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年月日 走行距離Km 出来事 コメント その他
98/09/28 0 購入 -
98/10/04 1194 オイル、フィルター交換 (ホンダ ウルトラGP)
98/10/07 1737 ステンレスバンドに交換 スイングアーム内に水浸入、ブーツをタイラップ留からステンレスバンドに交換、解決。
98/11/01 3710 シリンダーヘッド増し締め 最高速付近(220Km/h)まで出した後、ヘッドガスケットからオイル漏れ。増し締めで解決。(トルクレンチがあれば簡単に出来る)バルブクリアランス調整。ファイナルギヤケースオイル交換。(金属粉多い)GRP3%添加。
98/11/13 4396 オイル交換 (ホンダ ウルトラGP)GRP5%添加
98/11/23 4552 オイル交換 ギヤケース、ファイナルギヤケースオイル交換GRP3%添加。 プラグ交換 NGK BCPR7ET
冬眠 - -
99/04/28 5825 マフラー交換 (ステンチューン製)
99/05/07 6970 シリンダーヘッド増し締め 滲みが気になるので実行
99/05/17 7028 タイヤ交換 TX15・25
99/05/18 7117 オイル交換 (ホンダ ウルトラGP)GRP5%添加
99/05/29 8247 タイヤ交換 マカダム90.TXはグリップ良すぎ、Sには勿体無いのでRC30に移植。マフラー交換後燃費が少し良くなったみたい。パワーは判らない。
99/06/10 9026 オイル交換 (ホンダ ウルトラGP)+GRP
99/06/25 11712 北海道ツーリング 距離計が8%程辛い。
7月8月 - 夏は仕事 乗る機会無し(;;)。
99/09/04 12428 オイル交換 (ホンダ ウルトラGP)+GRP
99/09/25 13343 ブレーキパッド交換 リヤブレーキパッド交換(残り2mm)
99/10/07 16707 オイル交換 (アジップ シティー) 九州ツーリング二泊三日3、000Km。
99/11/12 18118 シリンダーヘッド増し締め。 殆ど滲まなくなった
冬眠  - 冬眠 冬眠
99/12/15 - リコールのお知らせが届く   道にはもう雪が積もりディーラーには持っていけない。2度目のリコールで少々腹立たしい。1度目はインジェクションのインシュレーターからインジェクションボディーが脱落する可能性が指摘され、インテークパイプとクリーナーケース接合部を、ドリルで貫通させ、タッピングスクリューで固定するという荒っぽい対策。普通だったら不具合なパーツを対策品に交換するのが常識だろう。これにはあきれた。今回はブレーキペダルのリンケージ。ボールヘッドスクリューが弛み、脱落の可能性があるというもの。このリコール以前に、シフトペダルリンケージのボールヘッドスクリューが脱落して、増し締めした経緯があるので、すでに確認済み。何をいまさらと言った感じ。そのうちにR1100Sのオーナーに3度目のリコールのお知らせが届くような気がする。今度は「シフトペダル・・・・・・云々」の。BMWのMCは長所が沢山ある。但し欠点も国産に比べると多い。BMW JAPANもディーラーも耐久性だの信頼性だの、国産車ではあたりまえ過ぎて今では死語になったようなセールス文句はやめて、「こんな欠点もあります」と正直にユーザーに説明したほうが、余程誠実だし、それこそ信頼感が生まれると思う。絶対故障しないと思って、国産車の2倍も出して購入したBMWが、いくらも走らない内にオイル漏れでは、誰だって頭に来る!だろう。
00/01/17 18118 エンジンをかけてみる  約2ヶ月ぶりにエンジンをかけて見る。気温2℃でも勢い良くスターターを回せる程バッテリーの容量はあった。但し1回10秒で10秒間隔のクランキング数回でも始動せず。プラグを外して見ると、右はかぶり、左は乾いているという状態。左のインジェクターから燃料が吐出していない模様。何とか始動したが、最初は右側だけ燃焼していたらしく、激しく震動しながら回っている内に、左も燃え始めた。インジェクターのソレノイドバルブが長期間使用しない間に固着したのかもしれない。温まってくると、アイドリングから4000rpmあたりまでの震動が以前より明かに減少している。実際走っていないのでなんとも云えないが、イリジュームプラグにより、着火性が良くなったので、左右の燃料の濃さの微妙な違いによる燃焼のアンバランスが改善されたのかもしれない。冬季保管中はオイルに水分混入の可能性があるので、エンジンをかけない方が良いという話も聞くけれど、R1100Sに関しては時々かけた方が良いかもしれない。但しサーモスタットが開くまで暖機して油温を上げる。
00/03/26 - すごい大雪。  新たな積雪は約90cm。この時期に新雪を楽しめるとなると、嬉しくもあり、MCに乗れるようになる日が遠のくと悲しくもありってところです。
00/04/04 18331 オイル交換  前回交換から1600Kmしか走ってないけれど、アジップシティー10W-40に交換+GRP2%
00/04/07 18661 驚きの燃費 連続で330Km(ワインディング、高速道、一般道)いつもの様に走って20.1Km/L。この燃費は驚き。気温が低いと燃費が悪かったのに、今日は7℃以下でこの結果。大体同じ条件で900m/L改善された。
00/05/19 22000 点検 ロングツーリングを前に、カウルを外して点検したところ、 気になる所があった。右側インジェクターの燃料ホースを挟んで、2本の送り側と帰り側のプラスチックの燃料パイプが通っており、上側のパイプがカウルのエッジと干渉して、大きく削られて いた。中心部までプラスチックで出来ているとしたら、内径が何ミリか知らないが、 早晩穴が開いて圧の掛かったガソリンが噴出したと思う。
パイプの取りまわしや位置は変更出来なかったので、削れた部分をゴムのシールでカバーし、カウル側を削って対処した。
もう一つ 同じく右側のインジェクターボディーのスロットルワイヤーの取りまわし。 ワイヤーのアウターがアジャスト部分で90度近く折れ曲がっていた。 動きが悪いのは勿論、このままではそこから切れる可能性もある。 タンクのステーにタイラップをまわし、アウターがアジャスト部分に真直ぐ入るように 固定した。
 この影響は右側のスロットルが早めに開き、戻りも悪いということで、右シリンダーのプラグの焼けが少し燻り気味にもかかわらず、デポジットが付着する混合気が薄い症状を示した。
 低回転域で右のスロットルが早く開く(左のスロットルポジションセンサーは動かない状態)ので、当然右は薄くなり、失火する。混合気が薄くてもカブリ気味だったのはこのせいかもしれない。

 左右の同調はけっこう微妙だけれど、ワイヤーの取りまわしが少し変わるだけで影響が出るとしたら、案外ファジーでも良いのかもしれない。
00/05/26 22303 リヤショック故障 ピッチングが気になっていたので、ダンパーを調整しようとリヤのダンピングアジャスターを回そうとしたところ、アジャスターが固着しており、CRCを吹いてから注意深く左右に回そうとしたが動かず。少し強めに回そうとしたら、急に軽く回る様になった。クルクル回るだけでダンピングの変化無し。
なんてタコなサスなんだろう!!。たったの2万キロ程度で社外品に取りかえるしか無いのかと思うと腹立たしい。改めて信頼して購入したBMWの耐久性とは一体どこのことを言うのだろうと思う今日この頃(;;)
00/05/26 22303 親不知までショートツーリング 同調が取れたせいか、エンジンの調子は良くなった。
00/07/12 23900 オイル警告灯が点灯 07/10にちょっと走りに行こうと思って走り出して直ぐ、オイル警告灯が次第に明るく点灯してしまいました。焦ってエンジンを停止し、オイルレベルを確認後再びエンジン始動。レベル窓からオイルは下降し、オイルは回っている様子。でも潤滑系と冷却系は別々のポンプなので安心は出来ない。音に通常と変化は無いものの、やはりオイルランプが点灯(;;)
ブリッピングしても異常は感じなかったので、冷や汗もので自宅に引き返す。
早速「クラブBMW」にアドバイスを求めると同時にディーラーに相談。ディーラーメカは見てみないと判らないとの回答・・「ごもっとも」。
「クラブBMW」の皆さんのアドバイスを参考に、プレッシャースイッチ部分のターミナルをグリグリしたら、点灯しなくなったので試乗に出発。かなり長時間点灯しなくなったので油圧系に問題は無いと判断。ディーラーにプレッシャースイッチを注文し、あとは普通に走ることにした。
それにしてもビックリした出来事でした。
00/07/18 - ランプ切れ 07/16のツーリング中、同行者に指摘されわかったのですが、ストップランプが切れていました。その時は尾灯は点いていたのですが、同日帰ってから調べると、尾灯もライセンスランプも切れていました。
他のバイクは25000Km程度で切れた経験はないので、原因不明。振動かもしれない。
因みにRC30は常時点灯していても、80000Km走った現在迄ランプ類の球切れは皆無
00/07/21 25343 オイルプレッシャースイッチ交換 一応スイッチ交換でオイル警告灯は消灯するようになった。
ディーラーに買いに行ったとき、メカニックの人が忙しそうで、 詳しい話は出来ず。 交換してもらおうとも思ったが、メカニックが一人で てんてこ舞いしているので、可哀相な気がして帰ってきた。
 原因は油圧が掛からない状態だと導通があるプレッシャー スイッチのオイルのリークか何かだと思う。 でもそうするとターミナルをグリグリしたら暫く点灯しなくなった理由がわからない????
 本当はプレッシャーゲージで油圧の確認をして欲しかったが、最初の故障からすでに1000Kmそのまま走って問題は発生しなかったので(点いたり点かなかったり)マーイイカッと思っている(^^)

 スイッチはTレンチで弛めたが、これが又バカみたいに固く締まっており、レンチが捻じ曲がる程の力で、ようやく「バッキンッ」と大きな音がして弛んだ。ネジが折れたのではないかと思ったほど。
 スイッチには 0.1-0.22bar の刻印があったので、96モデルのRSの 0.2-0.5bar より低い油圧で作動するようだ。
00/09/01 25460 車検 ユーザー車検に行く。あっさり終了。
00/09/01 25460 ZIP取り付け プレオイリングシステム装着。
00/09/26 29020 ヴァルブクリアランス調整
 3000Km走行時点で調整した後、約26000Kmノーメンテナンスだったが、ヘッド周りがにぎやかになって来たので久しぶりにクリアランス調整をした。
 クリアランスは規定値よりIN0.02〜0.05mm、EX0.05〜0.09mm過大になっていた。この様子だとヴァルブフェースやシートの磨耗は無さそう。
 GRPの効果か、オイル管理が良かったのか、スラッジの付着は皆無。
01/04/06 31272 オイル交換 ホンダウルトラGP20W−50

雪が多かったので、今日が初乗り。でも道路はまだ塩が撒かれている部分もあり、気持ち良く走れるようになるには、今しばらく待たなければなりません。
家の前は、まだ沢山雪が残っています。
01/06/01 33381 Fダンパー調整  サスの硬さが取れず、しかも相変わらずピッチングが快適性をスポイルするので、ダンパーの調整をした。
22000Km走行時点でタコ!なリヤサスはすでに調整不能だったので、調整はフロントのみ。
雑誌等の記事を鵜呑みにして今まで最弱に近いセッティングだったが、今回は走行しながら調整した。んでピッチングが気にならなくなる位置は最強から6クリック戻しあたりだとういことがわかった。ところが明らかにハンドリングが重くなるというかカッタルイ感じになってしまったので、峠は緩め、移動は締めるということにした。
調整は簡単に出来るので良いのだが、その前にもっとマシなサスをつけてもらいたいモンデス。
それにしてもRTは同じシステムの足回りとは思えない程完璧にフラットな走りっぷりだったな〜。 
01/06/30 35500
K&Nエアフィルター掃除/
K&Nエアフィルター掃除

K&Nエアフィルターに交換してから約6000Km走行したので、北海道ツーリング後の大掃除の一環で掃除をした。
想像していたとはいえ、エレメントは真っ黒且つ砂のテンコ盛!当然目詰まりを起こしており吸入抵抗も大きかったと思われる。
 K&Nは新品時や掃除直後は純正のフィルターより吸入抵抗が少なく、体感できる程快調だが、早い時期に目詰まりを起こすと思われるので、掃除は頻繁(3000Km毎位か?)に行おうと思う。

 以前から何とかしなくてはと思っていたインテークパイプの吸入口は、前輪の巻き上げる砂埃とブレーキパッドのカスが丁度直撃する位置にある。
左ウインカー直下にある燃料タンク/モトロニック冷却用のエアインテークを利用できれば改善されるとは思うが、それにはタンクの大改造が必要になるので現実的ではない。
一度砂の進入をきらってインテークパイプを取り去り吸入口を後ろ向きにしたことがあったが、吸気系のバランスが崩れた為かトルクの大幅な低下を感じたのでこれは失敗に終わった。

K&Nのクリーナーキットの洗剤は秀逸で、殆ど完璧に汚れが落ちたのには驚き。
01/08/06 38050 前後サスペンション交換 前後のサスペンションをオーリンズに交換
01/08/11 38100 ギヤオイル  約10000Kmでギヤケースとファイナルギヤケースのオイルを交換した。
 約6000Kmのインターバルで交換していたオイルは前回交換時は汚れも少なく、マグネットに付着する鉄粉の量もかなり少なくなっていた。そこで今回は10000Kmに延長してみた。

 オイルに変色や汚れは無く、マグネットに付着した鉄粉もほぼ皆無と言っても良いくらい目立たない。ギヤケースは以前からあまり汚れてはいなかったのでこんなものだろうと言う感じだが、ファイナルギヤのオイルも同様だったので少し驚き。ギヤ歯面の磨耗は停止したのだろうか。
 3700Kmで添加剤GRPを入れ始めたので距離を走って馴染んだのか、GRPを添加しているせいなのかは分からない。
オイルは出光のゼプロ80W−90 GL5
01/09/03 38500 フロントブレーキパッド交換 購入以来初めて交換した。パッドは左キャリパー側が斜めに減って右側は平均的。パッドの残りは一番薄い部分で1mm。
リヤは既に2回交換しているので、フロントが特別長寿命と云う訳ではなく、乗り方の問題だろう。
01/09/16 40610 オイル交換/エアクリーナ交換 カストロールXー08+GRP K&Nはすぐ目詰まりを起こす様なので(プラグが燻る)勿体無いけど純正に交換。
01/09/18 40610 リコールのお知らせ 燃料パイプが磨耗してガソリンが漏れ、火災の危険性があるというもの。このページの00/05/19(22000Km)ですでに指摘済。当時ディーラーメカにもこのままでは「危険では?」と言ったような記憶があります。
それにしても購入以来これで4回目のリコール!
01/09/24 40978 エアクリーナー比較 熱価が低くてもプラグが燻るので01/09/16、40610Km走行時点でK&Nから15000Km使用済の純正クリーナーに交換した。
燻って使えないと思ったIQ01−24を勿体無いのでダメモトで再度装着。
300Km程度走行後チェックをしたところ燻りはなくなり、いわゆる良好な焼け具合に戻った。通常の走行ではスロットル開度がわずかなので、クリーナーの吸気抵抗はあまり関係無いと思い込んでいたのが大きな間違いだと言うことが解った。高速道での追い越し等、スロットル開度の大きい部分でのレスポンスが向上(正常に戻ったというべきか?)したのは勿論、燃費もそれなりに良好になった。


上:CBR250RR。下左:R1100S純正。下右:R1100S用K&N。下中:燻ったIQ−22。
K&Nはねずみ色の部分が有効開口部なので、いかに小さいかが解る。

フィルターのサイズは
純正のプリーツが48個、幅9cm、高さ6cm。これを展開すると5184平方cm。
K&Nのプリーツが14個、幅5.5cm、高さ3cm。これを展開すると462平方cm。となり、
純正のフィルター面積が72cm四方に対し、K&Nは約21cm四方で、純正が約11倍も広いことになる。
単位面積あたりの空気通過量が純正/K&N双方共どれほどかはわからないが、少なくとも面積だけは純正が圧倒的に大きい。

写真の様に、CBR250RRのフィルター面積(開口部11cm×21.5cm、展開面積2464平方cm)に較べても1100ccにしては小さ過ぎるのでは?と思わせるR1100Sに、さらに小さいK&Nはミスマッチだった。
エアボリュームを稼ぐために苦労したと思われるクリーナーボックスの形状からも、フィルター開口部はこれ以上広く取れなかったことが覗える。

K&Nは装着直後は「高性能フィルターをつけた!」という心理が多いに影響して「良い方向に変化した」と思わせたが、冷静に考えるとそれは単なる思い込みで、むしろ吸気抵抗は増えていたことになる。
もしかしたら濃い目の状態になったので低中速でのトルク感が増したのかもしれないが、いずれにしても良好な空燃比ではなかった筈。

私の感覚はとてもいい加減だったわけで、「赤面の行ったり来たり(^^;」。ということで、他の記述内容もはなはだ怪しくなってきた。
今年の北海道ツーリングで北のとある場所において6速7500rpmまで回したのだが、今考えるとK&Nに交換する以前に較べ、「到達時間が長くなったかな〜」というのと、平坦地にもかかわらず7500rpmしか回らなかったので「一昨年は8000rpmまでは回ったのに?」と思ったことを想いだした。

K&Nでも一応巡航最高速度までは回るので一概にダメとは思わないが、頻繁に掃除するのでなければ使用は?。
いずれにしてもエアークリーナーは純正が良いと言うことがわかった。
01/10/01 41155 燃料パイプ系のリコール対策 ディーラーに行って対策してもらった。
右側スロットルボディーの左側に燃料パイプが3本通っており、それぞれ上から 送り側/インジェクター/戻り側となっている。
損傷を受けているのは一番上のパイプで、これがカウルのエッジと干渉して大きく削れている。すでに22000Km走行時点で自分なりに対策してあるので、削れの進行は無いのだが、これに気付かずに走っていたら今回のリコール以前に100%穴が開いていただろう。

ところが!!交換されたパイプはインジェクターに繋がるパイプだった。これは何の損傷も受けておらず、そのことをディーラーメカに言ったのだが、彼も「変ですね」と同感していた。
BMWジャパンはちゃんと損傷個所を把握しているのだろうか?私としてはてっきり送り側のパイプだと思っていたのに。

Sがリリースされたとき、3本のパイプは同じプラスチック製の細いものだったのだが、リリース直後スロットルボディーの脱落の際にインジェクターに繋がるパイプが損傷して燃料漏れによる火災の恐れがあることがわかり、このパイプだけがゴム製の太いものに変更された。

設計段階では3本まとまったパイプラインはインジェクターとの位置関係から、カウルエッジとのクリアランスがギリギリのところで収まるはずだったと思う。ところが真中のパイプを太いゴム製に換えてしまったので、上側のパイプが押し上げられ、カウルエッジと干渉したということになる。

とにかくこのままほおって置くと後何年かするとSの火災が各地で発生したりして(><;
そうなる前にもう一度サッキューに対策して頂きたいものです。
01/10/02 41155 スターターから異音 始動直後にスターター付近から「ギャイ〜〜〜ン!!!」という音がするようになった。特に低温始動時が発生する率が高い。
この音はクラッチのリングギヤに飛び込んだスターターのピニオンの戻りが遅く、リングギヤに接触しているか、ワンウエイクラッチがエライ勢いで回されているかのどちらかだと思う。が、いずれにしても戻りが遅いわけで、メインテナンスの為にバラした。
以前も同じ症状が出たことがあり、原因は始動時にリングギヤに突入するピニオンがスライドするスピンドル部分にクラッチの削り粉が付着して渋くなっていたためと思われる。
前回はこの部分にグリスアップしただけで解決したのだが、今回はきちんと掃除してからグリスアップすることにした。

バラすのにはT20とT25のトルックスレンチが必要。中身の構造はバラしてからのお楽しみということでスターターユニットのみの写真にしておきます。


T25のボルト3本とT20のボルト1本を抜くとハウジングが分離されて、モータースピンドルに切られたヘリカルスプライン上をスライドするワンウエイクラッチとピニオンのユニット、シーソー式のリリースレバーとそれに繋がったソレノイドの銅製エアダンパーとリターンスプリングが現れる。今回は可動部分全てクリーニングした、勿論ソレノイドも。

掃除していて疑問だったのはリリースレバーのピボット(本体側)が長円になっていること。しばらく考えた末、これはピニオンが突入する時と戻る時、双方の初速を上げる為の単純でいて秀逸なアイディアだと思った。ちょっとした仕掛にもかかわらず妙に感心した次第。

クリーニングはGRPスプレー、潤滑にはGRPチキソグリースを塗布して終了。
異音は解消した。
01/10/19 41542 エアーフィルター交換 プラグが燻るということで、K&Nから一時的に15000Km使用済のフィルターに交換していたものを新品に。
01/10/21 42355 箱根伊豆ツーリング
Photo by 野口眞一(Canon IXY200)

伊豆スカイラインは路面状態が良く、コーナーの路面もうねりが無いので安心して走れる。
エアーフィルターは新品だし、プラグもイリジュームレーシング、それに何よりオーリンズサスのセッティングがいい所に落ち着いたみたいなのでR1100Sは絶好調。

Sでの走りの写真は3年間でこれ一枚しかないというのに、パンツが短くてスネが見えているし、出っ張った腹がタンクに乗っかってみっともない(^−^;
01/10/26 42515 リヤホイールドライブにガタ 以前(20000Km位)から気になっていたリヤホイールドライブのガタつきが、ついにハンドリングに悪影響を及ぼすほど大きくなったので、ディーラーに持ちこんだ。
ディーラーメカも修理が必要との判断で、後日入院することにした。
ファイナルギヤケースを取り外しての作業となるので、けっこう手間が掛かると思う。それにいくら計測してから選んだとしてもスペーサーディスクの厚みが決まるまでには数回の分解組み立てが必要になるだろう。
メカニックさん大変だと思うけどヨロシク。道具さえあれば自分でやりたいんだけど・・・・。

症状は浅い切り返しでリヤが逃げるように感じることと、路面の僅かな轍にも敏感に反応してしまうこと。深いバンク角では異常は感じられない。

マカダムに換えた時、グラッと倒れこむような挙動でハンドリングはオーバーステアに感じたのも、タイヤではなくこのガタに原因があったのかも知れない。勿論サスペンションが原因でないのは明白。

いずれにしても、倒しこみの瞬間にリヤタイヤが「グニュッ」と流れ出すような挙動は気持ち悪い。
01/12/06 42648 修理完了 リヤホイールドライブの修理に一月以上も掛かるなんて想像もしていなかっただけに、貴重な11月のツーリングにSを供に出来なかった。特殊工具やシムの調達に時間が掛かり遅れたみたいだが、それにしても・・・・・?。ベアリングプーラーがBMW−Jに無く、とうとう待ちきれずグラインダーでベアリングレースぶった切って外すという荒業を使ったのには驚いた・・・・(・・; メカニックの度胸にはただただ関心するばかり。
旧車のレストアでも最後の手段だと思う。

ガタが皆無になったわけでは無いが、挙動不審は解決したのでヨシとする。
02/04/11 43003 ZIPのステー変更 プレオイリングシステムZIPのステー取り付けボルトが折れたのでステーを変更した。
今までは片持ち(カンチレバー)でステーを取り付けており、4000rpm付近でZIPが共振するので、なるべくその回転域を外して走るようにしていたのだが、いずれはボルトかステーのどちらかが疲労で折れると覚悟していたものの、案外早く逝ってしまった。

対策方法でけっこう悩んだが、RC30のリヤブレーキトルクアームが使えそうなので、それをステーにして取り付けた。
前側はスターターハウジングと共締めのステー(RC30のフロントブレーキキャリパーサポートを加工したもの)に、後ろ側はステップホルダーにフローティングして共締めした。これで全回転域で共振は皆無になった。

このZIPプレオイリングシステムを装着してから約2万キロ走行して分ったこと。
1:バルブクリアランスに殆ど変化が無いこと。
2:エンジンスタート直後の「カラカラ」というような打音が無くなること。これはドライスタートのみではなく、エンジン停止直後の再始動でも同じ。油圧が上がって各軸が浮くから当然か?欲を言えばスターターにディレイ回路を挿入してZIPがONになって数秒後にスターターが作動するようにすれば理想的。
3:このZIPがエンジンのコンディションを良好に保っているせいか、先日の伊豆ツーリングの帰り、中央道の八ヶ岳PA手前の登りでも6速7500rpmまでキッチリ回ったので、性能の劣化は無いと思われる。
4:タペットやカムにカジリが発生して(よくあること)修理することを考えれば、49000円の出費は安いと思う。ただしBMWに取り付けるための油圧回路へのフィッティングは特注品なのがネック。

取り付けた当初は効果にそれ程期待していなかったし、効果が感じられるのはかなりの距離を走ってからでないと解らないと思っていたが、友人のMCにタペットとカムにカジリが発生しているので、今では装着して良かったと思う。

MCをどんどん取り替える人には不要だとは思うけれど、1台のMCを長く乗る人(特に旧車)にはオーバーホールの回数も減るだろうし、何より好調を保てる筈だ。
特にCB1100RみたいなMCには必要だと思う(^^)。
02/05/09 44727 冬眠明け 冬眠から覚めたのは3月15日。
今年はまだ2000Kmしか走行していない。

先ずオイル交換(カストロXF−08)。
プラグ交換(デンソーIQ−22)。
エアースクリューと通路の掃除(カーボン多量に付着)。
スロットルケーブル調整。
これで大分調子が良くなった。

リヤブレーキパッドも交換。リヤはフロントに較べ減りが早い。フロントは3万キロ時点で1回交換したが、まだ十分使える。リヤはこれで3回目。ディスクがベコベコに減ってきた為か、最近パッドの減りも早いような気がする。

写真は左2枚が進行方向に向かって左側、右2枚が右側。
新品の厚みは左側が5.5mm、右側が7mmと左右で異なるが、使用限界のインジケーター(○穴)が現れるまで使うと、左2mm、右2.5mmと丁度同じような厚さになる。

パッド交換の際、キャリパーは装着状態でパッドピンを1/4位打ち抜いておいた方が簡単。フロントも同様。
02/06/28 48125 オイル交換 5000Kmで交換。今まで3000Kmを目安に交換してきたが、北海道ツーリングを前にして2000Kmで交換は勿体無いのでそのまま出掛けた。結果は5000Kmでも何の問題も無いことが解ったので、以後交換はこのサイクルで行おうと思う。
使用オイルはモービルスーパーS 10W−40。

これまでの使用オイルは カストロールRS/カストロールXF−08/ホンダウルトラGP/アジップシティー等と、どれも¥1000/Lを下回るオイル(バーゲン品含む)を使ってきた。
オイルの銘柄変更の度に違いを探そうとはしてみたが、鈍感なせいかその違いは判らなかった。しかし今回入れた「モービルスーパーS 10W−40」は今までのオイルとかなり様子が違った。

オイルで調子が変わることは無いと思っていたのに、このオイルはかなり良いと思ってしまった。 5000Kmも交換しなかったからという訳ではなく、XF−08の時はエンジン音が 「カチカチ、シャラシャラ」と気になってたが、これは明らかに静か。
エンジンが回れば何がしかの音がするのは当然としても、金属と金属がぶつかって共鳴するというか、何かの打音がケースを振動させるとか、とにかく「ザワザワ」 した音が減少した。
それに北海道での平均燃費が19.8Km/Lだったのに、ワインディングばかり362Km走っての燃費はナント21Km/L。今まではワインディングだとごく普通に走って17〜18Km/Lだったのに、この結果は驚き。

オイルだけしか変えていないので気温が高かったり、高地(1000m〜2100 m)が主だったことを考慮しても、好燃費の原因は今の所このモービルスーパーS以外に考えられない。
ちなみに4Lで¥2980でした。
02/10/25 52646 冬眠 今年もSと楽しいツーリングが出来た。6月北海道、10月九州のロングツーリングと近所の日帰りツーリングで1万キロを走った。購入して5年目に入ったこともあり、もうマイナートラブルは出尽くしたみたいだし、気になる部分の改良も終わり、使い勝手の良い安定したツーリングMCになったと思う。

5月以降の主な整備はタイヤ交換、フロントのブレーキパッド交換(凄い長寿命!)。オイル交換、プラグ交換、バルブクリアランス確認程度で、トラブル等の面白そうな話題には事欠いた(^−^)。9月の車検も問題なかったし、平穏なMCライフといったところです。

バルブクリアランスは前回の調整以来2万キロを超えているが、殆ど変化無しで、これはZIPプレオイリングシステムの効果大だと思う。今年はRC30に乗る機会が多く、Sの走行距離はいつもの年に比べ少なかったが、それでもRC30の2倍は走っているので、こうしたデバイスは長期間に亘って安定した性能を維持する上で、とても役に立つ物だと思う。

九州南郷町の幸島にて(2002年10月9日)
03/02/01 エンジンをかけた 昨年10月26日以来3ヶ月+ぶりにエンジン暖機。

気温はー5℃。手順は先ずアイドルアップレバーを引き、イグニッションスイッチON、ZIPプレオイリングシステムスイッチON、オイルプレッシャーランプ消灯確認、スタータースイチON。
ZIPプレオイリングシステムを装着しただけで何となく古いMCの”始動時の儀式”のような雰囲気が楽しめます(^^;

多少バッテリーは弱っていたものの、いつもと変わらないクランキング時間で始動しました。ABSのインジケーターも正常。アイドルアップの状態で約5分、アイドルで10分位まわすとオイルクーラーにもオイルが回り、熱くなったところで停止。

オイルレベルサイトを確認しても白濁していないので、水分の混入は無いと思われ、5年目に入ってもバッテリーの劣化した様子がないので一安心。

昨年は早い降雪(10月28日)でMCシーズンが1ヶ月以上短くなってしまいました。
Sに乗れるのはまだ先のことですが、今年は気候もアルピーヌも穏やかな年であってほしいと思います。
03/04/20 53362 初乗り 今年は残雪が多く、初乗りは4月15日だった。昨年の忌まわしい免停以来約6ヶ月もMCから遠ざかっていた事になる。
バッテリーは充分あったが、一応充電してから上記の儀式でエンジンを掛けた。エンジンは相変わらず絶好調だが、タイヤの空気圧が下がっており、ハンドリングは明らかに異常。GSでガス補給と空気を充填して日帰りツーリングに出掛けた。

半年もの間MCに乗らなかったので、やはり慣れるまで時間が掛かった。タイヤ(パイロットロード)は約8000Km走っており、フロントはスリップサインが出ている。リヤはまだ充分使える状態だが、空気圧を適正値にしても多少違和感がある。

15日と16日連荘で日帰りツーリングに出掛けた。
1日目は
大町、長野、戸隠、野尻湖、上越、糸魚川、白馬。
2日目は
大町、梓川村、奈川村、木曽福島、開田高原、高山、富山、白馬。と走った。

ちょっと山中に入るとまだ残雪が多くとても寒い。
天気は良かったのだが気温が低く、体が冷えるので「陽だまり」で暖をとりながら走った。
「陽だまり」というのは本当に有って、そこだけポカポカしている。この有り難味はMCに乗らない人には分らないだろうな〜。ほんのちょっとしたことだけど、芽吹き始めた若葉や、枯れ草が陽に暖められて醸し出す春の香りに包まれていると、とても幸せを感じる。

2日間の走行距離は716Km。少しは慣れた気がする。
03/05/18 54730 消耗品交換 タイヤ交換の気付いたのだが、フロントホイールのベアリングダストシールのリップが磨耗しており、このままだとRC30の様に水が浸入してベアリングがダメージを受ける恐れがあるので交換した。

左が新品

交換はいたって簡単。古いシールをマイナスドライバーでこじって外し、新品を押し込むだけ。ベアリングプッシャーを使うまでも無く手で簡単に押し込めた・・・ダイジョーブかな〜(^^;

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5万キロ超えたことだし、北海道行きも控えておりACGのポリVベルトも交換した。
手順:
カウルを外す⇒エアーインテークダクトを外す⇒エンジンフロントカバーを外す⇒ベルトのテンションを手で確かめておく⇒オルタネーター取り付けボルト/ナット3個を緩める⇒ACGが下がる⇒ベルトを外して新品と交換する。

アジャストボルトにユニバーサルジョイントとエクステンションを介して8Nmにセットしたトルクレンチ(反時計回り)を掛ける(6mmヘキサゴン)。
オルタネーター上部リテーニングナットに予めレンチをセットしておく⇒トルクレンチで8Nmを掛ける⇒ポリVベルトのテンションを手で確認する⇒8Nmだと取り外し前に比べテンションが弱い⇒手で確認しながら取り外し前と同様のテンションになるまでプリロードを掛けリテーニングナットを締め付ける(20Nm)。

上が新品

交換したポリVベルトにヒビやホツレ等の損傷は皆無で殆ど新品の状態。これなら交換の必要はなかったかもしれないが平氏のRTが7万キロで切れているので、ある日突然逝くのかもしれない。
万一切れた時のことを考えて古いベルトはたたんでシートレールの隙間に押し込んでおいた。
2003/06/01 55188 バルブクリアランス調整 前回29020Km走行時点で調整して以来途中で一度チェックしただけ。
クリアランスはIN/OUT共に0.03mm〜0.06mm過大になっていたが、26000Km走った割には変化は少ないと思う。
ついでにロッカーアームのエンドプレー(スラスト方向のクリアランス)を測定したところ0.24〜0.25mmと、規定値0.05〜0.4mmの範囲に納まっていた。

シックネスゲージの入っている部分がエンドプレークリアランス。

ロッカーアームアジャストボルトのロックナットを締め付ける際、ヘキサゴンレンチで共回りを防ぐのは勿論、メガネレンチの内側をきれいに拭いておくこと。又プラグホールのゴムパッキンはヘッドカバー側に付けてからでないとカバーの取り付けが困難だし、無理をして押し込むと最悪の場合パッキンが変形してオイルリークする恐れがある。
2003/06/01 55188 ステップラバー交換 磨り減ったステップラバーをタンデムステップのと交換した。

上がタンデムステップのラバー。

左右共前側が斜めに減っており、しかも左右タンデム共同一のものなので、本当は左右を入れ替えるだけで又同じだけ使える筈(^^)なのだが、殆ど使わないタンデムステップが勿体無いのであえてトレードした。
2003/06/16 55328 オイル交換 エンジンオイル(モービルスーパーS10W−40+GRP)とファイナルギヤオイル、ミッションオイル(出光ゼプロ90GL5+GRP)
ファイナルギヤオイルは約13000Km、ミッションオイルは約20000Km、エンジンオイルは3000Kmでの交換。

ファイナルギヤオイルはオーバーホール以来交換せず、GRPも添加していなかった。
オーバーホールの際ギヤの接触パターンが変化したことによるものか、GRPを添加しなかったことによるものか分らないが、ドレンボルトのマグネットは鉄粉のテンコ盛り。オイルは吸着出来なかった鉄粉が混じって黒く変色していた。GRPを添加していた時はこの程度の距離では鉄粉の量は僅かだった。

ミッションオイルは交換の必要も無い位きれいな状態。鉄粉はドレンボルトのマグネットにチョコっと付着していただけ。
2003/08/25 58995 オイル交換
オイルフィルター交換
エアクリーナ交換
エンジンオイル(モービルスーパーS10W−40+GRP)

久しぶりにオイルフィルターを交換した。ナント25000Km位無交換。だからと云って別にドーってことも無かったが、たまには換えてみようという程度。

エアクリーナーは17000Kmでの交換。
北海道行きを前に掃除をしたのに、4000Km程度走っただけでクリーナーには砂が溜まっていた。
インテークダクトの位置はやはりなんとかしなければ。

新しいフィルターはプリーツの数が51枚から48枚に減っていた(新車時のは48枚)。その分隙間が開いて吸気抵抗が少なくなるのかもしれない。
直前までのフィルターはプリーツがギッチリ並んでいて、フィルター面積は広くとれるのかもしれないが、実効の吸気抵抗は多かったように感じた。
2003/09/25 62723 オイル交換
リヤブレーキパッド交換
エンジンオイル(モービルProFitツーリングS10W−40+GRP)

前回(02/05/09)同様インジケータの○穴が現れたので交換した。約17000Km使用。

純正は高い(¥8000)ので、今回はSBSのストリート(¥4600)を使うことにした。
ディスクはすでにベコベコに波打って磨耗しており、交換を考えているのでローターへの攻撃性はこの際気にしないし面取りだってしない。

ローターの平面度が最悪なので当然利きも悪い。でも感触は良好。変な音は皆無。

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