国立長野病院循環器科
これからカテーテルアブレーションを受ける人のために
最終更新日:平成16年10月13日
 
国立長野病院
 
 
「国威発揚? Nationalism? 生き甲斐?」
ギリシャでのオリンピックサッカー試合、韓国対メキシコ戦を、更には、韓国戦を生で初めてみて、韓国応援団の騒然性?、整然性、素晴らしさ、見事さに圧倒された。そんな試合観戦の喧騒の中で、一人孤独に以下の如き瞑想に耽っていた。 この韓国のエネルギーは、何処から来るのか?赤を主体とした、韓国民族衣装を身に纏い、集団を組んで、アナウンスの音が、よく聞こえない程太鼓や鈴などの鳴り物を鳴らし、首領の導きに指揮され踊る民俗舞踊、それも、試合開始前から終了後までずっとである。再度、記すが、これ程韓国サポーターを陶酔させるものは、何なのか?韓国の国技と言ってしまえば、みも蓋もない。

それは、韓国という国の国威発揚か?

Nationalismか?

それとも、若者主体のサポーターの生き甲斐なのか? おのずと自国と比較してしまう。ならば、日本はどうか?と思うのである。応援人数は、勝っていたが、整然さ、統率性に欠けた。それぞれの日本人応援グループが、統合せず、ある意味では、お山の大将をとりあっていた、船頭多くして、船山に登るのかもしれない。

話しがずれるが、選手の体格は、韓国人の方が勝っていた。焼肉と徴兵制の故か。これでは、韓国に勝てない。山本監督が扇動したメダルを目指すなんて、もっての他である、とんでもない。振り返れば、シドニーオリンピックの準決勝進出は、フロック、偶然と言わざるをえない。テクニックだけでなく、韓国に勝ち、ワールドカップでメダルをとるためには、肉体から改造しなければならない。 あの、素晴らしい韓国を、日本が、西郷隆盛の征韓論後に征服したかと思うと、当時の日本の為したエネルギーに感銘してしまう。あの爆発的な民衆エネルギーを力で押さえつけたのであるから。

若者のあのエネルギー発散は、熱中するもの、信じるものを有する素晴らしさのある形の表現であり、きっと彼らの、生き甲斐であろうと思う。

話が、再度横道にそれるが、パラグアイ戦は、体格では、遜色なかったが、デフェンスプレーヤーの不安定さとフォワードプレーヤーが点をいれる能力で負けた。試合が醸し出す雰囲気が、勝てない、負けているのである。嗅覚というか、百聞は一見にしかず、見れば一目瞭然である。直接見た私のみならず、日本人サポーター全体の印象であると思われる。イタリア戦も、同様である、試合を見ていて、勝てる、押しているという雰囲気、絶対勝つんだという、臭いというか雰囲気はなかった。要するに、全体として見ると、勝てない、負けているのである。もはや、やはり、山本監督は解任である。女子サッカーは、エコノミークラスでギリシャまで行っているのに、男子は、ビジネスクラスをつかっているという。男子は、エコノミークラスで帰って来い!。

近くて遠い国韓国に、ワールドカップの時、行こうとして試合キップがとれず行けなかったが、何かの機会があれば、訪れてみたいと思う。(2004年10月上田医師会誌)

 

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