法興山 中宮寺


(99/4/4)
法隆寺東院伽藍を抜けると、そこが中宮寺の入口。

拝観料を払い門をくぐると周囲に池を廻らせたモダ
ン作りの本堂(1968年 S43年)が目に飛び込む。

前回訪ねたときは新築直後だった建物も、
それなりの歴史を重ねていた。

本堂の正面階段を上がり内部に入ると、
半跏思惟弥勒菩薩像が優しく迎える。

京都 広隆寺の弥勒菩薩と双璧の美しさ。
堂内左側には、日本最古の刺繍、
天寿国繍帳(複製)が展示されている。
(99/4/4)


中宮寺を抜け、北へ道をとると、「法輪寺」「法起寺」をへて、「慈光院」までのとても素敵な斑鳩の里の散歩コースになります。
特に法輪寺は大好きな寺で、本尊十一面観音立像は是非見てほしい仏像です。以前歩いた時は、レンゲやたんぽぽの花をが
お出迎えをしてくれた斑鳩の散歩道は、25年後の今どうなっているのでしょうか。時間がなく、訪ねられなかったのが残念です。
('99.4.4)

宗 派 聖徳宗 別 名 中宮尼所 ・ 斑鳩尼寺 ・ 法興尼寺 ・ 斑鳩御所
開 基 聖徳太子の母、穴穂部間人皇后の祈願により開かれた尼寺。 創建年代 奈良時代に、西の法隆寺に対し東の尼寺として創建されたと言われ、
平安時代に衰退したが天文年間(1532年〜1555年)に再興される。
現在の本堂は、昭和43年(1968年)5月完成。
本尊 伝如意輪観音 訪問日 @1965(S40)年3月24日 A1974(S49)年4月6日 B1999(H11)年4月4日
拝観時間 3月21日 〜 9月30日  9:00 〜 16:30
10月1日 〜 3月20日  9:00 〜 16:00
休 日 なし
拝観料 1999年  4月  400円
2010年10月  500円
所在地 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺北1−1−2
その他 2010年5月20日〜6月10日までは国宝如意輪観音像が新潟へ
その間模刻像および、天寿国曼荼羅繍帳の実物が公開。
問合せ先 0745-75-2106
http://www.chuguji.jp/

名称 場所 制作年 素材 サイズ メモ 指定 拝観
弥勒菩薩半跏像 本堂 飛鳥 7c後半 木造 像高 87.9cm
全高167.6cm
世界三微笑像。広隆寺の弥勒菩薩と双璧 国宝 常時
天寿国曼荼羅繍帳 本堂 飛鳥 622年 縦 88.8cm
横 82.7cm
日本最古の刺繍。本物は奈良国立博物館へ 国宝 常時
(複製)