直滑考IX

直滑考] 新ペイヂへ 2011/03/25
ブーツ新調!(^^)/ 37年振りのノルディカ 2011/03/24
偽術選感染観戦その6 日の丸弁当とイノベーション 2011/03/23
偽術選感染観戦その5 我々はスポーツマンでない人だったか(涙目) 2011/03/22
偽術選感染観戦その4 まだ会員だった(−−; 2011/03/21
偽術選感染観戦その3 熱心なスキーヤーより情報提供あり(^^) 2011/03/20
偽術選感染観戦その2 ギャグかマヂか? 2011/03/19
スキーテス オガサカスキー 2011/03/18
東北地方太平洋沖地震 葛藤 2011/03/17
断捨離 クナイスルホワイトスター+Vist 2011/03/16
偽術選感染観戦 ・・・・のつもりが、深雪モッコリで急遽グラートへ(^^) 2011/03/12
新教程研究その4 真面目なスキーヤ達への実害は偽術選(予選)で明らか 2011/03/10
新教程研究その3 「谷回りの真髄」t秒後の落下距離yについてヴォケてみる 2011/03/06
マスゴミニュケーション(^^) 何故有権者は16人ものゴクツブシを当選させたのか(^^) 2011/03/04
新教程研究その2 インストラクションマニュアル 2011/03/02
新教程研究 理解の為にK県スキー連盟のwebサイトを勉強しました 2011/02/28
それぞれの考え方それぞれのぢんせい モラルハザード 2011/02/25
見よう見真似 スキー教程は振付師の必携か?(^^) 2011/02/21
プルーク暴言 妄言のハトヤマもマッツァオの方便”水平麺理論” 2011/02/18
安全なスキー 思考停止が育むもの 2011/02/15
世界選手権 速い者は美しいってことですね(^^) 2011/02/12
許し難い暴挙 ・・・・って表現の使い方を知らない勘違い 2011/02/11
知的好奇心 ・・・は時として痛さを伴います(^^; 2011/02/10
達人検定 久々過ぎてづっこけましたマヂで(−−; 2011/02/04
後付の技術解説 どっかの雑誌の手口ですが・・・・(^^) 2011/01/18
眠酒倒 でたらめすぎやしませんかてんでっ 2011/01/15
昭和の滑り バインシュピール 2011/01/13
講習 案の定のハイブリッド(−−# 2011/01/11
雪片付け 神経魚でする写真(−−) 2011/01/07
謹賀新年 本年も宜しくお付き合いの程を・・・m(・・)m 2011/01/05



ブーツ新調!(^^)/
2011/03/24

使い始めてナント!今年で12年になるちびまるこサンマルコRACINGは、いつシェルが破壊してもおかしくない状況になっていて、その不安を抱えながら滑り続けるのは精神衛生上好ましく無いので、数年前から次期主力ブーツを検討していたのですが、たまたま今日娘の競泳水着を買いに付き合わされて長野のスポーツショップに行ったところ、スキー売り場には一年落ちのノルディカドーベルマンWC EDT 130が「来てくれるの待ってました」というような顔つきで鎮座していたではないですか!(^^)。

ドーベルマンが良いという話は同僚から聞いていたものの、おいそれと買えるような金額ではなかったので、これまでは機会がある度に他社の手ごろな価格のブーツを試し履きしたりしていたのですが、見た目は良さそうでも総じて剛性感が低く剛性バランスも「??」と思うような価格相応?のブーツしか無かったので、ちびまるこサンマルコが破壊してから考えることにしようと思っていました。そんなところに、40%程ディスカウントされたドーベルマンが鎮座していたという訳です。

さすが一年落ちだけあって、何人もの人に試し履きされた(試みはされた?)らしく、それ相応の傷や汚れは付いていましたが、とりあえずどんなものか履いてみようとしたところ、ナント!金輪際足は入らないんぢゃなかろーか?と思う程硬くて、無理すると足首捻挫する位のもの。
それでも悪戦苦闘の末なんとか無事収まると、その上質でタイトなフィット感と剛性感にコロッと参ってしまい、もう「買うしかない!」ってんでレジ直行(−−;。

比べてみると明らかなようにドーベルマンのシェルは踵付近が極端にタイトになっています。

考えてみれば、ヤマハがスキーブーツを作るようになってからというものブーツは購入したことが無く、スキー事業から撤退した後は某社から提供されたちびまるこサンマルコを今日まで使っていたので、購入するのはナント!30年以上振りということになります(驚)。
それ以前は新しい順からラング、レタポア(トラペール)、カベール、ノルディカ、バイソンと使ってきたのですが、それぞれ2〜3シーズン毎に新しくしていたので、滑走日数が少なくなったと言ってもちびまるこサンマルコが12シーズンも使えたのは驚異的な出来事です。

その昔履いていたノルディカは、黄色のプラスチックが特徴のアウタシェルにインナブーツを組み合わせた、それこそイノベーション(^^)とも言うべきブーツでした。
牛革にプラスチックをラミネイトし、モリトールのワイヤバックルを装備する高品質な雰囲気のバイソン(エッシングのコピーか?)に慣れた目には、そのいかにも安っぽい作りは不安でもありましたが、バイソンの足が変形する程の痛み(タコを超えて瘤)から解放されるには、新時代のブーツしかないってことでノルディカにしたことを思い出しました。
足の痛さを我慢することなくスキーを楽しめることがどれ程滑走時間を延ばし、技術向上に役立ったことか。

翌年ブンデススポルツハイムでの朝から夕方まで(昼食除く)滑りっぱなしのシーズンを支えてくれたのも、痛さから開放してくれたノルディカだったのですが、今日履いてみて40年近く経っても当時感じたのと同様の特徴が残っていたのが驚きでもあり、そのブーツが如何に優れていたのかが懐かしい想い出とともに蘇りました。

しかしEばかりではなくて、足の脱着には困難を極め、滑っている時より脱着時の怪我を心配しなくてはならない程で、お店で経験済みとは言え、これには正直参りました。多分冷えていたからでしょうが、履くのに10分以上掛かったと思います(−−;

サンマルコよりソールが14mm長いので、ワンタッチで簡単に調整が出来るVistのプレートが付いたクナイスルで行ってきました。
今日は軽くリーゼンとパノラマ流してきただけなので詳しい様子は後程書きますが、EDTシステムとVistのプレートの相乗効果か、足裏の剛性が高過ぎる嫌いがあったので、このブーツとの相性は多分プレート無しのアトミック205cmがEような感じです。

EDTシステム+Vistの組み合わせは剛性高過ぎ





感染観戦その6
2011/03/23

熱心なスキーヤT氏より・・・・続きの続きの続き(・・;

午後のインターバル:
八方尾根スキー場 セントラルコース下部のスピーカーから発せられたI氏の脳内妄想漫才 (この30分後に地震が起こるとは到底予想できず)

再び真打I氏登場で盛り上がる会場(写真)。
大本営発表の観客25000名(12500?)にしては少々寂しい感じがしますが気にしない気にしない。この現実離れした訳の分からないギャップが偽術選独特のE感じを醸し出しているのです(^^)?


MC:「にひゃく ろくじゅう にぽ〜いんっ」  「男子5班 終了となりまぁす。さあ、センセイ」

はいっ、えー、**ヤマ選手、ちょっと、おー、重さが相まって280点超えませんでしたが

MC:「そういうことでしたねえ。そのあたり、あのー」

でも、さすがに一人は集まって(?) 何とか

MC:「・・・この選手は、高得点ですねえ」

この斜度ですねえ、内面(?)31°を超えています

MC:「はいっ」

その意味では非常に厳しい斜面なんですけども、どうしても、こう、フォールラインを超えてターンの後半にテンションを加えてブレーキをかけようとする、動きが見られますと

MC:「はいっ」

そうしますとその、リバウンドと抜重をして値がある

MC:「ほぅほぅほぅほぅ?」

後半、抜重・・・・・・・ではなくて、ターンの前半に完全・・・を落としていくと

MC:「ほぅ」

すると、何度も言ってますけど、体幹部を使って肩胛骨を緩めて下に落としていくという、そういう滑り方の選手がなかなか、少ないと、 それで、280点を超える得点が出てこないと

MC:「そういうことですねぇ」

このハードな斜面を見ますと、どうしても腰や膝を使って後半にブレーキを止めてしまいたくなるという気持ちは良く分かりますね

MC:「そうですねぇ、ほ〜〜〜〜〜〜ぉ。」  「まあでも、最近の欺術(←欺はT氏訳)というのも色々と変化しているとは思うんですが、何か、ずっとディージェーやってますけども、ホントに、ポイントポイントずつとしか(?)見えないんですけども」

はい

MC:「これから今後、大回りマテリアルとか滑りは変わるっていう時代は来るんでしょうか?」

はい、あのー、もう既に大回りでは大きな変化が我々でも滑りの中に見られるんですけれども、まだこうハードなバーンの小回りでは、どうしてもまだ新しい欺術が出せないという所で、えー、たぶん、近い将来は殆どの選手が体幹とか小回りとか所持していくんではないか(この部分だけ うやむやにしたいからか、やたら早口になり聞き取り不明瞭)と、期待してますねえ

MC:「ああ、そういうことで、それではまた後ほどということで、今そのヂャッヂの方も一瞬の休憩タイム取りたいと思うんで、えー、今度、一緒に(Iさんと)滑ってみたいと」

えー!、そうですねえ(汗)

MC:「ぜひ、どうゆうふうに滑るのか、教えてください」

緩い斜面で(大汗)

MC:「ええ、緩い斜面で、分かりましたぁ」

MC:「それではインターバル入ります。今しばらくお待ちくださいね」  「第48回全日本スキー欺術(←T氏註)選手権大会、小回り、整地斜面、セントラルコース、この後は準決勝、女子1班となりまぁす」

ちなみに、I氏がしきりに「このハードな斜面」と驚いているセントラルコース(I氏は初めてか?)は見ての通り軟らかそうだし、言われる程の急斜面でも無いし、八方SSのオリジナルテストではアイスバーンの時も、此処をコントロールヴェーデルンで80ターン位ブチカマして頂くのが普通ですから、それがどんなものか、マー○゛○っぽい解説しか出来ないオンザデスカー(^^)には想像も出来ないでしょうねっ(^^)。


T氏からはまたレポートの続きが送られるみたいですが、ここまでの漫才を聞いて何か得るものはありましたでしょうか?(^^)。
つまり、I氏主導(^^)によるスキー教程のイノベーションは、我々スキーヤにどんなメリットをもたらしたのか?ということです。勿論滑る格好云々では無く、具体的にアルペンレイスのタイム短縮に繋がるとか、悪雪斜面や、それこそ「ハードな斜面」(^^)をこなし易くなるとかという意味に於いてですが。

もうじき発売されるだろうDVDの怪説では、このライブとはまるっきり別の、日の丸弁当を包む為にあの手この手の趣向を凝らした飾り付け盛り沢山な包装になる筈で、ここ数年の傾向を見るまでも無く、日の丸弁当(基礎スキー・・・あえてキソ)の中身とは無関係に、その怪説自体がエンタテイメントとしての地位を確立したことを実感するのではないでしょうか(^^;。

つまり、この路線を続ける限りそうならざるを得ないということであり、スキーをしなくてもスキーをした気分になれるという意味では、それこそが机上スキーヤI氏の目指していたパラダイムシフトそのものだと思うのです・・・・・・・・・・チーン(−−;

「日の丸弁当」・・・・弁当として最もプリミティブな姿・・・・それゆえに尊い訳で、美味しいご飯の炊き方から始まる様々な手順は、その後のエキストリーム系弁当に至るまでの基本的な技術を内包しているという意味で普遍であると言うことです。
「プルーク技術は古い」とか「谷回りだけで滑る」とかは、ご飯の炊き方も知らないシロートが、生米に日の丸の旗刺して「日の丸弁当」って言ってるようなもの。

ついでに・・・・偽術選に参加する選手(指導員)に、スキーの基本的なマナーを知らせる掲示がありましたので紹介しておきます(T氏提供)。




板の担ぎ方は目撃しませんでしたが、大会前も含め、奴ダコ風の高速擬餌擬似ターンは目に余りました(−−;
指導員・・・・それもキソスキー最高峰(^^)の偽術選に参加する人達なのに、こんな衝撃的な張り紙されるって一体どーいうこんですか?今日逝く本部・・・いろんな意味でタルんでませんか?勘違いしてませんか?





偽術選感染観戦その5
2011/03/22

熱心なスキーヤT氏より・・・・続きの続き(^^)

前回の?)や、・・・ の部分は聞き取り理解不明だった部分。
これは午前中にウサギ平フカフカを潰したコース(^^;)でコース整備というインターバルの間に行われた漫才です。
MCの隣に居たのは解説者I氏ではなく若い男の人で誰だか分かりませんでしたが、漫才レベルはどのコーデネーカーであっても大差ないかと。

今度は相方が変わったらしいです。では始まり始まり(^^)


高得点が出てる選手というのは殆どはですねえ、おそらく、腰から上の上半身が非常にこう安定した中で

MC:「はぁい」

また使ってくるストックも、コブに合わせて使いますから、自分の身体のなかに、どんどんどんどん こう入ってしまうというか、身体にどんどんストックを前に出すというか身体に被ってくるような形っていうの、これ、割と従来型

MC:「ほ〜〜〜〜ぉぅ」

ですからトップの選手というのは割とこう、自分の上半身を安定させた中で、ストックをやはりこう何ていいますか、左右に大きく振られることなく

MC:「ほ〜〜ぉぅ」

ほとんど腰から下、の、距離。また見せれる所では自分のスタイルとして体幹(?)でスキーを大きく回しながら

MC:「はぁぃ」

使用してくる、そういう技術(どういう欺術? ←T氏註)がこの種目には見られると思います

MC:「凄く、何か、理解しやすいですねぇ」  「まあ、とらえ方にもよりますが、基本的な得点をマークするには、今仰ったことをまずしなければいけないと」

はいっ。

MC:「ボクは見てる感覚 ブァーーーンって やって欲しいんですが、まあ今日は静かに えー、見ているというか・・・」  「まあ毎回毎回色々な勉強があります。センセイ、ホントにありがとうございます。」

よろしくおねがいします。

MC:「はいっ。さあ、まもなくスタートになりますが、えー、こちら、コース整備、ありがとうございます。八方尾根スキースクールの方々、本当にありがとうございます。・・・とつぶやいてみました(←オイッ!(^^; T氏註)

MC:「さあ、ヂャッヂ紹介のホーですか、続いては紹介する前にさすって(?)頂きましょう。」 (1分後、スピーカーよりレゲエのようなBGM)  (Vocal) 〜〜 アーー モーモレ モーモレ モーモレ モーモレ アー (なんちゅー 歌だろう(^-^;)

今度の解説者は多分上手なスキーヤでしょうが、悲しいかな自分がドーして上手に滑られるのか分からない方のようで、スキー漫才のスタイルも新たな境地に突入したみたいですね〜〜いわゆるひとつの「イノベーション」ですか?(−−;。
「我々スポーツマンでない人(I氏談)」のI氏解説に比べれば多少マシとは思うものの、漫才のレベルとすれば「ごじゅう さん ぽぉ〜〜いん」ってところでしょうか(^^)「ごじゅう さん ぽぉ〜〜いん」ですよ、意味深長ですからねっ(^^)

「さあ、我々スポーツマンでない人代表による準決勝  お後が宜しいようで?」







術選感染観戦その4
2011/03/21

毎年(八方会場のみ)何らかのかたちでこの偽術選を見てきた訳ですが、いつも感じるのは「指導員が目立ちたがってどーする?」ってことです。特に演技終了直後の○゛カっぽいアピール?にはホトホト萎えますゼ。

彼らがエンタテイナなのかインストラクタなのかアスリートなのかハタマタインチキ楽多(^^)なのかは不明ですが、スキーの普及を担当する教育本部が、その目的を達成するための最大のイベントと位置付けているのであれば(本気でそう思っているらしい^^)、そして監督官庁が文科省であることを考慮すれば、少なくとも○゛カっぽいMCと○゛カっぽい解説者の内容不詳漫才(漫談?)は自粛するべきでしょうね。

熱心なスキーヤT氏より・・・・続き(^^)
(八方尾根スキー場 セントラルコース下部)

MC:「にひゃく ろくじゅう さん ぽぉ〜〜いん」  「さ〜あ、得点はっ?」  「にひゃく ろくじゅう にぽぉ〜〜いん」  「さあ、準決勝女子1班、終了で宜しいですね?」

怪説I氏(センセイ)・・・

MC:「さあそれではセンセイ、センセイ、どうでしょうか?」

はい、そうですねー、あのー、視界も良くなってきましたし、斜度が急なので、斜面を見ていますと身体の動きとスキーの動きが良く見えますね。

MC:「ほ〜〜 〜〜〜ぉぅ」

で、得点の出てる選手ってのは、身体の、両方の身体の筋肉が交互に(?)にスキーが上がり、こう入り出して行かない

MC:「ほ〜ぅ」

テールが外側にこう、ズレて行くんではなくて、スキーのトップが回転方向に向かっていくっていうのが良く見えますね

MC:「ほ〜ぅ、ですね〜、はいはい」

やはりあの、先ほども申しましたけども、31°というティーディー(?)の斜度、厳しい所ですけど、どうしてもターンの後半に向かってテンションを受けて、こう逃がす形でバッティングしてしまう形で・・・

MC:「ふ〜ん」

260点台後半の所で、選手が団子状態になってる

MC:「そうですよね〜?」

準決勝、女子が終わったわけですけれども、全てを見ておりませんけれども(←オイッ!(^^; 熱心なスキーヤ註) **オチ選手とか、オノ**選手とか、確実にトップ争いの集団を作っ・・・ ですね

MC:「群を抜いて凄い!という見極めが付かない自分がいるんですが、一般の方もそうじゃないですかね〜?」

あのー、もう一つはですねー、セイカ選手が引退してしまいまして、どうしてもこう何て言うのかな、飛び抜けた選手がいませんから

MC:「あ〜〜〜あ゛」

技術的にも、こういったから・・・・なかなか高得点になってない・・・・48回の歴史の中で9回優勝した

MC:「見る限り、昨年の**ムラ**カ選手は、昨年もやっぱり、段違い?」

9連覇ですからね〜、48回の歴史の中で9回優勝した・・・・ とてつもない・・・

MC:「それは、セイカ選手を破る選手が今後出てくる意味も含めて」

そうですね〜、いよいよ明日に期待したい

MC:「そうですね〜」


選手(指導員)達もそんなに目立ちたければ、それなりのジャンルはいくらでも用意されているのでそっちの方で活躍してください(^^)。でなければ、昨年の冬季五輪でファッションが話題になったスノーボードハーフパイプの国母選手並みのパフォーマンスを見せるべきだし、バッジテストに毛が生えた程度の滑りで何を勘違いしたのか、演技終了直後のアピールはマヂ笑えるのでやめて頂きたいものです。

しかしなんですな〜このスター気取りの○゛○っぽさがどーして醸し出されるのか不可解ですが、日の丸弁当も過剰包装すればそれなりの凄さを演出できると言う意味では、前出の親衛隊代表みたいなオッサンオバサン達が、彼らの指導員としての自覚を狂わせているのかもしれませんね。

今日逝く本部はいろんな意味で罪作りのような気がしますが、ちなみに私のSAJ脱会届けは今シーズンの期日に間に合わなかったらしく、登録料一万ン千円が徴収されてしまいました(泣)・・・・ってことはまだ会員(−−;
脱会するにあたっては、是非正しいスキー技術普及のために、プリミティブな部分に徹した活動を行って欲しいとお願いしておきます。



偽術感染観戦その3
2011/03/20
ここのところ日付が前後していますが、3/11のことです。
前出のK田氏と偽術選感染観戦に出掛けたものの、スキー場上部は新雪が60cmもモッコリ積もっていて、これはもう偽術選なんか見ている場合ぢゃ無いってことで、グラート直行したのは言うまでもありません(^^)。

ビデオ持参で行ったので、お互いに撮影しながらグラート→黒菱→スカイラインと滑り、一応スチール写真も撮ったりしてモッコリを一通り楽しんだ後、競偽会場に向かいました。

モッコリツリーランのK田氏


同じくモッコリツリーランのヂーサン至福の時(^^)・・・こんな時、ボレーのゴーグルは最強のアイテムになります。

先ず向かった会場は不整地小回り

ここはそこそこ面白かった・・・・と言うか普通(−−;。セパレートネットに沿って林立する贔屓選手の幟端は、今年も相変わらず観戦の邪魔になっていて、この競技の性格を考えると笑えました。

ここで少し見た後隣の兎平ゲレンデを眺めると、折角積もった貴重な新雪をご丁寧に圧雪した斜面(コートと呼ぶ^^)では、○゛カっぽいMCと○゛カっぽい解説の漫才に相応しく、選手達は皆○゛カっぽい速度で滑っていたので、見る価値は無いと判断した我々は、まだ残っている深雪を楽しみつつ帰途につきました。
まーこんなトコでこんな↓○゛カヅラ晒してる場合ぢゃ無いってことですね(^^)。


しっかり深雪を楽しみ帰宅して寛いでいるところに地震です。

我々が帰った後、熱心なスキーヤが解説を録音し、アローことか文章に起こして送ってくれました(^^;。
現場だと良く理解出来ないので、帰ってからじっくり解説を聞いて今後の滑りに生かしたいからだそうです(マヂ?^^;。
ではその一部を紹介しますね(−−;

以下熱心なスキーヤT氏より
2011/03/11
八方欺選で地震の30分後に起こったI氏の生解説、録音からコトバに書き出してみましたが、やれやれ意味不明すぎて合ってるのか間違ってるのかチンプンカンプンですわ(汗)
辞書にも載っていない意味不明語の連続により、書き出しは困難を極めています。
エダノカンボーチョーカンの喋りをリアルタイムでタイピングしなければならない記者は大変で脛。

その内容↓

2011/03/11 15:05
▼I氏怪説(八方尾根スキー場 セントラルコース下部)
最近なんですけどね〜、こう外観の動きが人間のスポーツの運動の中で、こう重要であるということが認識されだしたのは。
例えば、陸上競技の選手なんかも、ウォーミングアップでハイハイするんですよ。

MC:「ハイハイ?」

赤ちゃんのようなハイハイ。

MC:「いや、知らないっすよ」

そうしますと、手の力で前に進むワケで、手の力・・・ 手っていうのは肩胛骨から動きが行われますので・・・ そういう・・・ スキーヤーとか、その他の運動では大切,、特に陸上の選手が走る時でも肩胛骨の運動というのは、意識されてる。
人間立って歩くようになってから500万年経っているわけですけれども、四つ足動物の時代は、むしろ骨盤よりも肩胛骨の方が・・・  で、人間が立って運動するようになってから骨盤が大きく変わって、背骨の下に仙骨というウミのような形をした骨盤の真ん中に仙骨がある。
特に今スキー離れが問題にしている、長い外軸を作るってことは、内側の軸は畳まなければいけませんから、畳んだり伸ばしたり畳んだり伸ばしたりということが重要である。
そうすると、股関節で運動するのに一番大切な筋肉が大腰筋、大きな腰の筋肉と書くんですけれども、身体の真ん中ど真ん中にあるインナーマッスル(?)という大腰筋が選出(?)大腰筋が・・・
ですから、最高斜度31°のこの斜面でやっぱり小回りをやる時に一番使っていく筋肉は大腰筋、その大腰筋を使おうと思うと肩胛骨の面が柔らかくないと、肩胛骨の周りが筋肉がゆるまないと使えない
我々スポーツマンでない人でもよく肩こりになったり。それは肩胛骨の周りの大腰筋が充分でない、そのような所で、特に運動する時に肩胛骨周りの柔らかさってのは凄く


MC:「それは肩胛骨周りの筋肉っていうのは身体を柔らかくすることによって、今から求められるスキーの滑りは出来るってことですか?」

そうです。だから、重さを利用して滑ろうというわけですけれども、人間の身体の70%は水分ですよね〜。その水分を、表現が正しいかどうか分かりませんけども、人間の身体の70%の水分をスキーの板の上に直角の方向に乗せようと思う、その時には筋肉を緩めないと重さってのはスキーに乗らない

MC:「ほ〜〜ぅ」

例えば我々がもし・・・・・・・・・・ マッスル(MC名)の意識があって・・・緊張してる時はマッスルの120kgの身体が何とか持ち上げられるかも分かりません。でももし、意識を失って、完全に脱力してたら、持ち上げられない

MC:「そうですよね〜」

そういう意味で、何て言うんですか、重さを使えるって時には、余分な筋肉がむしろリラックスされて、そして

MC:「あ〜、そういうことか〜」

そして胸の筋肉の関節、そんな形の運動が一番 ・・・・・・(聞き取り不明) (15:50)
だから、今まで我々が歯食いしばって一生懸命板を捻ったり、だから・・・が多かったですけれども、そういう運動の仕方ではなくて、身体を緩めて重さを乗せると。
重さを乗せるためには一本の、真っ直ぐの軸の上に乗せないと効率が悪いわけで

MC:「ほ〜ぅ」

その結果・・・・に軸が出来ていくですから滑りの中で腰から折れてたり膝から折れてたりって見えるってのは、外観をキチっと使った重さを最大限利用してるとは言えないと

MC:「ほ〜ぅ、それをジャッジの方は見ていると?」  「まあ、非常に難しいです。じゃあ、今度は、本当に教えてください」

(16:37)周辺:「ハッハッハッハッハッハッ」

MC:「一本滑れば分かりますか?」

すぐ分かります。

偽術選の解説ってのはこんな○゛カっぽい感じ↑が延々と続くわけですね(^^)
それに加えて、不整地小回り会場では熱心に聴いていた隣の信者から、「スキーの置き場が悪い」って注意された(K田氏の写真の場所)ので、「??」という顔したら「さっき役員が通っていたから邪魔になる」と仰っておりました。
そこはギャラリネットが普通に張ってあって、出入り口でも何でもない場所だったのですが、偉そうな態度の関係者がション○゛ンを垂れるためにネットを跨いでショートカットしただけなのに、権威?(−−;に従順かつ無批判な信者様の配慮は「スゲーもんだな」と感心しきり。

勿論無視したのですが、偽術選(SAJ今日逝く本部)ってのはこういう人々に支えられていることがよ〜〜〜く分かって、色々問題を提起しても(「こんなもん信じていたら上達どころか下手にされちゃうよ」ってこと)彼らに対しては全く通じないってことも分かり、更に不気味さが増してしまい増した(^^;。

この種の行事を続けたいのなら、一刻も早くスキースポーツをする上で必要な基本的な技法の数々を演技するデモンストレイタ選考会のみにするべきでしょう。優劣は合理的(理に適っている^^)か否かだけ。





術選感染観戦その2
2011/03/19

”48回全日本スキー技術選手権大会オフィシャルサイト”には、今大会について以下のようなことが書かれています。

=ウィンタースポーツの魅力を肌で感じスキーの活性化を図るため、多くのユーザーから支持を得られるような競技種目と 斜面設定を採用しています。
そのことにより、昨年に引き続き「
一般大衆と共に歩むこと・・・協調」をこの大会の性格づけにしたいと考えます。
八方尾根スキー場の持つ「変化に富んだ斜面が続く地形」を最大限に活用して、技術選ファン憧れの究極的目標となる 「
真のスキーテクニックチャンピオン」を、高難易度のバーンにより選出します。
競技種目及び斜面設定については大回り、小回り、フリーの3種を、急斜面、総合斜面、不整地の3タイプで組合せ、 同時に
ユーザー参加型の競技会としての性格を採用し、イベント性の高い演出に配慮した大会と致します=

この説明文はいみじくも大会の”品質”を現しているように思いました。申し訳ないですがあまりの感覚のズレ具合が哀れで、関係者の方々には心底痛々しい気持ちを抱いてしまいます。

「ユーザー」は「スキーヤー」と記すのが正しいでしょうし、ハッキリ言って予選を見る限り、バッジテスト受検レベルの選手?を大量に集めただけの大会執行部に、何を血迷ったのか、「一般大衆と共に歩む」なんてホ○゛かれると、中には上手なスキーヤが居るにしても、こんなフレーズは今時皇室関係者だって使わないかと思うと、その目線の高さにはズッコケそうになります。
加えて再三再四指摘しているように、ンジャー真のスキーテクニック?(^^;ってのが、一体どういうテクニックなのかさえ明確にしないまま、「スキーの活性化を図れる」本気で考えているとしたら、○゛カ丸出しを知覚出来ないという意味では、彼らが醸し出す雰囲気通り本当におめでたい人達なんだなと感心してしまいます。

プロ野球のファン感謝デーぢゃあるまいし、ユーザー参加型(^^)とかイベント性の高い演出に配慮するなどと笑わせる前に、シルクドソレイユ並みとは言わないまでも、せめてアメイジングと感じられる技を見せて欲しいものだと思います。
その点では、先日K田氏と一緒に観た90年前のスキー映画、ハンネスシュナイダ主演の「スキーの驚異」の方がどれだけアメイジングだったことか、「文字通り」って言う見本でした。

毒者諸兄がこれを読んでどんな感想をお持ちになるのかは知る由もありませんが、少なくともに至っては
大会規模 参加選手数 700名 プレスOS 200名 観客動員数 25,000名 監督コーチ関係者 2,500名 競技役員数 150名 」
いくら希望値だとしても、ここまでの妄想をカマされると、私としてはもう不憫としか言い様がありません。

参加選手700名はスキーマラソンか?(^^;と思う程だし、プレスOS 200名 監督コーチ関係者 2,500名 競技役員数 150名はバンクーバの冬季オリンピックに参加した日本チーム全員よりも遥かに多いし・・・・って言うか監督コーチ関係者 2,500名も必要な大会って聞いたこと無いんですけど(−−;。
それに観客動員数 25,000名に至っては長野五輪でフィギュアスケートの会場になったホワイトリングを5日間満席にする数字だし・・・・いくらなんでもギャグの限度を超えていると思います。

もしこのオフィシャルサイトを見て、「凄そうだし面白そう」だと思ったスキーヤが、初めて偽術選を観戦に来たら、どんな感想を持たれたのか興味のあるところ。

本気でこの規模のイベント性の高いユーザ(スキーヤのことね^^)参加型にしたいのなら、旭川バーサを見習うしか無いでしょう。

東北地方太平洋沖地震の災害は、図らずも政府のクオリティーを白日の下にさらけ出した感があり、口先だけ「決死」の素人がプロフェッショナルを指図するとどうなるのかは既に明らかになりつつありますが、後日その検証はしっかりなされるものと思います。
救助や医療や安全確保やインフラ機能回復に、自己犠牲を省みず懸命に取り組んでいるプロフェッショナル達が居る一方、いわき市では風評に惑わされ、避難困難な住民を見捨てて逃げ出した警察官や医者もいるみたいですが、早く災害の全貌が明らかになり、復興への足掛かりが築かれることを願うものです。

阪神大震災の時もそうであったように、素人が権力の座に就くと大災害が起きるのは偶然にしても、そのことで失われなくてもよい命が失われることが無いよう祈るばかりです(非常事態宣言するべきだと思います)。

日本が非常事態に有る時、甚だ不謹慎とは思いますが、レベルは違ってもなんだかス○ー連盟を見ているような気がしてなりません。





スキーテス
2011/03/18

先日オガサカSKIが新バージョンの板を開発するとのことで、そのテストを依頼されて行って来ました。
ヤマハスキーチームの頃は敵対する(^^)オガサカの板を履くなんてことは考えられなかったので隔世の感があります。

テストスキーは177cmが2台、182cmが2台、183cmが一台の合計5台で、先ず短い方の板から始めました。
甚だ失礼だとは思いますが、結論から言えばオガサカのスキー作りの力量に驚いたと言うのが正直な感想です。
今まで使ってきた板の中では最短にもかかわらず、安定感、切れ、操作性、と三拍子揃っていて、とてもプロトタイプとは思えない完成度だったからです。

同じ長さでも安定感の点で微妙に差はあるものの、普通に滑る分には殆ど誤差の範囲だし、これ以上の安定感はバランスを崩すだろうと思われる絶妙なものでした。
そんな訳で、5cm長い182cmになると、それがどんな挙動を示すのか物凄く興味が湧いてきたのですが、予想通り2台とも177cmのバランスの良さをそのままに、さらに高速域での安定感と言うか安心感を増した仕様になっていました。
販売されるとしたらどちらを選んでも間違いは無いのですが、強いて言えば身長や体重と相談ってことでしょう。

最後に183cmでしたが、前の4台と比べ安定感が前面に出てきたのと引き換えに、明らかに乗る位置がシビアになって、うっかり後ろに荷重するとターン弧が大きくなる傾向がありました。
これは結構大事な点で、普通に滑っている状態では荷重が後ろ寄りになってしまうことは頻繁にある訳ですから、正しい位置をキープし難いスキーヤには多少手強いと感じられるかも知れません。しかしレース用としてみたら、最低でもこの位テールが踏ん張らないことにはタイムが出ないのではないかとも思います。

オガサカスキーのスタッフと

いずれにしてもこの5台の完成度は非常に高く、特に安定感と操作性は相反する性質と思われるだけに、通のスキーヤにオガサカが支持されている理由が良く理解来ました。
当日は20〜30cmの積雪があり荒踏み状態だったので、特に外乱に対しての挙動変化の少なさには舌を巻きました。販売されるとしたら10万円は下らないと思います(^^)。






東北地方太平洋沖地震
2011/03/17


東北地方太平洋沖地震と長野県北部地震の被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

連日テレビに映し出される信じ難い光景は日本中を震撼させていますが、地震発生から7日も経つと言うのに、災害の規模が一体いかばかりなのか、なかなかその全容は明らかになりません。
報道された部分だけでも、その酷さは未曾有の災害であることを容易に想像させ、被災者の心情を察しながら何も出来ないことが歯痒く、気持ちは焦るばかりです。

災害発生当初日本に対する海外の反応や評価は有り難いものでした。しかし、これまでの対応を見る限りでは、問われていた日本政府の危機管理能力レベルが証明された形になったと思います。
地震、津波、原子力と、3ッつの災害だけでは無く、特に福島県民はもう一つ”政府”と付け加えたいところでしょう、それだけに一連の政府の対応には怒る気力も失せそうです。

パフォーマンスとは言わないまでも、東電に殴りこみを掛けて3時間も居座ることに何の意味があったのか知りませんが、非常事態宣言も出せず、「命がけ」を口にしながら責任の転嫁に汲々とする首相に比べれば、原発の暴走を止めようと奮闘している現場の職員や自衛隊の皆さん達のなんと気高いことか、心から尊敬すると共に被害がこれ以上広がらないことを祈るばかりです。
それにしても与野党衆参両院の議員全員はいったい何をしているのでしょう。

数万人の犠牲者が予想され、未だに命の危険に晒されている人々や、家はおろか家族も、そしてこれまでに築いた生活の何もかも全てを失った人々が居る一方で、相変わらずスキー場やその関連施設は娯楽を提供し、スキーを楽しむ人々の営みが同時進行しています。
日本が非常事態に陥っている現在、今更ながらアルピーヌがなすべき社会的責任やその意義とは一体何だったのだろうかと、葛藤に苛まれながら過ごしています。

テレビでは家族全員を失った一家の主が、消失した自宅跡で茫然自失としながらも、想い出の証を探し出そうとしている様子を映し出していました。
積み重ねてきた人生、それだけに尊い想い出の数々はいまや形ある物での補間は叶わず、彼の記憶の中でしか生きていく術は無いのでしょう。
しかし、この胸の痛みを通り越して圧倒されそうな光景は、これからの生き方を考える上で明確な方向を示してくれた気がしました。

今は被災者の皆さんをはじめ関係者の方に、困難を乗り越えて頑張って欲しいとひたすら願うだけです。




2011/03/16

先日お客様さまから、「断捨離を始めたのでスキーをもらって欲しい」とのことで、クナイスルホワイトスターにVistのプレート+ビンディングが付いた板を頂いてしまいました(^^)。しかも達人タカさんのところでアルティメイトグリップ処理が施されたものです。

既に10年以上も型落ちのバーゲン品か、ギンギンのレース用しか履いていなかったので、久々に正常なな高級機種を使えることになりました。タイプはGSで、r>21mです。

早速滑りに行ったのは言うまでもありません(^^)、長さは180cmなので185〜205cmに慣れた体にはかなり短めな感じがして、そのせいか特に切り返しが簡単で回り過ぎる嫌いはありますが、エッジングを強めていくとターンは安定して余計な神経を使わずに純粋な滑走感覚を楽しめます。

ある程度長くないと使えないと思っていた深雪でも、これまでのどの板より快適に楽しめたのは驚きでもありました。何しろリーゼングラートの荒らされた60cm超の深雪+視界不良で、ビデオ片手にK田氏を追えた位ですから(^^)/。

アルティメイトグリップは板中央部分のエッジを約50〜60cm幅で凹凸のラック状に加工するチューニングで、特にアイスバーンでは高いグリップ力を得られるそうです。
形状が形状だけに怪しい挙動を示すのではないか?と思っていましたが、軟らかな雪では効果が判らなかったので、普通に滑っている限りではそのチューニングによる負の部分は無いってことですね(^^)。

こんな楽チンな経験してしまうと、他の板の出番は無くなる可能性大です。Sさま有難うございました。


偽術感染観戦
2011/03/12

例年この時期になると例の元I県連技術員K田氏の乱入を受け、強制的に現場に連行されるのですが今年も同様のパターン・・・・で行って来ました。
モロモロ堪能して午前中に帰り、土曜日に備えて寛いでいたら3時頃シャンデリアがユラユラと派手に揺れはじめ、最初はめまいかと思ったのですがそれで地震発生と知りました。
被害は直接的な地震でより津波に因るものが殆どのようですが 「日本沈没」の著者小松左京氏も、ここまで酷い状況は想像出来なかったのではないかと思います。

テレビで見る限りでは太平洋沿岸は壊滅的な状態になっていて、選手や大会関係者のご家族や身内の方が被災している可能性を考えると、とても昨日のスキー行きを軽口を叩いて書ける様な気分にはならないので、偽術選やモロモロについては気持ちが落ち着いてからにしようと思います。

被災者の方の物理的精神的ダメージを思うと胸が痛くなって言葉を失いますが、犠牲者の方には心から哀悼の意を表したいし、月並みですが被災者の方には頑張って欲しいと願うばかりです。


新教程研究その4
2011/03/10

3)「谷回り」で滑る(教程26ペイヂ)について
云々かんぬん・・・・・はとばしてっと(^^;・・・・・
「谷回り」は、スキーヤーの「重さ」を直接的に活用する、つまり「不安定」による物理的エネルギーの変換である。と定義されています。
殆どこれと大差ない意味不明度にタヂタヂ(^^;

さらに(教程23ペイヂ)には、ターン運動が導かれ、スキー板が弧を描き始めると、重力軸はターン内側に傾くことになる・・・・マヂっすか(・・;重力軸ってのが重力の軸の意味だとすれば、それが傾いちゃまずいでしょう、「体軸」の方がまだマシなような・・・・。

マー一事が万事こんな調子なのは新教程のゴミ具合シリーズ(^^)でも触れているとおり。
だから、「スキー板の方向が変われば、スキー板の縦軸と水平麺の角度が変化するので、それに対応する身体の前後方向への動きが想定されなければならない」なんてのを、力学以前に国語の意味的にドーなのか?等々、一々あげつらってもラチが開かないので止めておきますが、感心したのは力学風(「的」とも言えない)な記述がされ、もっともらしい図や言葉が並んでいるのにもかかわらず、数式が一切出てこないばかりか、記号もθ1θ2の僅か2つ、他には斜面の図に記されているアルファベットABCDEFabcdefだけで説明?を完結させていることです(・・;・・・・・・・・これだけで新教程を理解し体現出来るデモや指導員は尊敬しますゼ・・・・マヂで(−−#。

何をいまさらって感じで笑止なのはショウチの上で書いたのが下図(^^;。見ての通りこれから直滑降をしようとしているスキーヤのつもりです。
重心の位置は斜面より上方にあるのでこの体勢では点線を基調にするべき(ベクトル図が全体的に斜面下方に移動する)なのですが、スキーヤが鉛直に立ったと思えば同じことなので(そうなると実際は滑り出した瞬間に後方へ転倒する可能性大^^;)、絵的にも便宜上もこれでヨシとしましょう(^^;。

教程(青字部分)が万一その通りだとしても、何故そうなる(する)のかは、やはり数式で調べてみたいと思います。しかしスキーは専門家(^^)を自負していても、力学はトーシロなので間違う可能性大だし、正確性を欠くかもしれませんが、ここはひとつ教程のように全くの文学的表現より幾らかマシってことでお付き合いを(^^)。

斜面上のスキーヤは今静止していますが、力学風をベースにした教程のわりにはスキーヤが静止したままだとイマイチ格調の高さに欠けるので(^^;、この後彼(彼女)は斜面を滑リ降りることにしましょう。
そしてその後彼(彼女)にどんな変化が起きるのかは興味深いところでもあり、教程では「重力」とか「重さ」とか「落下」とかで「スキーは回転する」と頻繁に述べられていますから、それらが本当はスキーヤに対してどんな働きをしているのかを客観的に調べてみたいと思います。

スキーヤの質量はMとします
Mgcosθは垂直抗力
Mgは重力

勿論先刻ご承知のこととは思いますが(^^;物体に働く力は重力で、地球上にある物体は質量に応じて重力を受けているので、質量をM重力加速度をgとすると重力はMgで表されます。そして物体に触れている部分の斜面も力を受けていて、この力は垂直抗力と呼ばれています。

このスキーヤが静止状態から滑り出した後、t秒後の様子を知るためには運動方程式が必要になるのでとりあえず座標軸を設定します。
現状では斜面に沿ってしか動けないので、下向きを正方向のx軸とし(「重力によるスキー板の縦軸に沿う力」ってやつですね^^)、それに垂直にy軸を設定します。
図には決めた座標軸(xy)に三角比を使って重力を分解した成分を記入済みですが、摩擦係数μは高価な滑るワックス使っていて、且つ斜面は硬いアイスバーンということにして、ここでは0とします(^^)。

垂直抗力をNとすると、動き出してもNと重力のy成分Mgcosθはつり合っているのでy軸については変化無し。スキーヤをx軸方向に滑らす力は重力のx成分Mgsinθ。働く力は分かっているので、運動方程式はMa=F(Fは力ですが、その量がベクトルという意味)
aは加速度、FはMgsinθなので、この状況の運動方程式はMa=Mgsinθとなり、次に加速度aは位置xの2階微分d^2x/dt^2なので 、M(d^2x/dt^2)=Mgsinθ。あとは運動方程式を解いてdx/dt=速度とか、x=位置を求めればEってことになります。

このことから、滑り始めた直後後方に転倒ってのもあるかとは思いますが(^^)、t秒後の彼(彼女)は、とりあえず速度が速くなっていくのと、ある距離に到達するという客観的な事実が分かりました(^^;
アタリメーヂャネーカッ?・・・(ーー;・・・・・ごもっともでやんす、私だってそう思います。

トーシロのロージンが、チョッカリを始めたスキーヤの状態を辛うじて数式で語れるのはここまで(^^;、この後偽術選の様にウエーブがあったり斜度が変化したり、ましてや左右にうねっていたり、ワックスが落ちてきてμ>0とかになったりしたら、モー考えたくも無い程完全にお手上げですが、それでも重力が斜面上のスキーヤに働くとどういうことが起きるのか、少しは解明出来た(^^)と思います。
つまりMgsinθはベクトルであり、t秒後に起きる現象はスキーヤがある速度を持ち、ある距離をx軸に沿って直線的に移動するってことでした。

しかし、これが何を意味するかといえば、チョッカリ状態のスキーヤが板を左右に傾けたところで、教程にある矢印で示された「スキー板の横軸に沿う力」なんか発生しないし、μが多少大きくなるカモ程度で、現実には何も起こらないってことです。
サイドカットの影響を指摘する方もいらっしゃるとは思いますが、それは落下とは関係の無い別の力が働くからで、それにしたって迎え角を作らない限り(板の向きを人為的に変える)μ≒0の斜面では誤差の範囲でしょうし、ましてやツチノコ形状やロッカー形状の板だったら、傾けた反対側に回り込むかもしれませんね。

板を横に傾けるだけで、百歩譲って「スキー板の横軸に沿う力」が発生したとしても、Fに比べれば、その「スキー板の方向をダイレクトに谷側へ向かわせる」力は無視出来るほど小さなものだし、「ダイレクトには程遠いということです。
教程にはスキー板の横軸に沿う力が矢印でしっかりと描かれていますから、もしそれが力と向きを持つベクトルだとしたら、きちんと数式で説明して欲しいものです。

昨日偽術選を見に行ってきました。
各地区の予選を通過して来たシード外の選手達による全日本の予選です。
見たのは名木山のカベで行われた急斜面不整地の小回りと、同じく名木山の第二ゲレンデで行われた緩斜面の大回りです。
緩斜面の大回りでは、その横軸に沿う力を一生懸命発生させようと練習に励んできた指導員達が、子供が飛行機の真似をして遊ぶ時の様な格好をして滑っていました。

彼らはこの大会に向けて真面目に取り組んで来たと思われるだけに(本心です)痛々しさを感じてトガになりました。それでも緩斜面では何とか滑っていたのでよしとしても、さすがに急斜面不整地の小回りとなると、その影響(水平麺云々)がモロに出てしまい、こう言ってはナンですが、とても全日本レベルの滑りでは無いと思ったのが正直なところです。これは決して彼らに問題があるのではなく、彼らの真面目さが災いしているのだと思います。

今日から参加するシード選手達の中には、本音とタテマエを使い分けてキッチリ外向外傾外脚荷重意識で練習してきている人も居る筈なので、単なるバッジテストの雰囲気とは多少違ってくるものと思われます。




新教程研究その3
2011/03/06

教程に力学的な記述をするなら、それは読者のイメーヂ構築の足しになる程度に使うべきであって、重力だとか更新料向心力だとか遠心力だとか落下だとかを使って、厳密な意味の力学でスキースポーツのハウツウを語りたいのなら、もっと他のスキーにまつわるホンチャン且つシコタマの力学なり物理学なりを総動員する覚悟が無ければならないし、精神状態・・・・特に恐怖に関することだってスキー技術の大きな柱だから、精神物理学やら心理物理学やらなんやらかんやら(^^;も必要になってくるでしょう。

んで、教程の根幹を構成している「スキーの滑降・回転は、重力による落下運動にその根源的な特徴がある」とか「谷回りは、スキーヤー自身の重さで滑降・回転する」とか「重力によるスキー板の横軸に沿う力がスキー板の方向をダイレクトに谷側へ向かわせるところに、「谷回り」の真髄がある」という水平麺思想(^^)を、具体的現実的な場面で検証してみようと思います。

例えばスラロームでストレートのセットを通過する時、ターン弧と重臣市野重心位置の関係を図示すれば↓の様になり、重心の軌跡(点線)はシュプールに比べ、より直線的にゴールに向かいます。これはゴールに向かう選手を正面から見ると一目瞭然。つまり、ゲートを通過している最中、重心は殆ど左右に移動せず、板だけがポールを避けて通過すると言うことです。

FISアルペン国際競技規則によると、SLでは連続する旗門のターニングポール間の距離は6m以上13m以下、ゲートの幅は4〜6m、バーチカルゲートの連続ではゲート間は0.75〜1mとなっているので、例えば2個のホリゾンタルゲートと4個のバーチカルゲートを使ったストレートのセットでは、前後のホリゾンタルゲート間は最短30mになります。
そして其処を通過する時、選手は最低5回のターン(向き変え)が必要で、例えば時速60Km/hでは30mの区間を1.8秒、50Kmでも2.2秒で通過することになり、間を取って(^^;仮に2秒で通過するとしても0.4秒で1ターンを、そして0.8秒でワンサイクルをこなす訳ですが、それを「スキー板の横軸に沿う力」によって行えるものなのか否かを考えてみてください、賢明な毒者諸兄は先刻承知かと思いますが(^^)。
ちなみにシチュエーションをゴール前としたのは、斜度が10度位ぢゃないかと思っただけで他意はありません。

で・・・初速度0の物体が自由落下する時の公式 y=(1/2)gt^2 は中学で習っている通り今も変わっていません(^^)。物体のt秒後の落下距離yは一体何メートルで笑蚊?ってやつです。
gは重力加速度、1秒後の距離は9.8/2×1×1=4.9mですが、斜面ではこれにsinθ2をかけてやればEってことですね。

以上を踏まえて(^^;
「重力によるスキー板の横軸に沿う力」によって、教程の図の場合重心の位置がどれだけ落下するのか?、t秒後の距離を求めてみたいと思います。

勿論グタグタの図を好意的に解釈してやってですよ(・・;硬い斜面上(下図中央の場合)で板を傾けた時横軸方向への落下なんか有り得ないバカバカしさを堪えてですよ(−−;#
気を取り直して・・・・・初速度0としたのは、板がフォールラインに直角に置かれているからで、ここから横軸への落下が始まる様に見えるからです。
勿論gに因る落下は板の縦軸の速度(教程では「スキー板縦軸に沿う力」)に影響されないので、単純にt秒後の距離を知ることが出来ます。
図には斜度を示すθ2はあっても、傾いた板の角度を表す記号や働く力の式が無いのでハナッから意味不明なのですが、斜面に置かれた物体に働く常識的な力(^^)が板に掛かっているとしても、このθ2>?度の傾きを持つスキー板がどのような動きをするのか知る由が無いので、それが斜度と同一まで傾き、しかも摩擦抵抗0として考えた時の話です(「逆エッジ引っ掛かってあぶねーぢゃねーか」って突っ込みは無しですよ、この際^^、好意的に解釈してやってるんですからねっ)、


で、冒頭のSLレースのことを例にとると、1ターンで0.4秒、緩斜面なので周速に変化が無いとしたら、切り返しからフォールライン到達までは0.2秒になります。

参考の為に0.4秒後と0.2秒後の落下距離を求めてみました。これを新教程では更新料向心力と呼ぶらしいです。
では、ターン切り替えし直後谷回りに入ったばかりの時に(現実には重力で落下どころか外向きの力が発生しているんですがね^^)ターン横軸への落下があるとしてこの式に数値を代入すると

斜度10度の時、0.4秒後の重心位置y1=4.9×0.4×0.4×0.174=0.136=13.6cm
斜度10度の時、0.2秒後の重心位置y2=4.9×0.2×0.2×0.174=0.034=3.4cm

新教程研究その2の力作(^^)下図↓は、スキーシーンに於いては特殊な現象(方物運動)であり(教程でもボールが転がる様子の図に「ボールの谷回り」として墓穴掘り済み^^)、通常は図示したSLレースのように、これとは正反対の重心とシュプールの位置関係になっていて、仮にスキー板の横軸方向に落下の力(Wp)があったとしても、それはむしろ谷回り区間では向心力を減殺させる方向に働く、つまりターンの邪魔をする(だから切り替えしが難しい)と考えるのがマトモだと思うのですが、教程は「重力によるスキー板の横軸に沿う力がスキー板の方向をダイレクトに谷側へ向かわせるところに、「谷回り」の真髄がある」とまで言い切ってますから、この狂気の思想に付き合ってやるとしても、それは緩斜面に於いては上の計算結果からも明らかなように無視出来るほど小さなものです。
という事は、裏を返せば急斜面ではWpが大きくなり、更新料向心力どころか、ターン切り返しがさらに難しくなるということが実感としても理解出来ますね(^^)。
ましてや、上図下の様に板が山側に傾いた時の落下運動?なんか、ナニオカイワンヤってところです。

特殊なターン

んで、実際にはこんな講釈なんかHeの役にも立たないわけで、スラロームのストレートのゲートセット通過(ヴェーデルンも同様)を例にとると、有り体にいえば脚を必要に応じて適度に捻り、進行方向に対して迎え角を作り、斜面に「ガツンッ」と一発横飛び蹴りカマした(エッジング)後は、その反動(作用反作用の法則)で迎え角を作りつつ、次の飛び蹴りに向かうってことです。
但し、斜面に飛び蹴りをカマされたスキーは当然変形するかズレるかだし、最近の板はただでさえ極端なサイドカット形状をしているので、最初に作った迎え角のまま次の飛び蹴りに向かうという訳にはいかず、大抵は回り込んでくるので、迎え角の角度や蹴りの強さやエッジングの角度やタイミングや、ショックの吸収やあれやこれや・・・・その按配は偏にスキーヤの技量に係わってくるという訳です。
ザックリ言っちゃえば反復横跳びの要領そのまま。そしてその時の左右の脚の様子をご自身で観察すれば、とても内脚荷重云々なんて現象は起きないし、ガツンと踏ん張るのは外脚だってことが理解出来るでしょう。そして、踏ん張った外脚が支えているのは重心だってことも。

あ゛〜〜〜〜疲れた(−−;

何で宿屋のオヤヂが10年以上もこんなことに付き合わなくちゃいけないのか・・・・・放っておけばEのに我ながらバカなことをしていると思いますが、SAJ今日逝く本部の誰でもEですから、例に挙げたSLのストレートゲートを通過する時のターン弧と重心の関係が、「スキーヤ自身の重さで滑降・回転する」あるいは「重力による落下運動」によって成り立つものであるとするなら、是非納得出来る数式を使ってそれを説明(証明)して欲しいし、それが出来なければ早急に現教程をリコールし、正常な教程編集に取り掛かって頂きたいと思います。

いよいよ明日からはWpに因る内脚谷回りの主導してるの主働つもり外脚あるよ演戯会が開催されます。安全マージンを使い切ったターンがどんな現象を起こすのか、ヒマな方は観察するのも宜しいカト。


マスゴミニュケーション(^^)
2011/03/04

マスゴミのターゲットは今度19歳の受験生に移り、扱いは銃を乱射して多数の人を殺害した容疑者並!、レポン太は相変わらずの上から目線で聖人君子振りを発揮している今日この頃(^^)、いやしくも最高学府を預かる者が、IT時代にそれがこういう使われ方をすることを予見出来なかったことの方に驚きます。
受験生の肩を持つ訳ではありませんが、4大学の関係者は自らの間抜けっぷりを世間に晒すのでは無く、「やるもんだな〜^^」位の余裕をカマして、そっと(^^)次回の受験に備えて欲しかったです。
私の時代でさえ「エ゛〜〜ッ?」と思うような不正(昔は裏口入学なんて言ったな)やそれに類する疑惑はあったし、別に今に始まったこどぢゃないですからね。

それより、ニュースソースとすれば棚ボタ比例代表当選眠酒倒16議員のサボタージュの方が、本当は糾弾されて然るべき忌々しき事態だと思うのですが。
彼らの行動に意味があるとしたら、議員定数が16少なくても国会は何の問題も無いってことを証明し、議員の削減や税金の使い道にとって一つのタタキ台を示したってことですかね・・・・このゼーキンドロボー〜〜〜!

メディアリテラシ・・・・スキー雑誌にも言えるのではないでしょうか(−−;


新教程研究その2
2011/03/02

2003年に改定されたスキー教程について、当時某SAJ理事は「この教程は読めば読むほど味がある本だと思っています」と仰っていました。
当時の研修会(あっちこっちそっちこっちシコタマモロモロの^^)担当者からは指導員達に「咀嚼が必要」とのありがたいアドヴァイスもあった位ですから、この某SAJ理事は難度も何度も繰り返し読んで?(^^)咀嚼した結果、「味がある」と思ったのでしょう。マー本当に読んだのかは甚だ怪しいですが(^^)。

教程をインストラクタの為のインストラクションマニュアルとして見た場合、その内容は相当のポンスケで無い限りストレートに理解できるものでないと困るわけで、咀嚼が必要だったり、ましてや「味」なんかあったひにゃたまんないワケで・・・好き嫌いだってあるだろうし(^^;・・・・・!
しかし「読めば読むほど味がある本」ってのは一体どんな味がする本←(教程ぢゃなくてホン!)だったのか、その味が知りたかったです・・・ウソ(^^;。
当時はその概要を知っただけで読む気が失せましたからね・・・・・・。

・・・・・今回は当時の反省を踏まえ(^^)新教程はじっくり読みましたよマジで・・・・・んで味はドーだったかと言うと・・・・ソークの匂いがしました・・・・・んが、いくらなんでも味まで確かめる勇気はありませんので味は分からず仕舞(ーー;。

ではドンだけ無駄な時間を使って咀嚼したか解説(赤字部分)を交えながら報告しますね(^^)青字は教程

P30「谷回り」のメカニズム 1)重力による落下運動

スキーの滑降・回転は、重力による落下運動にその根源的な特徴がある。当たり前のことも、こういう書き方されると格調高くなりますな〜(^^)
重力を活用する「谷回り」は、重力によるスキー板の縦軸に沿う力(推進させる力)と横軸に沿う力(ターン内側に向かわせる力新教程研究のMgsinθ1のことね?)から構成される。そして、「谷回り」の回転弧は、この重力による落下運動のふたつの力縦軸に沿う力(推進させる力)が一定なら、斜度が急(90度)になれば(sinθ1=1)で重力による落下運動最大=回転弧最小・・・・速度vとしたらMvとMgsinθ1の合力方向に向かうってことを言いたいらしい(^^)とこれらと逆方向に働く抵抗とによってコントロールされる。何の抵抗かその振舞いや成分が数式で示されて無いので、何がどうコントロールされるのか不明

この場合、重力によるスキー板縦軸に沿う力については、よく認識されているところである認識してるっちゃーしてますが(^^;。しかし、あまり認識されてこなかった重力によるスキー板の横軸に沿う力がスキー板の方向をダイレクトに谷川へ谷側へ向かわせるところに、「谷回り」の真髄がある真髄ですか(^^;。つまり、「谷回り」は、スキーヤー自身の「重さ」で滑降・回転するということであり谷回り部分でその要素があるとして(そうは思いませんが)、それはMgsinθ1に依存しているので、ダイレクトとは程遠いターンになるのでは?。例えば斜度10°の緩斜面だと、10°=π/18[rad]  sin10°=sin(π/18)≒0.17453と、体重の(重力の^^)1/5にも満たないし、それ以前にスキーは内側に引っ張られる力でターンを行うものでは無いでしょうに。
実際問題斜度10度でもターン弧や速度によっては、体重の数倍の力が脚部に掛かって外側に膨らむことはあっても、内側に引っ張られてターンする感じは皆無なんですがね(^^)
、「抜重回旋」とは対極をなすものであると言える「対極をなす」以前に論点が全然違いますが(−−)

重力によるスキー板縦軸に沿う力(推進させる力)は、斜面上のスキー板の縦軸と水平面のなす角度によって規定される別にここで「水平面」が出てこなくても、又その「なす角度によって規定され」なくても、常識的には単にMgsinθ1ですが・・・何か?。そして重力によるスキー板横軸に沿う力(ターン内側に向かわせる力)は、スキー板の横軸と水平面のなす角度によって規定されるこの力があるとしても同じくMgsinθ1ですが、もし違う何かがあるのであれば、「規定される」っつー位ですから数式で示すべきでしょうね



「谷回り」においては、フォールラインを越えると、斜面に沿う重力の向きは、ターン内側と逆方向になる久々にマトモなフレーズに出会えて一安心(^^)。したがって、フォールラインを越えた後もサーどーなる?!(・・;ワクワクしますナ〜〜〜(^^)、スキー板の横軸と水平面のなす角度によって生まれる、重力によるスキー横軸方向の力(ターン内側に向かわせる力)が、出ましたッ!!Mgsinθ1なんかクソ食らえ的ナ〜〜〜〜(−−; ニュートン力学を超えた強烈な破壊力を持つニュートンチンカン水平麺理論!内脚主導、外脚主働によって求められるナンノコッチャか解説不能になりました(汗)・・・・でも、ここの「求められる」って使い方、他人様のこと言えた義理ぢゃ無いんですが、「得られる」の方がEと思うのですが・・・ちなみに(^^;・・・・。

・・・・・・とマーこのくらい咀嚼したんですが、結局↑この図見ただけで教祖教程が何言いたいのか分かる指導員はやはり凄いってことなんでしょう・・・・って位のことは分かりました(^^)。

んで、「谷回り」のメカニズムは重力による落下運動にある」とするならば、そして70頁程度で2500円!!?もボッタクルのであれば、↑のような図やコップ転がしてる絵では無く、その様子を少なくとも↓この位の丁寧さで図示して欲しいものです(^^;

この程度だったら高校生は勿論モー中学生(^^)レベルだって、何が何だか理解のうえで描けると思います・・・突っ込みOK(−−;。

重心Gの斜面への投影をGp(Gを通って斜面に下ろした垂線の足)とすると、それは足裏の中央Aから斜面に沿って常にhsinθだけ上方にあるので(hは重心Gと足裏Aとの距離)、Gp(点線)とシュプールの軌跡は図左のようになり、二つの曲線はスキーがフォールラインを向く時点Fで交差します。そして図のようなシュプールを描いて滑る時、どの時点に於いても向心力の一部になるWp=Wsinθ=Mgsinθは変わらないので(Wは重力ね^^)、Fを通過後は左回りがそうだったように当然右回りのターンを誘発する原因にもなります・・・・マーFまで到達して山回りに入れればの話ですが。

実際のスキーシーンでは、スキーヤの激しい関与(エッジの切り替え、捻り、エッジング、ベクトルの指す位置の調整、その他モロモロ)があるので(^^)、二つの曲線の交差はかなり早い時点で起き(Fより上方)フォールラインを越えても向心力(^^)は維持されたままこの図のように山回りへと繋げることが出来ます。

しかし、新教程をまともに実践すれば「谷回り」のメカニズムは重力による落下運動にある」ので、ニュートン力学の常識ではFに到達するのは非常に時間が掛かるし困難だと思いますが、新教程では谷回りだけでターンするってワメいているし、F以降は「内脚主導、外脚主働によって求められる」ってワケの分からないこと言ってますから、これでEのカモ(^^)。
そしてこれを実践すると(するつもりで滑ると)イヌのションベンン回し蹴りスタイルになるってワケか?

新教程がインストラクションマニュアルだとしたら、と甲乙つけ難い出来(^^;

文章的には万事がこんな調子だと思って頂ければよろしいかと・・・・・(^^;。


資料提供はとろろさんでした(^^)






新教程研究
2011/02/28

以下の文章(青字)は、K県スキー連盟のwebサイトに公開されているI氏講演の一部です。
これは新教程を理解する上で参考になると考え、K県スキー連盟のwebサイトから転載したものです。


「ターン運動は何かといいますと、ターン内側に向心力を得るということで回転をしていくことになります。前の教程では、向心力と遠心力が釣り合う図になっています。どういうことかといいますと、向心力と遠心力が釣り合ってしまうと真直ぐに行くしかないのです。ですから、今の考え方は、向心力を得るにはどうしたらよいのかということから、ターンの原因から3つのコントロール、メカニズムを紹介しています。その結果、向心力が出来るのです 」
・・・・・中略・・・・・
「重力によって向心力を得るには2つの方法があります」
・・・・中略・・・・ 「抗力NXが浮き上がった分だけ後ろに行きますので、水平な力が働き、スキー先端は内側に入るわけです。これがトップコントロールの説明です。 両方とも、人間の力ではなく重力で向心力が生まれているわけです」

「・・中略・・としたのはあまりにも意味不明だからで(−−;、興味のある方はK県スキー連盟のwebサイトで原文をご覧になってください。、

これを読んで唯一理解出来たのは、現在のスキー技術はどうやら人間の力を要しない向心力を使ってターンすること、そしてそれに必要な向心力は如何にしたら得ることが出来るのか?ということの様です。
向心力と遠心力が釣り合ってしまうと真直ぐに行くしかないのです」という説明から、向心力が遠心力を上回れば(向心力>遠心力^^;)、向心力方向にターンするという意味にもとれますが、そうなると遠心力は単にターンの邪魔になるものと理解してしまいますね?(^^;・・・・んなアフォな(−−;。

かつて学校では(スキー学校ぢゃないですよ^^)、向心力(当時は求心力?)Fと遠心力Fは、質量mの物体が半径 r速度vで回転する時、どちらもF=mv自乗/rの式で表されると習いました。
つまり、向心力が発生する状況では同じ力の遠心力も発生する訳で、向心力だけが単独で発生することは無いわけです。
そう考えると、向心力=遠心力・・・・向心力ー遠心力=0ってことになり、向心力の大小はターンの大小にかかわらず、「向心力と遠心力が釣り合ってしまうと真直ぐに行くしかないのです」という状況から脱せない訳で、「先ず向心力ありき」という考え方には無理があると思うのです。

では何をターンの原因とするか?となれば、ブッチャケまずスキーヤーの意思が板の向きを変える(進行方向に対してスキーを斜めにセットする)こと。
・・・・・「アタリメーヂャネーカッ!!」、と怒鳴られそうですが(汗)、続いて適当なエッジング角を与えることによって(「進行方向に対してスキーに適当なエッジング角を与えつつ斜めにセットする」とした方がEか?^^)、初めてスキーに横方向からの抗力が発生→角加速度が発生→向心力が発生→その後のスキーヤの技術如何によっては、安定した向心力が維持されることにもなれば一瞬の角加速度の発生で終わりにもなるってことです。

その肝心のターンの原因の一つが抗力中心(軸)周りに発生する継続的なモーメントに因るものだとして、それを発生維持する為にベクトルの指す位置を何処に置くかが、まさしくスキーヤの技術(技量)に係わってくる訳で、スキーヤの進行方向(瞬間の)に対して直角の成分を持つスキーヤに働く全ての外力の斜面内成分の和(ベクトル)によって、必要な内傾角は如何様にも変わるものであり、それが向心力を持続させもするってことです。

但し「重力で向心力が生まれている」という件は、谷回り(板がフォールラインに向くまでの間)に限れば、あながちハズレと言い切ることは出来ませんので(−−)、その理由を教程21ペイジの図を使って軽く説明してみます(^^;。

中央の図には「重力のスキー縦軸成分」として斜面に平行な矢印が描かれた物体(スキーヤ?)があります。
これは直滑降を表しているものと思いますが、ここではこの物体がある速度で進んでいた斜滑降からエッジを斜面に平行になるまで緩めた状態と仮定します。
物体の質量をMとすれば、「重力のスキー横軸成分」=Mgsinθ1はある意味で(^^)向心力の一部にはなりえますが、斜面上における物体の運動はMgsinθ1の一様な力を受け続けて運動することになり、重力加速度がsinθ1倍になった時の落体の運動と同様放物線を描くことになります。

このことをもって「重力で向心力が生まれている」=「ターンする」と言えば言えるのでしょうが、それはせいぜいフォールラインまでであり、山回りに繋げることは出来ないし、重力加速度に依存している為に局率半径を自由に変化させることも、ましてや斜度0度の平地ではMgsinθ1=0ですから、重力による向心力は消えてターンは出来ないことになりますね(^^)。

具体的には、ダウンヒルコースのゴールエリアやジャンプ競技のストップゾーンでは「人間の力ではなく重力で向心力が生まれているわけです」の理論ではターンが出来ませんから、アルペンレイスやノルディックジャンプの選手達はスポンジバリアに直撃したくないので、この理論では滑らないってことですね(^^)。

一方で開催が近付いてきた(−−;偽術選ですが、その競技?では例年セパレイトネットやスポンジバリアに突き刺さる参加者(殆ど指導員)がいます。彼らはマジメにこの理論を実践し谷回りだけでターンしようとしている人達だと思いますので、イカガワシイナ(ヂャッジ)の皆さんはそこんとこ配慮ヨロシクです(^^)。

ブッチャケ、ターン力学の根本は慣性の法則に因るだろうってことは、力学シロートの私もウスウス勘付いているので(^^)、正確か否かは別にして、スキーのイメージ構築の足しにはなると思って書いてきましたが、これは重心の運動に関するもので、これとは別にもう一つ重心周りの回転に関しても考慮しておかなければならないなと思ったのが↓の一節です。

「斜滑降という概念がまったく変わってきました。斜滑降というのは、水平面に対してスキーの横軸がフラットになりますので、左右に重力による落下の力が働きませんので、縦軸方向だけに滑ります。斜滑降というのは外向傾を作る必要はまったくありません。ただ、斜面に対する足の長さを変えなければいけません。

となっていて、この文節自体スキー専門家(^^;にとっては意味不明なのですが、特に「外向傾を作る必要はまったくありません」が身に付いてしまったら、ターン中に必ず発生する重心周りの回転の処理がスキー操作に甚大な影響を与え、それがスキー技術の上手下手を分ける重要な部分を占めていることを考えると、スキーの専門家(九度以下?^^;)とすれば「外向傾を作る必要はまったくありません」を放置する訳にはいかなくなってくるのです。

ターンが某かの外力を受けて起こるものだとすれば、それによって重心周りにもモーメントが発生すると考えるのが順当で、それはつまり”角運動量保存の法則”であり、身体はそれに則って回転を続けようとします。
この角運動量保存の法則は素早いターンの切り替えしが要求される場面で特に厄介なシロモノになり、体が剛体のように板に正対したまま(外向傾を作る必要はまったくありません)のターンでは、モロにその影響を受けるでしょうから、良識ある指導員からはネガティブな意味で「腰が回っている」との表現で指摘されることになるでしょう。
しかし体の使い方によっては(スキーヤの技術/技量)その影響を最小限に止めることも出来るってことです。

ところが最近のSAJ用語では「骨盤」云々であり、あろーことか、それが板に正対する滑りをヨシとしていて、昨今の偽術選ではこの角運動量保存の法則を素直に表現した指導員達が、回り過ぎてネットやスポンジバリアに突き刺さる光景も珍しくなくなりました。偽術選はその辺りが見所になった感もありますね(^^)。

ともあれ、スキー技術やそれに絡む力学的モロモロがコラム1ペイジ位で語り尽くせる訳は無いので、あくまで実践で覚えていくしか無いと思います=楽しいデス・・・マヂ(^^;。

ちなみにこの文章は「K県スキー連盟の責任にて編集しております」となっていて、全文はA4で20ペイジに及びます。
講演の内容はやはり意味不明でしたが、これをまとめ上げた編集者の仕事には敬意を表したいと思います。







それぞれの考え方それぞれのぢんせい。
2011/02/25

随分昔のことですが、このサイトをご覧になっている知人の方から、「コーチャン(私のこと^^)の気持ちも分かるけど、色んな意見があって良いし、それを非難するのは如何なものか?」と言うような趣旨の指摘をされたことがありました。また最近ではアルピーヌは「SAJに反旗を翻している」と考える方もいる様で←風の便り(^^)、小さな宿のオヤヂの戯言にも反応して頂ける方がいらっしゃるという事実だけでも光栄です。

確かに仰る通りですが、以前日本のメディアが慢性的な食糧難にあえぐ(とされている)○○民主主義人民共和国のことを取り上げた際、農村を視察したその国の最高権力者(指導者?)K氏は、田んぼに植えられている稲の苗の間隔(ラチ)を見て広過ぎると思ったのか、コメ増産を図るべく、本来なら例えば30cm間隔で植えるべき苗を「20cm間隔にしたら収穫が1.5倍になるぢゃないか」(^^;と指導され、農民はこぞって「さすがK首領様」と感嘆してその指導に従ったと言うような報道がありました。

単位面積あたり苗の本数がどの位が適当かはコメ農家の専門家なら誰でも知っているし、それは先人達が長い年月を掛けて試行錯誤を繰り返した末に得られた数値であり、例えK氏が偉大なる指導者であったとしても、この件に関しては素人の出る幕は無かった筈。
その結果、密集栽培のネガティブな面が全て揃い、収穫が激減する事態を招いたのですが、凶作の原因が栽培方法にあるにもかかわらず、驚くことにこの国策は未だに続けられているらしいです。

閑話休題

スキーの方法論は沢山有って然るべきだし、ゆえにもそのことについて賛否を論ずるのは大いに結構なことだと思いますが、しかしSAJ今日逝く本部が「某国の指導者みたいな真似をしちゃ遺憾イカンでしょう」ってことです・・・・早い話が。

SAJはキチンとした組織なだけに、正常に戻ってさえくれれば(特に今日逝く本部や会長人事)その本来の存在意義を取り戻せると同時に、業界の窮状にも某かの好転材料になるのではないかと期待しています。またそうでなければ公益法人たるSAJのレゾンデートルは無いってことになりますからね。

組織の統制がキチンととれているスポーツ団体は往々にして独裁国家に似た挙動を示す場合がありますが、シンガポールのように独裁が必ずしも悪とは限らないし、反対に民主国家が善とも限らない訳で、それはひとえに指導者(層)のクオリティーに左右されるのではないかと思うのです。

その視点で現在のSAJを見たとき、果たしてそのクオリティーは如何なものなのでしょうか?

教程の23ペイジ↓にはスキー板と思しき物体が描かれています。力学を演出したつもりなのかはどうかは知る由もありませんが、そこから伸びる二本の矢印が何なのか?そしてそれに付けられたキャプションは一体何を訴えようとしているのか?残念ながら私のアタマでは皆目見当もつきません。
その中でも特に悩んだのが「見せかけの重力」という言葉です。「見かけの力」は知っていても、それは始めてお目にかかる言葉で、加えて「見せかけの」の意味は「相対的」という意味だということも初めて知りました。
これらは税制面で優遇を受けている公益法人の刊行物ですから、よもや間違いなどと言うことはありますまいが、それにしても不可解な表現ではあります(^^)

同じペイジだけでも、「重力と遠心力の合」とか、「遠心力によって作られる水平面」とか、「可視的な斜面の認知によって逆方向にはたらく抵抗をコントロールする」とか・・・・ナントカ・・・・不可解な文字列がテンコ盛りで、それが言わんとするものがはたして力学なのか何なのか?、私には皆目不明なのです。
そしてこの教程がことさら難解に感じるのは、頻繁に主語の無い文節が現れるということもありますが、もしかしたら可視的な斜面云々以前に、私が既に認知症を患っているのかもしれませんね(^^)。


のお菓子?は、某国で日本製を装って某国国内の消費者向けに製造された似非日本製品だと思われますが、このウユフア(ウエハ?)の包装は日本語やその意味を知らないまま使った為に、恥ずかしいデザインになっています(^^;。
まさか新教程に使われている図が、既に紹介した何枚かと同様、イノベーションやパラダイムシフトを気取りたいばかりに、似非力学を弄したのではないことを祈るばかりですが、理解しようとこれらの図を見れば見るほどのお菓子と同質の恥ずかしさを覚えてしまうのも認知の成せる業で症か?(^^;
















ハイブロウを志向していた直滑考も(^^)終にモラルハザードを迎えたか(−−;




見よう見真似
2011/02/21

このサイトでは事ある毎に・・・・って事が無ければ書かないっつーの(^^)・・・・やれ基本だ何だかんだってシャラクサイことを書いてきましたが、だからと言って私が子供の頃から基本を理解し、忠実に履行したから滑られるようになったなんてことは全然無くて、多くの子供達がそうであったように、上手な(そう見える^^)大人達を手本に見よう見真似で滑っていたと言うのが本当のところです(^^;。

当時は基本のキの字も知らずにいたコドモが、いつからスキーの基本について学びたくなったのかを、その理由も含めて書き始めると日が暮れる?ので(^^)割愛しますが、早い話がそのままでは越えられない壁が現れたからだと思っています。
勿論そんなこと(基本云々)なんか関係無しに、本能だけで(^^)名スキーヤになった人だって大勢いるわけですから、なにも眉間に皺までよせて基本などとシャラ面倒クサイことを考えなくてもEっていえばEのですが・・・・(^^;。

ところがひとたび他人様を教え、しかもその報酬を得るなんて立場になると、とてもそんなことは言っていられなくなる訳で、支払った金額に見合う普遍的な価値を提供しなくてはならないし、そして教わる側にとっては、それを土台にして如何様にも自分流のスタイルを構築出来る可能性を有するものでなければならないわけです。
そうした観点から指導の拠り所となるべき現行スキー教程を見たとき、どう贔屓目に見てもその期待に応えられるような内容で無いことは既に語り尽くして来た通りです。

しかしこれが「日本スキー教程」では無く、例えば「超絶水平麺理論」とか「谷回りの神秘」とか「フェイスコントロール入門」とか、あるいはもっとハイブロウを気取りたいのなら、「股関節間に存在する謎の重力軸の屈曲と伸展に於ける時間的制御について」とか、「スキーのニ軸運動に於ける股間第三軸の独立性と協働性の考察」とかのタイトルを付けた個人レベルの本であれば、著者の斬新な発想は大いに面白いでしょうし、受ける人には受けると思いますが・・・・・・教程はダメでしょうキョーテーは(^^)。

言われたことは何でも出来る優れた技量を持ったデモンストレイタにとって、現行の教程は単なる演技の振り付け本になっていますから、それが斜めに傾いた奴ダコの様な滑りを要求するのであれば、それを演じるのが彼らの仕事だし、そしてその彼らを崇拝するスキーヤ達も同様にその真似をすることになるのでしょうね。
結果デモンストレイタと同じように見える滑りが出来たとしても、基礎的な部分の完成度には大きな違いがある筈ですから、恐らく上達は遠退くのカモ。

少なくとも日本のトップレーサ達はSAJのスキー教程とは関係の無いコーチング理論によってトレーニングしているものと思われます。
その成果か、湯浅選手ついにやりましたね、世界選手権男子SL6位入賞!おめでとうございます。




プルーク暴
2011/02/18

その昔はじめてスケートを体験した時のこと(最初で最後^^)ですが、スキーをやっていたせいか何の問題も無く(心配した前後方向の転倒もせず)見よう見まねであっさり滑り出せました・・・と、そこまではよかったのですが、コーナでも所謂スケーティングのままですから、両足のエッジは当然インエッジを使って回ることになります。

上手な人はコーナにさしかかるとスケーティングから左足のアウトエッジに乗ったクロスフット(技の名称は後に知りました^^)を使ってコーナーリングしていましたから(右足は常にインエッジ)、なんとなくペンギンみたいな滑り方が「カッコワリーな」と思っていた私は、何周かした後でそのクロスフットに挑戦しようと思ったのです。

要領は左足アウトエッジで片足滑走状態に入り、イン側に倒れる前にその左足を超えて右足を踏み出すのですが、しかしいざやろうとしても転倒の恐怖から、なかなか左足のアウトエッジに乗ることが出来ません。
言ってみれば陸上トラックのコーナを走り抜けるのと大して変わらないのですが、靴のグリップがどの程度か把握出来ているトラックとは違い、ツルツルの氷上では理屈は簡単でも初体験の私には大きな壁でもありました。

これは、丁度スキーのプルークボーゲンからシュテムクリスチャニアに移行する際に、内スキーのエッジを切り替えす状況と似ていて、いつでもそこにある機械的な支え(左足)による安心感から、実態の見えない運動の第2法則的な支え(^^)に移行することへの不安とでもEましょうか。

結果的には滑り出して10分位でクロスフットが出来たのですが、左足のインエッジだけで滑るのと、それをインからアウトエッジに切り替えて滑るのとでは足の使い方が全く異なるのに、その過渡期をどう穏便に(^^)やり過ごすのかを考えるのは、始めて10分も経たない初心者の私にはムシが良すぎる話なので、ここはひとつ見よう見真似の転倒覚悟で
「エイッ」(><;
っと左足アウトエッジに乗ってみました。

ところグァ!
「レレッ」?
つー位予想に反してあっさりとクロスフットでコーナを回ることが出来てしまったのです(^^;

その理由は、やはりコーナ内側への転倒を覚悟してアウトエッジに乗り込んだ(・・)ことと、右足のエッジを確実に効かせられたこと、それに適切な向き換えが連続して行えたことだと思っています。
一度壁を越えてしまえば、後は繰り返し練習して細部をリファインしつつ、より合理的な滑りに仕上げていくだけだと思いますが、残念ながらそれ以来スケートはしていません・・・・・ティーンエイジ最後の冬、品川スケートセンタでのことでした・・・・ほろ苦いな〜〜〜(^^;。

スケートの場合はスケート靴を逆ハの字にしてインエッジを使う文字通り(^^)スケーティングが基本で、スキーの場合は板をハの字にして滑るプルークが基本になり、ハの字の向きは正反対ですが、両方インエッジを使うところは共通です。

このプルークを使ったプルークボーゲンは、極低速で安定したターンが出来るという点で、初心者にとって無くてはならない技法であり、スキー技術の全てはこのプルークボーゲンから始まると言っても過言では無いでしょう。
つまりプルークボーゲンは基本中の基本であり、どんなにマテリアルが進化しようと、この技術無しにスキーは語れないということです。
唯一の問題はスケートのクロスフットに持ち込む時と同様に、プルークからパラレルに移行する際のターン内側スキーのエッジ切り替えにありますが、これは内スキーのアウトエッジに頼らないと言う点でスケートとは多少異なるものの、ターン外側スキーの荷重配分を多くとることで内側のスキーは如何様にも出来るというワケです。つまり外足に荷重して滑ることが出来るようになれば、過渡期に存在する内足云々の問題は自動的に解決するってことなのです。

SAJ今日逝く本部が技術的な部分に関してするべき仕事は、殆どの場合不安から来る内足(あるいは山足)への荷重が抜けない多くのスキーヤに所期の段階で訪れる壁を如何にして越えさせるか?であり、そしてそれはとりもなおさず如何に安定的に外足に荷重出来るかに尽きるのであって、その方法なり構えなりの合理的な身のこなし方をこそ教示すべきなのですが、カービングスキーの登場と、それに伴う?今ハヤリの「イノベーション」にカブレたアフォのお陰で、毅然とした態度でその壁に臨むこともなく、プルークからパラレルへの過渡期を内足に荷重を残したまま過ごさせることの正当性を得る為、その「方便」としてくだらん理屈を捏造してきたのだと思います。
もっともそんなに高度なことを考えられる程の○ミソがあるとも思えないので、単純に「プルーク系は後々めんどくせーので、ここはひとつ最初から無しってことで・・・」ってのが関の山ですかね?(ーー;。

その挙句、ボンクラ鳩山の「方便」も凄いですが新教程では、プルークを省いていきなり「ターンは重力のスキー横軸成分によって行われる」とか、「スキー板は重さによる落下運動とそれによって生じる抵抗とによって滑降回転する」とかなんとかいっちゃってますから、モー凄いのナンノ(−−;

それに乗じてスキーの専門誌には毎月チョメなスキーヤが登場し、極普通に滑った写真に常人では理解不能なキャプションを付けて「オレは一般スキーヤには真似の出来ない最新の特殊で高等な技術を使っているんだゼイ」とでも胃痛げな言いたげなアフォヅラを晒していたりですから、マジメなスキーヤを混乱させる効果はあっても役に立たつことは金輪際無いし、業界の足も引っ張るばかり・・・・・・・毒も暴言も吐きたくなるってもんです。


だからあえて今・・・・プルーク暴言(^^;

一時「プルーク暴言同好会」なるものがこのwebサイトに存在した時期もありましたが、探せば今でも何処かにその入り口があるそうです(^^)←毒者情報。



安全なスキー
2011/02/15

スキー宿のオヤヂなのでお客様とスキーに関するお話を・・・それも突っ込んで(^^)・・・・することは珍しくありません。
大抵はお客様からの疑問や質問に知っている範囲でお答えするのですが、むしろお客様の色々な体験談をお聞きして、それに感じ入ったり勉強したりする方が多いような気がしています。
そしてその体験談の中で驚いたのは、指導員資格保持者や偽術選参加者に衝突されたと言う話を、ごく最近では6名グループ内2人の方と、他に1人の方から伺ったことです。
たった6名のグループなのに2人もいたことに驚きましたが、アルピーヌみたいなせいぜい十数人で満室になる小さな宿ですら3人ですから、スキーヤ全体では相当数の方が同様の体験をされていると考えてもあながち外れでは無いと思われます。

で・・・1人は昨年の偽術選開催期間に、一人は菅平で某○連の偽術選参加者に衝突され、幸い打撲程度で済んだそうですが、もう一人の方からは、北海道の某スキー場の指導員に衝突され、顎の骨を骨折したと言う驚くべきお話を伺いました。ちなみに皆さん70歳代の中級者の方です。

昔からスキーヤ同士の衝突は珍しいことではなく、むしろ頻繁にあったと言った方が当たっていると思いますが、双方話題になるような大事に至ることが少なかったのは、緊急時の減速技術も身に付いていて、その速度が比較的低速だったからなのだと思います。
しかし、カービングスキーとその性能を引き出す?偽法が幅を利かすようになってからというもの、安全なスキーを標榜するSAJ自らが減速技術(プルークボーゲン等の低速技術)を蔑ろにする(亡き物にする)という憂うべき低能振りを発揮した結果、ゲレンデは急速に危険な雰囲気になってしまいました。

そしてそれは雰囲気に留まらず、現実に身近で被害が出ていて、それもあろうことかスキーの専門家??達が係わっているというところが状況をより深刻なものにしています。
今日逝く本部がセッセと作り上げたキソスキーヤと呼ばれるジャンルの皆さんが目指す最終カタガキは、例の(^^)偽術選を除くと”指導員”みたいですから、ゲレンデで一見上手そうに見える人達は”指導員”の可能性が高いと思われ、それだけに彼らが絡む事故が増えたのカモ。

かつては指導員が一般のスキーヤに危害を及ぼすなんてことは考えられなかったですから、怪しげな理論や指導方法も含め隔世の感があります。
そして偽術選参加者が偽術選の関係者に衝突して障害を負わせたという笑えない話を聞くにつけ、関係者はそろそろこの無駄に速いスキーについて何らかの処置を講じた方がよろしいのではないかと思います。
偽術選が近付いてくるとマヂで怖いし不愉快になってきますゼ(ーー;



世界手権
2011/02/12

ドイツのガルミッシュパルテンキルヘンで行われているアルペンスキー世界選手権の男子ダウンヒルレイスを観ていてつくずく思ったのは、今日逝く本部仕切りの偽術選が如何に滑稽な競技であるかだった。

どんなスポーツでも複数人集まればその優劣を競いたくなるのは人情と言うもの、スキーだって例外では無く、普通に滑っているだけでは誰が上手かが分からないこともあるから、参加する人も見物する人も、誰もが納得出来るルールに従ってレースが行われるようになったのだと思う。
特に、整備された斜面ではゲートをセットしてタイムの短さを競うのが、客観的かつ合理的な優劣の判定方法だと思われるので、アルペンレースではこのシステムを採用している。

一方、同様に整備された斜面で行われる偽術選では、ゲート無しの代わりに審査員の採点によって行われる。しかしこの場合、一般のスキーヤにはその優劣と得点との関係が不明な為、いきおい解説者の解説文から判定基準を推測することになる(^^;。
そしてそれはザッと調べたところ、以下のような観点?から優劣を競っていると思われるのだが、ルールブックも無く毎年その基準・・・・と言えばEのか観点と言えばEのか・・・・が変わるみたいなので、本当のところは分からない。

レベルの高いパフォーマンスか否か
切り替え動作の時間的コントロールが適当か否か
大きなアクションで重心を運ぶか否か
ターンを繋ぐエッジコントロールか否か
体幹を上手く使った重心移動か否か
重心移動の方向性?
タイジクの交換か否か
タイジクを長く取った重心移動か否か
重心の落下を利用したターンか否か
エッジを外すフェイスコントロールか否か
サンカンセツ(三関節?)の伸展運動での加重か否か
エッジのフェイスコントロールか否か
素晴らしい重心の移動の演出か否か
ターン中半からエッジ角を緩めていくか否か
アームワークが素晴らしいか否か
内傾角の深さが素晴らしいか否か
股関節の伸展を使うか否か
脚部の曲げ伸ばしを使ったコントロールか否か
ターン内側への荷重移動の動きか否か
外力をうまく使ったターン始動か否か
重心の落下を利用したターン始動か否か
雪質とマッチしたいい滑りか否か

んなこと↑が瞬時に分かり、それを得点に変換出来る審査員のノーミソには敬意を表したい位のものですが、選手はと言えば、コレマタまっ平らに仕上げられた最良のゲート無し斜面にもかかわらず「思いっ切り攻めます」などと、意味不明なコメントを残してスタートし、素晴らしいアームワークとターン内側への荷重移動と重心の落下を利用し過ぎた結果、救急車まで要請するハメになるワケで・・・・!
ゲレンデでは意味不明な怪説に煽られたのか、偽術選参加者の真似をした危なっかしいスキーヤ(参加者本人だったりして^^;)を沢山目にするようになりました。ホンチャンではそんなことが無いようたのんまっせ〜〜〜〜(ーー;。

難度でも言うけど(^^)そんなにスピード出したけりゃ是非FISのダウンヒルレースに参加して活躍してください、不可解なことにスピード系種目には日本人選手皆無ですから意思表示するだけで参加出来るカモ?でヤンス(^^)。

この種のモノだったら、やはり指導員資格保持者のみで行うデモンストレイタ選考会の方がはるかにマシだと思うのですが・・・・。


許しい暴挙
2011/02/11

面と向かった首脳会談では何も言えなかった勘が2月7日、「北方領土返還要求全国大会」に出席した際、突然メドベージェフ大統領の北方領土訪問は「許し難い暴挙だ」と述べた件で、この人は野党時代にも政権を獲ってからも何も学んではいなかったんだと思い知らされました。

軍事的な裏付けが整っているか、さもなければ日本民族の主権を守る為に自ら命を賭す覚悟が無い限り、軽々に口走るセンテンスでは無いと思いますが、単なる負け犬の遠吠えに聞こえる勘の暴挙には愕然とします。
北方領土が日本固有の領土であるのは当然にしても、ロシアが実効支配している現状では大統領が訪問することに何の問題も無いと思っているロシア側にしたら、名指しで非難されて黙っている訳にはいかないでしょうね。

「許し難い暴挙」って言葉を使うのなら、取り合えず注国漁船云々の時に使って欲しかったですが、一国民からすればその船長をお咎め無く逃がしちゃった政府の態度こそ「許し難い暴挙」に相応しいのでは?。
一国の総理大臣が「許し難い」と口にした以上、当然それなりの具体的な報復処置を講じると思いますが、まさか眠酒倒得意の「言ってみただけ」ぢゃ無いでしょうね。

本当にこの勘って人はスッカラカンなのかカンチガイなのかアッカーンなのかトンチンカンなのかアッケラカンなのか・・・・ニセコスキー場の山は中国や諸外国が買い占めているって話を聞きますし、このまま放置しておくと北方領土どころの話しぢゃなくなりそうで、マヂで日本心配になってきます。




的好奇心
2011/02/10

ムチウチ症状(実は筋肉痛^^)はすっかり快復しました。ご心配頂いた皆様有難うございましたm(。。)m

それにしてもウインドクラストっていうのはただでさえ手強いのですが、その厚みがターン毎に変わると更に難度が増してエキサイティングな滑走になるワケで、そこをどう切り抜けるかを考えるのは、知的好奇心をも大いに満たしてくれます。
しかし、それだけに全てのターンが満足のいくものにはなるとは限らず、物理的にも体力的にも限界の瞬間はある訳で、それは例えば足が潜った部分のクラストが予想に反して割れなかった時などにやってきます(−−;。

さて(^^)、テレビメディアは韓国の女性グループ云々やゴルフの石川選手の話題で無駄に電波使っていたと思ったら、最近では日ハム斉藤投手一辺倒。この偏重報道の酷さにウンザリしていたら今度は大相撲の八百長騒ぎで、これまたレポン太やゴメン亭痛と称する似非正義漢達が、鬼の首でも獲ったように上から目線のゴリッパな発言連発(^^;。

昨年暮、NHK長野のイブニング信州ではモーグルの上村(皆川)愛子さんをゲストに迎えた白馬編が放映され、その時にテレビメディアっつーのは番組制作の性格上「ヤラセ」的な行為は避けて通れないものなんだということを実感として確認出来ましたが、あの(^^)NHKにしてからがそうですから、同じテレビメディアに係わる職業の人達の八百長騒動に関するショーモナイ発言の様子は、それだけに甚だ滑稽な感じがするワケです。

厳密な意味で相撲が「国技」であり「ガチンコ勝負」なのか否かは私には分かりませんが、同じ財団法人であるSAJの「偽術選」興行で「○○選手○連覇!」に、「ナンダカナ〜^^」と思っちゃうのは、やはり○○○の匂いがするからかなのかもしれませんね。
ま〜興行を盛り上げると言う意味ではアリかもしれませんが、それにしても会長人事で裁判沙汰になるような団体が、公益法人のままで居ることが許されるものかドーなのかも私には分かりません。

しかし、はっきりしているのはそのSAJが発行する現行「スキー教程」には明らかな間違いがある(P20/21)一方、以前にも書いて、それは「スキー指導者必携」の方ににあると指摘された、歩き方から始まる直滑降や斜滑降やプルークや横滑りや、その他スキーを始める上で知っておかなければならない滑り方の記述が無いということです(他書からの引用部分除く)。
まー常識的には「スキー指導者必携」の方を「スキー教程」にした方がまだマシの様な気がしますが・・・。

スキーは知的好奇心を満足させると言う点で「楽」とは無縁の存在であり、それだけに優れたスポーツだと思っていますから、「楽なスキー」をコンセプトとした個人的な妄想による現行教程は、思想の自由と言う観点からするとでたらめと言うよりも、むしろ個人レベルでなら許されるという意味でコメントには値しないのですが、公式に財団法人の刊行物となるとそうもいかないワケで・・・・。
ちなみに、楽に手に入ったものにロクなモノは無いってことを経験上知っていますから、それが薦める「自然で楽なスキー」では感動なんか得られないってこともエンエキ(^^)されるっつーくらいなもんでヤンス(−−)。



検定
2011/02/04
すっかり引退した気分になっていた所に、先日スクールからオリジナルテストの検定員要請がありました。
若くて元気な指導員が沢山いる筈だから私が出る幕なんかこれっぽっちも無いし、それにもうそんなことが出来る年齢でもないと固辞したのですが、オリジナルテストに係わっていたベテラン教師達の都合がつかず、若い人は未整備斜面を滑りたがらないと言うので(マヂッスか?−−;)渋々引き受けました。

当日スキー場上部は強風でリフトが止まっていて定番のグラートは滑られず、いきおい何の変哲も無い斜面で検定を始めましたが、そうこうしている内にアルペンリフトが運転を始めたので、一見絶好の斜面に見える黒菱に向かいました。
案の定其処は願っても無いウインドクラストになっており、困難さと言う点ではA級でしたから、それだけに正調前方一回転が綺麗に決まった時は久々に心身共新鮮なダメージを受けることが出来ました?(^ー^;。

クラストが硬かったので、頭が雪に突き刺さる時の衝撃が思いの他強く、どうやら首が軽度のムチ打ち状態になったみたいですが、それよりも得意にしていた筈の条件なのに、転倒したと言う現実が精神の方に深刻なダメーヂを与えたと思われます(^^)。
例えて言えば昔足が速かったってんで村民運動会のカケッコに駆り出され、その気になって走っていたら気持ちが次第に先走って、途中で足が追い付かなくなり、顔面から大の字になって地面に張り付いたお父さんってところでしょうか(^^;。

不幸中の幸い?受検者全員と同僚も転倒したのでヨシとしたいのですが?(・・;、それにしても転倒のダメージは意外と大きく、翌々日になって首と肩と腕と腰が筋肉痛になってしまいました(−−;。
特に首筋は深刻で、こんな身共の痛みを経験したのは一体いつ以来なんだろうと、遠い昔に思いを馳せたのでした(^^;。

転倒ついでに?スキー教程関連をば(^^)
当日一緒だった同僚の話によると、八方SSもお上のお達しに従ったデモによる研修会が行われているそうです。つまり教程に書かれている通りの「ニ軸運動意識」による「楽なスキー」ってことですね(−−)。

そのせいか昨年=S○誌の内容は以下のとおり(抜粋)=で書いた
戯術選でのトップレベルの選手達は「落下力を効率的に回転力に変え、スキーと身体が一体となって弧を描いて移動する動的なエッジングをしている」ので、そのアフォな真似をするには 「肩のラインをまわす運動がショートターンの質を高めるためのポイント」だそーで、だから来るシーズン「肩のラインを回す動きを使って体幹部を回旋させるショートターンに、ぜひチャレンジしてください」だと(^ー^; ・・・・・・を地で逝っている講習風景が八方のゲレンデでも展開しているワケで・・・・・!。

肩のラインを回す動き」や「ニ軸運動意識」で練習を重ねた結果、オリジナルテストが好んで使う斜面はもとより、ありとあらゆる状況下で不都合を感じない滑りが出来るようになったとしたら、それはそれで正解なのでしょう。しかしその前に、少なくともスキー教程と銘打っている以上は、スキースポーツの成り立ちなり運動の仕組みなりを、まず客観的事実に基づいて解説するべきであり、方法論(技術論)はその後の話だということです。

その視点から新教程を見ると、客観的と言うには程遠く、「水平面の概念」とか「水平面の認知」とか「不安定の認識」とか「水平面を想定する」とか「ニュートラルポジションの意識」とか・・・・、要するに全編が抽象的且つ普遍性を持ち得ない主観で構成されていて、それはつまり、あまたある技術論の一つに過ぎないということです。
そしてこのSAJ的技術論が本当に効果のあるものだったら、日本人選手は遠の昔にオリンピックやワールドカップでその成果を出している筈です。少なくともこのWebサイトで指摘し始めてからも10年は経っていますからね。

SAJも認めているように、カービングスキーの登場で限定的とは言え、確かに短時間で滑られるようにはなりましたが、あまりにも簡単に滑られるようになっちゃった(整備された緩斜面)ので、今度はそれを阻止しないとSAJのカタガキ命や指導員達の優位性が保てなくなる(イバレなくなる)とでも思ったのか、なんとかして上達させまいと必死でクルクルパーティーな宇宙語を捏造したり肩のラインを回す動きを使って体幹部を回旋させて、マジメなスキーヤの足を引っ張っているのだと思います(^^;。

そう言えば昨日M下君から
ただいま岩岳スキー場にて甲信越開催中ですので、 お散歩ついでに、大回りの外腕の上がり具合を見に行かれては? 長靴でいけますし! 救急車の出動も見れるかもしれません!」とメイルがありました。
ちなみに偽術選では外腕の上がり具合が大きいほど高得点が出るらしいですが、とりあえずアフォの外腕がどんだけ上がったか?(^^)を観に行くほど変態でもヒマでも無いので、折角教えてくれたM下君には申し訳無かったのですが遠慮しときました(^^;



後付の技術解説
2011/01/18
先日のスキーでは天候に恵まれず(むしろラッキーな瞬間があったと言った方がEのかも^^)、甥が計画していた撮影枚数の1/10も撮れなかったのですが、それでも帰る途中、ありふれた斜面での滑りを何枚か撮ってもらいましたので、それをネタに・・・・(^^)。

このサイトでは、原理原則と押えておくべき基本的な部分についてはしつこいほど繰り返し書いてきましたが、具体的な技術論に関してはあまり突っ込んだ展開はしませんでした。
それは指導員と呼ばれる人達をはじめ、スキーヤが持っている技術論にはそれぞれ千差万別様々なニュアンスがあり、例え私の自論を披瀝したところでその内の一つに過ぎないことと、対象者によって大幅に変化する可能性があるという点で普遍性を持ちえないと思っているからです。

しかし夫々の技術論が、詰まるところスキースポーツはリカバリの連続であるという認識の上に立ち、基本的な構えである”外向外傾外足荷重”を、如何に安定的に維持出来るかを指向(志向)するのであれば、それらは大いに意味を持ってくる訳で、スキー教師がその本質に迫ろうとすると、個々が確信する方法論の展開は必然であり、それ故に技術的ニュアンスが豊富になるとしたら、それはそれで良いことなのだと思います・

それを踏まえて(^^)、ここではどうしたらそう出来るのか?では無く、調子良く滑った結果、そこで起きていた現象を披露しておきましょう。
↓はハードパックされたセントラルコースの斜度30°程度の斜面をヴェーデルンで滑った時のものです。















スキーのたわみ具合を見て頂くと、切り替え直後から終始外スキーに荷重されているのがお分かりかと思います。そしてエッジングの角度も当然ながら外スキー>内スキーとなっていて、頭の向きが変わらないのも一目瞭然ですね(^^)。もし内足の荷重配分が多くなってしまった場合には、安定した切れの良いヴェーデルンは望めないでしょう。

深雪もクラストもコブもアイスバーンも湿雪も・・・・およそ考えられるあらゆる状況をこなすには、全てこの基本的な構えとバインシュピールがベースとなっているのは言うまでもありません。そしてそれさえ押えておけば、還暦過ぎのヂーサンだってこんな斜面をこなすなんて「ヘ」でもありませんゼッ(^^)。




2011/01/15

政治のことはヨー分かりませんが、眠酒倒って何百人も議員がいるのに、無所属の人に大臣頼まなくちゃならないなんて余程ボンクラ揃いなんですかね?・・・そんなことは無いと思いますが・・・・・!

○゛カ過ぎる森某議員
シュミレーション癖の○宅議員
無恥無知の柔道引退議員
興奮猿も退く○泉某議員
皇室侮辱癖の○井議員
茶坊主○野議員
・・・・・・等々、人材は豊富だと思いますから、今こそ彼らの出番なんではないかと(^^)、そうでなければ議員の歳費返納して欲しい位のモンです。

元参議院議長を閣僚にするという勘の不見識と、それを受けた江田氏(更新当日は驚いて名前も職も間違えちゃいましたヨ^^1/17訂正)は、政治のイロハから勉強し直した呆がEような・・・・・(−−;。
それにしても数合わせの為に他党と連立組むってのならまだ理解できますが、いくらなんでも無所属っつーのはでたらめ過ぎやしませんか?、児眠の比例で当選→たちあがれ→無所属・・・・これぢゃ比例代表とか小選挙区なんてナンセンスになっちゃうし、政党政治なんて誰の寝言だったの?って思っちゃいますヨ・・・マヂで。

それはそーと、S○Jの会長はドーなったんでしょうね(−−;。どっち向いてもアウアウですな〜〜〜アウアウ(^^;


和の滑り
2011/01/13

小学校の新入生に、人生初の算数や国語を教える時、「昭和の算数は古い、これが最新の足し算」だとか「これが最新のひらがな」なんて言う教師はまずいないと思われるが、どうもスキー教師にはこういうポンスケが多いらしい。

スキースクールに入校する人の大半はビギナかそれに近い人々と相場は決まっていて、あとは検定が目的と言ったところだろう。
そのビギナに対して、のっけからハイブリッドだのプリウスだの、ましてや「最新のスキー技術」だのを、何の抵抗もなく口走れる神経(思考停止)には感動さえ覚える(^^)。

道具が進化したから技術もそれに伴って進化しなければならないなんて、もっともらしい寝言ほざくヒマがあったら、のお客様のように、自分が如何にして上手に滑られるようになったのか、そして指導員の資格があるからと言っても、未だに苦手とする斜面だってある筈だから、何故苦手なのかだってじっくり検証してみるのもあながち無駄ではないだろうし、最新のハイブリッド技術(バーカッ)が苦手な斜面にも有効なのかどうかだって確認した呆がEのでは?。

日本テレビだったと思うがその正月番組で、弁護士の八代英輝氏が北海道のスキー場を紹介しているところををたまたま目にした。
彼が滑っているシーンになったら、コメン低多のテリー伊藤が、すかさず「昭和のスキーぢゃん」みたいな蔑みのニュアンスを込めたコメントを吐いた。一度ならシャレで済むものを、何度も繰り返すものだから私もムッとしたところ、八代氏もたまらず?「私は指導員ですよ」と反論。伊藤はさらに「昭和のスキーぢゃん」としつこいコメント。
伊藤がどれ程の滑りが出来るのかは知らないが、つまりこの○゛カは八代氏の滑り方が「古い」とか「時代遅れ」と言いたかったのだろう。

テレビで見る限り、八代氏は指導者としたら必要十分な技量を持っていて、その点では彼の資格も納得できたし滑り方だって実にオーソドックスで好ましいものだった。にもかかわらず伊藤のふざけたコメントは、こういう業界に付きものの「最先端」とか「最新」とか、よーするに流行りモノにかぶれ易い知ったかぶりのアフォに特徴的な症状を呈していて実に不愉快なものだった。

八代氏にしたら、「ぢゃテリー、お前平成のスキーってのを見せてみろや」って言いたいところを、グッと堪えていたのはさすが弁護士!だと思った(^^)。
しかし、マスゴミが発信するアフォのコメントは、スキーヤ達が多かれ少なかれ持っているだろう虚栄心なり自尊心を微妙に刺激するから、こういう○゛カに煽られそれに乗せられるスキーヤは意外に多いと思うし、ましてや指導員資格を持っていたりしたらなおさらだろう。

そんな訳で(^^)、昨年の初滑り以来口だけで滑っていた私も、今日は甥のカメラマンと一緒に久々に滑りに出掛け、昭和の正調バインシュピールをカマしてきた(^^)。

昭和の古い技術(^^)↑だと、グルーミングされた斜面では楽チン過ぎてさっぱりピンとこないが、

リーゼングラートのブレーカブルクラストは↓いつ来ても手応えがあって愉しい。









クラストっつーのはこんな感じです(^^)

正調バインシュピール(^^)






この程度のクラストだと、幅広の反則板使うまでも無いっつーワケで・・・・(^^)

2本目









この位クラストしていると、さすがにベーレンテヒニークは使えないからパワースキーになる。


ほんの瞬間の晴れ間に2回滑られたのはラッキーだったが、直後にガスが巻いて来たので、コレ又クラストした黒菱斜面の雲海に突入↓。

バックショットはやはり哀愁が漂ってしまうか?(−−;


62歳・・・・・・・・遠い目・・・・・・・・(^^;

=Photo by Mr.KUNIAKI MARUYAMA=





2011/01/11

今日スクールの講習を受けたお客様の感想をば・・・・(^^)。
案の定ハイブリッドとかプリウスとか言い出したので、「意味が良く分からない」とキッパリ注文付けたら、その言葉は使わなくなったそうです。

夕食時の会話でお客様は、「ちゃんと消化してない新技術なんか要求していないし興味も無い、あなたは指導員が出来るくらいお上手なのだから、あなたが今の技量を持つに至るまでの数年〜数十年?、如何なる練習をしてきたのか、その過程をあなたご自身(指導員)の言葉で教えて欲しい」と仰っておりました。

ごもっともです。



付け
2011/01/07

久し振りの降雪に恵まれ、昨日は朝5時からの除雪作業で一日が終わりました。
屋根やバルコニやアプローチの雪下ろしと駐車場の除雪作業は体力を消耗しますが、それに加えて還暦を過ぎてからというもの、精神的にも消耗し始めているような感じがしています。

適度な湿気を含んで適度な重さの新雪が60cm程積もった駐車場の除雪をしていると、当然脳裏を過ぎるのは深雪のシーン(−−;ですが、行きたくても行けない悶々とした一日が終わり、文字通り心身ともに疲労困憊している所に、スキ友がタイミングを見計らったかのように、神経を逆撫でするキャプション付き写真を送り付けてきました(−−#。

「みなさん、コップの谷回り実践してますかぁ〜ニヤニヤ(^−^)今日は、結構、雪が降ったそうで、少しは、雪不足が解消されるのかな? では、毎年恒例?!一服の清涼剤をば(^。^) 」

ん〜〜〜!思いっ切り神経魚でしてくれるのはEけど、板の幅広クソ過ぎやしませんか?アルペンボード並みですゼ ダ、ダンナっ、新雪でもグルーミングされた斜面みたいに滑ってるぢゃ〜〜あ〜〜りませんか(−−;。






ついでに(^^)もう一枚

この浮き具合は完全に反則っ!、しかもネガティブキャンバ???ときてるから、こーなると逮捕されても文句言えないっつー位の族仕様ですなっ(〜〜;。
一度こういうブツに手を出す(足か?^^)と止められなくなるって聞きましたが、モー人間もおしまいですね。ダッ、大丈夫ですか〜ダンナぁ〜〜〜〜〜っ。




とは言ってみたものの、歳も歳だしもうブツに頼ってもE頃かな?と、K2のHELL BENT2年落ち位の安い板が激しく欲しくなる今日この頃(^^;




深雪族仕様


新年
2011/01/05

新年明けましておめでとうございます
スキーのページなのに年頭からバイクの写真で失礼します(^^;

青いバイクが友人のプロライダー氏、赤いバイクがシロートの私。近所のワインディングを走った時のものです。

コーナリング時の体勢は、大雑把に分けて、リーンアウト(バイクのリーンアングルより体を上側にオフセット)、リーンウイズ(バイクと体のリーンアングルが同じ)、リーンイン(バイクのリーンアングルより体を下側にオフセット)の3態があります。

詳しい話になると長くなるのでやめておきますが、同じバイクでもそのオフセット量(リーンアウト/イン)はプログレッシブに使い分けるものなので、一概にどの態勢が優れているということはでは無く、状況とか気分?(^^;によって違ってきます。

で・・・・青のプロライダはリーンウイズ、赤の私は僅かリーンインという態勢ですが、どこかのスキー団体では、バイクのコーナリングの状態を指して「ヒップファースト/ショルダーファースト」と呼ぶらしいですね・・・・・アフォか?(^^)。

=某スキー連盟のウエブサイトより=
判りやすいのでオートバイでの違いをお見せします。ヒップファーストいうのはどちらかというと、力が必要です。いままでのスキーはどちらかというと、ヒップファーストです。そしてショルダーファーストのすべりが、内スキーに乗って無駄な力を使わない2軸といえるのです。

写真:某スキー連盟ウエブサイト
・・・で、バイク用語には無い「ショルダーファースト/ヒップファースト(意味不明???・・;)」を使って解説してくれていますが(^^;、写真の出所も不明だし、どっちがどっちなのかも不明だし、ましてやシロートにいい加減な解説されるのも、レーシングライダーとしては迷惑な話だろうし、今日逝く本部のやることは一事が万事あっちこっちとっちらかっていて愉快ですナ〜(−−#。

某スキー連盟のこの解説が正しいのか間違いなのかは意味不明なので分かりませんが(^^)、バイクはその体勢の如何にかかわらず、コーナリングそのものに力は殆ど不要なので、「ヒップファーストいうのはどちらかというと、力が必要です」と書かれている部分は、私のようなシロートのバイク乗りであっても、実感は勿論、客観的にも間違っていると断言出来ます(^^)。

しかし、バイクはシロートでも、スキーは専門家だと自負(^^;していることもあり、稀にお上が発行してくれる公文書の職業欄には「プロスキーヤ」と記載されているので、公式にも(^^;多分そうなんでしょう(大笑)
・・・・なので、スキーに関しての「ゴタク信憑性」については、現体勢のS○J今日逝く本部より高いと思います・・・ホンマかいな?(^^;








んで、これが公文書(−−;

今年は↑な認定証を頂くことが無いよう、スキーもバイクも安全に楽しみたいと思っておりますので、本年もお付き合いの程宜しくお願い致しますm(^^)m。