本装置の概要
本装置は従来の油化還元装置に対して、以下の点の改良を行っています。
連続的に熱分解処理を行うことを可能としました。
- 熱分解温度分布を適正な状態にするため、溶解槽と熱分解槽を分離しました。また、溶解槽と熱分解槽の間に仕切部を設けることにより、2槽を一体化させ、
装置のコンパクト化を実現しています。
- 溶解槽は、開放状態の投入口を備えており、当該投入口のサイズの大きさまでの
廃プラスチックは、直接投入可能としています。必要に応じて、廃プラスチックの減容・粉砕等の前処理を行います。
- プラスチックの廃棄物類を効率的に処理するため、次の方法を用いています。
溶解槽では、廃プラスチックに対しての溶解適正温度で処理を行うため、
連続的に溶解されて液化する。液化した後、熱分解槽へ自動的に流入し熱分解槽では、熱分解適正温度で処理することにより、連続的にガス化され、熱分解が行われる。
- ガス化した廃プラスチックは、炉内で還流しガスのみがコンデンサー(冷却装置)へと送られ、速やかに熱交換されて、連続的に凝縮・液化(A重油相当)する。
液化された再生油は製品タンクに自動的に貯えられる。
本装置の機能的な部分(温度調整等)、及び、ガス性状に応じて(塩素等)中和する部分は、自動化しています。
本装置の基本構造 本装置の効果 オプション 画像/その他 分析データ一覧
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