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能ってなに?
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能扇について 能に使用する扇は、その形式によって、中啓(ちゅうけい)、鎮扇(しずめおうぎ)、団扇(だんせん)の三種類に分けられます。
能に用いる扇の多くは、中啓といって、扇をたたんだ状態でも中程から末広がりに啓(ひら)いて作られているので、「末広」とも呼ばれています。役柄によって、それぞれ絵柄が違い、翁扇(おきなおうぎ)、神扇(かみおうぎ)、尉扇(じょうおうぎ)、修羅扇(しゅらおうぎ)、老女扇(ろうじょおうぎ)、鬘扇(かずらおうぎ)、男扇(おとこおうぎ)、狂女扇(きょうじょおうぎ)、鬼扇(おにおうぎ)などに分類されます。
能の中で、直面(ひためん)の登場人物の一部の者が用いる扇で、親骨は通常の扇のように真っ直ぐになっています。後見・地謡・囃子方も鎮扇を着用します。また、仕舞や舞囃子では、必ず鎮扇を用いて舞います。 扇の先を強く圧し鎮めた形から、鎮扇と呼ばれています。
いわゆる団扇(うちわ)の形をした扇で、役によって唐団扇(とううちわ)、羽団扇(はうちわ)、葉団扇(はうちわ)、魔王団扇(まおううちわ)に分けられます。唐団扇は、皇帝・悪尉物・舞人等、唐めいた人物が用い、葉団扇は、菊慈童・一角仙人などの仙人用です。また、羽団扇および魔王団扇は、天狗が用います。 |
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