カイトベイ要塞
訪問日 :2009年11月16日 9:15-9:40
入場料 :25LE(450円)
建造年  :1477年
所在地  :アレキサンドリア

  マルムーク朝(1250-1517年)のスルタン(国王)、アシュラフ・カイトベイ(在位1468-1495年)が建設した要塞。元はアレ
キサンドリア港の半島の突端に埋め立て造った人工島で、世界7不思議のひとつ「ファロス島の大灯台」が有った所。灯台は地震で
崩壊してしまったが、その跡地に、灯台の基礎部分や残骸を利用して要塞を建造した。3層構造で、本体、外壁とも堅牢に造られ、
海からの外敵に備えられた。現在の要塞は、19世紀以降に修復されたもので、軍事博物館と海洋生物博物館(別料金)、モスクに
なっている。

参考)
マルムーク朝
  エジプトを中心に、シリア、ヒジャーズ(現在のサイジアラビア北西部で、メッカ、メディナの二大聖地を含む)までを支配した
スンニ派のイスラム王朝。

ファロス島の大灯台
  世界七不思議の一つ。紀元前305年、プトレマイオス1世と2世が、12年の歳月を費やして完成させた。全高140mとも180mともい
われ、建造当時最も高い人工物の一つであった。また、その光は海上50Km以上先からも見えたとの言い伝えが残っている。
  灯台は3層構造で、最下層が四角柱、中間層が一回り細い八角柱、最上層は円柱であった。796年の地震で半壊し、1323年の地震で
完全に崩壊してしまった。

カイトベイ要塞全景。左は地中海(アレキサンドリア湾)

なかなか瀟洒な外観ですね。
 

外壁。丈夫そう!
ツワーのスケジュールでは、外観のみの見学。
そして自由時間は10分!

入場券売り場も要塞?!
その10分間を利用して個人的に内部見学へ!

正面です。
要塞の中で、走りま〜す。
時間が!

当時は、海の方を向いていたのでしょうね!

ナツメヤシの木でしょうか?

階段は、勿論駆け足です。
天井が! もっとじっくり見たかった!

日本の城で言う所の「鉄砲狭間」ですね。

一番上は、広場になっていました。
壁の向こうまで行っている時間は? な〜い!
 

アレキサンドリアの町


迷路みたい!

ほら! あれが展望台よ!
と、右のお姉さまが言ったかどうか?


この上は、非公開ですかネ?

時間がないので、登れるのかは未確認です。
でも、雰囲気的には、入れないような気が!

疲れた。目の前が出口です。
ここまで、9分経過。 残り後1分!

何とか間に合いました・・・
ゼーゼー、ハーハー!

長閑な風景なのに、走り回る私!
要塞を背に、息を整え、最後の1枚を。
パチリ!


あ〜あ。こんな時間を、すごした〜〜い!
と、バスの窓から。