長野県田中康夫知事16年度コモンズ&千曲市新創出事業認定商品 「炭」の脱臭・調湿インテリアのホームページ
信州玉炭の炭 信州が生んだ特産品 竹炭・備長炭・活性炭を超えた?
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炭って?          ちょっと長いけど、最後までお付き合い頂けると嬉しいです。炭の事を再確認!!
炭の歴史


炭焼きは外来?
木炭は、約45万年前(旧石器時代)に人類が使い始めたとされています。偶然に?木炭という保存用・携帯用として活用できる‘火‘を発見したものであり、まさに人類史上画期的な大発見であったといえるでしょう。そして奈良時代以降、暖房用としての需要が増え品質のよい炭が求められ、平安時代に入った西暦806年頃、遣唐使と中国に渡った弘法大師空海が、中国から高品質な炭焼き技術を日本に持ち帰り現在各地で一般的な炭焼き製法となっている「築窯法」を確立させていったようです。
木炭出来るまで
(備長炭など)



黒炭
白炭
針葉樹
広葉樹

木炭としてはあまりに有名な備長炭を例にその製法や種類を書いてみます。そもそも「備長炭(白炭)」とは、西暦1700年頃(元禄年間)に紀州の炭問屋・備中屋長左衛門が「備長炭」の名称で江戸に販路を開きその知名度を定着させたと言われています。備長炭は煙が出ない、火力が強い、火持ちがよく最後まで均等に燃えると言う特徴があり大いに用いられたようです。
備長炭の原材料としては、比較的温暖な沿岸地域に自生する樹齢30年前後の「うばめがし(姥目樫)が最も使われます。数本ずつに束ねたこの原木を窯の奥から詰め込みながら立てかけて並べます。窯内への空気取り入れを最小限にして、雑木を窯の入り口で燃やし
(窯内温度100〜170度)原木の水分を蒸発させるのです。窯の入り口で燃焼を2〜3日続けると原木の乾燥が進み自然に着火します。(乾留・窯内温度150〜275度)ここで木酢液・木精・タール等が滲みでてきます。窯内温度380〜400度で自然着火後、煙道口など一部を除いて窯口を密閉させて空気を殆ど遮断します。この状態で約1週間程置いた後、密閉状態で自然冷却すると黒炭が完成します。(窯内温度400〜700度)備長炭(白炭)は黒炭が出来上がる段階で窯口から徐々に空気を送り込み、黒炭を更に高温で燃焼(赤熱化)させたところで窯外にかきだして、灰をかけて冷却すると備長炭(白炭)の完成です。灰が炭の表面に残ることから「白炭」と呼ばれます。(精錬・窯内温度1000〜1500度)また、原材料の原木によっても木炭は異なる特性を見せます。木を大まかに針葉樹広葉樹に分類するとその化学物質の構成・組成は異なるようです。
用途


低温炭
中温炭
高温炭

炭が出来るまでをお話したところで、どこにどのような炭が使われているのか書いてみます。
炭は、炭素を主とした無機高分子で、多孔質構造である事は皆さんも何となくお解かりの事と思います。 一言で「炭」と言ってしまうと簡単ですが、炭の性状は炭を作る時の炭化温度
650度を境に大きく変化します。その特性はこの650度を境目に弱酸性から弱アルカリ性に変わります。また、800度を境目として半導体から導体、更には良導体へと変化していきます。アウトドアなどで燃料として使う炭は殆どが低温・中温炭と呼ばれ800度以下で焼かれた炭が使われます。500度以下で焼かれた低温炭は弱酸性を示し絶縁体であり主に燃料として使われ、800度以下500度未満で焼かれた中温炭は弱酸性から弱アルカリ性で半導体であり燃料土壌改良材として使われます。 そして、800度以上で焼かれた物を高温炭と呼び、弱アルカリ性を示し導体から良導体の特性をもちます。
勿論、燃料としても使われているのは有名ですが、この高温炭は実用域では
調湿・脱臭・マイナスイオン・抗菌・遠赤外線効果など日頃皆さんが一番耳にする燃料としての炭以外の特性を兼ね備えています。
効能
800度以上で焼かれた炭が特に様々な特性を強く兼ね備えていると言うのが解ったところで、それぞれの効能について少し掘り下げたお話をします。
炭は除湿機能と加湿機能を併せ持ちます。炭には電子顕微鏡などでみると数ミクロンから数百ミクロンの極小さな孔(あな)が無数にあいています。これを多孔質といいます。そのため1gの備長炭(白炭)で表面積が約300平方メートルにもなります。従って、水や空気が通りやすく、更に通るときに広い表面積で色々なものを吸着してくれます。空気が通ったときは湿度が高ければ湿気を吸着し、逆に乾燥しているときは、その水分を放出して空気中の湿度を調節してくれます。
消臭効果 空気が通るときに、ニオイの元となる空気中の汚れの成分や有害物質なども吸着します。
遠赤外線効果 備長炭は遠赤外線を発生します。遠赤外線とは、目に見えない暖かい光線で、当たった所は気温や空気の状態に関わらず暖かくなります。その暖かさはおだやかで体の深くまで効き、血行や新陳代謝を促進します
マイナスイオン効果 備長炭はマイナスイオンを発生します。マイナスイオンは、副交感神経に働きかけ、心身をリラックスさせる鎮静効果があるといわれています。又、マイナスイオンは物が傷むのを遅らせる効果があると言われています。
電磁波防止効果 備長炭は電気を良く通す通電性にに優れています。パソコン・テレビ等の家電製品からでる電磁波を吸引して遮蔽すると言われています。
ミネラル分効果 樹木は大地からミネラルなど必要な養分を吸い上げながら成長します。それが、木炭のように炭化させることで水に溶けやすいミネラル(炭酸塩や酸化物)になります。このため、水の中に備長炭(白炭)を入れておくとミネラルが溶け出してミネラルウオーターになるのです。ミネラル成分が全て溶け出してしまうと終わりですが。
        ここまで読んで下さった方お疲れ様でした
        炭の事が少し解って頂けましたか!?
そうしたら
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