限使ってみる。 つまり自分にとってのフルパワーとはどんなものか確認する意味で、何でも極端にやってみることだ。そこからスキー(物事)の本質が見えてくることだってある。 例えばスピンターン。(縄跳びの要領でジャンプをし、ブーツを中心に板を左右に振る)これはジュニアスキーチーム等がよく使っているトレーニングメニューの一つ。 写真は先日セントラルコースの急斜面で久々にやってみたもの。 斜度が急なのと、ハラが出っ張っている(;;)ので一回スピンする度の落差が大きいが、本当は短い距離でより多くスピンさせられるのが良い。 年配の方は左右4回程度続けられればOK。 ムキになってやったら脚で酸素が大量に消費されて、脳に行く分が足りなくなったせいかフラついた(^^;。 で・・・スピンして落ちた時に、ブーツの位置が大体自分が設定したフォールライン上にあり、且つガッツりエッジを雪に食い込ませ、縄跳びのリズムで安定的に連続することが出来るようであれば、あなたのスキー技術の方向性は間違っていないと断言できる。つまりどんどん上達する。 逆に、ある程度スキーを楽しめるようになっていても、体力的な問題(回数)を除いてこれが上手く出来ないようだと、基本的な部分に問題があるから上達は早々に頭打ちになる・・・・・・と言い切るのは少々乱暴か(^^;。 これはそれほど難しいものでは無いし、むしろ動作とすればチョー単純だから、年齢や体力と相談しながら自分なりに工夫して回数の記録を伸ばして行くことをお勧めする。 但し負荷がとても大きいから、朝夕の数回というように、ウオームアップ/クールダウン・・・にはならないか(^^)・・・のつもりでやるのが良いと思う。そして上手くいったかどうかは斜面に残った疵を見れば一目瞭然。 その結果・・・・・ 合理的な構え 正しい荷重方法や位置 捻り戻しのタイミング 膝の使い方や、それによるエッジの利かせ方 ストックの使い方等々 ・・・・・・スキーに必要な凡そ考えられるすべてのキャリブレーションを取ることが出来る。 離煙? 2005/01/17 1月8日午後11時、ハイライトマイルド最後の一本を根元まで、そして肺の隅々に行き渡るように深々と吸って以来、今日で1週間以上タバコを吸っていない。こんなに長期間吸わないのは20歳で喫煙を始めてから初めて(^^)。 理由は体の異常とか医師に止められたとかではなく、慣れ親しんだハイライトマイルドが製造中止になったからだ。 喫煙開始以来吸っていたハイライトの質感が、ある時期を境に低下(特にフィルター)したのを機に、味が同じ傾向のショートホープに替えたことはあったものの、ハイライトマイルドが発売されると同時に再びハイライト系に戻った。 このタバコはタールやニコチンの量では無く、ハイライト独特の味を大幅に洗練させ、文字通りマイルドに仕上げられていたことと、フィルターを含むタバコとしての作りの良さが、ハイライトの質感を凌いでいた。 地方(ここも地方ですが(笑))に出掛けた時などハイライトマイルドが入手出来なかったりして、他の銘柄を喫煙したことはあるが、どれもイマイチ「ウマイ!」と思える味のタバコは無かった。 行きつけのタバコ屋さんから「ハイライトマイルドが製造中止になる」と聞いた時は、もう美味しいタバコは吸えなくなるんだなと、妙に寂しくなったものだ。 在庫のみというハイライトマイルドを3カートン買ってきて、それを温存する意味もあり、ショートホープとか多少似た傾向のセブンスターカスタムライト、あるいはフィリップモリスの5mgを繋ぎに吸ったりしていたのだが、やはり満足度という点でハイライトマイルドには遠く及ばなかった・・・・・で、ついに最後の1本が終わったという訳。 ヘビースモーカーだった私にとって、タバコを吸わない自分は考えられなかったし、アイデンティティーの重要な一つだったから、自分では無くなったような、懐かしくもほろ苦い一つの時代が終わってしまったような、一番の親友が逝ってしまったような・・・・・、無性に寂しく、空虚な気分に支配され、他銘柄のタバコは吸う気になれないまま一週間が過ぎた。 自分にとってのタバコとはハイライトマイルドのことだったのかもしれない。 36年間一日も欠かさず、最近は15本程度と少なかったものの、多い時は3箱、平均しても1日に30〜40本を灰にしていたのがウソのように、タバコに興冷めしてしまったかのようだ。 そうは言っても吸わなくなった(ハイライトマイルドが終わった)日から3日間位はニコチン切れの強烈な禁断症状に見舞われ、タバコなら何でもいいから買って吸いたい衝動に駆られた。 吸いたくなったら、やたら水を飲んだり、無理やり寝たり、その辺のお菓子類で誤魔化したが、こういう気分は4日目になると大分治まってきて、それ程辛くは無くなったが、何か仕事の合間とかに、ふと手持ち無沙汰な気がして、「アー、こういう時にタバコ吸ってたんだな」と思い出したりしている。 未だに吸いたいと思う時はあるし、誰かが吸っている煙が漂ってくると良い匂いだなと思うから、喫煙を再開する可能性が無いとは言えないが、でもそのうちタバコの煙が嫌いになる日が来るのかもしれない。 しかし例えそうなったとしても、もしハイライトマイルドが再販されるようなことになれば、きっと又ヘビースモーカーに戻ると思う。 何時でも何処でも片時も離れず一緒だった相棒ハイライトマイルドに、沢山の想い出を有難うと言いたい。 復活するその日まで「さよなら ハイライトマイルド!」 雪タップリのゲレンデ。 2005/01/14 とりあえず雪が止んだので、昨日は除雪そっちのけで滑りに行って来た。しかし・・・ 強風でリーゼンクワッドリフト(低速)とゴンドラが動いている程度。兎平はむじん君。結局スカイラインや黒菱の美味しい斜面には行けず、しかも新雪は湿気のある?風に曝されて重く変質。12日まで降っていた筈のサラサラの粉雪は一体ドーなってしまったのでせう(^^; 仕方なくリーゼンを下り、名木山大壁突入。 当然荒らされていてコブまで出来ていたものの、その割には中まで柔らかく、硬そうに見えても柔らかかったり、そのつもりで行ったら固かったりで、あっけなく初転倒。 ・・・とうとうヤキが回ったか?と思うと「口ほどじゃねーなオメーは」 ともう一人の自分に罵られている気がした。 悔しいから再挑戦。2度目は多少マシ、でもビビッて後ろに乗り気味。 名木山ジャンプ台の部分はそれ程荒らされていなかったからそこそこ楽しめた。 上が滑られないし、除雪作業も残っているから早々に帰ってきたが、午後まで粘れば兎平リフトは運行したみたいでとても心残り。 板は今回P40/178cm。 P20/200cmに較べるとめちゃくちゃ回り易い。特にリーゼンの平滑な部分を降りて来る時は何も考えなくてOK。 こんなのに乗って景気良く滑っていると、ターン切り替え時のただでさえ希薄なニュアンスが更に希薄になるから、エッジ の切り替えとテーコーNx(笑)が後ろに移動するだけで回るような気分になりそうだ←ジョーダン。 こんな滑り方に慣れたまま滑り難い斜面に入ったからか、まだシーズン2日目だからか、老いぼれたからか・・・は分からないが、随分衰えたもんだと寂しくなってしまった。 リーゼンではコンポラ板の性能を遺憾なく発揮させるべく(大嘘)それなりに色々試してみたが、「チョー回りやすくてエッジの利きもイイジャン」程度で、印象は昨年と変らず。 試したのは一応S○Jの今日逝く本部にK異を表しているからだ(^^) そーして分かったのは、例えば トップコントロール/トップ安堵テールコントロール/テールコントロールなんて滑り方は存在しないということ。んなモン最初から分かっていたけどね。 存在しないものなのに、あたかも存在するかのような言動は、チョメースキーヤーやチョメースキーヤーだと勝手に思い込んでいる人々が軽々しく口にしちゃいけない。ちゃんと検証してからにするべきだと思う。 でないと、「自分は思考停止族、無批判派、タイコ持ち研究会、ヨイショグループ所属、詐欺の片棒担ぎ屋です」と自白しちゃってるよーなものだし、何よりイタイケなスキーヤーに与える影響(ダメージ)が大きい。 つまり一連のオタク理論を真に受けでもしたら、上達するものもしなくなるからだ・・・・キッパリ。 「そうじゃ無い!そういう3タイプの滑り方がある(○○コントロール云々)」というのなら、それぞれの過渡部分の現象についての解説ヨロシク!。 過渡って何?カト思われる狂呪やチョメースキーヤーの方もいらっしゃるカト思いますので、一応ご説明しておきますね。 「過渡現象は、ある状態から他の状態へ移り変わる際の現象」ということになっています(^^)。 オタク狂呪グループは、スキーをズラスのは古いとか低レベルの技術、ズレないのは新しいとか高レベルの技術とはっきり差別しちゃっていますし、あるチョメースキーヤーなんかは、プルークボーゲンでついた従来のクセが、新しい滑り方を阻害しているとUよーなことまで逝っちゃっていますから、モー終わってマス。 難しそうな微積分を覚え、例えばゼータ関数を複素変数の関数として考えられるようになった数学好きであっても、足し算引き算から始まった数学的思考方法を決して蔑ろにはしないだろうに。 昨日は雪のたっぷり付いた斜面でスキーを愉しんだ。つまり下り坂だ。 今日逝く本部のスキーはきっとま坂でやるんだろうな。 2005/01/12 昨日と今日大雪で降雪量はそれぞれ1mずつ、2日間の積雪量は1.8位になって、2日連荘で朝から夜まで屋根雪降しと片付け除雪。 かいてもかいても後から後から積もる雪に、除雪で泣き入れたくなったのは初めて。 シーズン中2m程度の積雪は珍しく無いが、2日間だけでこんなに降られたのは最近では(20年以上)記憶に無い。 これでスキー場は全く問題無くなった・・・と言うより多すぎてリフト運行に支障が出るほど。 早く新雪を遊びたいのだが明日も除雪。 きっとあっちもこっちも好き者に荒らされちゃうんだろうな(^^; 今回の大雪は正真正銘の深雪、足応えの無い浮遊感を提供してくれる筈だが、除雪作業でもたもたしていると下層が強度を持ってくるのでアセル。 別荘持ちの週末ハッポウ入り浸り金持ちスキーヤーや、八○尾根SS豊○稲荷表参道分校の某イントラにお願い。 滑るんだったらフォールラインに絡んでね。 無駄に斜めに移動しないでね! 斜面は端からきまり良く使ってね。 でも金曜日には滑りに行けるかもしれないから、一足先に思いっきり大半径で思いっきり斜めに滑っちゃおうか(^^) 初滑り 2005/01/07 漸く初滑りに行ってきました\^o^/ 名木山トリプルを降りてリーゼンクワッドに向けて滑り出した途端、まるで昨日まで滑っていたのではないかと思うほど違和感無く滑走している自分に驚いた。オモシレー!! 板はP20 200cm竹槍。 リーゼングラートは積雪不足で滑走禁止になっていたが、自分にはヨダレが出るほど美味しそうな斜面状況に見えた(泣) 仕方なく黒菱のいつもの急斜面に入ると積雪は少ないものの、コブは柔らかくて年甲斐も無くムキになって遊んでしまった。でもせいぜい全長の1/3位か?、後は潅木が邪魔で、ここを下まで遊ぶのはもう少し先になりそうだ。 パノラマは思ったより積雪が多く、カービングスキーヤーもちらほら見受けられた。 続いてチャンピオンコースに向かって降りて行くと、バキュームチューブ入り口付近には石っころが散在していて、注意していてもイタがイタんだ(^^)。 リーゼンは概ね良好・・・・ということでもう少し降らないと安心して滑られない。 で・・・・昨年初滑りの時と同様、自分がどうやってスキーを操っているのかも冷静に観察した。 ターンの切り替え時は明らかにヒネっていて、弧が小さくなるほどそれは顕著。 その後は外足に100%乗っているつもりでも内スキーを観察すれば、「けっこう内スキーにも乗ってるジャン」状態だった。 ターンの最中も荷重点の移動だけでは希望通りに板の向きを変えられないので、終始捻っている(フェルゼンドレシュープ)ツモリ状態が続いている。 実際常に回そうと力が入っているのが分かるし、同時にズレているのも分かる。・・・・それが胴下?(^^) 当然ながらエッジを立て過ぎればずらし難くなるから板は回り込んでくれないし、そうかといって弛め過ぎればシャープに回れない。だから長い板はこの辺りの塩梅が実に面白い。そして不都合なんて全く感じない。 結局シャープな小半径ターンは思いっ切り力技みたいなところがあって、耳障りの良いキレーゴトや怪しい理屈なんかではどうにもならないのでは?と思った。 1月6日の黒菱:滑っている人は1人。こんなことはかつて想像もしなかったな〜(;;)決して景気のせいなんかじゃないと思うけど・・・・。 黒菱のコブ+潅木斜面は、「雪がイタを回してくれるまで」なんかとてもじゃないけど待てないし、そんな悠長なことやってたら潅木に又裂き喰らうか、顔中擦過傷になるのがオチですね(^^; 但しP40や2Vの所謂ショートスキーのカービングタイプだったら、ある程度はラクチンに回ってくれる筈。でもやっぱりヒネる力は必要だと思う。 毎朝中性脂肪燃焼目的で40分位ネロと散歩していたせいか、そんな滑り方していても疲労皆無(^^)。 諸々の混乱はS○Jの内部でさえダブルスタンダードなんてものじゃなくて、それぞれのスクールやクラブは言うに及ばず、個人レベルでもスタンダードを設けちゃっているみたいだから、もうチャンとした理論なんか存在しないのカモ?(^^) 大御所のS○Jだって外足に乗って滑るのが良いと分かっていても、なかなか上手に外足に乗れない人達(S○J内部も)が居て、その人達のホーが悪知恵働いてもっともらしいゴタクをまくしたてるもんだから、もういろいろ考えるのメンドクサクなって、つい「内足に乗っちゃたホーがエライ!ってことにしちゃおー」って魂胆かな? しかし、適度な外向外傾の構えと外足荷重方式は、長年に亘って使われてきただけに、つくづく良く考えられているな〜と 感心した次第。 ダブルスタンダード 2005/01/05 先日スイヘーメンウイルス発祥の地からいらっしゃったお客様とお話しする機会があった。 このページでゴタクを述べているジジーは一体どんなバカヅラをしているのか一度見てやろうと(^^)思われたらしく、ナント宿泊までして頂いた。有難うございました。 話は当然新理論に及び、その話し振りだけでも只者では無い超エキスパートの雰囲気が伝わってきた。 スキーがどういうものかを熟知されているだけに、新理論の内容は具体的に言及すること自体ナンセンスなことを先刻承知であり、それには触れなかったが、現在のS○Jはダブルスタンダードという趣旨のお話をされていた。 つまり私がムキになって新理論に反論するまでも無く、殆どの現場ではその辺りの使い分けをちゃんとわきまえているということだった。 なるほど〜。 では何故ダブルスタンダードなのか?ということなのだが、手っ取り早く言ってしまえば、雪有り県人には技術的に太刀打ちできないと思い込んでいる雪無し県人は、アタマでは負けないということを証明し、優位に立ちたいということらしい。 言うまでも無いが、未だかって雪無し県のスキーヤーが雪有り県のスキーヤーに比べて劣っていると思ったことはこれっぽっちも無いし、ましてや雪有り県人というだけで技術的に優れているなんてことは金輪際有りえない。 何処に住んでいようと上手い人は上手いし、下手な人は下手なのだ。 もっと言えばスキーの愉しさは技術の上手下手を問わない。つまり上手だからといって楽しんでいるとは限らないからだ。 実際自分の周りを見ても、スキーに入れ込んでいる人が多いとは言えないし、小学校のスキー教室に行っても、ジュニアチームを除いて、これが地元の子供か?と思う程のレベルだ。 雪無し県のスキー好きの親や、連れられて来る子供達の方が遥かに上手、なんてことは珍しくもない。 しかし、かつて雪国のスキーヤーが都会のスキーヤーに較べ、総じて上手だった時期があったのも事実だろう。それは雪に閉ざされ、スキー以外にこれといった遊びが無かった時代の話だ。 スキーしか出来なければ誰だってそれなりに上手くなるのは当然だし、そのイメージが未だに尾を引いているようだ。 憐命の中では、雪有りと雪無し、言い換えれば実践派と机上派、あるいは守旧派と革新派(笑)に別れ、机上派は、上手くても何故自分が上手く滑られるのかの検証も出来ない実践派を蔑視すると同時に、ある種の劣等意識を抱いているようなのだ。 そして「アタマ(理屈)では負けないぞ」という机上派の屈折した心理が、このナンセンスな理論を生み出したのだと思う。 つまり現在の教○本部は、スキーヤー不在の不毛な主導権争いをしているだけなのだ。 教○本部の欺術選を筆頭とする行事、その他から感じられる雰囲気が、最近頓に屈折してきていると感じたのは、この辺りに原因があったのだと、ようやく納得出来た気がした。 現在、教○本部内部での形勢は残念ながら机上派に傾いているといったところだろう。 オタク理論は例えオカルトであっても、理屈では太刀打ち出来ない実践派を沈黙させ、教程を変えた。そして公にオタク理論を語る場も提供された。 そしてチョメー(笑)なタイコ持ちデモの嶺○セー○をして『いつも内足1本で滑るつもりで滑っている』と言わしめたこともその オタク理論をでっち上げた狂呪グループも、もういい加減にしないと早晩居場所が無くなるだろうし、それを許したS○J教○本部はスキー界に深刻なダメージを与えたという汚名を着ることにもなるだろう。 既に「谷回りのトップコントロール」の説明にいたっては、でっちあげた理論通りのオカルトパワーが発生すると仮定しても、山回りとの整合性が全く取れないというジレンマに陥っているではないか。 デタラメ・・・・つまりオカルトパワーによって発生する抵抗Nx←なんのこっちゃ?や重心の位置関係だけでは、全ての局面で自由自在にスキーをコントロールすることの説明は出来ないということを、1年もの歳月を掛けて自ら暴露してしまったからだ。 ターン(向き変え)は先ずスキーヤーの意志をスキーを通して雪面に働き掛けるヨー方向のヒネリ動作から始まる。それなくして向きを変えることは出来ないということを素直に認めたらどうだ?あまりにも単純すぎて認めたくないか(笑)? そんなことより大切なのは、その後に必ず起こるだろう諸々の現象や感触に対処し、安定して滑走を続ける為の、例えば事前の備え(構え)や操作、あるいは意識や微調整なのだ。 これらは曲がる原理がオカルトだろうとなんだろうと、そんなものはどっちでも良い程重要な部分を占めていて、自動的に進路や速度や安定を保ってくれる仕掛がある訳では無いから、そのどれもにスキーヤーの関与が要求されるし、又せざるをえない。 そしてそれらは複雑に絡み合い影響し合っているから、間違っても『抵抗Nxが後ろに移動するから』などという意味不明な単細胞的発想で成り立つものでは無い。 怪しげな理屈に振り回されず、古いと言われようと遅れていると言われようと、原理を外さず、七転八倒を繰り返しているうちに、必ずや全てが思い通りにいったと感じる時がくるだろう、そしてそれは愉しさと悦びに満ちた未知の領域に踏み込む為の道具となりえるのだ。 怪しい指導員の見分け方 2005/01/01(01/02修正) 怪しい指導員の特徴: 1)やたらトップコントロール、テールコントロールという類のことばを使いたがる。 2)やたら内スキーについて語りたがる。 3)内観(ナイカン)なんてことばも使ってみたりする。 4)内傾内向の外観(笑)からは、「髪の毛が抜けそうになるくらい悩み苦しんでいる」(某I県憐第5回強化指定選手研修会参加レポートより)様子が伺える。 気になったので注!スキーって「髪の毛が抜けそうになるくらい悩み苦しむ」もんじゃないと思いますが(・・; 5)「スキーの壁」なんて言ってみたりして、壁どころか自分が勝手にスイヘーメンにブチ当たっているのにさえ気が付かない。 6)うっかり「2軸云々」と口走ってしまい、「片足スキーヤーの場合は?」と質問されて変な汗をかく。 7)どんな上手な生徒を受け持っても、絶対整備された緩斜面でしか滑らない。 8)講習中運悪く未整備の斜面に遭遇した場合は従来の技法を使ってしまう。 9)スピンターン等のジャンプ系バリエーションは一切行わない。 10)トップコントロール状態(爆笑)に於いて、速度や回転半径の調整方法を質問されても答えられない。 11)チョメーなスキーヤーを例に挙げたがる。 12)チョメーな野球選手等、他のジャンルを引き合いに出す。 13)突然「ターン内側に支持(支点)を作る〜内側を消す」 などと意味不明なことを口走る。 14)ネタが尽きるとチーターや馬の走り方の解説をはじめる。 15)ショルダーファーストだとかヒップファースト等々、不可解なヨコモジを連発して受講生を煙にまこうとする。 見分け方は他にも沢山ありますが、このうちのどれか一つでも当たっていたら、怪しい指導員と思って間違いない!(^^)です。 特に「2軸云々」が始まったら1軸カンチョーでもお見舞いしてやれば 正統派スキーヤー先達の言葉 「アッケ注押し出しシマ注ヒネルだッ」 子供でも分かる・・・・・・言い得て妙と云うか、全てを包括したこの一言がスキーの単純さと奥深さを表している。 注 アッケ=踵 シマ=ながら 「アッケ押し出しシマ」という表現からも、当然これはターン外側になるスキーのことを指していて、マットーな指導員であれば、間違っても「内脚ドータラコータラ」とは云わない。 但し転倒しない(し難い)体勢で滑るための要領と、それに関連したターン弧を含む速度調整方法やバランス維持に関して多少の注文はつけると思いますが・・・。 一連のオカルト理論は謀っているけど謀らずも(笑)本物の指導者を見分ける試金石になったみたいで、今シーズンは似非指導員の化けの皮(カタガキ)があっちこっちでボロボロはがれそうです。はがれた後に残った中身はどうなのか非常に興味のあるところ。 そして指導員だと思っている(^^)皆さんも、本物かどうかを試されるシーズンでもあり、指導の方法には慎重を期されることをお勧めします。 私はと云えば既にご承知の様に、はなっからイカレたジジーですのでロクなシドーインではありません・・・・念のため(^^; 但し、ここの『◆トップコントロールの谷回り 』という部分の、単なる「ライン取り失敗→リカバリーか、斜面の落ち込みで体が浮いたか」の写真を、前説もデタラメながら 「この佐々木明くんの写真は、まさにターン内側の谷側のエッジが噛んで、まっすぐ進み、抵抗Nxが後ろに移動するので、回転が働く、まさにその状態です。これがわれらが誇る佐々木明君のトップコントロールの谷回りです。」 ・・・・と解説しちゃうほど 佐々木選手も苦笑していることでしょう。 多分・・・・ですが、マットーな指導員であれば、この部分に限っても大笑いするか、あるいは教育本部は大丈夫なのだろうか?と心配になる筈。 ここ数年散々笑わせてもらったけど、いよいよ笑っている場合ではなくなってきたぞ。 以上新年早々ヨケーなお世話でした(^^)。 |