ポンペイの柱
訪問日 :2009年11月16日 10:45-11:05
入場料 :20LE(360円)
建造年 :292年
所在地 :アレキサンドリア
大きさ :高さ30m   外周8m
材質    :赤花崗岩
 
この柱については、諸説が有ってどうもはっきりしない。
建っている場所
  1. セラピス神に捧げられた神殿セラペウムの跡。
  2.そのセラペウムに付属する図書館の柱。
建てられた動機
  1.プトレマイオス王朝時代に信仰されたセラピス神に捧げる為。
  2.セラペウムに付属する図書館をささえる400本の柱うちの1本。
  3.アレキサンドリアの人々が、 ローマ皇帝ディオクレティアヌスに感謝の気持ちを込めて建てた。(飢饉の時援助を受けたお礼)
1本だけ残った理由
  1.キリスト教徒が、異教の神殿を破壊した時1本だけ残った。
  2.ローマ皇帝が破壊を命じた時、当時のアレキサンドリア駐在大使が、神殿の美しさから柱を1本だけ残した。
  3.そもそも400本ではなく、最初から1本しかなかった。
建てた年代
  1.292年
  2.298年
破壊された年代
     これは、391年で一致しているようです。
柱の名前の由来
  1.十字軍の兵士たちが、この柱をローマの将軍「ポンペイウス」の墓の跡を示すものとして考えて、そう呼んだ。
  2.クレオパトラの庇護を受けた人々が、ポンペイウスの寺院だったと誤解した。
  3.カエサル(シーザー)が敵であり同志でもあったポンペイウスを讃えるために建てた、と思った勘違い。

等、諸説あって分かりません。発掘が続けられていますので、そのうち分かるかもれません。

注) セラピス神とは、古代エジプトのオシリス神、アビス神に、ギリシャのゼウス、デオニソス等が混然となって創り出された神。プトレマイ
       オス1世の時に創生された。

高さ30m 外周8m
アスワン産の赤花崗岩で出来ています。
正面奥のアーチが入口です。
発掘途上ですね。
やはり、高いですね!
遺跡の一角は、柵で区切られ、
その外は民家が立ち並ぶ、繁華街です。
見学用の通路は新しくて快適ですが
エジプトらしくない?

さすが、エジプト第2の都市は、
遺跡の外にビルが立ち並びます。
 

首が疲れました!
三角巾をした、食堂のおばちゃんみたいに
親しみ易い、優しい顔のスフィンクスですね。
2体のスフィンクスが柱を守っていますが、元々ここにあったスフィンクスではなく
近くで発掘されたもので、ポンペイの柱とは特に関係が無い様です。
 

優しい、癒し系の顔ですね。
 

逆光で撮ったシルエット風のポンペイ柱