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斜滑考]へ 2004/04/03
広沢虎造(^^) 石松金比羅代参 石松三十石船道中 2004/03/28
達人検定’04 3回目その2 愉快とマジメ 2004/03/25
パソコン ノートパソコンのヒンジを修理した 2004/03/23
達人検定’04 3回目 若きスキーヤーに刺激された(^^) 2004/03/19
戯術選その5 カービングレースその2 2004/03/18
欺術選その4 救い 2004/03/17
オーディオその3 地獄耳 2004/03/16
欺術選その カービングレース 2004/03/15
オーディオその2 CDプレーヤーを買った 2004/03/14
欺術選その2 終わったね、この怪しげなる狂技怪 2004/03/13
不自然な波 また出来ちゃったよ 2004/03/10
技術選 スゴイスキーヤーを見た 2004/03/06
オーディオ CDプレーヤーが壊れた 2004/03/05
サロモンEQUIPE10 2Vその4 ちゃんと滑ってみた 2004/03/02
スペシャルテスト タジタジ 2004/03/01
欺術選 そろそろだね、この怪しげなる狂技怪 2004/02/28
サロモンEQUIPE10 2Vその3 プレート無しを試す 2004/02/26
サロモンEQUIPE10 2Vその2 プレート付きを試す 2004/02/25
サロモンEQUIPE10 2V 嫌いだったスキーを買ってしまったの巻き 2004/02/25
車間距離 追突されそーになった(汗) 2004/02/24
達人検定’04 2回目 テレマークの参加者あり 2004/02/23

沢虎造(^^)
04/03/28
なんかいろいろ書いているうちに、スキーって結局バカ度が愉しみの量に比例しているのではないかと思うようになってきた。
前回は若い渡部君のバカ度具合に圧倒されてしまって、本当は八方には彼のような人が沢山いるのを忘れていた。

それで、浪曲師広沢虎造さんの「石松金比羅代参 三十石船道中 」の話を思い出した。
変なもの思い出すね〜(^^)

あの有名な「寿司食いねー」というくだりで、「誰か肝心な人忘れてやしませんか?」というのがあるのだが、迂闊にも、バカもバカ、とっておきのバカを忘れていたのだ。

○山健○君55歳。同い年。

いくら渡部君がスゴイといっても彼とは年季の入り方が違う(^^)。
よく一緒に滑りに行っていたのだが、最近はうち(アルピーヌ)が暇だからと云って、同じ宿を生業としている彼も暇とは限らないから誘うのは遠慮している。

それでも滑りに行くと大抵見掛けたり、運が悪いと(^^)捉まってしまう。
一人で滑るのも楽しいが、やはり○○を極めた人と滑るのは愉快の度合いが違う。
○○は加減を知らないから、膝がガクガクになるまで滑る。現役時代の無理がたたったのか、靭帯が弛んで本当にガクガクになるのだ。

いくら自分はスキーが好きだと言っても、とても彼の真似は出来ない。
マッタクいい年こいた大○○だが、99歳まで滑りたければ少しは膝を労ってもらいたいものだ。一緒に滑られなくなったりでもしたらオレが困る。モチベーションが下がるのは目に見えているからだ。

アフォな狂団のアフォな滑り方にイチャモンつけていたら、渡部君の滑りが殊更新鮮に見えて、うっかり身近にいる人達を忘れていたのだった。

何故アフォか?
「生涯スポーツ」を提唱(爆)しておきながら、あんな滑り方(欺術選)を見る限り、愉しい筈のスキーを「傷害スポーツ」にしていること、非力な人や高齢者への実践的な配慮が無いこと、斜度が緩く平滑な斜面でしか楽しめなくなること、それが過度のゲレンデ整備を要求し、自然への負荷の増大と共にスキー場の高コスト経営に繋がること、その皺寄せは色々な意味で結局スキーヤーにフィードバックされるということ。

今どういう年代がスキーを支えているのか、そしてどういう年代にどういう風にスキーの楽しさを伝えていかなければならないのか・・・・・・。
きっとサル並み以下だからわからないのだろうな。

最近ゲレンデの整備に注文をつける人が多くなったと思う。
かつては荒れたデコボコのリーゼンコースを、何とかこなして降りて来られたことを楽しそうに話していた・・・・ましてやゲレンデの整備状況をかこつことなど無かった。
上手くいかないとしたら、それは全て自分の技量が未熟だと思っていた。そしてもっと思い通りに滑られるように練習していた。

今不整地を好んで滑る人を見ると無性に嬉しくなる。
Cheers for fool on the hill

*「fool on the hill」はビートルズのレノンとマッカートニーの作品


達人検定’04 3回目その2
2004/03/25
今年最後のスペシャルテストで見た渡部君の滑りが脳裏から離れない。

達人検定’04 3回目で「心底愉快な気分になったのは久し振りだった」と書いたが、久し振りでは無く、初めてだったかも知れない。

ごく普通に悪条件の斜面を滑っていただけなのに、彼の身体から醸し出される雰囲気は「愉快愉快愉快ユカイゆかい・・・・延々」
とにかく滑ることが楽しくて仕方ないと思わせる匂いみたいなものを常に発散していた気がする。

斜面に刻まれたシュプールは「愉快」という文字が繋がって出来ているみたいだったし、欺術選参加者(見られた限り)のように「あんたはウマイよ、たいしたもんだ、でもそれがいったいドーした?」と言った何の感動も無い、鼻につく見え透いたパフォーマンスとは無縁のThe SKIだったように思う。

宮下マサカ君の「滑るマジメ」と、渡部君の「滑るユカイ」。どちらも甲乙つけがたいが、スキーバカ度で渡部君の勝ち!(^^)
オレもバカ度が足りないぞ。特に赤いスクールのユニフォームを着ている時なんか、心のどこかで意識しているみたい(自意識カジョーじゃねーか?)で全然楽しめない(バカになり切れない)。

スキーを楽しむことは誰でも出来る。易しいし簡単だ。しかしなかなか上達しない。だから生涯懸けてやる価値があるのだと思う。大抵スキー行きは限られた日数だから、その途上(生涯)で他人の評価(ウマイヘタ←バッジテストが典型だね)なんか気にしている暇は無いし、そんなもんはゴミの役にも立たないのだ。

励みの為という人も居る。それはそれで否定はしない。しかし励んだ末に得るものは何だ?セコイ優越感だけだったら虚しいゾ、ヨケーなお世話だけど(^^)。

自分には越えられそうにない壁にぶつかったと感じることもあるだろう、その時こそ誰かウマイと思う人にヒントを貰えばいい。
自分より上手く滑る人は何か知っている筈だし、それば自分の上達にとって単に「役に立つ人」というだけのことだ。それ以上でもなければそれ以下でもない。
やがていつかは自分自身も誰かにとって「役に立つ人」になるのかもしれない。

如何に純粋で愉快な時間をスキーの上で過ごせるか?・・・これは煩悩があるだけに、技術以上に難しいと思う。
結局S○Jは煩悩を刺激しているだけだってか(爆笑)

「んじゃー達人検定だって同じよーなもんじゃねーか?」・・・
と思われるかもしれないが、それは違う←キッパリ
達人検定はバカ度調査なのだ(^^)・・・・・と思っています(・・;個人的には・・・・。


ソコ
2004/03/23
2年前に買ったソニーのPCG−GR5というパソコンのヒンジ部分がグラグラになってしまい、蓋を開けるとモギ取れそうになった。
たったの2年で大型冷蔵庫より高価な家電製品が壊れるもんカイ?。

ダメモトで分解修理を敢行した(^^;
本体底部をはじめ、目に付いたネジをテキトーに抜いてもカバーが外れないので、あっちこっちに引っ掛かっている爪をバキバキ折りまくって、漸くヒンジを固定している(していた)ネジにたどり着いた。

結局キーボード上側のヒンジ部分のカバーは、丸いゴム栓の下に隠れているネジを1本抜き、左にずらせば簡単に外れる構造になっていた。そんなことは分解してみないと分からないから後の祭り(;;)。

ヒンジを固定していた筈のネジ部分を見て、グラグラになった理由が納得できた。ベースの雌ネジ部分は真鍮のナットが華奢なプラスチックのステーに埋め込まれており、そこが割れていたのだ。
金属板等の補強もはいっておらず、シロート目にもこんなに華奢じゃ何回か開閉したら割れて当然と思われるほどの作り。

ソニーはある程度使うと何所かが壊れるように「ソニータイマー?が内臓してある」というようなことを聞いたことがあるが、これを見たら満更誹謗でもなさそうに思えた。
筐体さえしっかりしていれば、CPUのヒートシンク関係の作りなんかはカッコイイだけに残念。

割れた雌ネジの部分には、ジャンク箱から見つけた4φのアルミ丸棒に2φのタップをたて、4φのダイスでネジを切ってヘリサートを作り、割れた後に幸いにも残った穴にエポキシ樹脂と共にねじ込んだ。
こんなことが出来るのもMCをいじっているうちに増えた小物のツールがその辺に転がっているからだ。


割れた雌ネジ部分は写真右下の○穴。

PCに関してはいつまでたっても良く分からないが、とにかく一応なんでもやってみるもんだね〜。樹脂が固まってから元通りにすると、ダメモトでバラシた甲斐あってかなりしっかりした。

元々蓋の開閉では本体が撓ったりしてヤワだったから、IBMシンクパッド600のような剛性感に満ちたもののような訳にはいかないが、これで又暫くは使えると思う。

大セーコー(^^)

ちなみにこのPCはInternetとは隔離しており、大切なデータ専用←それなら自分でバラスなよって?(笑)。

HP作成等には持ち運びに便利なNECのLJ500を使っている。これは薄くて軽量にもかかわらず金属製なので筐体の剛性も高く、構造的な部分で壊れる感じはしないし、シンクパッドに近いキータッチの良さが気に入っている。


達人検定’04 3回目
2004/03/19
朝まで降っていた雨が雪に変わり、下層の古い雪がグチャグチャで、その上に重めの新雪が15cm程積もって、この検定にはもってこいのコンディションとなった(^^)。

とは言っても見た目から想像するより滑り易かったから、「滑り難いんじゃねーのか?」と思って入ってみると「アレッ、そーでもねーじゃん」というチグハグな気持ちの動揺があった。

完全に難しければ気合が入ってそれなりに対処するのだが、そのつもりで行くと拍子抜けしてしまうから、それがスキー操作に微妙に影響して多少ギクシャクしたものの、これはこれで楽しかった。

受検者は今回も7名と相変わらず少ない。
面白そうな斜面となると、結局いつもと同じになってしまうが、最終回はスカイラインコースでツリーラン(^^)も楽しんだ。

潅木の間を縫って滑るのはとても愉快だから個人的には時々入って行くものの、スクール行事の一環でやったことは初めて。何しろ検定と云えども参加者の安全が第一だからだ。

不規則に生えた木々の隙間の広い部分を探し、且つその先が行き止まりにならずに無事通り抜けられるようなコース選択は、変化する状況の観察力と瞬時の判断(進路は右か左か、タイミングは此処かその先か等々)が求められるから、ただ滑るだけでは無い面白さが味わえる。
ただし判断をミスると潅木に「通せんぼ」を喰らうか痛い目にあう。今回は短い距離だったが、それでも充分楽しめた。

こんな状況に入ってみようと思わせたのも、参加者のレベルが非常に高かったからで、予想通り全員が木に抱きつくことも無く、無事通り抜けることが出来た(汗)。
今回は若い渡部君が検定員として参加してくれた。彼は先の技術選で35位に甘んじたが、きっと近い内にブレークする人だと思う。・・・・もし彼がその選手権なるものに失望せず、且つそれが続いていればの話だが(^^)

綺麗に整備された斜面ばかりでは技術に差がつき難いのかどうかは知らないが(笑)、優勝者の得点が2510点に対し10位が2463点だったから、その差は僅か47点。百分率だとタッタの1.9パーセントということになり、渡部君の35位だって3.4パーセント劣っていた(勿論そうは思わないが)だけだ。
もし今回のスペシャルテストのような普通の条件で行われたとしたら、結果は随分違っていたことだろう。
若くピチピチしていて悪雪なんかものともしない、豪快且つ繊細なスキーヤーの滑りを見られたことは、今回の参加者にとっても、そして私自身にも、スキーの楽しみの方の幅広さや奥深さを再認識させてくれた気がする。
他人のスゴイ滑りを見て心底愉快な気分になったのは久し振りだった。

八方尾根スキースクールといえども、好んで悪条件を滑りたがる人はそう多くないだろうし、若いイントラにはむしろ苦手な人が多いかもしれないが、その中で彼は突出した存在と言っても良いだろう。まだ22歳の若さだ。

結果は名人認定者が4人。
他の参加者も殆ど遜色無かったし、前回までに比べ特に悪条件での適応力の高さには感心した。
この検定の趣旨が次第に理解されてきたのかも知れない。

多彩な斜面条件が揃っている八方だから、もっともっと大勢のスキー仲間にあらゆる斜面を滑りまくって欲しいし、そして愉快な気分に浸って頂きたいものだ。


戯術選その5
2004/03/18

カービングレース(笑)がどこでどのようにして行われたのかは知らない。しかしレースである以上タイム計測は行われていた筈だ。

タイミングを担当したのは勿論八○尾根SSのタイミングチームだろう。そして使われた機材はセイコー最新鋭のマシンCT−400、でなければCT−300。
これは1/1000秒まで計測し、それをラウンドしてFISルールの1/100秒までを表示し、プリントアウトする。

本物のレースでは1/100秒で順位が入れ替わり、それによって選手の明暗を分けることは珍しくない、そしてその後の命運さえ左右するかもしれない。
タイミングチームのメンバーはそれをよく知っているから、、いかなるレースであれ、プロフェッショナルとして完璧に仕事をこなす為に最善の努力をするし、レース中は極度の緊張状態を強いられる。

最良の機材と最高のチーム(中にはワールドカップのタイミングに携わっている人間もいたカモ)によって計測されたタイムがこの狂戯関係者に一体ドーいう扱いを受けたか?

タイムはポイントに換算された。
その結果驚くことに60人中47人が1位タイの279点だったのだ。
1点違いの次点が278点で、48位から10人がタイ。つまり選手60人中57人が279点と278点だった。
これが決勝2種目の内の1種目だった訳だ。

詳しいことを知らない人は1位〜47位までが同タイム、48位から57位も又同様だったと思うだろう。
機械が壊れていない限りこんなことはあり得ないし、マトモなレースであれば例え同タイムがあったとしても、せいぜい2人位なもので、それ以上というのは記憶に無い。そして順位を決めるルールは明確にある。スタートの遅い選手が上位になるのだ。

どういう思惑が働いたのかは知らない。しかしこの結果はレース(笑)がキャンセルになったに等しい。つまり一応狂戯怪と銘うっている以上、この種目はナンセンスだった訳だ。

欺術選もアルペンレースを真似て、イッチョマエにTDがいるらしいのだが、この成績が正式に採用され、オフィシャルリザルト(笑)に載ったことからすると、TDはじめ関係者は、レースとは一体どういうものかさえ理解できていなかったことになる。

マトモなTDならこのカービングレース(笑)はキャンセルにするだろう。とても競技としては成立のしようがないからだ。・・・・と言うか、これじゃキャンセル同様だけどね。ただ無駄に得点が加算されただけだ。

普通、レースリザルトにはTDのサインスペースがある。サインがあって初めてレースが成立する。
例えばFISレース等でのTDはサインに慎重だ。サインの後問題が見つかったりしたら問題(^^)だから。

このリザルトにそんなスペースがあったかドーかは知らないが、もしあったとしたら、そこには何も知らない何も考えられない、TDのカタガキだけがアリガタイと思っているアフォがサインしたのだろう。でなけでば狂戯といえど成立しない筈だ。

タイミングチームのメンバーはこの結果を聞いてどう思っているのだろう?
こんなことなら手動のストップウオッチ、それもアナログ、でなければ目覚まし時計で充分。いっそのこと節穴審査員が余っていたはずだから、ゴールに立たせて、「いちにーさんしー・・・・」と数えさせても充分だったと思っているカモ。

内容のズサンさは同業者(^^)として恥ずかしくなるし、こんなレベルがスキーシーンを牛耳っているのかと思うと、衰退は無理もないのかもしれない。
屈折した心理が怪しげなレースの真似事を思いつき、そして狂逝く本部の恥を晒したということだろう。

もし「一般スキーヤーの頂点」を決める競技会なら(ヨケーなお世話だけど)、ゲレンデの整備は必要ないし、ましてやセパレートネットを張り巡らしたり、大袈裟なお立ち台を作ったりして一週間以上もの間ゲレンデを狭くすることは無いだろう。

トバッチリを喰らったスキーヤーからは不満の声も聞いた。このままじゃS○Jはスキーの普及どころか、残り少ないスキーヤーに寄生しているだけだと思われても仕方ないカモ。

ドーかもう少し勉強してマトモになって欲しい・・・・・・・この関係の話はもうオシマイ。

今日は例のスペシャルテストに行ってきた。5年ぶり位だろうか、禿ゲシー転倒は(^^;
今年の初回に女性受検者がマックツイスト状態で転倒したことを書いたのだが、ナント同じコース(場所はゴールの平らになった部分)で全く同じかっこうの転倒をしてしまい、横に1回転半して肩から落ちた。
自分的(笑)には彼女の感想と同じ、「けっこう飛んだ」。

次第に肩の痛みが増してきてキーボードを打つのもかったるくなってきた。これも悪口雑言の限りを尽くしているから「バチ」があたったのだろう。
久し振りに懐かしく、そして心地良い痛みを楽しんでいる(^^;


術選その4
2004/03/17
黒菱ゲレンデの不整地種目で、たまたま自分の所属するスクールの宮下マサカ選手の滑りを見た。
多くの選手達がドングリの背比べだったのに対し、彼は「抜群」の滑りを見せてくれた。

「抜群」とは文字通り群を抜けて素晴らしかったということだ。
彼より高得点の選手もいたが、目が節穴の審査員が付ける点数なんて大した意味は持っていない。

シビアコンディションだと、如何に欺術選参加者と云えども「カッコ」をつけている余裕は無いから、いっそう体に染み付いた技術が露呈する。
彼は、技術を極めればこんなに酷い条件でも楽しく滑られるようになると教えてくれているみたいだったし、ごく普通のスキーヤー達に、スキーの持つ奥深いスポーツとしての可能性に加え、夢と希望を与えてくれたような気がした。

急斜面不整地(コブ)種目と、中(急?)斜面大回り種目を少し見ただけだったのだが、ドイツもコイツもオタク理論に迎合したり、指導者とは無縁の鼻に付く大道芸人的パフォーマンスばかりの勘違いバ○の中で、彼だけがオールラウンドスキーヤーの真髄と言うか普遍的なスキー技術の方向性を示していたような気がする。もっといえばその滑りにはインテリジェンスさえ感じた程だ。

欺術選は、タワケたカービングレース(笑)を例に挙げるまでも無く、BSEに感染した牛のように、方向性を失ってうろたえている狂逝く本部の仕切りだ。
予想していたとは云え、わざわざ見物に出掛るまでもない内容のダサさに失望したが、その中で唯一の救いは宮下マサカ選手のマットーな滑りを見られたことだろう。

あまりよい成績ではなかったから、似非ジャーナリズムは「宮下の時代は終わったか?」というようなコピーを使うかもしれないが、混沌とした闇の中に消え入りそうなスキーシーンから、彼だけが一筋の、そして希望の光を放っていたように思う。


オーディオその3
2004/03/16
アルピーヌには少し離れた隠居所(^^)から、毎朝父親と78歳になる母親が手伝いに来てくれている。ボケ防止にも、又体のコンディションを維持してもらう為にも、責任を持って役割分担をこなしてもらっている。

その母親が、流れているBGMを聴いて「ドーしたの?今朝は随分いい音してるジャン」と言ったのだ。
「そーかい」 私
「なんかえらいキレーな音がしてるよ」 母親
「実はCDプレーヤーが壊れたから、新しいのにしたんだ」 私
「へ〜、今までの音は霞が掛かっていたみたいだったけど、それが取れたみたいで凄くいい音してるよ」 母親
「・・・・」(・・; 私

特段音楽に興味があるとは思ってもいなかったし、ジャズとジャムの違いも分からない母親の口から、こんな言葉を聞くとは想像もしていなかっただけに、正直びっくりした。流れていたのはケニードリュートリオだ。

ヨメサンが「自分の悪口いってるんぢゃネーのか?」といつも聞き耳を立てて「地獄耳」になっているせいか(^^)←ジョーダン、母親の耳の良さにはタマゲた。そして評論家もタジタジの的確な表現にはもっと驚いた。

仕事の後、今度はスピーカの前で好きな演歌をかけてやったら、「スピーカも換えたのか?」ときたもんだ。
「換えてないよ、CDプレーヤーだけだよ」 私
「換えたかと思ったよ」 母親
「どーしてもっと早くこれにしなかったんだ?」 母親
「だって使えるもの換える必要ねーじゃん」 私
「それにしてもいい音だね、そこで唄ってるみたいだよ」 母親
「わかる?」 私
「わかる」 母親

こう書くと、自分の耳の悪さを露呈してしまったみたいだし、今までは最低だったように思われるが、それなりのクオリティーは保っていたと思っている。ガ・・・やっぱり音の入り口は大切だと改めて感じた。

CD−A10Tの主な構成は

CDメカ:フィリップス製CDM−12
DAコンバーター:バーブラウン製PCM1732
I/V変換回路/出力回路:バーブラウン製OPA−2604デュアルオペアンプ+中国製6N3真空管

操作系にはメカニカルリレーが使われていて、その都度「カチッ」と小さな澄んだ音がするのも雰囲気を盛り上げる(^^)
そしてナント!リモコンの筐体でさえ、アルミ引き抜き+削り出しで作られているのだ。
本体の筐体といい、こんなシロモノ日本で作ったら一体どの位のおネダンになるのか想像もつかない。

やっぱり チューゴク恐るべし! だな〜。


欺術選その3
2004/03/15
カービングレースってか〜・・・・・ナンジャそりゃ
狂逝く本部のアフォもここまで極めればリッパと言うしか無い
いっそFISレースの前座でもやらてもらって笑われてろやカッ
・・・・・・・・・・・絶句・・・・・・・・・・・・。


オーディオその2(長いです オーディオに興味の無い方は飛ばして下さい)
2004/03/14
マトモなCDプレーヤーが使えないのは非常に不便で、ピンチヒッターは「音が出る」レベルだし、何とかDATでしのいでいたが、これもソースが限られていて、BGMに相応しいものが少ない。

ついに購入を決断して秋葉原に日帰りで行って来た。
今時はお買い物もインターネットで済ませられるし、同じものなら格安で手に入れることができるから、わざわざ出掛けなくても良いのだが、こればかりは現物も見ず、ましてや試聴もしないで購入する訳にはいかないのだ。

足は八方⇔新宿の高速バス。往復で8500円と非常にリーズナブル且つ快適。

オーディオ製品を買うのも、ブライストンB60のアンプを除けば20年ぶりになるから、知識はゼロに等しい。
オーディオファイルのお客様にアドバイスを頂いたり、雑誌を参考にして一応予備知識はつけていたのだが、たかがCDプレーヤーと言っても、下は1万円位から上は180万円位まであって、そこそこのレベルを求めるとなると30〜60万円というめまいがしそうな程のお値段がする。

予算10万円程度では自ずと機種は限られるし、ハイエンド機に比べ見劣りがするのは避けられない。
そのあたりは我慢するというか妥協せざるをえないが、雑誌で評判の良い機種と、「ん?」と興味を惹かれた2機種を取りあえずの候補にして秋葉原に向かった。

お店はハイエンドオーディオ機器を豊富に取り揃えていて、以前ブライストンを購入したところ。
ここは一階の普及品売り場が私クラスにはお似合い。野次馬根性で二階に上ってみたが、およびでない世界が展開していて、そそくさと退散した(汗)。

一階に戻って試聴をお願いすると快く色々なリクエストに応えてくれた。

第一候補で評判の良い DENON DCD−1650SRを最初に聴き、次に「ん?」と興味を惹かれていた機種を聴いた。
これはアナログ出力段に双三極管の6N3という真空管を使っている。

音は全く違った。 デジタルだから違いなんてあって無いようなものだろうとたかをくくっていたのだが、あまりの違いに「オドロイタ」というのが正直なところ。
試聴に使ったスピーカはJBLのS5500で、どちらかといえば中型。アンプは300W×2程度と思われるもので不明。

シロートの率直な感想(^^;
DENONは優等生と言いうか、何から何までそつなく、真面目命という感じでジョーダンなんか言ってる暇があったら「仕事しろ」というタイプ。マニュアル通りの融通が利かない感じだった。

低域から高域まで何の誇張もなく「キッチリ」と、しかも「シラー」と再生していたから、アンプやスピーカーが高級なものであれば、まさしくCDの情報は全て忠実に再生出来ると思った。
でもやはり高精度の測定器が音をだしているみたいな冷たさがあって、音楽を聴く楽しさには欠けるように感じた。

「ん?」は冗談もシャレもきいて、温かみのある人情家だが、何となく「いい加減なヤツだなー」と思っていたら、いざとなれば仕事もキッチリこなすし約束も守る。「あれ、そんな才能があったの?」と、感心してしまうような、飽きない魅力を持った頼れる友達と言ったところか?つい同じ曲でもひきこまれてしまった。

感想はあくまで誇張した印象だし、短時間での試聴で判断は難しいが、音楽を楽しめそうな暖かさのある「ん?」に決定!

ちなみに購入価格は予算通り(^^)

翌々日に届いた「ん?」を良く観察すると、外観の作りのスゴさにまず目を奪われる。

筐体は厚手のアルミ引き抜き材を一部削り出して組み上げていて、天板の放熱口はナント!削り出しでエスカッションを施した上にドリル?で穴を空けた手の込んだもの。
削り出しと言えばトレイのスロットの縁もトレイの飾りもディスプレイの縁も削り出しで、フロントパネルに至っては露出している部分だけでも厚みは11mmもある。

マタマタ野次馬根性が本領を発揮して、中身を見てみたい衝動を抑えきれず、届いたばかりの新品の天板を剥がした。
そこには価格からは信じ難い光景が展開していたのだった。


厚手のガラスエポキシ基盤に整然とレイアウトされた高級そうなパーツ類の中に、確かに真空管はあったし、CDプレーヤーとしては異例?の大きさの電源トランスも目をひいた。
しかし何と言ってもCDメカがコレマタ厚手のアルミ製筐体に包まれて鎮座しているのを見た時は思わず熱いものがこみあげて来たのだ(^^)。
これだけで音なんか出さえすれば後はドーでもいいと思ったほどだった。泣かせるね〜。

ただし、著名メーカーのパーツを集めてアッセンブルしたと言うか、バックヤードビルダーのような手作りの雰囲気は良く出ているものの、フロントパネルなど、いわゆるスペシャルデザインのパーツを使っている訳では無いから高級感は皆無。これが又いいのだ(^^)

もし50万円だったら「そんなものかな?」でおしまいだが、その5分の1だから衝撃は大きい。
蓋を元に戻し(磁気歪を嫌ってかネジもステンレス製)、早速聴いてみた。

違いが判るのは何度も聴いているお気に入りをかけるのが一番。手始めに綾戸智絵のBESTを聴いてブッ飛んだ。

つい最近まで使っていたのが20年前のプレーヤーだとしても、所詮デジタルだからビット落ちでも無い限り、皆同じだと思っていた・・・・というかデジタルに対してはそういう強い先入観があった。

ところが、デジタルだと言ってもアナログに変換しないと音にならないから、今回このデジタルアナログコンバータ(DAC)の性能と、アナログ信号増幅部のアンプの良し悪しで、出て来る音が大きく違うことを教えられた気がする。認識が間違っていたのだ。

とにかく音の波形の谷間を通して向こう側がスカッと見えるようになった気がした。つまり、今までは山と山の谷間やその手前に霞が掛かっていて、向こう側が見えにくかったとでも言おうか。
クリアなんてもんじゃない、この驚きは筐体や構成部品を見た時より大きかった。

JBL4435は20年を過ぎて、今初めてモニタースピーカーとしての本領を発揮したような気がする。
アンプをブライストンB−60に換えた時も、「今までの音は何だったのだろう?」とは思ったが、それでもモニタースピーカーにしてはイマイチ「甘いナ〜」という印象がズ〜っとあったから、もう完全に参ってしまって、随分以前から聴かなくなったCDを次から次へと取り出しては聴いた。そして泣けた。気がついたら一日中音楽にドップリ浸かってしまっていた。

モニタースピーカの底力に圧倒され
「4435さんゴメンナサイ、今まであなたをみくびっていました」
「ツイーターホーンはタダのお尻に見えていましたが、今、綺麗な高音を節度良く出す為にお尻を向けていたのだと知りました」
と言ったところ(;;)。

某雑誌では、真空管を使っているから音は甘く、SN比もイマイチというあまり良い評価は得られていなかったので、専門家の耳では他機種に較べると実際そうなのかもしれないが、これ以上クリアだったら一体ドーなるんだろう?と思うほどの透明感とダンピングの良さだ。

トーンコントロールが付いていないB−60では、気になっていた低域不足は補正出来なかったのだが、超低音域も量感たっぷりに再生してくれるから、これでその問題も解決した。
それに音の良さは勿論、パースペクティブも広がりも一気に拡大したのだ。

だからと言って、ただでさえ大きめな綾戸智絵の口(ゴメンナサイ^^)が更に大きくなるような感じはこれっぽっちも無いし、一音一音が緻密で、ましてや専門家の評価のように甘くぼやけた印象は無いどころか、かえってエッジが効き過ぎているのでは?と思うほどカチッとしている。

いろんなCDを聴いていて、その全てが劇的に良い音で鳴る訳では無いということも判った。
あまり変わらないものもあったから、きっと録音状態にも因るのだと思う。
つまり、最初から情報量?の少ないCDは変化も少ないのだろうし、沢山の情報を持っているCDは、今まで聴こえにくかった音がしっかり再生されるようになったのではないかと思った。

とにかく、これでアルピーヌのBGMはスタジオモニターに近い音で鳴るようになりました・・・・??(^^)

モノは中国 SHANLING社製の CD−A10T

チユーゴク 恐るべし!!!


余談:

雑誌にはオーディオケーブル類に因っても、音質が大きく変わるというようなことが書いてあってビックリ。その評価も製品によって随分違っていた。

スピーカーケーブルは短くて太いのが良いのは分かる。
低インピーダンスのスピーカに極端に細くて長いコードを使ってみると、抵抗が大きくなってダンピングファクターが悪化するから、特に低域が「ボヨンボヨン」になるので誰でも判ると思う。ガ・・・・

電源コードはもとより、果てはタップ(コンセント)や端子のラグでも変わるとなれば眉に唾を付けるしかないのだ(^^) でも耳の良い人には判るんだろうな〜。

ちなみに信号ケーブルは、安いもので1m5千円前後、高いものでは90万円以上!!!もする。←腰が抜けた(・・;
例えその違い(改善具合)が分かるとしても、システムのグレードがレベルを遥かに超えているのが前提だろう。
まさか数万円のCDプレーヤーとアンプを90万円で繋いだら、小型スピーカが大型スピーカのような音で鳴るとは思えない。

各種機器との相性や使うケーブル類の組み合わせをを想像しただけでめまいがするし、又その「めまい具合」を楽しめる人がオーディオファイルなのだろう。

久々の秋葉原はおおいに刺激的だった(^^;

術選その2
2004/03/13
行ってきましたよ!欺術選。

かつてヤマハチームの先輩だったM上氏(元○知県の○モンストレーター)と、現在○知県の欺○員(^^)をしているK田氏、それにM上氏の友人が訪ねてくれ、「欺術選を見に(観にではない)行こう」と誘われたので、二十数年ぶりに一緒に滑られると思って行って来た。

デスコ(笑)のお立ち台

もマッチャオな無駄にデカいジャッジ台の上では、例のオタク狂ジュが軽薄そうなDJ?と、解説と称する意味不明な掛け合い漫才をやっていた。
それに加えてゲスト(元有名選手だったらしい)の勘違い○カが得意そうに持論を展開していたりして、大いに笑わせてくれたから、ビデオより臨場感があって(あたりまえか)やっぱり漫才は「ナマが一番」だと妙に感心した。

肝心のセンシュ達はというと、中には確かに観賞に耐える上手な人もいたが、殆どは・・・・・・(^^;

サロモンを衝動買いした時に見たビデオ同様、兎平の完璧に整備されたバーンでは、ワンピースにジャケットという異様なスタイルでゴキブリ滑りをしていた。
どうせ笑わせてくれるなら天気もいいことだし、ジャケットなんか脱いで滑ればいいのにと思ったら、現役の欺○員(^^)K田氏が、この狂戯のレギュレーションでは、「ジャケット着用が義務付けられている」と説明してくれた。

昨年は悪天候だったから、皆がワンピーの上にジャケットを着て滑っていると思っていたのだが(それでも充分笑えた)、この狂戯ではそのスタイルがトレンドらしい。

ワンピースとはつまりレーシングスーツのことで、体に密着して空気抵抗を減少してくれるから、百分の一秒を争うレースでは絶対必要なアイテムだし、ましてや寒いからと言ってホンチャンでジャケットを着たまま滑るなんてことは間違ってもありえない。

タイム計測も無いこういった類のお遊びで、こんなアイテムをわざわざ着用することの異様さもさることながら、もしワンピースだと速度が出すぎて危険だからと、ジャケット着用が義務付けられたのだとしたら、ドイツもコイツもトンチンカンな逝かれた連中としか思えないのだ。

薄い生地で作られているワンピーは、万一の時の安全性も低いし、ましてやセンシュは、その殆どがごく普通のシドーインやレースを引退した人達だから、なお更違和感がつのる。そして何台も板を履き替えるのは、レーサーの真似事をしたいのか、あるいは現役時代の郷愁にひたりたいだけなのかもしれない。

最近の欺術選は「安全な生涯スポーツ」を掲げている狂逝く本部の仕切りにもかかわらず、無駄に速くて危険な速度が求められているらしいから、中にはヘルメット着用のセンシュも居たりして、これはこれで正しいと思う。
囲いの中でも危険と思われる速度なのに、これで普通のゲレンデを滑ったりしたらドーなるか?を理解しているセンシュも居る訳で、彼らは自分のアタマは守るべき価値があると思っている証拠だ(^^)

屈折した心理集団の渦中に身を投じ、例えウイルスに汚染されたとしても、正気に戻った時に自分のアタマが本来の機能を保っている為にも、ヘルメットは必要なアイテムだろう。

アフォな漫才師をネタに多少(^^)盛り上がったのは言うまでも無いが、土曜日でもあり、過剰包装のバッジテストをいつまでも見ている暇は無いので、1時間も!居て帰ってきた。
僅かの時間だったけれど、念願のM上氏達とも滑られたし、満足。
欺術選とは、趣味の悪い包装紙や箱で豪華そうに包んでいても、中身はシケた梅干一コの日の丸弁当だったということが現物を見てよ〜く分かりました。でもそれが好きな人もいるけどね。

黒菱ゲレンデの「急斜面不整地種目?会場」にて。右からM上氏、私、M上氏の友人、K田氏。

狂逝く本部らしく、意味不明でアカデミック(笑)な狂テーをでっちあげる一方、実技と言ったら軽薄そうなDJを使って一般スキーヤーに媚を売るという整合性の欠如が、不可解なワンピー着用と共に屈折した心理を物語っているし、カタガキ命の皆さんもこんなことをいつまでも続けていたらお立ち台に上りたくても、そのうち作ってもらえなくなるカモよ(^^)。

マジで哀れになりました・・・・・・オシマイ。


自然な波
2004/03/10

名木山ゲレンデ


ウスバのカベ

写真のように、ここの2箇所にこの時期現れる不自然な波と綺麗に整備されたピステを見て、これがどういうことなのか判る人は相当そちら方面に詳しい人ですね。普通のスキーヤーにはまず判らないでしょう。

一般のスキーヤーが滑っているピステと較べてみればその差は明らか。
勿論お客さまがグチャグチャな方、ある狂戯に参加する人たちが綺麗な方を滑るというあんばい。
これを見るたびに不快な気分になる。・・・・・「ピントずれてませんか」

お金を払って遊んでくれるお客さまで成り立っているスキー産業だから、こういう整備が出来るのなら綺麗な方を滑っていただくのがジョーシキだと思うのだが、どうもS○Jのエライ人達は違うらしい。そして技術向上の目的はグチャグチャなコンディションでもそれなりに楽しめるようになる為にあるということも知らないらしい。
知らないと言えば一般スキーヤーは大抵1台の板で一日を過ごすこと。

ここを滑る権利がある人達の中には指○員もウヨウヨいて、ナンセ日本のトップレベルの技術を持っていると自負しているし、スター気取りだモンから、完璧に整備されていて、しかも囲われていないと滑る気が起きないのだろう。

某スキー雑誌によると、「一般スキーヤーの頂点を決める狂戯」だそうだ。
で・・・・・その一般スキーヤーが滅多なことでは経験出来ない斜面をわざわざ用意して、そこでチョーテン決めるってんだからスゲー(・・; ジャンプ台(ランディングバーン)が典型だな。

明日から狂戯だというのに、この閑散としたゲレンデはど〜よっ。
それでも、始まるとこの周りは人も旗も並ぶと思う・・・・勿論身内(関係者)だけだけどね(笑)

もう注文つけるのもアフォらしくなったけど、お願いだから全ての種目?を普通のゲレンデでやってチョーデャーヨッ。
洗首はジョーズな人達だし、八方は色んな環境がしこたまあるから斜面選択なんてよりどり緑(^^)ズラ?


唐突ですが・・・消費税は「内税にせよ」とのお達しがありました。消費税が導入された当時は「外税にせよ」と言っていたのにです。

今回の改定は近い将来税率を上げても、それをウヤムヤにして消費者の反発を避ける為の姑息な下準備だということは、多くの国民にバレバレにもかかわらず、頻繁に報道される社会保険を含めた腰を抜かしそうな無駄遣いの話はそのままにして、消費税を上げちゃおうという国民を舐め切った見事な作戦には頭が下がる思いです。

税金が無ければ国が機能しない。だから必要な税金は喜んで納めたい。これは国民の義務(権利(^^))←マジです。

おかげでアルピーヌの宿泊料金は益々割高な印象になってしまいます(;;)


2004/03/06
某日黒菱のコブ斜面で練習している人達を見た。
きっと技術選参加者だと思うが、リフトの上で思わず見惚れてしまうほど上手だった。
上手というよりむしろ驚嘆に値すると言った方が良いかもしれない。

硬く凍って不規則に並んだコブ斜面を、リズムもフォールラインも崩さずに信じられない速さで降りてきたからだ。
コブに合わせて滑っている訳ではないから、激しい衝撃を受けているのはよくわかる。にもかかわらず、圧倒的な力で押さえ込んでいる。ビンディングが開放しないのが不思議なくらいだった。

規則正しく並んだコブを滑るモーグル競技とは違い、多くの人が滑ることによって出来た不規則で大きなコブの中を、自分のリズムを刻んで滑ることが如何に困難かを知っているだけに、技術選を斜に構えて見ていた私だったが、迂闊にも心の中で「スゲーよオメーは」と呟いてしまった。
久々に弩級のスキーヤーと、その滑りを見た気がした。

技術選は一般スキーヤーにとって非現実的なほど綺麗に整備された斜面ではなく、ここでも再三指摘しているように、是非ありのままのゲレンデを使ってその技術を披露してもらいたいものだ。

一般スキーヤーが躊躇するような斜面状況(あくまで誰でも滑られるゲレンデであって、オフピステのエキストリームコンディションではない)を使わない限り、どちらかと言えば単能化したレーサーや、モーグラーには無い、オールラウンドスキーヤーが持つポテンシャルとは一体何なのか、その意味を見出すのは難しいだろうし、この弩級スキーヤーはじめ、参加している人達の技量さえ不当な扱いを受けるかもしれないからだ。

この競技?は日本独自のものだから、その存在意義の是非はあるにせよ、現実に多くの「日本の」スキーヤーに影響を与えていることを考えると、どこかでやっている屈折した心理がなせる技「欺術選」では無く、選手達が持つ本当の技を出し切れる(素人目にも容易に優劣が分かる)環境で行って欲しいし、又そういう技術選を見てみたいと思った。
そうでなければ一部タレント気取りの勘違い○カは別にして、真面目に技術向上に取り組んでいる人達の努力が報われまい。


オーディ
2004/03/05
BGMに使っていたヤマハCDXー2200というCDプレーヤーがついに寿命を全うした。
ほとんど毎日、かれこれ20年近くも使ったから、無理はないと思う。回転部分を持つ機械にしては本当に良くもったものだと感心したくらいだ。

パワーアンプ、アムクロンDC300Aはプロ用機器だけあって、20年以上現役でピンピンしているものの、5年前に17年位使ったヤマハC2aプリアンプ、そして、これも同じくらい使ったティアックのC−1カセットレコーダーが逝ったし、同じ時期に購入したJBL4435はそろそろコーンのエッジが怪しくなってきた。

なんか最近バタバタと機材が壊れていくような気がする。

BGMが無いと趣に欠けるので、ピンチヒッターでPCやCD付きポータブルラジオをCDプレーヤー代わりにしているのだが、耳の肥えたお客様からは「音が変だ」と御指摘を受けてしまった。

PCやラジオのデジタルアナログコンバーターがどれ程のクオリティーがあるのかはおして知るべしだし、良い音には好みがあるとは言ってもそれは程度問題であって、レベルに達しない音はやはり情けない。

早く新しいプレーヤーを購入しなくてはならないが、いざ買うとなるとシビアコンディションでも耐久性の良さそうな物が欲しくなるし、そしてそういうモノは非常に高価だから現実的ではない。

機種選びは専門誌を見たりオーディオファイルのお客様に相談したりしているが、難航しそうだ。

たかがCDプレーヤーとはいえ、あっと驚く機種だったりして(^^)


サロモンEQUIPE10 2Vその4
2004/03/02
嫌いだとは言っても、せっかく買った板だから「又滑りに行こうかな〜」と思っていた矢先、バトルギア3を持って乱入してきた例の甥から、「汚字さん今度はスキーでショーブしようゼ」と身の程も知らない挑発的な電話があった。

サロモンは1日だけ、それも昼間プレート付きで1時間、プレートを外したのをナイターで2時間位しか使っていなかったから、本当の調子は分からずじまいだったので二つ返事でOKした。

天気はイマイチ。斜面は雪上車が作ったナミナミが凍った上に、所々新雪が5cm位積もっており、速度が速いと足がマッサージ器にかかっている様で、特にスカイラインは酷い状態だった。

いつも達人検定で使う斜面も荒れたまま凍っており、1回だけ入ってみたものの、板があばれるのを力づくで押さえているだけになってしまい、板そのものの調子が分かるという状況ではなかったから今日はピステで滑っていた。

178cmに慣れていた為か、それに比べやはり185cmは安定感が大きい。挙動に関しても不具合は感じられず、ヴェーデルンのような小回りでも素直で気持ち良く滑られた。

足はマッサージを受けていても、板自体は何故かしっとりと落ち着いていているような感じだったから、もしかしたら前後に付いている怪しげな仕掛(ダンパー?)が効いていたのカモ。

素直なのにエッジの渋さは終始気になった。これはフォルクルP40に比べ、ウエストで3mm、テールで4mm幅広いのが影響しているのかもしれない。引っかかりとは違うから慣れで解決できると思う。

いずれにしても「悪くないな〜」というのが正直なところ。

北尾根第三ゲレンデの緩斜面を軽く流しているところを甥が撮ってくれた写真が下のもの。
今風の板にしては長いものの、サイドカット23mの恩恵に授かってチョーラクチンに大回りをすると、古いタイプのスキーヤーとコンポラ板の組み合わせでは必然的にこういうスタイルになってしまうのだろう。


Photo by とろろ

コンポラスキーヤーに言わせれば「内脚の膝の向きが違う」とか「スタンスが狭い」とかいうことになるのだろうが、そんなことはヨケーなお世話ってもんだ。悪い雪や深雪を滑る時の両膝を締めている癖が抜けないから、これでEのだ(^^)

心地よいマッサージを受け続けた脚は絶好調?(^^)
リーゼン、パノラマ、タテッコ、北尾根、スカイライン、兎、チャンスカ、セントラル、と充分満喫して帰った。

ちなみに板以外のマテリアルは

ブーツ: サンマルコ レーシング 7年もの
グローブ: ヤマハ 9年もの
ストック: ヤマハ プロトTT 8年もの
ボーシ: サロモン(^^) 6年もの
ビンディング: マーカー M51レーシング 8年もの
ジャケット: バートン 1年もの
パンツ: フェニックス 1年もの
スキーヤー: ジジー 55年もの

あっ、そうそう、甥とのショーブだけれど、§急*&コ◎斜★ブ◇$コ面∈ブ∀∃‰≒≡?では軽くヒネってやったゼッ(^^)


ペシャルテスト
2004/03/01
八方尾根スキースクールのスペシャルテストの感想を「達人検定」としてここに書いていたが、「検定員の目」ということでスクールのHPに載せたいとのオファーがあった。

全く個人的な感想なので躊躇したが、「どうしても」というので渋々同意した。
但し、そのままだと八方尾根スキースクールの品位を汚す表現が多々あるので、慎重に修正してから使って頂きたいとお願いしておいた。
他の真面目な検定員や指導員も同じ目で見られるのではないかと心配したからだ。

しかしナント!トップページに実名入り、しかも内容は無修正。

いくら私でもこれにはタジタジしてしまった(^^;まがりなりにも公のホームページだからだ。

後日抗議したが「イイジャネーカ」とあえなく却下。
堅そうなスクールもユーモアが理解できるとわかって何故かほのぼのとした気分になった・・・・・が、ヤッパリ心配だな〜。


2004/02/28
欺術選・・・・この前身は言うまでも無くデ○ンストレーター選考会。
40年程前、世界スキー指導者会議(インターシー)に参加するにあたって、誰をデ○ンストレーターとして連れて行くかを選ぶ選考会だったと思う。

それが今から25年前?に第一回キソスキー選手権に変わり(これは北海道の大和ルスツで行われ、自分も参加していたから良く覚えている)、いつからか欺術選手権に変わって現在に至っている。
今年40回目だそうだが、これはデ○選から通算しての回数で、欺術選単独でのものでは無い。

デ○選は指導者会議に参加する為の人選だったから、この選考会に参加出来る人は当然指導者であって、その多くがスキースクールで実際指導に当たっている指導員や準指導員だった。
中には資格を持っていながら指導に携わることもなく、この選考会の為に練習していた人も居たようだ。そしてそういう人達が上位を占めるようになると、それにともなってデ○選も変質してきた。それがキ○センであり、又1級の人も参加出来るようになった欺センだ。

某団体のアルペン競技関係者は公然とは口に出さないが、狂逝く本部が仕切るこの選考会を蔑視していたし(今も?)、狂逝く本部は今日行く本部で、台頭してきたフリースタイルスキーを蔑視していたように思う。

モーグルが流行はじめた当初は、決して贔屓目では無く、デ○ンストレーターの方が遥かに技量は上だったし、エンタテイメント性を重視したモーグルは、正統派だと信じている狂逝く本部関係者(デ○ンストレーターも含む)からは邪道として相手にされなかった。
オリンピックの解説者でさえ、その内容は「いいキュウシュウですね」か「スッンゲー タ○!、スッンゲー タ○!」くらいだったから無理もないと思う。

ところが、この種目がオリンピックの正式種目に採用されて以来、様相はガラッと変わってしまったのだ。

コブをこなす技量だけで見れば、未だに欺術選上位の中には充分モーグル競技で通用する人達が沢山いると思う。しかしジャンプがあるとなると話は別だ。
これに抵抗を感じたり、不得手な人達もいる訳で、おいそれとモーグル競技に転向する訳にはいかない。

もし、一般的に整地されたゲレンデ内という条件付きで技術を競うのであれば、アルペンレースをおいて他には無いだろう。そこでトップのタイムを出した選手が一番優れているということになる。
何故なら規制されたコースで最速のライン取りが出来た、あるいは出来る技量を持っているからだ。

アルペンレースと同等か、それ以上に整備された斜面を使ってのフリースキーでは、その人の持つ真の技量を評価判断出来るとはとても思えない。

だからと言って、アルペンレーサーが悪条件をも得意としているかというと、そうとは言い切れないし、基本技術を無意識のうちに習得しているのは当然としても、それは本人のみ知り得る基本であり、そして必要最小限のモノだから、一般的普遍的な動きとして他人に理解される表現が出来るかどうかとは又別の話なのだ。この点で欺術選に参加している人達は、アルペンレーサーよりアドバンテージはあるものと思う。

もしこの欺術選に何らかの意義を見出すことが出来るとしたら、それはかつてのデ○選のように、スキーを習得するにあたって理想的な基本動作(操作)の演技と、それを習熟することによって、より困難な条件でも自在に滑られる技術を見るという2つしか無いだろう。

エンタテイメントを蔑んでいたにもかかわらず、最近の欺術選は独特のエンタテイメント性を帯びてきている。
アルペンレースとフリースタイルスキーのハザマで、この狂逝く本部の屈折した心理が、得体の知れない造語を含む支離滅裂な理論や、欺術選における意味不明な種目と解説の源になっているような気がするのだ。

勿論今でもデ○選はある。しかしそれは欺術選の付録程度の扱いでしかない。
外れた視点を元に戻さないかぎり、レースでもなく、エンタテイメントでもない、この不可解な狂技(笑)はもとより、近い将来狂逝く本部自体がレゾンデートルを失うかもしれない。
いや、既に失っているといった方がいいだろう、スキー場に於けるスノーボーダーとの比率を較べるまでも無く、若いスキーヤーの減少がそれを証明している。

先日行われたFISアルペンレーススピード系の競技に参加していた選手達からは、まぎれも無くアスリートと言うかスポーツマンの匂いが感じられたが、欺術選参加者の多くにはそれがない。
あるとしたら、テレビのナンセンス番組でバ○ヅラをさらしているタレントと称する人種に共通の不快な匂いだ。

コース脇に今年もおっ立つだろう贔屓選手の登り旗がはためくサマに、サル芝居のわびしさを感じるのは私だけだろうか?


ハイッ そーで〜す(^_^;


サロモンEQUIPE10 2Vその3
2004/02/26
最近誤字脱字多字(だからタジタジ?)がやたら多くて、しかも意味が違っていたりするから読み直すとアセル。だから時々こっそり修正している。斜滑考[はけっこう直した。

本題・・・
夕方からナイターに出掛けた。
考えてみれば夜滑るのは今シーズン初めてだ。ナイターは斜面の様子が良く見えるので滑りやすいが、コンディションは融けたシャーベト状の雪が固まっていて良いとは言えない。

プレートを外した板はやはり軽い。エッジは相変わらず渋さがあるものの、想像していた通り、ブーツが雪面の情報を明確に伝えてくる。こんなにも情報量があったのかと少々驚いた位だ。しかも今度はスキーの全長に亘って有効に雪面を捉えている感じで、当然とは言え足裏の堅さも無くなった。

エッジの渋さが操作性を多少スポイルしていて、フォルクルP40のような抜群のリニアリティーという訳にはいかないが、それでも不具合を感じる程ではないので一安心。マー可も無く不可も無しといったところだろう。

出かける前に一通りエッジをファイルで整えてきたのだが、サロモンも例に漏れず、エッジのウネウネがけっこうあった。
所々焼きが入っていてファイルが滑る程硬かったから、完全には修正出来ていない。

一般的にエッジに渋さがあると不整地では挙動不審に陥りやすい。
ところが斜面状況としては決して滑り易いものではないのに、バラつくこともなく不思議と安定して滑られたのには感心した。速度を上げてみても変わることは無かったから良く出来た板といえる。
長さが正常に近くなっていることもあるだろうし、EQUIPE10 2V だけにニブイのカモ(^^)

渋さとか引っ掛かり感は、その板が本質的に持っているものと、単純に滑走面の平面度やエッジのビベリング角に因るものとがあるが、この板は前者のようだ。

「安物のくせにヤケに高価でミーハーでダサイ(サロモンファンさんごめんなさい)」という印象が強かったサロモンを、まさか買うとは思ってもいなかったが、こうして実際自分のものとして使ってみると、10数年前に履いた時の印象からは格段に進化していることが分かった。トーゼンか(笑)

それに斜面の状態が悪くてもフラつきにくいという長所は、きっと本格的な悪雪でもその真価を発揮してくれるものと思う。
いずれにしてもヘッドXP100のようなエキセントリックな性格でなくて「ホッ」とした。


ナイターではスクールの若い女性イントラ(研修生?)が練習していた。
内スキーを引っ掛けて曲がる式のガニ股ターンだった。つまり「内脚シュドー」のつもりなのだろう。シーズンも半ばを過ぎるとオタク理論ウイルスの感染者がここでも出てきたということか。

朝、FISのスピード系レースに参加する「本物のレーサー」達のフリー滑走をリーゼンコースで見ていたから、余計にも「ダッセー滑り」に見えてしまった。当然とは言え、彼らはそんな滑り方はしていない。

それと八方でかつて一緒にイントラをやっていたM下君と偶然逢った。
彼は今愛○県スキー連盟の技術員をしているらしい。若い頃も上手だったが、さらに円熟味を増していた。
ウイルス発祥の地に住んでいながら、未だ毒されていない正統派スキーヤーが滑る美しい後姿を清々しい気分で見ていた。


サロモンEQUIPE10 2Vその2
2004/02/25
あまりにも暇なので、曜日の感覚が麻痺してしまい、日付も間違えてしまった。↓の「サロモンEQUIPE10 2V」は24日に書いたものでした(・・;

で・・・・・・朝一で行ってきた。
リーゼンコースは硬く締まっていてまっ平ら、下部は3日前の雨の影響でアイスバーンに近かった。

自分で買ったスキーを初めて使う時は何故か「ドキドキ」する。こういう気持ちは最近では3回目。
「期待していたような性格(性能)であって欲しい」と祈るような気持ちとでも言おうか。つまり、この選択は間違いだったのではないか?支払ったお金をドブに捨てたのではないか?と後悔したくない心理が強く働いているような感じなのだ。

とても気に入っているフォルクルとは長さも違えば、幅もサイドカットも違う。フレックスパターンに至ってはなお更だ。両方GSタイプだと言っても滑走感覚は同じ訳が無い。それが分かっていてもなお、より良い滑走感覚を期待してしまう。

いつものパターンだけど、先ず軽くプルークで滑ってみてエッジの引っ掛かり具合に違和感がないかを確認する。多少渋いような気がするが問題は無い。
これを確かめてからでないと、いきなり高速で変な挙動を起こされでもしたら危険だから、序々に速度をのせて慎重に滑る。

普通に遊んでいる時の速度(リーゼンフルコース2分位か?)では、操作性に問題は無いし、変な挙動も起こさないが、足の裏部分だけで滑っているような、そしてそこだけ堅くて前後部分が役に立っていないというか、エッジは利くものの抜けや走りに繋がらないような感じなのだ。昔のパラマウントを思い出した。

これは鍛えられたレーサーがホンチャンの高加重域で威力を発揮するように作られているのだと思った。低負荷で自分のような非力な脚力で使うには、エッジの渋さばかりが目立つ。

それでもリーゼンをノンストップで3本目を滑る頃には多少慣れてきたせいか、ハヤリのカービング状態に持ち込むと4ターン位は気持ち良く走らせることが出来た。しかし自分には荷が重い(^^;
そして滑っているうちに、これは板自体の特性もさることながら、プレートがフレキシビリティーを阻害しているのだと感じるようになった。

プレートの無い板との大きな違いは、雪面の様子を足の裏に全く伝えてこないことだ。プレートが情報を遮断しているとでも言おうか?。プレート付きを初めて経験してこれが一番違和感を持った点だ。

今までは何気なく滑っていたが、厚くて堅いブーツの底もスキーのしなりに連動してちゃんと情報伝達をしていたのだと思う。
プレートはフレックスの阻害、情報伝達の阻害、この2点でフリースキーにはデメリットをもたらすと結論した。但し、ショップの店員さんが言っていたように、レースシーンではより敏感なエッジングを期待出来ると思う。

上部は又強風だったものの、晴天で良いコンディションだったのでこのままもう少し滑りたかったが、9時半位には帰って早速プレートを外した。
ビンディング位置はプレート付きと同様33mm後退。
どれ程の違いがあるか楽しみだ。


サロモンEQUIPE10−2V
2004/02/25
好きになれないと言うか、どちらかと言えば嫌いなメーカーだったサロモンを買ってしまった(^^;
モノは
 185cm R23m GS

ビンディングメーカーだったサロモンが、ブーツに続いてスキー製造に進出したのは10数年前だから、スキーメーカーとしては他社に較べ比較的新しいと言える。

ブーツ製造を始めた時は独創的なアイデアのリヤエントリーだったし、スキーもキャップ式の斬新なものだった。
リヤエントリーのブーツは履きやすいだけでデメリットが多かったから、ワカッテいるスキーヤーには残念ながら支持されなかった。結局レンタルブーツ用のローコスト商品として他メーカーにコピーされただけだったように思う。

サロモンがはじめて作ったスキーをテストしたことがあって、その時の印象はとても悪いもの(おもちゃの様に安っぽい感じ・・・スキー自体がおもちゃみたいなものか(^^;))だったから、以来「キャップ式=安物」というイメージが染み付いてしまった。

当時はヤマハのチームだったから、他社製に興味を持つことは背信行為だし、何より公式の場ではヤマハしか使えない訳だから、こう感じたのはヨケーなお世話だったということだ・・・。

キャップ式製造方法は、最近まで(現在も?)他メーカーがこぞって採用する程だったから、製造コストや均一性、耐久性、大量生産に向いた優れた方式なのだろう。言ってみれば鯛焼き方式か。

スキーヤーの技量や体格や好みに合わせたきめ細かい性能を出そうとすれば、どうしてもサンドイッチ式にならざるを得ないが、ある程度のレベルを保った良いスキーをバラツキ無く大量に生産出来るという点で、サロモンのオリジナリティー溢れる先見性は評価すべきだろう。・・・・アレレ・・ヒョウタクレになっちゃったゼッ(汗)


板にはアルミのプレートが付属しており、取り付け用の穴も開いているので、最初はプレート付きで使ってみることにした。不具合を感じれば外せばいい。


軽くあおってみると、写真のように前後のフレックスはとても軟らかいが、プレート部分が硬く、見た目の印象では整地されたバーン専用のような気がする。
もっともGS用だからこれで文句をつけるのは筋違いというものだろう。コブが主体なら当然外す。


ビンディングはマーカー・・・オイオイ(^^;
取り付けようとして気づいたのだが、サロモンは他社製(ヘッドやフォルクル)に比べ、異様にブーツセンターが前になっている。

そういうように設計され、レースシーンではそれが一番性能を出せる位置なのだと思うが、普通に遊ぶにはちょっと「カンベンしてチョーヨ」という位前だから、指定位置より33mm後ろに取り付けた。

33mmというのは何となく意味ありげだね(^^)
これはビンディング取り付け用ビスがプレートを支持しているピボットボルトと干渉しないギリギリの位置がこの数値だっただけのことで、ピボットボルトをまたいでその後ろにすると、今度は「いくらなんでもやりすぎじゃネーカ?」という位後ろになるから、「マーこんなモンだね」といういい加減さの33mm。

ヒールピースの一部はプレートからはみ出しているにもかかわらず、それでも上のフォルクル178cmより相対的に前になっている。
履いた状態では前を見ているから(笑)長さはフォルクルと同じ様に見えて、185cmは実感出来ないということになるナー。

気になるのは前後に付いている怪しげな仕掛け。こんなものが付いていたんじゃリフトの上で雪を落とせないだろう。

本体はともかく、プレートシステムの作りは泣かせる。
プレートを支えるブラケットはナント、アルミ削り出しカラーアルマイト仕上げ!!簡単な鉄板のプレス製でも全然問題無いと思うのに、これを付録にするサロモンの太っ腹を尊敬してしまう。

嫌いだったのに好きになってしまいソーでコワイ。MCに乗っているヤツは「ケズリダシ」にチョー弱いのだ(^^)・・・・・から「ケズリブシ」も好物なのだ・・・・ナンノコッチャ。

みよ!この美しい輝きを!!
問題はチョーシだな〜(汗)
早速明日滑りに行こう


距離
2004/02/24
先週の土曜日早朝、娘を大町市にあるスイミングスクールに送って行ったのだが、土曜日だけあって対向車線を白馬方面に向かう車がとても多く、スキーヤー減少の暗い話ばかり聞いていたので、やはり「冬はこれでなくちゃ」と明るい気分になって走っていた。

天気が快晴で早朝にもかかわらず気温は高く、道路の掲示板にはー2度と表示されていたが、路面は所々凍結していたり融雪剤が撒かれていて滑りやすい状態だった。

対向車線の流れは速く、殆どが適度な(積雪地域では)車間距離をとって走っている中で「金魚のウンチ」かと思うほどくっ付いて走っている車もケッコウ多く、前の車が急ブレーキを掛ければ追突確実という感じだ。

MCで走っているとこういうバ○が時々居て(前に車さえ並んでいなければサッサと先に行くけど(^^))、追突なんかされた日にゃひとたまりもないから、信号などで停止する時は常にバックミラーを見ていて、ゆっくり停止線や停止中の車の後(横)に近づいていくようにしている。
万が一突っ込まれても加速して逃げられるだけのスペースを空けておくと言うことだ。後続車2台位の減速を確認してからニュートラルに入れる。車でもこのクセは抜けない。

以前首都高の永福料金所で、よりによって秋川消防署の所長が乗ったクラウンに追突されたことがある。
その車が追突してきた訳では無く、クラウンにトラックが突っ込んで押し出しを喰らったからだ。
自分の車も押し出されて前の車に突っ込んだのだが、その車はバンパーが変形するほどの衝撃を受けたにもかかわらず、走り去っていったのが今でも解せない(^^)。

クラウン後部座席の署長ともう一人は結構ダメージが大きく、運転手は「救急車が遅い!」なんて文句を言っていたっけ。
自分も追突された衝撃の激しさに驚いたが、ヘッドレストの位置が適正だったから大事には至らなかった。
以来後ろは特に注意している。

娘を送り届けてから、帰りは混んだR148は避け、大町スキー場の前を通ってオリンピック道路に出た。
平川の橋を渡って下った所の信号機が赤だったので、MCと同じように50m位手前から減速を始め、ゆっくり前の車に近づいていったのだが、バックミラーを見ると勢い良くワンボックスが近づいてきた。

ブレーキペダルを小刻みに数回踏むと、それに気付いたらしく、ミラーの中に引きつった運転手の顔がハッキリと映った。
自分の車と前の車との車間はせいぜい4m位しか無かったから、追突されるカモ?と覚悟して前に出ると、何とか後続車は無事停止した。
勿論自分が前進しなければ完全に追突されていた筈だし、しかも前の車との車間は残り数センチ位だったと思うから、えれービビッた(^^;。

停止直後、ホッとした運転手の顔を確認するやいなや、「ドンッ」という音がした。そのワンボックスが後続車に追突されたのだ。

天気が良くて綺麗な山岳美に目を奪われていたか、数百キロ?を走ってきて、後1〜2Kmで楽しい遊びが待っていると気が弛んだのか、あるいは金魚のウンチ状態だったのかは知らない。

いずれにしても追い越しが不可能な数珠繋ぎ状態の時に、「金魚のウンチ」走りほど無意味なことはないから、充分車間を空け、前と後ろには特に注意して走っていた方が、お互いの身の為だと思う。積雪路だったらなおさらだ。

ちょっとしたことで折角の休日を台無しにしてしまった2台の車の人達の気持ちは察するに余りある。

ちなみに積雪路でのパニックブレーキは殆ど利かないと思っていた方が良い。例えABS付きであっても。


人検定’04 2回目
2004/02/23
2月19日は快晴に恵まれ、この検定が始まって以来5回目にして漸く青空の下、ゼッコーチョーの天候で遊べると思った。ンガ・・・・上部は強風でリフトが運休。
例によって先ずリーゼンコースノンストップ滑走の後、辛うじて黒菱まで登ることが出来た。

もう5回目ともなるとパターンはほぼ決まりつつあるから、リーゼングラートが滑られないのはこの検定の趣を欠くような気がした。
気温も高く、湿り気を帯びた新雪は強風で適度にしまり、見た目から想像するより遥かに滑り易かったし、過去4回の過酷さに較べると、悪雪とはとても呼べないコンディションだった。
しかし荒れていることに変わりが無いので、参加者の多くはやはりてこずっているように見受けられた。

その中でテレマーカー2人の滑りは別格だった。
この検定の趣旨である(私が勝手に思っている)「何処でもチャレンジして楽しく一緒に滑って遊ぶ」という愉快な気分が体から発散していたからだ。

検定員に媚びるような素振りはこれっぽっちも無いどころか
「スキーっつーのはこーやって遊ぶもんよ〜」
とボディートークしているみたいで、ひたすら自分のスキーを楽しんでいるように見えた。

特にリフトが止まって誰も滑っていないスカイラインコースで、太陽を背に受けたテレマークのシルエットが、地吹雪のカーテンの中を滑り降りてくるサマは、「こんなにカッコE状況があってヨロシーものだうか(・・;」と、惚れ惚れする位のもので、この瞬間を撮影していなかったのが悔やまれた。
もし撮っていればタバコ会社(マイルドセブン?)に高く売れたカモ(^^)

達人名人検定をでっち上げたにもかかわらず、イマイチイメージの具体性に欠けると思っていたのだが、5回目にして漸く具体例を目のあたりにした気がする。

「そうそうこれだよこれ!」

テレマーカーにとっては厳しいコブの斜面でさえ、そのパフォーマンスは参加者の愉快な気分を盛り上げてくれたように思う。

ということで、名人1名、達人1名の認定者は2人共テレマーカーでした。だからと言って「テレマークだと認定され易いんじゃネーカ?」と考えるのは早計。アールベルグ技法よりかなり難しいと思う。

特に達人は凄かったな〜(汗)こういう滑りを見せつけられると、つくづく「ア〜ア、オレは名人でも達人でも無くて良かったヨ」と思った次第。

例によって検定員全員異論無し・・・パチパチ。