日々のつぶやき(97/11/16〜)

1997/11/30(Sun)

起きている間は、ほぼ一日中X-Wings VS TIE-Fighterというゲームをやっていた。とにかく信じられないほど難しい。ちょっとでも油断するとあっという間にやられてしまう。4thベテランパイロットからなかなかランクが上がらないでいる。別の考え事をしていて、いまいちのめりこめなかったせいかも知れないが、まあゲームが下手なのは分かり切っているし。

母親が今夜から1週間の予定で台湾に旅行に行く。出発は夜の11:30に車で25分ほどの駅に集合らしい。母親を駅まで車で送っていく約束をしてしまった(昼の11時だと思って安請け合いして失敗だった)ので、今晩は禁酒状態。この時間から飲みはじめたら、さすがに明日の呑み会はつらいだろうしなぁ。(仕事はどうした?(^_^;)

一生懸命荷作りをしているのだが、2時くらいになって「カメラが動かない」と騒ぎ出した。どうせパッテリーだろうと思って、乾電池を交換するが復活しない。正確には電源が入っているようなんだけど、フィルムの巻き取り動作しかしない。仕方ない、7年も使っているから寿命だろうという事で、一緒に車でカメラ屋に行った。

母親はカードサイズの小さなカメラが欲しいようだったが、店員さんに説明を聞いたら、撮り慣れている人じゃないと扱いが難しいかもという事で、若干大きめの奴を勧められる。なにせ使うのは母親。後でピンぼけばかりの写真を見て泣くよりも、ちょっとくらい大きめ(といってもたばこの箱より一回り大きい程度)でも、そこそこピンぼけしないカメラのほうがいいだろう。母親は、店員の説明を聞いても良く分からない様で、「私にゃ分からん。お前が決めてくれ」というような顔。もちろん私だって説明されたことは分かるが、カメラのことなんかど素人なんだからそれ以上のことは分からない。(^_^;

私の人生のモットーとして「つまらない事には徹底的に悩む。重大な事は情報量が十分なら直感を信じる。」というのがあって、本来カメラ選びなんて私の人生では些細な事に違いないから、普通はあれこれ悩むんだろうが(実は今までカメラで悩んだことはない。「写るんです」で十分だから)、さすがに出発まで10時間を切っていたので、あらかた考えられる質問をした後、素直に店員さんのお勧めのうちの1つに従うことにした。母親は最初のカードサイズのカメラに未練があるようだったが「これがいい」との私の一言で納得してくれたらしい。

店員さんとの会話
母親「いやあ海外旅行に行くのに、カメラが壊れたんでどうしようかと思った。」
店員「海外旅行に行くんでしたら、荷物検査でフィルムが駄目にならないような袋がありますけど。」
母親「あ、それいくら?」
店員「貸し出しもしていますけど」
母親「じゃあ貸していただけるかしら。」
私の母親が半年ほど前、趣味の習字の仲間と中国に旅行に行った時に写した写真のネガが変になっていたのだけど、そういう訳だったのか。もともと私は写真を取るのも写されるのもそんなに好きじゃないし、カメラも持っていない。全然気がつかなかったが、言われてみればどこかで聞いたような気もする。貸してくれるとはありがたい。

母親「古いカメラの下取りもしているのね。壊れているんだけどいいの?」
店員「ええ、いいですよ。ちょっと見せてもらえますか?」
母親「電池を交換したんだけど、うまく動かないの」
店員「ああ、このタイプはバッテリーが2系統あるんです。」
そんなもの分かるか。(^_^;取り扱い説明書をちゃんと読んでおくんだったかも知れない。店員が慣れた手つきでドライバーを操作すると私が交換したのとは別の乾電池が出てきた。それを交換したらあ〜ら不思議、ちゃんと動き出した。(^_^;

母親「でも、やっぱり新しい方がいろいろ便利そうね。」
店員「それは色々技術が進んでいますからね。」
7年前といえば、私が大学院に入った辺りかなぁ。パソコンだと386マシンが一般的になりつつあった頃だったかという思いがふとよぎる。

母親「せっかく直してくれたんだけど、やっぱり旅行にはこっちの新しいカメラを持っていくことにするわ。でも古いカメラも動くんだし、下取りに出すのを止めるわね。」
まあ、7年も経てばいつ壊れるか分からないし、3万円程度のものだし、第一私の財布が痛む訳じゃないからまあいいや。

母親「これ、あなたが選んだんだから、あなたのものだからね。」
え?これ、母親が旅行先に持っていくために買うんでしょ。なんで私のモノなの?
母親「じゃあ、代金を払っておいてね。あなた、カメラ持っていないんでしょ。いい機会だから買いなさい。」
し、しまった〜。やられたぁ〜。

こうして母親は私のカメラをもって意気揚々と旅だっていきました。楽しい旅だといいね。…カメラ壊したらただじゃ置かないからな。(ボソ)

1997/11/29(Sat)

日本人とキリスト教徒、イスラム教徒ではかなり宗教感が違う。日本では八百万の神なんて言うように、基本的には昔から多神教の世界だ。一歩見誤ると、一神教の世界からは「何を考えているんだ?」ということになる。ところが、これは全ての神様が横並びと考えるから間違っているんで、実は日本の神様は今流行の権力分散を地で行くような世界なのだ。

私も分かっちゃいないんだが、無理を承知でばっさり切ると、日本の神様の世界を今の日本政治制度で言えば、天皇+首相(アメリカで言えば大統領)が天照大神。キリスト教徒かイスラム教の世界だと、この神様だけで済むんだけど、我が国の神様はあんまりお仕事がお好きじゃないのか(^_^;、部下達にどんどん権力を委譲していったらしい。そうすると、神様の部下を仮に天使と呼ぶとして、運輸担当の天使とか、大蔵担当の天使とか、そんな専門性を持った天使達が沢山出てくる。そんな状況では、お願いするんだったらやっぱり実務担当じゃないとね、という訳でTopの神様の信仰から、天使への信仰に変わっていく。多神教といっても本当に神様が横一列に並んでという訳ではない。

だから日本で言う神と英語のGodとは意味が違うんじゃないかと思う。日本語で言う「八百万の神」というのは英語の感覚で言えば「八百万の天使・精霊」という風にならないか?で、分業性が進んでいるから、神様(天照大神)が「地獄行き」とかいっても、天使の裁量で敗者復活みたいな御利益があるから、当面の信仰の対象としては天使を信仰するという現象だとか説明すると、割と受け入れられると思う…のは甘すぎるかな。(^_^;800万の神様が横一線というように言われたら、一神教の人達から見れば「なんじゃそりゃ?」と思うだろうけど(^_^;、例えば神様の分業体制(?)が確立していれば、「家内安全の神様」「学術成就の神様」「交通安全の神様」etc全部におまいりしても要はその「神様の作ったシステム」を信仰している訳で、本当に偉い神様はたった一人なのだ。で、その神様は部下達に権力を譲渡しているから、結局は譲渡された神様が信仰される事になる。一神教の世界観から見てもあまり抵抗なく受け入れられるかも知れない。

もう1つ。イスラム教にしてもキリスト教にしても基本は神様の言葉が云々という宗教で、その言葉は絶対なんだけど、日本人の場合「あの時は、ああでも言わなかったらね」という感じで、対立する宗教感でも見事なまでにいい加減にというか、柔軟にオブラートにくるんでしまうというのはあると思う。神様がある時にこう言った。別の所ではこう言った。2つは矛盾するんだけど、今だったらなんて言うだろうか、みたいな所があると思うのだ。

大体「神様」を「God」と素直に訳したとして、このような一神教に凝り固まった人に「貧乏神」っていう概念というか、単語をどう説明すればいいんだろうか?(^_^;「God of poor」とか言ったりして。なんじゃそりゃ。(^_^;まあ多分せいぜい訳して、「spliture of poor(貧乏の精霊)」位かな。(^_^;その意味で日本で言う神様と一神教世界で言う神様との違いが分かろうというものだ。(^_^;

以上のことをうまくまとめられたら、、「日本人の宗教感覚」とでも題して出版して「と学会」の人達のコレクターズアイテムに加えてもらう事にしよう。(^_^;当然ながら以上の話、根拠なしのデタラメです。(^_^;大体、西洋人に多神教を説明するんだったらギリシア神話を適当に引用して話をした方が分かりやすいと思うし。(^_^;

なお、以上の話、本気にしないように。ぜ〜んぶ私の想像です。(^_^;

1997/11/28(Fri)

わ〜い、ほめられちゃった。v(^_^)人から誉められるなんてことはあまりないので、柄になく舞い上がってしまった。カリスマだって。(^_^;実際の私はカリスマなんて言葉の対極に入るような人間なので、えへへ、照れちゃうな。ちなみに私なんかより風仙さんの方がよっぽど腕がいいんだけど、そうすると風仙さんもカリスマなのかな。non's internet sketchを参照のこと。なお、本人いい気になっているので、カリスマがあるというのが別人だとしても指摘しないように。(^_^;なお、「伊達に年を取っている云々」という部分に関しては、風の仙人ではあるまいし、という訳で教育的指導がされる。オシリペンペン。(^_^;

一番大事なのは、「いかに頭を使わなくて お手軽に作れて、さも自分が苦労して作り上げたように見せかけつつ(笑)、簡単に他人の労力や功績を取り込めて それでいて素直に動いて、当然のように開発環境が備わってる ^-^; 」

プログラムを組む際、新規コーディング量をなるべく小さくするのはとても大切だ。新しくプログラムを書くと、頭を使わなくちゃいけないし、debugをしなくちゃいけない。過去の自分を含む他人(^_^;の作った資産をうまく取り込めれば、新しく書く分はぐっと減るし、実際はその資産に新たなbugを見つけて手を入れることはあるけど、基本的にdebugすべき部分はぐっと小さくなる。ある人が「作らなければ、bugは入らない」と言ったけど、結局それに尽きる。なお、この人の書いた「Cプログラム診断室」は結構面白い。私は本を持っているけど、それは既に絶版。online版が先程のリンクから読めるので、Cの初心者には是非読んでもらいたい。

まあ、そんなこんなで、新規コーディング量を減らせば、楽が出来て製品が早く仕上がるから、残業が出来なくなるけど、ちゃんと休みは取れるのでプログラマーは大満足。会社としても、短い期間で作れるなら、プログラマーが休めると思っていたとしても(^_^;)、その分別の仕事をさせることができる。ユーザにしてみても、短い期間でバグのないプログラムが提供されれば、大喜びでお金を出してくれるだろう。ほんと、みんなが幸せになれる。現実はそんなに甘くはないけどさ。(^_^;;

ところでリダイレクトって言葉、Windowsプログラミングではもう死語なんだろうか。それを使えば普通に作ったDOSプログラムの結果をWin版のProgramで簡単に取り込める。Shell("string ほげほげ>tmpfile.tmp")じゃ駄目なのかなぁ。すげ〜、泥臭いけど。(^_^;でもnamed pipeはあるんだよね。NTには。

プログラムで使われる固定文字列定数を隠したいんだったら、Windowsの場合だったらリソース文字列を暗号化していれておくとか、かなぁ。DOSとかが全盛の頃はコピープロテクトというのがあって(今でもあるけど)、その時に起こったコピーツールとプロテクト会社の全面戦争では、プロテクトをかける方もやっている事がすごかった。(^_^;これも今やさびれた知識だ。いつかどこかで書いておかないといけないかも。リクエストがあれば、頑張るけど、今やこのテクニック、使えないもんなぁ。(^_^;

今日の企画会議の席上で、「bookmarkの管理が大変」といったら、怪訝な顔をされる。「10個や20個くらいの管理なんか大したことがない」という。え〜!俺、数えてみたらいつも使っているブラウザに300個近くbookmarkがあったぞ。(^_^;普通それくらいあるんじゃないかな?

昔、webサーフィンを始めたばかりの頃、この前読んだページをもう一回読みたいと思ってもなかなかリンクをうまくたどっていけなくてあきらめたことが度々あったので、私の場合には少しでも興味を引いたところにはすぐbookmarkを付けて、という習慣になっている。中にはほとんど行かないようなのもあるんだけど、いつ必要になるか分からないし、サーチエンジンから探せばHitはするはずなんだろうけど、そのHitしたものからもう一回同じページを見つけ出せるなんてのは保証の限りではないし。(^_^;という訳で、bookmarkを捨てられないでいる。で、そうやって捨てるに捨てられないbookmarkが溜まり溜まって300という訳だ。

分野別にフォルダに分類して管理しているんだけど、何か頭のいいツールがあってそんな分野分けをさくさくやってくれればずいぶん楽になるだろうな、という訳で思いついたんだけど…。普通はbookmarkは10とか20位なのかなぁ。300なんて少ない方だと思うんだけど、違うのかなぁ。300位あっても当たり前だよね。当たり前だと誰かに言って欲しい今日この頃。(^_^;ところでこれを読んでいるあなた、bookmarkはいくつ登録してあります?

Outlook97に関して。

》MLなんかから着たメールは普通はSenderで振り分けると思うのだが、
》それが出来ない。これではMLから来たメールを振り分けるのが大変だ。
自動仕訳ウィザードを使用すれば、希望の動作をすると思います。
#ちなみに私はそれを活用しています(Outlook97)。
そ、そうだったのかぁ。目から鱗。情報ありがとうございました。<(_ _)>あやぞうさん

ちなみに、

》また返信を選択した時、返信をつけようとしたメールを引用符も何にも付けずに、
》署名の後にくっつけるのは止めて欲しい。
これ、探してみましたが、まだ見つけられません。
NIFTY-Serveの FMSOFFC MES 17のOutlook97フォーラムでも
数件同様の質問がありましたが、それに対する回答が、
「出来ません。」
「どうも、そういう文化のない人が作ったソフトのようです。」
でしたね。(^^;
は、現状ではできなくから、NT users groupとかがMSKK(Microsoft日本法人)に「出来るようにしてくれ」と要望書を出したという記憶があったので、探しても無駄だと思って、さっさとあきらめた。(^_^;Outlookを社内でちゃんと使いこなすためには、それなりの情報交換のボードを作ったほうがいいと言うことなのだろうか?今度管理者に掛け合ってみよう。

ろくに調べてもいないくせに文句ばっかり言っちゃって、本当にバカだねぇ<自分。なんでこんなにバカなんだろう。やっぱり答えはバカだからかな。考えすぎて頭山。頭山って、落語ネタだけど、ワッカルカナァ〜、ワッカンネ〜ダロウナァ(←死語)

1997/11/27(Thu)

インスタントメッセージングの記事がzdnetの記事に載っていた。これってUNIXでやっていたtalkとどう違うんだろう?まあ、規模は違うが、結局一番新しいのは「これが新しい」と言い出した事だけの様な気がする。

富士通からの発表を読むと富士通製のパソコンについてデマが流れているらしい。優待販売サービスを中止するとかリコールを実施するとかはいくらなんでもデタラメだろう。DirectXの不備ねぇ。単に「初期不良が多い」と言えば少しは信憑性があったのに。(^_^;ちなみに私の友人など(ほとんどコンピュータをいじる職業だが)の評価を総合すると、FM/Vに関しては「動けばラッキー、動かなければ初期不良で即返品。」というくらいの覚悟があれば購入してもいいということで、おおまかに一致しているようだ。(^_^;

話は変わるが、Visual Basicでもバイナリファイルはちゃんと扱えるはず。まあ、C/C++だったら仮想記憶のマジックでファイルをメモリにマッピングしちゃえば簡単だけど、いくらなんでもそんなコーディングはしないでしょ?(^_^;>諸先生方。

速度に関しては、せいぜい大きくても数Mbyte相手の、基本的には線形サーチを1つのファイルにつき一回やればいいだけだし、対象ファイルの数だってせいぜい2桁くらいを想定して実用的になればいいんでしょ?(事情は良く知らないけど)それだったら、気にするほど遅くなるのかという気がする。(あくまで気(^_^;)これがC/C++を勉強する強う動機付けになるとは思えない。やろうという人がC/C++を知らないんだし、拒否反応を示している事もあって、無理してC/C++を勧めなくても…と思う。大体C/C++を知っている人だったら「Visual Basicじゃ無理なのかぁ」なんて悩まないでさっさとC/C++で作っているだろし、そこら辺まで分かっている人だったら、C++で演算子の再定義をして文字列の連結が出来るというのは当然だし。(^_^;C/C++ばりばりの風仙さんや鮎川さんにだったら「Visual Basicでやってみたら」なんて言わないでしょう。(^_^;ここら辺、「人を見て法を説け」という感じ。え?「人を見てほっとけ」だって?(^_^;;

なお、これを機会に邪悪なC/C++の世界にMさんを引き込もうという意図がある方はご連絡下さい。出来る限り協力したいと思います。(笑)

なおPerlでもバイナリーは扱えます。(実はやったことないけど)ひょっとして<HANDLE>でバイナリを読もうとしてません?(^_^;read()とかpack()を使えば出来るはずだけど…?

話が飛ぶ。最近はプログラムのアップデート機能が組み込まれている製品がある。差分とかかけているのかな、と思ったらどうやら本体を丸ごとダウンロードするのが主流らしい。ひぇ〜。以前は差分を使ってwspだbiffだのを使って更新していたものだが、最近はNetworkが高速化したおかげであまり意味がなくなったのだろうか。まあ差分ファイルを入手したけどこの後、どうしたらいいんでしょうなんて質問が時々あったし、Windows95からはじめたユーザなんて下手をすると「差分って何?」の世界だから正しい方向なのだろう。(^_^;で、それをやってみた。会社のとんでもなく遅い回線からやってみたのが悪いらしく(^_^;、刻一刻と終了までの予測時間が大きくなっていく。オイオイ(^_^;終了までの予測時間が40時間を超えたところであきらめた。(^_^;

話がさらに飛ぶ。(^_^;Outlookってどうしてこんなに使いにくいんだろう?(T_T)受信トレイアシスタントという名前のメールの振り分け機能があるんだけど、これが振り分け条件がとにかく少なすぎる。From、To、Subject、本文でしか、振り分けられないし、マッチ条件も本名部分か全部一致かだけの様だ。マッチ条件が少なすぎる。正規表現とまでは行かなくてもせめて部分一致で振り分けて欲しい。MLなんかから着たメールは普通はSenderで振り分けると思うのだが、それが出来ない。これではMLから来たメールを振り分けるのが大変だ。

また返信を選択した時、返信をつけようとしたメールを引用符も何にも付けずに、署名の後にくっつけるのは止めて欲しい。普通は引用符を付けて署名の前に置くだろうに。そういえばメールの作成時に一行の長さを自動調整してくれる機能はどこをいじればいいのだろうか?未だに見つけられない。探し方が下手なだけだろう。((x_x)まさかその機能がないなんて考えられないから。

もう1つ。OutlookとかOutlook expressで取り込んじゃったファイルをBecky!へExportしたいんだけど、誰かいい知恵ありません?Internet Mail経由でExport出来るかと思ったら、Internet MailにImportもExportも出来ないみたい。少なくともexportのメニューにはないようだけど。せめて自社製品とのデータの互換性くらいは気を配れよと言いたくなってしまう。>MS

話は飛んでイスカンダルへ〜。この前からやっていたX-Wings VS TIE figter。途中の訓練ミッションでのこと。あのなぁ、51機も敵機を撃墜して、なんでmission failedなの?(T_T)こっちは10機しかやられていないぞ。(やられすぎという説もある)戦闘機同士のdog fightで5:1の交換比率だったらAce中のAceだぜ。しかもこっちは4対1で戦闘をしているは(戦闘をしている時は1機がon sightなら4機が後ろから着いている状態)、後から後から敵機が湧いて出てくるわ。一体どうしろというのだろうか?ここらへんがゲームに極端に時間を費やす訳に行かない日本人にはついていけない感覚だ。(^_^;

ちなみに「お前が下手過ぎる」というのは「ずばり当たっているでしょ〜ぅ」この台詞、出来ればちびマルコちゃんに出てきた、ええとなんていったけ?あの眼鏡の子供風に言って下さい(^_^;)

1997/11/26(Wed)

どうして使えない奴って、こうまで使えないんだろうか?setup diskを作るなんて作業はプログラムの全体の作業から見れば、明らかに馬鹿馬鹿しいくらいに単純な作業だ。Install Shieldを使っているので、やることといったら実行ファイルやデータファイルなどを適当なディレクトリにコピーして、それを全て圧縮。で、Install Shieldの提供するsetupうんたらというファイルなどと一緒にFDにコピーする。たったこれだけ、たったこれっぽちのことが、電話をしている相手にうまく伝わらないらしく、電話口では「うまくいかない」と騒いでいる。こっちで同じ手順を踏んでも全く問題がない。こっちはbugの可能性は否定できないから、臨戦体制を取らざるをえないし、大体Install Shieldの使い方なんてマニュアルを見れば書いてあることなんだから、質問するんじゃないとも思うがさすがにクライアント相手にそんな事も言えず、いらいらだけがつのる。

向こうでやっても埒が明かないらしく、最後はそっちでやってもらえないかという事になって結局そのカスタマイズ項目は全部私がやる事になった。相手先がどれくらい時間を費やしたか知らないが、まあ3時間くらいはtry & errorをしてみたんだろう。ところが私がやってみたら、ものの10分もかからなかった。ちゃんとカスタマイズ項目が反映されているか調べるのにもう10分。合計20分位。作業効率で6倍の差だ。こんな単純作業で6倍の差があったりしたら、普通程度の複雑さの作業では10倍の差があると思っていい。これだけ差があったらはっきりと足を引っ張られると思っていい。

ところが私はプログラマーという職業で言えば、カーストのず〜と下の方に位置している人間だ。多分一番出来る人間と比べれば平均して軽く10倍程度は生産性で差があるだろうと思っている。ということは、電話口のあの人は、生産性でトッププログラマーの1/100の生産性すら怪しい、つまり100人束にかかっても敵わないという、普通だったら言葉のあやにしかならない言い回しが現実になってくる訳だ。恐ろしい…。以前本で「プログラミングの世界では出来る人と出来ない人とでは数十倍の生産性の差がある。」と書いてあったのを読んだ時には「どうせおいらは下っ端で出来の悪いプログラマーさ」と開き直っていたが、現実にはもっとひどい奴が仕事をしているんだという事を知って、ちょっとショックだった。私ってひょっとしてまだマシな方だったんだ。(^_^;

ちなみにこれはプロ同士の話し。アマチュアとプロとで比較するなんて、「私がJリーガーになったら」という位にナンセンスだ。もっともそれを言い出したら今のアマチュアプログラマーなんてプロ顔負けの人が沢山いるし、そもそも私がプログラムを組んで生きていけるだけの才覚があるかという所まで行きつくけど。(実は本人はあまりないと思っている。(^_^;)

こっちで全部setupプログラムを用意して、「そっちの意図した通りに動作するかcheckして下さい」と言って動作チェック報告を待つ。「出来ましたよ」との向こうから明るい返事が来る。うん、出来てよかったね。でも、この後もずっとこの調子でこっちでやらなくちゃ行けないと思うと、頭が痛い。

徳陽シティーバンクが経営破綻。今日の朝刊であの銀行の株価が額面割れしたとの報道があったのでこれは危ないなと思っていたのだが、新聞が私の手元に来る前に既に万歳していたらしい。(^_^;銀行とか証券会社とかは私が大学を卒業する辺りでは金回りが良かったし、某D証券からは「経済の血液は金融。面白いぞ。」とか勧誘があったし、金融機関の推薦枠は結構あったと記憶している。ところが今は昔、今やその金融機関はリストラという名の首切りの嵐。勧誘のあったD証券なんて、不正行為でアメリカから追放処分だもん。(^_^;結局卒業と同時に大学院に入って、2年間経ったらバブルが弾けて、大学院を卒業する時には金融機関なんてどこからも声がかからなかった。(^_^;(まあ早めに今の会社に推薦状を書いてくれとお願いした事もあるだろうけど。)それがついこの間のように思い出される。山一證券から内定を取り消された490人の学生さん達、ご愁傷さまでした。所詮は会社を見る目がなかったとあきらめましょう、と暴言を吐く。(^_^;

昨日も書いたが、某掲示板での「Visual Basicで文字コード処理をするのは変」というのはよっぽど反論しようかと思った。が、分かっていて書いているのだと思うし、下手をして泥仕合になるのも嫌なので、とりあえずパス。まあVisual Basic使って幸せな人にVC/C++の地獄は味合わせたくないし、VC/C++ってタダじゃないから、言いたい事は分かる気がするけど、あんまり強く勧められないなという感想。あ、JDK(Java Developpers Kit)はただで取ってこれるような気が…。(^_^;

1997/11/25(Tue)

先日のことだが、うちの会社のローカルニュースグループにある冗談を投げた。そしたら、それを受けて「こんな記事を投げるのは壊れかけている兆候です。」という茶々を受ける。で、ちょっと向きになったフリをして「壊れかけているとは何事だ。撤回しろ!」という趣旨の切り返しをした。もちろん、「ちゃんと壊れているぞ」と別の所で示唆しておいて冗談にしておいたのだけど、「撤回」という言葉と文面自体は真面目に書いた(真面目な顔をしてバカをやっているという効果を狙った)のを誤解されて「jokeなんだから怒りなさんな」というフォローをいただく。シクシク。全部冗談なのに。(T_T)一応「怒りなさんな」といってきた人にはメールで事情を説明しておいた。どうやら向こうも「全部読んでみたらjokeだった」と分かってくれたらしい。(^_^;よかった、よかった。もうちょっとjokeのセンスを磨かないと。

先人の知恵というか温故知新というか、本人はこんな妙ちくりんなツールはないだろうと思っているらしいが、EXEファイルなりデータファイルなどから読めるような文字列だけを取ってくるツールというのはDOSのプログラムだけどとっくにあって、広く使われていた…かどうかは知らないけど、私は良く使っていたツール。(一体何に使っていたんだという突っ込みは却下)ソース付きで公開されている所もある。ただしCのソースなのでMさんに理解できるかは不明。私だったら…と思ってソースファイルを眺めてみて10秒で「こりゃ、読みにくいなぁ。」(^_^;

「Visual Basicで文字コード処理をやるなんて変」という意見を目にしたが、普通は文字コード処理をやる場合には文字列処理もしなくちゃいけない訳だが、文字列処理は絶対BASICの方がいいと私は思う。文字コードにしても結局ASC()をかまして、文字コードを扱う場合には全部longで扱うようにするれば、CでWORDを宣言したのと似た風に使えるし。

大体Cの文字列処理はポインタとメモリ割り当てをきっちり理解していないと、あっという間にとんでもない事になる。両方ともCの初心者がぶつかる最難関だ。大体Cの文字列処理なんて、基本的にByte単位の処理しか出来ない。(w_charを使えば、文字単位で扱えるが、いちいち変換しなくちゃならない。)所詮は高級アセンブラなのだから仕方がないけど。(^_^;それに比べればVisual Basicの文字列処理はポインタなんて滅多に意識しなくていいし、文字列の連結は+でつなげるだけだし、Byte単位の処理も文字単位の処理も関数一発で使い分けられるし、バッファとして何Byte確保したかなんて普通は憶えていなくてもいいし、バッファが溢れたらランタイムエラーが出るなり(固定長文字列を宣言した場合)、適宜文字列の長さを大きくしてくれる(可変長文字列を宣言した場合)ので、楽ちん楽ちん。(^_^;もう1つ、同じような文字列処理プログラムとCとVisual Basicで書き比べた場合、どっちが訳が分からなくなりやすいか?私の経験では絶対Cなんだよね。(^_^;

もっとも文字列処理だけやるんだったら、私はPerlだな。(^_^;

1997/11/24(Mon)

先日買ってきた「X-Wing VS TIE Fighter」なんだが、トレーニング段階で早くも挫折しかかっている。Single Playerモードでは何とか及第点を取っているのだが、2player cooparativeモードでは全然Missionが成功しない。ひたすらドッグファイトを繰り返すが、敵が何機も同時に襲いかかってくるし、後から後から出てくるのでとてもじゃないけどクリアーできない。何か根本的に勘違いしている所があるんだろうな。

1997/11/23(Sun)

何といっても今日最大の話題は「山一證券事実上の倒産」でしょう。懲りもせず海外子会社に損失を計上したりといった「飛ばし」をしていたとの報道もされている。飛ばしに飛ばして、株券を飛ばすだけではなくて、ついには会社を吹き飛ばしてしまったのか。(^_^;負債額がざっと3兆円。子会社も合わせたら、6兆円を超えるとの報道もある。これ、すごいよなぁ。これ、俺が一笑原たいら、もとい一生働いた賃金が1億とか2億だとして、全部返済するのには何回生まれ変わればいいんだろう?(^_^;全部を返さなくてもいいとして、一般預金者の分(それはさすがに100〜1000億円単位らしい)を返すために、またもや公的資金が導入されるらしい。これで預金者の分を返せなくなったら確かにパニックが起きるというのは分かるけど、国の累積赤字だって400兆円あるんだから、そんな余裕があるとも思えないんだが、かえってそれだけ赤字があるんだからそれくらいどうって事ないって事かな。役人の考える事は良く分からん。(^_^;

近所のパソコンショップの書籍コーナーでの出来事。親子の断絶を発見。(^_^;ちょっとした親子の会話なんだけど、親が「Wordとかでこんなことが出来ないかなぁと思うんだけど」というと子供の方が「いや〜、Interfaceとかが違うからねぇ、そこらへんに本があるからそれを読んで見たら?」という子供の方が読んでいるのはMac専用誌。子供の方はMacシンパで、親の方は会社の関係でWindows95なんだろうね。さもありなん。(^_^;

また国立大学の入学金と授業料が値上がりするらしい。授業料と入学金を私の時と比べてみると(といってもつい最近だと思うが)、ずいぶん高くなったなぁと思う。なんでも私学と国立との授業料の差があるからそれをなくす方針らしい。私は国立には国立の、私学には私学なりののキャラクターなり学風なり運営方針なりがあって、住み分け出来ると思っていたんだけど、学校経営者に言わせるとそうでもないらしいということか?学生が集まらないということは存在意義がなくなりつつあると言うことなのだから、さっさとそんな私学はつぶれちゃえというのは暴言かな。(^_^;

Linix Japanを入手。Slackware 3.4.0を入手してほっと一安心。さっそくインストールせねば。Linux Japanの誤植が多いという話をどこかで聞いて心配していたのだが、まあ意味の取れない所はそれ程ないようなので安心する。

1997/11/22(Sat)

環境問題に関して。ただし馬鹿話。(^_^;量子力学という物理学の分野があるのだが、この分野のある研究者に言わせると真空からエネルギーを取り出せる可能性もあるらしい。良くは知らないのだが、なんでも物質がエネルギーを持っているように空間もエネルギーを持っている。で、我々の知っている真空は、一見非常に安定した空間(エネルギーが最低の場)のように見えるのだが、実は準安定的なエネルギー状態を保っているに過ぎず、量子的なエネルギーの揺らぎがあるので、今ある真空からよりエネルギーの低い真空に移行する可能性もあるというものだ。これが本当なら、何にもない所から、エネルギーを取り出すことも不可能ではない。

ところがこのエネルギーを取り出す方法には根本的な問題点があって(^_^;、エネルギーを取り出した後の「真に真空」な空間は「準安定な空間」つまり、私達が住んでいる空間を、光速で取り込んでいくらしい。で、取り込まれた空間にある物質はどうなるか。なんと素粒子レベルで崩壊してしまうのだ。(^_^;つまり、その空間に飲み込まれたが最後、人間だろうがなんだろうが、分子のかけらも残さずあの世行き。まあ全滅してしまえば、きれいな環境だとか(それすらも量子レベルでなくなってしまうのだが)は全然意味がないだろうから一つの解決策ではある。(^_^;ただし、あくまで仮説だけど。

ただし、この仮説が正しいとしたら、人間が作りださないにせよ、宇宙のどこかで真の真空が発生して、今光速で地球に向かっているとも考えられる。この空間変動は光速でやってくるから、それがやってくる瞬間まで人間には察知できない。というかやってきた事すら気がつかずに量子レベルで分解しているだろう。この仮説を聞いた時にはさすがに背中が寒くなった。

ちなみにこれはいわゆる擬似科学の真空理論とはちょっと違うと思う。参考文献。草思社刊ポール・ディヴィビス著 出口修至訳「宇宙最後の3分間」私は物理学にそんなに詳しい訳ではないので、なんか変な宗教がどこかで入っている可能性がないとはいえないが(^_^;、少なくとも私はそのような兆候を見つけだせなかった。私としては読み物としてお薦めの本だ。中学生以上だったらぎりぎり読めるかな。お子様にも是非一冊。(^_^;

1997/11/21(Fri)

今日は大して書くべき事も起こらなかった。とだけ書いたのでは毎日この調子で終っちゃうので、今日ふと思い出した事柄を書く。

私が小学生の頃、道徳の時間などにNHK教育で放送されていた「みんななかよし」という、もうほとんどの人は知らないと思うけど、そんな題名の番組を時々見せられた。でも私はこの番組が大嫌いだった。まあ、番組の内容は、喧嘩をしている友達同士が仲良くなったりとかいう、小学生に見せたがる番組としてはありがちなドラマで、そんなに(内心馬鹿にしてはいたが)反感を持つような内容ではなかったと記憶している。でも大嫌いだった。何故か。主題歌がどんでもない内容だったのだ。

どんな主題歌だったか。まず、こんなフレーズから始まる。

口笛吹いてあっちに行った知らない子がやってきて
どうやら転校生らしいが、恥ずかしいのかあまりうまく友達と馴染めないらしい。子供達が一緒になって遊んでいる所からは別の所で一人で遊んでいるらしい光景が目に浮かぶ。私も転校の経験があるが、まあ最初はなかなかうまく馴染めないものだ。それでもこの転校生は勇気を出して、グループで遊んでいる子供達に近寄ってみた。そんな転校生の心の中はといえば、
独りぼっちはつまらない
誰とでも仲間になって
と、おいおい、友達はちゃんと選ばないと駄目だぞ、といいたくなるような悲壮な決意で遊び仲間を作ろうとする。しかし回りの子供達の反応といえば、
口笛吹いてあっちへ行った
知らない子はもういない
みんな仲間だ、仲良しなんだ
子供の世界といえども、グループに取り入るには難しい。グループに入り込めなかったかわいそうな転校生は口笛を吹いて「おいらは寂しくなんかないんだぞ」と精一杯の虚勢を張りながら、グループの前から姿を消す。それを見届けた子供達は「知らない奴がいなくなってせいせいした」とばかりに仲間の団結と友情を確かめあう。

子供心に「こんなの違う」と思った。その時には思った事がちゃんとした言葉にならなかったのだが、今考えてみれば、自分の所属するグループ最優先で行動し、グループ外の人間は排除するどころか、どんな惨い仕打ちをしても構わないという考え方に非常に嫌悪感を感じたという事だろう。そんな事を助長する放送をしているNHKもNHKだけど、それを子供達に見せる先生も先生で、「大人というのはグループ主義を教えこもうとしているけど、私はそんなグループ主義に捕われた人間にはなりたくない」と思っていた。

ところが、ところがである。中学生の時だったか、高校生の時だったか、体調が悪くて寝込んでいた時に、暇だからTVチャンネルをがちゃがちゃ切り替えていたら、たまたまこの番組の主題歌が流れていた。このセクショナリズムの塊のような歌をまだ主題歌にしているな、と思ってチャンネルを切り替えようとした途端、「あれ、歌詞が違う?」

口笛吹いて空き地に行った
知らない子がやってきて
なんと「空き地」と「あっち」を聞き違えていたんである。これだと、グループで空き地に行こうとした途中で知らない子にあった、という状況で、知らない子がいきなり近寄ってきてびっくりしたという、もう状況がかなり変わっている。

口笛吹いて空き地へ行った
知らない子はもういない
みんな仲間だ、仲良しなんだ
歌詞から見ると、依然としてその見知らぬ子を仲間にいれたとは断言できないが、むしろ「もう友達になったんだから、知らない仲じゃないよね」と子供達が思って一緒に空き地に遊びに行った、という方が自然な流れだろう。いやはや、勘違い前と勘違いに気がついた後では全然状況が変わっている。

でも、この勘違いであの番組を憎悪した人間が日本中で20人はいると見た。まあ、いたからってどうということもないんだろうけどね。(^_^;

1997/11/20(Thu)

昨日日記に「休みが欲しい」と書いたが、今日は上司がカゼでお休みだった。ようやくOEMの作業も一段落したし、私も明日一日くらいサボっちゃおうか。

NetN@viによる使用ブラウザのアンケートの結果だが、IE4がこんなにシェアを取っているとは正直思っても見なかった。もっともこれがちゃんと市場動向を反映しているかはまた別問題だけど、Communicatorが押されぎみだというのはまあ正しいんだろう。

まったく人を爺扱いするかと思ったら、今度は化石扱いか(^_^;あ、化石扱いしているのはコマンドのほうか。(^_^;で、何でGUI全盛の時代にコマンドラインなんか使うのかといえば、そっちのほうが枯れた技術で作るのもメンテナンスも(よっぽど長くならない限り)楽だし、どこでも使えるからと理由がつけられるけど、一番大切なのは間違いが起きにくいから。まあバッチじゃなくても書けるけど、バッチで書くのには書くなりの理由がある。全ての人がバッチを理解する必要がある訳じゃないが、立場によっては理解しないと駄目な事もある。「変に固執している」訳じゃありません。:-)大体VBAに比べれば、バッチの方が出来る事は少ないけど、それで書けるんだったらそっちの方がよっぽど楽だと思うのだが。ちなみに大激怒の対象になったTさんはVBAどころかプログラミングをした事もないらしい。(^_^;

信濃毎日新聞の今日の朝刊にマイクロソフトが独占禁止法で提訴されている記事が載っていた。これは基本的には長野県在住の人じゃないと読めないので、そうじゃない人は読み飛ばして下さい。ぱっと見で、まあ一般向けの記事にしては良くまとまっている方かな、と思う。まあこの業界状況専門に記者を張り付けられるほど、一地方紙の記者陣営が充実しているなんて考えられないから、良く出来ましたとはいっておこう。が、不備・不満な点もあるので、一応指摘しておく。

まず、「インターネット閲覧ソフト」これって何?Web Browserの事なんだろうけど、それならせめて「インターネットウェッブ閲覧ソフト」と書いてもらいたい。本当は「ブラウザ」と書いてもらいたい所だけど、まあこの新聞を読む人がその手の用語を知っているとは限らないから、許してしまおう。

「抱き合わせ販売」という言葉の使い方もちょっと誉められない。普通この用語は「人気のある製品の購入に人気のない製品をセットで売る」というイメージがあるけど、Windows95もIEもどちらも人気の高い製品であることは間違いがない。さらに「抱き合わせ販売」と言う場合、普通は不良在庫を整理するために行われるけど、IE4の不良在庫というのはちょっと考えにくい。在庫といってもせいぜい宅配用に焼いたCD-ROMだけだろうし、あの値段設定ではとてもそれで利益が出るとは思えないから、在庫費用がかかるくらいだったら捨ててしまえばいい。確かに「抱き合わせ」という言葉以外にピンと来る言葉が私には見つからないけど、それは記者というのは言葉のプロなんだから、もうちょっと何とかならないものかと思う。でもこれも許せる範囲かな。ただ、あやふやな記憶なんだけど、「他のブラウザをバンドルするつもりならWindows95のライセンスを認めない」というMicrosoftの姿勢が問題になっているのかと思っていた。ただし、これは未確認。

良く分からないのが、「本質的な問題」とJavaを紹介しておきながら、その問題について扱ったスペースが非常に小さい点だ。Javaのライセンス問題とかHotな話題があるのに、それには触れていない。ちょっとその部分を引用する。

もっと本質的な問題もある。どのOSでも能力を発揮する新しいプログラミング言語「Java(ジャバ)」やネットワーク・コンピューターの登場で、今後はOSの種類は問題にならなくなる可能性がある。閲覧ソフトを制するものがネットワーク社会を制するといわれている。
まず、この「本質的な問題」は誰にとって問題なのかを書くべきだ。勿論Microsoftにとってというのが正解でユーザの立場からすれば、Javaが普及してどのOSを選んでも大して変わりがないという事になれば、選択肢が増える分、問題になるどころかむしろ歓迎すべきことだ。またJavaが一つの言語としてのみ存在する限り、OSメーカーとしてのMicrosoftを脅かすことはない。実際microsoftは言語としてのJavaはサポートするとコメントしているはず。OSの種類を問題にしなくなるのは、JavaVMの登場だ。まあ実際にはJavaとJavaVMは現状では切り離せないから間違いとも言えないが、Javaを言語としてのみ見ているなら、JavaのNativeコンパイラが出てくることも考えられるが、私に言わせれば(JITはともかく)、JavaのNativeコンパイラなんてJavaじゃない。(^_^;

もう1つ。ネットワーク社会を制するというのは、その人間なり団体が許可しなければこの日記のようなおバカなことも言えないということなのだろうか。(^_^;これはネットワーク市場の間違いだろうね。でも、社会を制するのと市場を制するのとでは天と地ほどの差があって、おそらく単純ミスだと思うけど、プロの記者だったら非難されて当然だ。

それにしても何で今頃やっとという感じの取り上げ方だ。全体としては結構広いスペースを使っているので、一生懸命調べたのだろうし、一時期の訳の分からない解説よりはずっとまとまっていると思うけど、かろうじて及第点を付けられるという所だろうか。この業界に関してはこんな紙になった新聞記事を読むよりはwebで読めるニュースを読んだ方がよっぽどいいのでお薦めする。

話は変わって、Aさんは使えない新人にはお怒りモード。私は私でろくな知識もない取引先相手に四苦八苦。で、それを評して風仙さんが「レベルが下がったのではないか」という発言をしているのを目にする。

私の見る所、技術的なレベルで見れば、風仙さんとかといったトップグループの技術レベルは確実に進歩している。で、中堅グループは、昔はやれ小難しいコマンドなり呪文を憶えなくちゃいけなくなったのが、技術の進歩で負担が軽くなった分、少しくらい困難な仕事でも何とか仕事をこなせる位にはなる。分からなくても、手持ちの情報のうち、どこをたどれば分からないことが分かるかの技量は持っている。まあ、私なんかが所属する「下の下」くらいになるとおバカな事も沢山やっちゃうし、どうしていいか分からなくて無謀な事をしたりするんだけど、捨て駒程度の戦力にはなる。このランクだとトップレベルには行けないが、まあ勉強するなりするという本人の努力と意志がありさえすれば、「中の下」程度の技術者にはなれるだろうし、そうすれば一応戦力として使えるかな、戦力として使えるような技術者になりたいな、というのが2〜3年前の私の認識だった。もっとも未だに最下層のプログラマーなんだから情けない。

ところが最近は技術者不足もあるだろうし、コンピュータを扱うのが比較的簡単になったと言う事もあって、この業界に「何にも知らない、知ろうともしない人」が流れこんだように思う。だが、入社時の研修の時でさえ、こっちが舌を巻くようなプログラミングをする人もいる。だから平均すればレベルが下がったとは思いたくない。でも確かに「下の下」のさらに下の人達がこの業界に入り込んでいるのは事実だと思う。それだけこの産業が広がりを持ったからうれしいというべきなのか、まさか自分よりモノが分かっていない人間と出くわすとは思わなかったから驚くべきなのか、良く分からないが、少なくとも平均的な技量においては、そんなに変わらないのではないかと思う。

「下の下のそのまたさらにず〜と下」という人間でも雇わなくてはさしせまった問題に対処できない(実際にはコネ就職だろうけど)ならない企業があるのは事実だと思う。実際にはそんな人材を投入したが最後、事態が余計ややこしくなるだけなんだけど。ホント、私、今務めている会社についていえばほとんどまともな技術レベルを持った人だし、入ってくる新人なんかは私なんかよりよっぽど腕がいいのであまり会社の将来に不安を持たなくて済む。これがありがたい事だと思うようでは何かが間違っていると思うのだが…。

1997/11/19(Wed)

先日J社むけに発送した製品にbugがあって、もう一回送り直しになった。もう不具合の連絡を受けてから、パニック状態でdebugと検査をする。ここ2ヶ月くらいは、長くても2〜3週に一回位はOEM製品の制定作業をしているのだが、もうそうなってくると制定日になっても緊張感を維持するのが非常に難しくなってくる。で、実際緊張感が欠けているから、変なbugを作り込んでしまって後で大慌てという事になる訳だ。もうちょっと何とか緊張感を維持する方法なり、仕事量を減らすなどしないと取り返しのつかない失敗をしそうな気がしてならない。だから年休消化させて下さい。(^_^;>うちの上司

エジプトのテロ事件。死者67人の大惨事。丸腰の観光客に突っ込んでいって、必死に命乞いをする人達にも情け容赦なくばりばり殺していったらしい。ということは、かんがん乱射して、一通り打ち倒した後、「こいつまだ息があるのか」とか確かめに行って、止めをさして回ったということなのだろうか?そうだとしたらすごい話で、人間のやる事としては戦争以下だといえる。

良く勘違いされる事かも知れないし、私も以前は誤解していたのだが、前近代的な戦争ならともかく、近代以降の戦争というのは、実は殺し合いが目的ではない。プロシアの総参謀長クラウゼッツの書いた「戦争論」によれば、「戦争とは敵を強制して自分達の意志を遂行させるために用いられる暴力行為」だから自分達の意志を押し付けるつもりがないのに攻撃することは、目的合理性から見て馬鹿げている。もちろん戦争では戦闘能力を奪うためには相手を殺す事も辞さないが、殺さなくても武装解除できたり戦闘能力を奪うなどして、一方的にこっちの意志を押し付ける事が出来れば、殺す必要が必ずしもある訳ではない。もちろん実際の戦争では民間人しかいない無抵抗の村を全滅させたりというOver Killがしばしば起こるが、それはもはや戦争行為ではない。つまりこのテロを起こしたグループは、例え自分達が戦争をしている気分になっていたとしても、それは全く戦争とは呼べない。単なる虐殺行為だ。

ところで、この虐殺グループはイスラム原理主義という報道がされている。そんな虐殺を行ってでも、イスラム教の教義を厳密に守る世界を目にしたいんだったら、自分のこめかみに当てて、銃をぶっぱなせば、神様が管理する素晴らしい世界を目にする事が出来る。(^_^;なお、神様の権限で「地獄」に落とされるという可能性もあるけど、それも神に全てをゆだねた人だったら当然受け入れられるはずだよね。(^_^;人間なんかに権限がある訳じゃないんだから、二度と地獄からはいあがれなくても、「紙の思し召し」の通りに永遠に地獄に張り付いていなさい。(^_^;そういえば実行犯グループは私のお勧めする方法じゃなくて「警官隊との銃撃」オプションを選んだみたい。

fj.jokesに載っていたサッカーに関するjokeで大笑い。日曜日のworld cup予選での決勝点は中田がシュートした球をゴールキーパーが弾いて、それを岡野がうまいこと飛び込んだ形だったけど、実は中田は「味方が下手だし、体力を使い切ってへろへろなので、自分のパスを受け取れる人がいない。だから相手のゴールキーパーにパスしたらうまくいった。」というもの。でもfjのアーカイブを見てもこの記事が届いていないようだ。傑作だと思うんだけど、キャンセルされちゃったんだろうか?(^_^;

「ちょっとmakeしておいて」と頼んだら、化粧を始める奴。「wcの結果は?」と聞いたらトイレに駆け込む奴、「ニュースのfj.うんたらかんたらにその情報があったけど」といわれて新聞をひっくり返す奴、「メールを送って下さい」といわれて男性社員を送ってくる奴、「マウスが変じゃありませんか?」といわれて「いやリップクリームをぬっているから大丈夫」という奴、「Perlを入手してね」と頼んだら宝石店に行く奴、「Windowをopenして」と言ったら「このビルは窓が開かないんです」という奴、「コンピュータを立ち上げて」と言ったら「私の持っているコンピュータには足がない」と言う奴、「じゃあプロセスkillしておいて」と言ったらいきなり刃物を研ぎ出す奴、「Processをforkしたら」といったら食器棚に走る奴、「プロセスをsleepして」といったら自分が寝てしまう奴、「FDをコピーしておいて」といったら紙にコピーを取ってくる奴、「touchすればいいじゃん」といわれて女の子のお尻を触りだす奴、「Cを知らないの?」と言ったら「知っています。子供だっていますし」という奴、「caseが違うからパターンマッチしないのかな?」と言ったら「私のコンピュータはミドルタワーですが」とか、さすがにいないよね、と思うだろうが、実はこのうち4つは本当にやった人がいるらしい。(^_^;モノを知らない人の行動・言動は、モノを知っている人達の想像力をはるかに超える。

某Aさんが使えない後輩でずいぶんといらだっているらしい。そう、使えない奴と一緒に仕事をしたりすると結構ストレスがたまる。私も一人使えない奴を知っている。ところがそんな人に限って、結構目の前に現れたりする。特に何故か会社のトイレとかで。

そういえば今朝は顔を洗っている時にその顔を見た。風呂場でも見たような気がする。一生懸命コンピュータの前で仕事をしていると時々Displayにその顔が写りこんだりするんだよね。やっぱりこいつにもこめかみに鉛の弾を一発お見舞い命令発動かな。(^_^;

1997/11/18(Tue)

11/13の日記に、「touchを知らない」「バッチファイルが書けない」人を相手に格闘した事を書いたら二人ほどの反応を確認できました。(他に反応した人がいたら教えて下さい。<(_ _)>)で、例によってその二人をネタにしてしまいます。(^_^;今日はこのお二人へのメッセージという意味もありますので、口調がいつもと違っています。(^_^;

まずは鮎川さん。「touchくらい知っているだろ?」の一言に反応して、DOS系統のマニュアルを調べたりNTのコマンドファイルを調べたが見つからなかったそうです。お疲れ様でした。でもそれで見つかったら私も驚きます。これはMicrosoft系統のOSでは標準コマンドではありません。(^_^;とりあえず「man touch」とやってみて下さい。え?manがWindowsマシンにはないって?いやいやあるはずです。UNIXマシンなら

UNIXマシンで「man touch」出来る人だったら説明の必要はないと思いますが、そんな人ばかりじゃないと思いますので、一応説明するとtouchは、ファイルのタイムスタンプを変更するコマンドで、UNIXでは入っていて当たり前のコマンドです。普通製品を配布する時には自分達で作ったファイルのタイムスタンプは、何年何月何日の午前0時(Ver.1.0だから1:00という場合もある)などというように、その製品完成時の時刻(に近いもの)に全て合わせます。(そうじゃない製品もあるが。)それを行うためのツールがtouchで、特に指定しなければtouchを実行した時刻に、オプションを設定すると指定した時刻にタイムスタンプを合わせてくれます。

ちょっと特殊といえば特殊なので、普通の人は知らなくても無理はないでしょうし、知る必要もほとんどないと思いますが、不特定多数のお客様相手に配布ファイルを作ろうという人だったら最低限知っているべき事柄です。もちろんMicrosoftが提供する機能ではありませんが(タイムスタンプを変更するAPIはある)、UNIXで良く使われているコマンドは、大体がWindows(のコンソールプログラム)に移植されていてtouchも移植されているので、私はそれを利用させてもらいます。ちょっと調べればInternetのどこかにあるのが見つかるでしょう。

とても良く知られたコマンドだと思っていたので、「こんなのを知らないなんて」と書きましたが、実際、touchすら知らない人と一緒に仕事をしたら、「pwdってパスワードのことですか?」とか「これから大儲けをしようと思っているのに、make(負け)なんて縁起の悪い名前のコマンドを使わないで下さい」とか「sedってScreen EDitorのことでしょ」とか言われたりして。(^_^;(SEDというNEC製のとっても使いにくいEditorはあったけど)で、これを読んでmakeコマンドをDOSのリファレンスから探すようだったら、Microsoftに毒されすぎですから注意したほうがいいかも知れません。(^_^;>鮎川さん
一応鮎川さんにはMicrosoftから提供されている、そんな万人向けのなまくら刃物を使わずにプロ用の鋭利な刃物をもっと使いましょうとお薦めしておきますっていったら鮎川さんをはじめとして、色々な人に顰蹙を買うかな?:-)ちなみにpwdはUNIXのshellコマンドだからともかく、sedとか、awkとか、perlとか、makeとか、touchとかUNIX由来のコマンドを知っているとプログラム開発で楽が出来たりします。プロだったら是非知っておくべきです。後で述べるように「楽をすると単純ミスが減る」ことがあるので、単純ミスを防ぐのに効果があります。

まさかとは思うけど、ひょっとして今時の新人プログラマーというのはmake(VC++だったらnmake)というコマンドがあることすら知らないのが普通なのでしょうか。(グッスン)私は今年新人研修のスタッフの一人だったけど、自動生成したとてつもなく意味不明のmake fileはともかく、人が書いたまともなmake fileくらいは読めるようじゃないといけないということで、ちゃんとmake fileの書き方に関する本は渡してそれが普通だと思っていたんですが、違うんでしょうかね。(^_^;

またicompですが、これはInstall Shieldに添付の圧縮コマンドです。Install Shieldを使って配布ディスクを作っているのでもない限り、普通は知らないでしょう。日記にはtouchを知らないなんて、とは書きましたが、icompは知らなくても普通です。もっともベンチマークテストのiCompは名前くらいは聞いた事があるでしょうけど(^_^;、圧縮コマンドのicompが一般的だというならそっちの方が異常です。でも私はicompが常識だとは書いていないと思うのですが。(ちょっと弱気)

もう一人は風仙さん。風仙さん自身はtouchなんて最近は使っていないそうです。私もプログラムのソースを書いたり、テストをしている分には全然使いません。ですが、それは単にソースファイルは風仙さんが書いているにせよ、配布プログラムの最終的なbuild(or make)をしていないか、setupコンポーネントを自分で作っていないというだけなんじゃありませんか?もし、仕事でsetupコンポーネントを作るとしたらタイムスタンプまで気を配るのは当然だと思うんだけど、その時にはやっぱりtouchかその類似品を使いませんか?例えば類似品を自分で作るとして、そのコマンド名をtouchにしない積極的な理由がありますか?

私の現在の仕事内容では、setupスクリプトの作成は(勉強している時間があまりないという言い訳がましい理由で(^_^;)同僚に一任していますが、setupコンポーネントは自分で作らないととても手が足りません。その時にファイルのタイムスタンプがばらばらだったら気分が良くありません。ですからtouchを使います。もし類似品を作るとしたらtouchというコマンド名にするでしょう。

「バッチとか知らない…これからは増えるんじゃないでしょうか。」「常識が変わっていくのでしょう…。」というのにも反論します。単なるアプリケーションユーザーだったらバッチを知らないという方向にいくのは当然だし、それで話が済むならいいんだけど、不特定多数に配布するプログラムを作って一儲けしようというような人間(それが実際にはプログラマー的な仕事ではないにせよ、ここでは意味を広くとってそれらの人も含めて、プロのプログラマーということにします)がバッチ1つも書けないでどうするんだ?と思います。製品を完成させる迄には色々なミスが発生し得るから、間違えやすい所はなるべく自動化(バッチもその一種)して「コピーするファイルが1つ足りなかったぁ!」なんていう単純なミスが起きにくくする、もしくは起きたとしても二度と繰り返さないようにするというのは、プロのプログラマーが最低限やるべき事です。

もちろん風仙さんはそんなのをは大して意識もせずにやっているでしょうし、私の場合は「楽をしたい」からバッチファイルなりで自動化できる所は自動化するんですが、そのための方法を知っているどころか、そんな発想すら全然ないなら「それは絶対に変」だと思います。これでは意識がアマチュアと全然変わりません。アマチュアを馬鹿にする訳じゃありませんし、プロでもミスをすることがあるのは十分承知していますし、私自身つまらないミスでいつもつまずいているから偉そうな事は言えませんが、「これってbugだよね。ぎゃはは」で済ませられるアマチュアの最低限の意識と、bugなり作業ミスがあったら会社の信頼すら危うくしかねないプロの最低限の意識とではやっぱり差があって然るべきだと思います。それがないならプロの仕事はするべきではありません。バッチファイルの文法すら分からないということは、そのような教育もされていないし、本人にもその発想がないから、「出直してきな」と言いたい訳です。こんな人と一緒に仕事をしていたらつまらないミスを連発されて、足を引っ張られることは目に見えています。「常識が変わること」は否定しませんが、アマチュアの常識と、プロとしてやっていくための常識とは別物なのかも知れません。

ひょっとして「バッチなんかもう古い。VBScriptを使え!」ということなのでしょうか?(^_^;すいません。これから勉強します。(^_^;;でもVBScriptは制限がきつすぎるので多分VBAだろうけど、これはこれでどこでも動くという訳じゃないからなぁ。(^_^;;

もう1つ。その日の日記の後半にも書いたんですが、その日はI社向けのOEM製品の制定日(しかも宅急便で送るので実質制定リミットまで4時間ない)というぎりぎりの時だったのです。TさんはI社の社員ですが、その時に質問されたのはそのI社向けに提供した別のOEM製品でした。こっちは制定間際で血まなこになってbugを探したり修正したりしているし、何をやればいいのかは以前メールで連絡しておいたし、バッチに関する基礎的な知識とマニュアルを読む程度の知性があればわざわざかけてくるまでもないような間抜けな電話にも、取り合わなくちゃいけないというので、ちょっと切れかけていたというのはあるかも知れません。でもあのやり取り、ほとんど事実なんだけど。

そんなぎりぎりの状況で、そんな電話を受けて平静でいられるほど、私は長生きしていません。あ、そういえば風仙さんの方がず〜〜〜〜〜〜〜〜と年上でしたよね。(^_^;

ここからはいつものつぶやきなので、いつものぶっきらぼうな口調に戻る。IE4のパッチが出ていたので、早速パッチを当てた。IE4をインストールしている人は早くパッチを当てるように。

Pentiumプロセッサがロックしてしまうというbugだけど、OSにパッチを当てると回避できるらしい。どうやら命令を実行した途端ロックしてしまうんではなくて、一旦Page Faultが起きるからその例外処理をするという事で回避できるようだ。日本語での解説記事もあったけど、まあ普通のアプリケーションプログラマーには関係ないだろうな。

しばらく前からJ社むけのOEM製品で異常な動作が起きる事が確認されていた。起動直後にサイズ固定のWindowを表示せよと指示しているにも関らず、何故かそのアプリケーションのWindowがとんでもないサイズになってしまうという障害だが、こちらで試してみても一向に再現しない。J社のテスト環境でも5〜6回に一回起こる程度の障害らしい。プログラムの内部コードから見て、再現するなら100%のはずなので、何故こんなことが起こるのか大いに迷う。原因はさっぱり分からないが、駄目もとで、windowを表示した直前にwindow sizeを再指定するようにしたら、J社の環境でも再現しなくなったという。ということは、どうやらどこかのアプリケーションなり、ランチャーなりがwindow sizeを変更するメッセージを出しているのかな?とにかく解決できてよかった。J社はマスターが明日着じゃないと大変まずい事になるが、宅急便だと明日までに間に合うか心配だったので(このJ社は四国にある…というと分かっちゃうかな?(^_^;)FTPとかNIFTY SERVEのバイナリーメールなどを使って、とにかく向こうに「モノが届かない」という事態だけは避けるように努力する。あとはそれらのファイルをマスターコピーとして認めてくれるだけの度量がJ社にあるのを祈るのみ。以前はNIFTY SERVEのバイナリーメール経由では受け取りを拒否されたものなぁ。(^_^;

1997/11/17(Mon)

今日は出勤する時間帯にどしゃぶり。よっぽど仮病を使って休もうと思ったが、「そういえば今日I社の担当から連絡が来る事になっていたっけ。」というのを思い出したので出社する。

今日から社内メールシステムがcc:mailからExchange Serverに変わる。もちろん移行期間があるのでしばらく両方を平行運用するから急がなくてもいいんだけど、善(?)は急げという事でOutlook97の設定をExchange Serverを使うような設定に変える。メールだけ使うのなら、普段使いなれているBecky!を使う事も考えられるんだけど、社内の掲示板がExchangeのpublic folderにあって、この掲示板が読めないと色々不都合があるけど、Windows95に標準で付いてくるExchangeは前に使った時に使いにくかった記憶があったし、一応社内でOutlook97で統一しようという話だったのでOutlook97を本格的に使おうという訳だ。

実際、今までoutlook97ってせっかくインストールしたんだからということで10人ほどの住所を入れておいたっきり、たまにその住所を参照するくらいでほとんど使っていなかった。で、サービスにExchange Serverを追加して、自分にメールを出してみたりして使ってみる。使ってみた感想。「つ、使いにくい〜!」

設定できる項目が沢山あるのはいいんだけど、どこにどんな設定項目があるのか非常に分かりにくくなっている。予定表で土曜日、日曜日を小さく表示する設定が「書式設定」にあったかと思えば、祝祭日の表示の設定は「オプション」の項目にある。振り分け設定の条件は完全一致じゃないといけないらしく、「xxxのフィールドに特定の文字列を含む」といった指定が出来ないらしい。もちろん正規表現で振り分けをすることも出来ない。(出来るのかも知れないが…ぱっと見で出来るように見えなかった。)ちなみにこの振り分け設定を行う機能には「受信ホルダーアシスタント」とかいう名前が付いているのだが、ヘルプウィザードで「仕分け」「仕訳」「振り分け」のいずれの単語でもヒットしなかった。そんな特殊な単語を最初から使えといっても無理があると思うんだけど。(^_^;そういえば、この「振り分け」機能は受信時にしか働かない。新しく作った振り分けルールを現在の受信フォルダーに適用する手段はないようだ。(-_-;)

まだまだあるぞ。「個人用フォルダ」をフォルダ一覧に入れたのはいいけど、どうしても削除できない。このフォルダの実体となるファイルはローカルハードディスクにあるのだから、その関係のファイルを削除すれば表示されなくなるのかな?と思ったら、開けなくなるだけで表示はされている。なんでだろうな〜と色々試してみたら、これを表示させないためにはこのフォルダを選択して右クリックメニューから「切断」を選択しなくちゃならないらしい。「接続を切断する」のは知っていたが「フォルダを切断する」という言い方は初めて聞いた。それともこれって一般的な使い方なのかな?(^_^;

OutlookのFavoriteフォルダもちょっと変。IEの「お気に入り」と似ているが、フォルダのaliasしか置けないようだ。IEの「お気に入り」は私は自分の好みに合わせて階層化して管理しているのだが(そうでもしないと150個以上あるブックマークbookmarkを管理できない)、そういったカスタマイズは出来ないようなのだ。まあ私の会社の場合共有フォルダーの数は高が知れているからそれでも何とかなるけどね。

またアドレスプックを開いた時に表示されるアドレス一覧がそのExchange Serverが繋がっているLAN全体のアドレス一覧表が出てくるのにはまいった。おまけにローマ字で出てくるから読みにくいったらありゃしない。(^_^;自分達の会社の100人程度の一覧表が出てくるならともかく、そのExchange Server群は親会社とも連携を取っていて(Exchange Serverを導入する事になったのも親会社がExchange Serverの導入を決めたからだ)、その親会社は財閥系企業の10万人単位とまでは行かないが、メールアドレスを持っている人だけでも1000人単位でいるはず(親会社は全社員が1万人ほどの規模)で、それが一気に一覧で出てくる。(^_^;もっともこれはメールアドレスがサーバー毎にブロック分けされていて最初の一覧を特定のブロックに設定できるので、その場合には一覧画面に出てくるアドレスが私の会社に所属している100人程度に絞れる。が、これを「そんなものだ」と納得しちゃったら最後、隣のフロアにメールを送るのに、数千あるアドレス一覧表から宛て先を探さなくちゃいけない訳だ。(^_^;そういえば「親会社も含めたら同姓同名もいるはずだから、メールの宛て先は十分に確認して下さい」って管理者がいっていたなぁ。大変な思いをして隣の人にメールを送る人って言うのも出てきそうな気がする。

まあ「バッカ野郎!こんなの分かるかよ〜」といいつつも、社内掲示板も読めるようになったし、社内/社外/MLの振り分けも動くようになったし、そもそも外部から来たメールはBecky!で管理できるようになっているし、外部にメールを出す時にはBecky!で出すつもりだし、Outlookでは、共有folderとして登録されている掲示板の記事が読み書きできて、上司/同僚から送られてくるメールが読める程度に動けばいいと思っているし、サーバーはともかくクライアントは、4年くらい前に導入して以来、一回もバージョンアップしていなかったという化石のように古いcc:mailクライアントシステムで、MIMEすらまともにデコードできなかったのが、Outlook97に移行して一応出来る建前になったし…。ま、最後は、クライアントはともかく、Exchange Serverの運用で苦労するのは私じゃないし。(^_^;で、良かった、良かった。

そう言えばIE4についてくるOutlook Express。これってExchange Serverにアクセスできないの?一応、メールメッセージだけは取り出せるようだけど、共有フォルダに入っているメッセージの取り出し方が良く分からない。一通り設定を見てみたけど、出来ないという可能性が大。これじゃあExpressじゃなくてLimitedだと思ったのは私だけ?(^_^;あ、開発時間がExpressだったからそこまで手が付けられなかったのか。(^_^;;

帰宅する頃には、雨が上がっていた。

夜になってたまたまTVを付けたら、男子バレーの日本対オランダの試合をやっていた。で、感想。「こいつら人間じゃない」(^_^;サーブ、スパイクの時の球速が半端じゃない。サーブなんてほとんどスパイクサーブなんだけど、カメラが全然追い付かなくてレシーバーが画面の中央に来る時には既にレシーブが終った後。スパイクなんかされた時には私だったら体が反応するどころか、頭が反応する前に決まってしまうという感じ。パレーが人気が衰えたと入っても、見てみたら結構面白いなと思った。

この前買ってきたX-Wings vs TIE figher。一面すらまともにcompleteできん。何故だ?(^_^;

1997/11/16(Sun)

サッカー日本代表戦。苦しかった。ぼろぼろの戦況だった。前半ゴンゴールでリードした時には「おお、これは…」と思ったけど、後半、一時はリードされちゃう局面にいたってはもう呆然としていた。でもやってくれました。城、奇跡の同点ゴール。よくねじ込んだというか合わせたというか。延長になって、イランはPK狙いがミエミエのディフェンス。これはPK合戦かな、と思ったが日本、攻める攻める。ついに、中田のシュートをゴールキーパーがこぼして、それを岡野のゴール。思わず「ゴ〜〜〜〜ル」と叫んでしまった。(^_^;ほとんど、アホと自分でも思うけど、このワールドカップ出場が出来なかったら「金の力で買った」ワールドカップ出場と後世まで言われかねない訳で、もうほとんどホームでの試合みたいなスタジアムの雰囲気だったにせよ、とにかく良く勝てた。えらい。でも本当によく勝てた。えらい。よくがんばったね。えらい。エライ、エライ、エライ。気分はほとんどメイプル戦記最終刊。(^_^;


1997/11前半のぶつぶつ

1997/12前半のぶつぶつ

日々のつぶやき 目次

作者(vyama_at_janis_dot_or_dot_jp)への感想・意見など。
spamよけのため、_at_や_dot_は適宜@や.に入れ替えてください。

目次ページ