5814SRPP ラインアンプのリメイク
from 2013.0937
実は、このアンプの前段には12AX7の単段アンプがあります。それを5814AのSRPPで送り出しているという
構成です。
以前、征矢さんの記事をほぼデッドコピーして製作しました。十分気に入った音を出してくれたと思います。
しかし、しばらく使っていると、と、いうか12BH7AのSRPP(NFBなし)という簡単構成のラインアンプを作
ってみたら、これがまた音がいい。 こんな事もあって、5814ASRPPラインアンプをいじってみたくなりました。
ただ、リメイクするのもと思い、いくつか改良する事にしました。(実は改悪だったりして・・・)
今回のリメイクにあわせてPTは三栄電波さんのプリアンプ用のPTを購入して換装しました。
まず、改良の一つ目は前段の12AX7のパラ接続です。内部抵抗が低くなる分、音が太くなるかなと思っての改良です。
プレート抵抗は1/2でしょうが、オリジナルもかなり高く、そこまでではなく少し減らしました。カソード抵抗も調整し
ました。
二つ目は、VUメーターを取り付けた事です。今回のリメイクでは、以前作ったEQアンプのケースを流用しました。そこ
にVUメーターを付けてあったので、そのまま残して見たくなりました。VUメーターといっても簡易のレベルメータといった
ものですが。そして、これは大失敗だったことは、特性を測定して初めてわかりました。
シャーシ下部のようす
12AX7パラ+5814ASRPPですので都合4本の真空管が動いています。
最初、一緒に付けたミュート回路が悪さをしているのかなと思いましたが、よく見るとVUメーター回路でした。それを外して
みると、特性は改善されました。
なんと、100Hzあたりから-8dBほど急降下・・・この原因は??
シャーシ上部のようす
VUメーター回路は外してミュート回路配線はこれから
VUメーターを付けたままでもこれだけで聴いているとそれなりに音は出ていました。測定してから改めて聴いてみると、やは
急降下の音でした。
りVUメーターについては、いろんなHPで紹介されています。LOGアンプIC(AD8307あたり)を使って自作も考えま
したし、簡易メーターアンプを販売しているサイトもあります。どうするかは、もう少し考えてみます。今は、VUメーターは
飾りとして、工房のラインアップとして使っています。
とんだ、失敗談でした。
<2013年9月17日追記>
VUメータアンプを付けました。・・・・その顛末はこちら