羅漢 如来 菩薩 明王 垂迹神 その他 (索引)

羅漢

阿羅漢の略が羅漢。小乗仏教の最高の悟りに達した聖者。もはや学ぶものが無いので、無学とも言う。釈迦の
十大弟子を代表に十六羅漢五百羅漢などが有る。インドの維摩居士や唐の渡来僧鑑真和上など、仏教の普
及に貢献した人や各宗派を開いた祖師達も羅漢に含まれる。

なお、後に起こった大乗仏教では、菩薩に届く寸前の境地の修行僧を指す。 小乗仏教では、仏の弟子の最
高位が羅漢であったが、大乗仏教では、自己の悟りのみ考え衆生の救済を顧みない羅漢は、菩薩の下におか
れた。
お願い

  拝観の可否、日程につきましては可能
な限り調べましたが、念のため、事前に
確認するようお願い致します。変更や間
違い等がありましても責任を負いかねま
すので、ご了承ください。








黄色セルは、拝観した仏像です。
凡例

「形式」欄の赤字は国宝
「年代」欄の詳細は、こちら
「備考」欄の記載について
  1.特に記載の無い像は重要文化財
  2.尊名の後ろの数字は像高(cm)
  3.【  】は開扉日、記載なしは常時開扉
  4.(  )の名称は下記の通り
       (奈良) : 奈良国立博物館寄託
       (京都) : 京都国立博物館寄託
       (東京) : 東京国立博物館寄託
       (鎌倉) : 鎌倉国宝館寄託
       (大阪) : 大阪市立美術館寄託

維摩居士 (ゆいまこじ)
意味 県名 寺名 形式 材質・処理 年代 像高 備考
釈迦の在家の弟子。大乗仏教の奥義に達したといわれ、「維摩経」に
登場する。維摩経とは、維摩が病気になった時、文殊菩薩を始めとす
る32人の菩薩たちが、彼を見舞った時の問答を記したもの。禅宗で重
要視されている。
奈良 法隆寺 五重塔 坐像 塑造・漆箔彩色 奈良 711 45.2 東面 (塔本四面具)
法華寺 本堂 坐像 木心乾漆造・彩色 奈良 801以前 91.8 -
興福寺 東金堂 坐像 檜寄木造・彩色玉眼 鎌倉 1196 88.6 文殊菩薩と対で安置 定慶作
滋賀 延暦寺 国宝殿 坐像 木造・彩色 平安 9c 34.8 元青龍寺
石山寺 坐像 檜一木造・彩色 平安 10c前半 51.5 -
高僧 / 祖師
むぢゃく
無著
せしん
世親
5世紀頃活躍した学僧。法相宗で重要視。
兄が無著、弟が世親。
無著は大乗仏教思想の基礎を構築。
世親は俱舎論等多くの教論を著わす。
ほうし
宝誌
中国南北朝時代の南朝僧。
予言を良くし、神通力が有るという。
だるまたいし
達磨大師
インドの王国に生まれ、中国で活躍した、
禅宗の開祖。
にちらしょうにん
日羅上人
百済人?。聖徳太子の師と言われている
が、真偽不明。日本書紀の日羅とは別
人と思われる。
しょうとくたいし
聖徳太子
最初に仏教を理解した人物。
ぜんどう
善導
中国浄土教の大成者。
終南大師 ・ 光明寺の和尚
ぎえん
義淵
日本法相宗の祖。岡寺等五か所の寺を
創建。弟子に玄昉・行基・隆尊・良弁等。
えんのおづぬ
役小角
山岳信仰の修行者。
通称役行者(えんのぎょうじゃ)
ぎょうき
行基
橋の修築等、社会事業の実践者。
東大寺大仏造立の立役者。
がんじん
鑑真
中国、唐代の高僧。日本律宗の開祖。
ろうべん
良弁
東大寺創建に尽力。
初代別当。
ぎょうしん
行信
法隆寺東院伽藍復興の僧。
さいちょう
最澄
伝教大師。
天台宗の開祖。
くうかい
空海
弘法大使。高野山金剛峰寺を開いた。
真言宗の開祖。
えんにん
円仁
慈覚大師。「台密」を大成させる。
天台宗山門派の祖。
どうせん
道詮
法隆寺の高僧で夢殿を再興。
えんちん
円珍
智証大師円珍。最澄、円仁のあと、
天台宗を集大成する。
しょうぼう
聖宝
理源大師。空海の弟子で醍醐寺を開く。
中世以降の修験道中興の祖。
くうや
空也
念仏を称えながら諸国を遍歴した
念仏聖。
りょうげん
良源
慈恵大師。元三大師
比叡山中興の祖。
ちょうげん
重源
俊乗坊
東大寺再建の中心人物。
みょうえ
明恵
高山寺を開山。
戒律を重んじ南都仏教の復興を図る。
しんらん
親鸞
見真大師
浄土真宗の宗祖。
かくじょう
覚盛
大悲菩薩。
戒律復興の祖。鑑真の再来
えいそん
叡尊
興正菩薩。鎌倉時代中期の真言律
宗の僧。律宗復興に貢献。
にちれん
日蓮
立正大師。法華経の題目を重んじる
諸宗派の宗祖。(日蓮宗・法華宗等)
そげん
祖元
無学・仏光禅師。
中国から来日し円覚寺で武士を教化。
かくしん
覚心
法燈国師。
臨済宗法燈派の始祖。
ぶっつう
仏通
臨済宗の聖一国師の高弟。
大慈派の祖。
じょうみん
紹明
大応国師。建長寺第十三世。
臨済宗の聖一国師の甥。
いっぺん
一遍
時宗の開祖。
踊り念仏を広める。
そせき
疎石
無窓国師。
作庭家としても有名。
いっきゅう
一休
室町時代の臨済宗大徳寺派の禅僧。
数々のトンチ話のモデル。一休宋純

時宗祖師
智真(一遍) 立像 室町 1420 128.2 康秀作
真教 倚象 南北 - 122.8 -
一鎮 坐像 南北 1334 79.0 -
尊明 坐像 室町 1407 78.9 康祐・康秀作
太空 坐像 室町 - 77.2 -
尊恵 坐像 室町 1421 80.2 -
睴幽 坐像 室町 - 78.5 -

法相六祖
しんえい
神叡
 ? -737 義淵に師事し三蔵に通ず 81.2
げんぼう
玄昉
 ? -746 興福寺で法相宗を広める 84.8
ぜんしゅ
善珠
727-697 玄昉の弟子。興福寺を継承。 83.0
ぎょうが
行賀
729-803 唐から多数の経典を筆写し持ち帰る。 74.8
じょうとう
常騰
740-815 教理の研究に秀でる。 73.3
げんぴん
玄賓
 ? -818 興福寺の僧だが大僧都となる。 76.5

真言八祖
龍猛 88.6 金剛智 85.8 善無畏 85.5 恵果 87.2
龍智 86.4 不空 87.4 一行 87.4 空海 87.3
無著 ・ 世親 ・ 宝誌 ・ 達磨大師 ・ 日羅上人
奈良 興福寺 北円堂 無著菩薩 立像 木造・彩色玉眼 鎌倉 1212 193.0 運慶作 【春秋年2回】
世親菩薩 立像 木造・彩色玉眼 鎌倉 1212 190.9 運慶作 【春秋年2回】
京都 西往寺 宝誌和尚 立象 木造・素地 鉈彫 平安 11c 160.9 顔が割れ中から十一面観音が
無指定(京都)
奈良 達磨寺 達磨大師 坐像 木造・彩色 室町 1430 87.2 彫刻:集慶 彩色:周文
京都 円福寺 木造・彩色玉眼 室町 - 83.3 【4/20・10/20】
満福寺 祖師堂 木造・彩色 江戸 1663-4 166.5 范道生作 無指定
静岡 達磨寺 ブロンズ 昭和 - 500.0 ブロンズ坐像では日本一 【無指定】
奈良 橘寺 聖倉殿 日羅上人 立像 一木造・彩色 平安 9c 145.7 地蔵菩薩像か 【春秋年2回】
聖徳太子
奈良 法隆寺 大宝蔵殿 坐像 木造・彩色 平安 1069 57.9 円快作
聖霊院 坐像 四侍者 木造・彩色截金 平安 1121 84.2 【3/22-24】
恵慈法師 坐像 木造・彩色截金 平安 1121 63.9 侍者 【3/22-24】
卒末呂王 坐像 木造・彩色截金 平安 1121 52.4 侍者 【3/22-24】
殖栗王 坐像 木造・彩色截金 平安 1121 53.9 侍者 【3/22-24】
山背大兄王 坐像 木造・彩色截金 平安 1121 63.9 侍者 【3/22-24】
元興寺 立像 檜寄木造・彩色截金玉眼 鎌倉 1268 119.7 旧称:元興寺極楽坊 善春作
達磨寺 坐像 木造・彩色玉眼 鎌倉 1277 93.5 院恵・院道作
円成寺 本堂 立像 木造・彩色 鎌倉 1309 67.8 南無仏太子 2歳像 県指定
橘寺 坐像 木造・彩色玉眼 室町 1515 55.1 太子35歳の講讃像 瞬慶作
京都 広隆寺 上宮王院 立像 木造 鎌倉 1120 約140 太子33歳の像 頼範作 【11/22】
霊宝殿 半跏像 木造・彩色 鎌倉 - 57.9 太子16歳の孝養像
佛光寺 立象 木造・彩色玉眼 鎌倉 1320 94.5 湛幸作
広島 浄土寺 立象 木造・彩色截金玉眼 鎌倉 1303 94.9 孝養像 院憲作
立象 木造・彩色玉眼 南北 1338 68.3 南無仏太子像
立象 木造・彩色玉眼 南北 1339 136.1 幸春作
善導 ・ 義淵 ・ 役小角 ・ 行基 ・ 鑑真 ・ 良弁 ・ 行信
京都 知恩院 御影堂 善導 左立膝 木造・漆箔玉眼 鎌倉 - 85.5 -
福岡 善導寺 三祖堂 倚象 木造・彩色玉眼 鎌倉 - 66.4 【要事前予約】
奈良 岡寺 義淵僧正 坐像 木心乾漆造・彩色 奈良 - 93.0 (奈良)
奈良 千光寺 行者堂 役行者 倚象
二鬼
木造・彩色玉眼 鎌倉 - 110.0 町指定
櫻本坊 本堂 榧一木造・彩色玉眼 鎌倉 - 91.5 役行者像の秀逸像 二鬼なし 髭なし
大峯山寺 本堂 木造・彩色玉眼 室町 1426 79.3 前鬼58.6/後鬼56.9 無指定
松尾寺 行者堂 寄木造・彩色 室町 - 130,0 市指定
滋賀 石馬寺 行者堂 木造・彩色 鎌倉 - 112.5 町指定
京都 浄瑠璃寺 潅頂堂 木造・彩色 室町 7c-8c 106.0 二鬼は後補 無指定 【1/8-10】
奈良 唐招提寺 新宝蔵 行基菩薩 坐像 木造・彩色玉眼 鎌倉 - 83.3 【3/21-5/19・9/15-11/3】
西大寺 聚宝館 木造・彩色玉眼 江戸 1730 67.0 -
奈良 唐招提寺 御影堂 鑑真和上 坐像 脱活乾漆造・彩色 奈良 763 81.8 日本最古の肖像彫刻 【6/5-7】
東大寺 戒檀院 坐像 木造・彩色 江戸 1733 78.2 千手堂 【非公開】
東大寺 開山堂 良弁僧正 座像 檜一木造・彩色 平安 9c末 92.4 【12/16】
法隆寺 夢殿 行信僧都 坐像 脱活乾漆造・彩色 奈良 8c後半 89.7 奈良時代肖像彫刻の代表 【春秋年2回】
最澄 ・ 空海
滋賀 観音寺 伝教大師 坐像 一木造・素地 鎌倉 1224 66.1 -
高野大師堂 寄木造・彩色玉眼 鎌倉 - 75.8 慈恵大師良源像か 旧満願寺
京都 東寺 御影堂 弘法大師 坐像 木造・彩色玉眼 鎌倉 1233 83.3 彫像では最古 康勝作
神護寺 大師堂 坐像 板彫・彩色 鎌倉 1302 136.7 珍しい浮き彫り像 定喜作
六波羅蜜寺 宝物館 木造・彩色玉眼 鎌倉 - 69.7 長快作
奈良 元興寺 檜寄木造・彩色玉眼 鎌倉 1325 81.8 旧称:元興寺極楽坊
法隆寺 護摩堂 寄木造・彩色玉眼 南北 1375 77.3 慶秀・瞬慶作 【非公開】
兵庫 神咒寺 大師堂 木造・彩色 鎌倉 - 81.2 -
神奈川 青蓮寺 木造・彩色玉眼 鎌倉 - 87.3 鎖大師 膝が動く 裸形に法衣 【年5日間】
円仁 ・ 道詮 ・ 円珍 ・ 聖宝 ・ 空也 ・ 良源  ・ 重源 ・ 明恵 ・ 親鸞 ・ 覚盛
岩手 黒石寺 慈覚大師 坐像 木造 平安 1047 67.5 地蔵菩薩か?
奈良 法隆寺 夢殿 道詮律師 坐像 塑造・彩色 平安 873頃 88.2 【春秋年2回】
滋賀 園城寺 唐院大師堂 智証大師 坐像 檜一木造・彩色 平安 891頃 87.0 御骨大師 【10/29】
檜一木造・彩色 平安 10c初 85.1 中尊大師 【10/29】
京都 聖護院 坐像 木造・彩色 平安 1143 86.1 園城寺像の模刻
京都 上醍醐 開山堂 理源大師 坐像 木造・彩色 鎌倉 1261 83.0 【要確認】
京都 六波羅蜜寺 宝物館 空也上人 立像 木造・彩色玉眼 鎌倉 1240頃 117.6 康勝作
月輪寺 木造・古色玉眼 鎌倉 - 119.1 六波羅蜜寺像に似る
滋賀 荘厳寺 木造・彩色玉眼 鎌倉 - 84.0 -
滋賀 比叡山 元三大師堂 慈恵大師 坐像 木造・彩色玉眼 鎌倉 1265 85.7 1月3日没した為元三大師とも言う
金剛輪寺 本堂 木造・彩色玉眼 鎌倉 1286 83.3 他1躯(1288年)82.7  2躯共蓮妙作
京都 曼殊院 木造・古色玉眼 鎌倉 1268 84.2 【要確認】
奈良 東大寺 俊乗堂 重源上人 坐像 檜寄木造・彩色 鎌倉 1206頃 81.4 【7/5・12/16】
山口 阿弥陀寺 坐像 檜一木造・彩色 鎌倉 13c 87.7 慶派仏師作
三重 新大仏寺 木造・彩色玉眼 鎌倉 - 81.8 -
京都 高山寺 明恵上人 坐像 木造・彩色玉眼 鎌倉 13c中 83.0 【11/8】
新潟 西照寺 親鸞聖人 坐像 木造・彩色玉眼 鎌倉 - 81.8 【要確認】
奈良 唐招提寺 中興堂 大悲菩薩 坐像 木造・彩色玉眼 室町 1395 87.6 成慶作 【5/19】
叡尊 ・ 日蓮 ・ 祖元 ・ 覚心 ・ 仏通 ・ 紹明 ・ 一遍 ・ 疎石 ・ 一休
奈良 西大寺 愛染堂 興正菩薩 坐像 木造・彩色玉眼 鎌倉 1280 88.0 善春作
【1/15-2/4・4/23-5/31・10/11-11/15】
白毫寺 木造・彩色玉眼 鎌倉 14c 73.9 西大寺像の模像
東京 本門寺 霊宝殿 日蓮聖人 坐像 寄木造・彩色玉眼 鎌倉 1288 84.8 胎内に日蓮の遺骨の一部収蔵
神奈川 円覚寺 開山堂 無学祖元 坐像 木造・彩色 鎌倉 1285頃? 62.8 頂相の彫刻の傑作
広島 安国寺 法燈国師 坐像 檜寄木造・古色玉眼 鎌倉 1275頃 85.1 頂相(ちんぞう) 69歳の寿像(生前像)
愛媛 保国寺 仏通禅師 倚象 寄木造・彩色玉眼 鎌倉 - 78.3 俗称黒仏さん 頂相(ちんぞう)
愛知 妙興寺 大応国師 坐像 木造・彩色玉眼 鎌倉 - 80.3 -
京都 長楽寺 時宗祖師(七祖) 木造・彩色玉眼 左表 -
愛媛 宝厳寺 一遍上人 立象 寄木造・彩色玉眼 室町 1475 114.3 -
山梨 古長禅寺 夢窓国師 坐像 木造・彩色玉眼 南北 1357 82.5 七回忌の作像 行成作
神奈川 瑞泉寺 寄木造・彩色玉眼 南北 - 78.8 頂相(ちんぞう)
京都 酬恩庵一休寺 一休禅師 坐像 寄木造・彩色玉眼 室町 1480 82.7 逝去前年の時の像
大徳寺 真珠庵 木造・彩色玉眼 室町 1498頃 85.2 【特別公開のみ】
法相六祖 ・ 真言八祖
奈良 興福寺 国宝館 法相六祖 坐像 檜寄木造・彩色玉眼 鎌倉 1189 左表 康慶等作
高知 金剛頂寺 霊宝殿 真言八祖 板彫 木造板彫・彩色 鎌倉 1327 左表 定審作
十大弟子
釈迦の10人の主要な弟子のこと。経典によって誰が入るかは異なる
が、維摩経では下表の通り。

舎利弗 智慧第一 仏陀が特に信頼したという
目犍連 神通第一 舎利弗と共に仏陀の教団を支える
魔訶迦葉 頭陀第一 頭陀(ずだ)とは托鉢行のことをいう
阿那律 天眼第一 不眠を誓い、失明する
須菩提 解空第一 空の思想、般若経に登場する
富楼那 説法第一 説法が分かり易く道理に通ずる
迦旃延 広説第一 仏陀の教えを分かり易く説く
優婆離 持律第一 戒律に厳しく精通した、もと理髪師
羅睺羅 密行第一 修行に専念した、仏陀の子供
阿難陀 多門第一 仏陀に25年従う、仏陀のいとこ
尊名 興福寺 清涼寺 大報恩寺 極楽寺
舎利弗 (しゃりほつ) 154.8 81.2 95.0 85.1
目犍連 (もくけんれん) 149.1 80.0 97.2 83.3
魔訶迦葉 (まかかしょう) - 78.7 94.4 85.4
阿那律 (あなりつ) - 79.0 96.8 86.8
須菩提 (しゅぼだい) 147.6 80.8 98.6 86.4
富楼那 (ふるな) 148.8 82.1 96.2 85.4
迦旃延 (かせんねん) 146.0 80.9 99.2 88.0
優婆離 (うばり) - 81.2 95.8 85.1
羅睺羅 (らごら) 148.8 80.2 98.0 86.8
阿難陀(あなんだ) - 80.2 96.8 86.7
奈良 興福寺 国宝館 立像 脱活乾漆造・彩色 奈良 734 上表 6躯のみ現存 将軍万福等作
京都 清涼寺 霊宝館 立像 木造・彩色 平安 藤原 上表 【4-5・10-11月】
大報恩寺 立像 木造・彩色截金玉眼 鎌倉 1220 上表 快慶作
神奈川 極楽寺 宝物殿 立像 寄木造・古色玉眼 鎌倉 1268 上表 【冬春秋年3回の土日祝日のみ】
金沢文庫 立像 木造・玉眼 鎌倉 1308頃 約75.0 県指定 元称名寺
十六羅漢 ・ 十八羅漢
十六羅漢は、佛法を守護することを誓約した釈迦の弟子で、仏陀入
滅後に正法を護持して衆生救済を義務付けられた十六人のこと。
尚、賓度羅跋羅堕闍(びんどらばらだじゃ)は賓頭盧(びんずる)のことだが、
後に賓頭盧を別の羅漢として、さらに十六羅漢の創始者慶友を合
わせ、十八羅漢とする場合もある。


賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)
  賓頭盧頗羅堕(びんずるはらだ)の略。釈迦の弟子で十六羅漢の第一
  尊者賓度羅跋羅堕闍(びんどらばらだじゃ)のこと。
  神通を使いすぎた為、涅槃を許さ れず、仏の滅後も衆生を救い続
  けるとされている。中国では食堂に安置する風があるが、日本では
  本堂の外陣、前縁などに安置し、病人が自分の患部と同じその像
  の個所をなでると病気が治ると言われている。
第一尊者 びんどらばらだじゃ
賓度羅跋羅堕闍
第五尊者 なくら
諾矩羅
第九尊者 じゅはか
戎博迦
第十三尊者 いんかだ
因掲陀
第二尊者 かなかばっさ
迦諾迦伐蹉
第六尊者 ばっだら
跋陀羅
第十尊者 はんたか
半託迦
第十四尊者 ばなばし
伐那婆斯
第三尊者 かなかばりだじゃ
迦諾迦跋釐堕闍
第七尊者 かりか
迦哩迦
第十一尊者 らごら
羅怙羅
第十五尊者 あした
阿氏多
第四尊者 そひんだ
蘇頻陀
第八尊者 ばしゃらほったら
伐闍羅弗多羅
第十二尊者 なかさいな
那伽犀那
第十六尊者 ちゅうだはんたか
注荼半託迦
大分 羅漢寺 石造 南北 1359以後 - 無指定
奈良 南禅寺 三門 木造 江戸 1628 - 康温・康音作 無指定 【要事前許可】
京都 万福寺 大雄宝殿 十八羅漢像 木造・彩色 江戸 1664 130前後 羅怙羅像の胸に仏が  范道生作 無指定
長野 廣田寺 十八羅漢像 木造・彩色 江戸 1783 49.0-60.0 無指定
東京 五百羅漢寺 立像 寄木造・漆箔 江戸 - - 計5躯 松雲作 都指定
山梨 久遠寺 木造 江戸 - - 岩次郎作 無指定
山形 遊佐町 十六羅漢岩 石造 明治 1868 - 海岸の自然石全22躯 寛海作 無指定
賓頭盧尊
奈良 東大寺 大仏殿 坐像 木造 - - - 無指定
東京 深大寺 元三大師堂 坐像 木造 - - - 無指定
長野 善光寺 本堂 坐像 木造 - - - 無指定
埼玉 喜多院 坐像 木造 - - - 無指定
五百羅漢
仏陀入滅後、五百人の弟子は、初めての経典編集の為集結した。
  (これを「第一結集」という)
この時参加者した五百人の弟子を五百羅漢という。
室町時代以降、特に江戸時代に多く造られた。禅宗で特に多い。
大分 羅漢寺 石造 南北 1359以後 - 3770躯 無指定
東京 五百羅漢寺 坐像 寄木造・漆箔 江戸 1688-1704 - 本堂139躯・羅漢堂146躯 松雲作 都指定
埼玉 喜多院 木造 江戸 1782 - 535躯 無指定 50年かけ完成
兵庫 中山寺 羅漢堂 立像 木造・彩色 - - - 約700躯 無指定

「垂迹神・その他」(赤字は国宝です)

垂迹神 (すいじゃくしん)
仏、菩薩が日本の神々の姿を借りて、人々を救うために現れるという、
本地垂迹(ほんじすいじゃく)思想のもとに生まれたのが、垂迹神。天照大
神と大日如来、八幡神と阿弥陀如来というように、神道と仏教が融合
した。山岳思想と結びついた蔵王権現なども同じ。

かすがみょうじん
春日明神
藤原不比人が鹿島から武甕槌命
(たけみかづちのみこと)を向かえたことに始まる。
しんらみょうじん
新羅明神
天台宗寺門派の三井寺(園城寺)の鎮守。
赤山明神とは抗争関係。
そうぎょうはちまんしん
僧形八幡神
本来は宇佐神宮の祭神。南無八幡大菩薩と呼
ばれ鎮護国家の神となる。
せきさんみょうじん
赤山明神
天台宗の僧慈覚大師(円仁)が滞在した赤山・
法華院での願かけによる。画像は有るが、彫像
は見つからない。
あきばみょうじん
秋葉明神
(秋葉権現)
秋葉山三尺坊(静岡県)の祭神。火避けの神と
して信仰。天狗の顔、右手に剣、左手に綱を握り、
白狐の上に立つ。本地仏は不動明王。
しちめんみょうじん
七面明神
身延山七面山の伝説から生まれる。
日蓮宗で祀る天女姿。
またらしん
摩多羅神
延暦寺の常行三昧堂の守護神。排他神の為江
戸中期以後邪神として禁止。
うほうどうじ
雨宝童子
天照大神が地上に降り立った時の姿。
本地仏は、大日如来。
しょうめんこんごう
青面金剛
道教と集合し庚申信仰の本尊となる。庚申の夜
三戸(さんし)の昇天を阻むため、夜を徹して酒食
の宴を続けた。一面三眼六臂像が最も多い。
ごずてんのう
牛頭天王
(祇園天神)
インド祇園精舎の守護神。京都の八坂神社
(祇園社)の祭神。素盞嗚尊(すさのうのみこと)と同体
と言う。本地仏は薬師如来。
さんのうごんげん
山王権現
比叡山麓の日吉大社の祭神。天台宗の守護神
として信仰される。
ざおうごんげん
蔵王権現
山岳信仰と密教が結びつく。役小角(えんのおづぬ)
が金峯山修行中に感得したと伝える。
くまのごんげん
熊野権現
熊野三山に祀られる神。熊野三山は熊野本宮大
社・熊野速玉大社・熊野那智大社の三社。
たまよりひめのみこと
玉依姫命
固有名詞ではなく、日本各地の神社に祀られて
いる一般名。生命の誕生、再生、豊穣など、物事
が新しく始まる事象を守護する象徴神。子授けや
安産、養育などの祈願として信仰されている。
だんしん・じょしん
男神・女神
神と仏との融合により神格化されたものと考えら
れている。
春日明神 ・ 新羅明神 ・ 僧形八幡神 ・ 赤山明神 ・ 秋葉明神 ・ 七面明神 ・ 摩多羅神
和歌山 深専寺 春日明神 立像 - - - - 湯浅町指定
滋賀 園城寺 新羅善神堂 新羅明神 坐像 木造・彩色截金 平安 11c中 78.1 【秘仏 非公開】
奈良 薬師寺 鎮守八幡宮 僧形八幡神 坐像 三尊 檜一木造・彩色 平安 889-98 38.8 日本最古の僧形八幡神
神宮皇后33.9/仲津姫命36.8 (奈良)
東大寺 勧進所 坐像 檜寄木造・彩色 鎌倉 1201 87.1 八幡殿 快慶作 【10/5】
京都 東寺 宝物館 坐像 三尊 檜一木造・彩色 平安 9c後半 109.0 女神113.5/女神111.7 【春秋年2回】
島根 赤穴八幡宮 資料館 八幡神 坐像 三尊 木造・彩色 鎌倉 1326 72.3 息長足姫44.4/比売神45.2 【要予約】
京都 赤山禅院 赤山明神 - - - - - 屋根に鬼門除け猿像
東京 東光寺 秋葉明神 - 木造・立像 - - - 無指定 【要事前確認】
東京 法善寺 七面明神 - 木造 江戸 - - 江戸で最初に祀られる 新宿区指定
八王子 七面堂 坐像 木造・彩色 - - - 無指定 【要事前確認】
岩手 毛越寺 常行堂 摩多羅神 座像 - - - - 無指定 【要事前確認】
滋賀 比叡山 西塔常行堂 坐像 - - - - 無指定 【要事前確認】
雨宝童子 ・ 青面金剛 ・ 牛頭天王
三重 金剛証寺 雨宝童子 立像 木造・彩色 平安 藤原 102.1 -
奈良 中宮寺 本堂 木造・彩色 鎌倉 13c 65.0 無指定
長谷寺 本堂 立像 脇侍 木造・彩色 室町 1538 166.0 中尊:十一面観音 運宗作
大福寺 (広陵町) 木造・素地玉眼 室町 1560 - 中尊:十一面観音 源次等作 県指定
奈良 東大寺 青面金剛 立像 木造・彩色 平安 - 169.4 (東京)
浄国院 木造 - - - 無指定
青森 最勝院 木造・彩色 - - - 無指定 【要事前確認】
青森 最勝院 牛頭天王 - 木造・彩色 江戸 1772 - 無指定 【要事前確認】
福井 八坂神社 坐像 木造 - - - 無指定 【要事前確認】
山王権現 ・ 蔵王権現 ・ 熊野権現
佐賀 実相院 山王権現 坐像 樟一木造・彩色 室町 1572 31.8 市指定
東京 總持寺 蔵王権現 毛彫像 鋳銅・刻画 平安 1002 - 縦67.0×横76.4 鏡に表した鏡像(東京)
京都 広隆寺 霊宝殿 立像 木造・彩色截金 平安 藤原 96.4 日本最古 他1躯100.4
神童寺 立像 木造・彩色 室町 - - 重要美術品
鳥取 三佛寺 宝物館 立像 寄木造・漆箔 平安 1168 115.0 他6躯(84.0-140.7) 【要事前連絡】
奈良 奈良国立博物館 立象 銅像・鍍金 平安 12c 30.3 -
如意輪寺 宝物殿 立像 桜一木・彩色截金玉眼 鎌倉 1226 86.5 源慶作
金峯山寺 本堂
(蔵王堂)
三尊 立象 木造・彩色漆箔 桃山 1592 728.0 左615.0/右592.5
【秘仏 不定期 2014/3/29-6/8予定】
本堂外陣 立像 木造・素地玉眼 鎌倉 - 437.0 旧安禅寺本尊
和歌山 熊野速玉大社 熊野速玉大神 坐像 一木造・彩色 平安 前期 101.2 熊野権現 いざなぎ 【秘仏】
熊野夫須美大神 坐像 一木造・彩色 平安 前期 98.5 熊野権現 いざなみ 【秘仏】
家津美御子大神 坐像 一木造・彩色 平安 前期 81.2 熊野権現 【秘仏】
国常立命 坐像 一木造・彩色 平安 前期 80.3 熊野権現 【秘仏】
玉依姫命 ・ 男神 ・ 女神
奈良 吉野水分神社 玉依姫命 坐像 木造・彩色玉眼 鎌倉 - 82.4 【秘仏 非公開】
京都 松尾大社 男神/女神 坐像 木造・彩色 平安 9c後 97.3/87.6 他男神1躯 96.4
平等院 鳳翔館 女神 坐像 木造・彩色 平安 11c 45.7 元最勝院 無指定
広隆寺 霊宝殿 男神/女神 坐像 檜一木造・彩色 平安 藤原 88.8/73.8 -
福井 若狭神宮寺 奉安庫 男神/女神 坐像 木造・彩色 室町 初期 49.1/50.9 本堂に神と仏が祀られる神仏習合の寺
福岡 八幡古表神社 女神 騎牛像 木造・彩色玉眼 鎌倉 - 46.0 伝神宮皇后 【要確認】

三十番神
神名 本地仏 神社 神名 本地仏 神社 神名 本地仏 神社 神名 本地仏 神社
1日 熱田大明神 大日如来 (愛知)熱田神宮   9日 貴船大明神 不動明王 (京都)貴船神社 17日 大比叡権現 釈迦如来 (滋賀)日吉大社西本宮 25日 赤山大明神 地蔵菩薩 (京都)赤山禅院
2日 諏訪大明神 普賢菩薩 (長野)諏訪大社 10日 天照皇太神 大日如来 (三重)伊勢神宮内宮 18日 小比叡権現 薬師如来 (滋賀)日吉大社東本宮 26日 建部大明神 阿弥陀如来 (滋賀)建部大社
3日 広田大明神 勢至菩薩 (兵庫)広田神社 11日 八幡大菩薩 阿弥陀如来 (京都)石清水八幡宮 19日 聖真子権現 阿弥陀如来 (滋賀)日吉大社宇佐宮 27日 三上大明神 千手観音 (滋賀)御上神社
4日 気比大明神 大日如来 (福井)気比神宮 12日 賀茂大明神 聖観音 (京都)賀茂御祖神社 20日 客人大明神 十一面観音 (滋賀)日吉大社白山宮 28日 兵主大明神 不動明王 (滋賀)兵主神社
5日 気多大明神 阿弥陀如来 (石川)気多大社 13日 松尾大明神 畏婆尸仏 (京都)松尾大社 21日 八王子権現 千手観音 (滋賀)日吉大社八王子社 29日 苗鹿大明神 阿弥陀如来 (滋賀)那波賀神社
6日 鹿島大神宮 十一面観音 (茨城)鹿島神宮 14日 大原大明神 薬師如来 (京都)大原野神社 22日 稲荷大明神 如意輪観音 (京都)伏見稲荷大社 30日 吉備大明神 虚空蔵菩薩 (岡山)吉備神社
7日 北野大明神 十一面観音 (京都)北野天満宮 15日 春日大明神 釈迦如来 (奈良)春日大社 23日 住吉大明神 聖観音 (大阪)住吉大社 -
8日 江文大明神 弁才天 (京都)江文神社 16日 平野大明神 聖観音 (京都)平野大社 24日 祇園大明神 薬師如来 (京都)八坂神社 -
三十番
  法華経や潅頂経の説にもとづいて、最澄が祀ったのが始まりとい
  われ、最初は天台宗で、後に日蓮宗で熱心に信仰された。国土を
  一ヶ月三十日(太陰暦)間、交替して守護する三十の神。平安時代
  に一般に広がり、鎌倉時代に盛んに信仰された。が、明治時代に、
  天照大神と八幡大菩薩がその中に入っている事が問題とされそれ
  以降は廃れた。三十番神は、天地擁護、内侍所、王城守護など、
  十種類あるが、最も知られているのは禁闕(きんけつ)(宮中のこと)
  守護の三十番神である。上表は禁闕守護の三十番神。
千葉 小湊神社 - - 江戸 前期 - 逗子入 無指定 【要事前確認】
東京 福泉寺 坐像・彩色 木造 江戸 後期 - 逗子入 西東京市指定
北海道 苫小牧市博物館 坐像・彩色 木造 江戸 後期 - 12尊のみ
長崎 護国寺 - - 江戸 - - 無指定 【要事前連絡】
奈良 蓮妙寺 坐像 木造 - - - 無指定 【要事前確認】
大阪 妙法寺 坐像・彩色 木造 - - - 無指定 【要事前確認】
神奈川 佛行寺 立像・彩色 - - - - 【非公開】
臼杵磨崖仏
大分県臼杵市

石造
(阿蘇溶結凝灰岩)

彩色

平安後期~鎌倉時代
古園石仏 (13躯)   山王山石仏 (3躯)   ホキ石仏第一群 (25躯)   ホキ石仏第二群 (14躯)
第一龕 (5躯)   第二龕 (3躯+1躯) 第一龕 (3躯)   第二龕 (11躯)
多聞天 立像 262.0 伝 薬師如来 坐像 165.2 観音菩薩 立像 174.0 伝 釈迦如来 坐像 168.0 観音菩薩 立像 263.4 観音菩薩 立像 98.4
伝 降三世明王 坐像 169.0 伝 釈迦如来 坐像 266.7 阿弥陀如来 坐像 153.0 阿弥陀如来 坐像 182.5 阿弥陀如来 坐像 279.0 阿弥陀如来 立像 103.9
観音菩薩 坐像 185.0 伝 阿弥陀如来 坐像 165.1 伝 釈迦如来 坐像 156.0 薬師如来座像 坐像 164.0 勢至菩薩 立像 265.0 阿弥陀如来 立像 103.0
伝 普賢菩薩 坐像 181.0    伝 薬師如来 坐像 143.0 愛染明王 坐像 159.0   阿弥陀如来 立像 101.8
伝 不空成就如来 坐像 165.0 菩薩 立像 160.0 (愛染明王は第1龕と第2龕の間)

阿弥陀如来 立像 97.0
伝 無量寿如来 坐像 165.0    阿弥陀如来 坐像 91.2
大日如来 坐像 280.0 第三龕 (5躯) 第四龕 (11躯) 阿弥陀如来 立像 103.8
伝 阿閦如来 坐像 166.0 伝 観音菩薩 立像 約70 十王 (5躯) 立像 85.0-96.1 阿弥陀如来 立像 102.2
伝 宝生如来 坐像 164.0 伝 釈迦如来 坐像 61.0 地蔵菩薩 半跏像 94.0 阿弥陀如来 立像 101.9
伝 文殊菩薩 坐像 170.0 大日如来 坐像 98.0 十王 (5躯) 立像 86.5-97.0 阿弥陀如来 立像 97.5
勢至菩薩 坐像 171.0 阿弥陀如来 坐像 60.5   天部(欠損) 立像 26.8
不動明王 立像 162.0 伝 勢至菩薩 立像 104.5 (天部は頭部のみ 菩薩か)

伝 増長天 立像 161.0   
諸尊仏龕 (しょそんぶつがん)
807年、空海(弘法大師)が帰朝時中国から持ち帰ったもの。白檀を
三分割してそれぞれをつなぎ、中心に釈迦如来を配し、左右両扉に
諸菩薩等が細かく彫刻されている。両扉を閉じれば、携帯できる構
造で、枕本尊とも呼ばれている。
和歌山 金剛峯寺 霊宝館 諸尊仏龕 白檀 (壇龕像)・素地 8c 23.1 中国渡来 合計25尊
広島 厳島神社 釈迦及び諸尊 木造・素地 - 22.0 【特別公開のみ】
塔本四面具 (とうほんしめんぐ)
法隆寺五重塔の初層内部の塑像のこと。心柱を中心に、東・北・西・
南の四面に須弥山を模し、多くの像が造られた。

東面 : 維摩居士文殊菩薩との法論場面
北面 : 釈迦の入滅場面
西面 : 釈迦遺骨の仏舎利分骨場面
南面 : 釈迦入滅の56億7000万年後の弥勒仏未来場面
奈良 法隆寺
  五重塔
塑像 奈良 711 東面 維摩・文殊法論場面 維摩居士 坐像 45.2 菩薩 坐像2躯(43.0/39.5)
文殊菩薩 坐像 52.4 侍者 坐像12躯(28.2-45.0)
北面 釈迦入滅場面 釈迦如来 涅槃 98.0 耆婆(ぎば)大臣 坐像(47.4)  阿修羅 坐像(41.3)
侍者 坐像27躯(18.1-47.4)
菩薩 2躯 坐像 57.3/58.9
西面 仏舎利分骨場面 (金棺)(舎利塔) - 25.6/37.3 侍者 坐像29躯(17.6-39.7)
南面 弥勒仏未来予想場面 弥勒仏 倚象 81.0 弥勒仏以外は補修が激しく、無指定
その他
善妙神
  唐の女性。新羅からの留学華厳僧義湘を慕い、彼の帰国の際、龍
  に化して後を追い、義湘の宗教活動を助ける。華厳宗の守護神。
京都 高山寺 立像 木造・彩色玉眼 鎌倉 1225 31.4 明恵上人が造像させる
伝湛慶作
白光神
   インドの神。雪山の白を象徴する白彩色で造られている。
京都 高山寺 立像 木造・彩色玉眼 鎌倉 1225 42.3 明恵上人が造像させる
伝湛慶作