VUメータアンプを付ける


VUメータ(それも、本格的でない単なる電流計)を無理矢理に付けることによって低域の恐るべき低下については以前報告した
通りです。結果、VUメータは単なる飾りとなって工房のBGM用ラインアンプとしていました。

              
             DENONのカセットデッキについていたVUメーターを使って
                 単に、ダイオードで整流してメーターを振らせていた


改めて真空管でメーターアンプを組むことも有りでしょうが、スペースの問題が・・・ さりとて、半導体で組むのは個人的な趣
味に反していますし・・・ どうしたものかと思案していた時間が過ぎてしまったのです。

飾りとしてのVUメータも、それはそれでいいのですが、何ともシャクです。そんな折、ふとネットでVUメータアンプを販売してい
るサイトを見つけました。
これだ!!とばかりに思ったのですが、ちょっと時間が経っていました。それほど必要はないだろうという想いがしていたからで
す。そんな折り、中島みゆきのCDを何枚か手に入れて聴いていると、ちょっと飾りのVUメータが寂しくなってきてしまいました。

  <中島みゆきはいいなぁ・・・ガナリとバラードのギャップが何ともいえない。「地上の星」・「テールライト・バックライト」、
  「銀の龍の背に乗って」はTVでもおなじみなのでいいけど、今回、お気に入りを見つけた・・・
  ちょっと気になることもあるけど、「リラの花の咲く頃」だ・・・>



そこで、結局、以前探しておいたVUメータアンプを注文することにしました。折しも、メーターの照明用に8Vの電球もありました
ので、あわせて注文してみました。
        
      メーターアンプ基盤              付属品               8Vランプ                説明書
                         ・・・至れり尽くせりの感


      
注文先は、ズズキデザイン(栃木県)というところです。VUメータについてもいろいろと解説してあり、参考になります。
      扱っている本格的なVUメータが長野県製というのもちょっと縁を感じました。今回、保守用にともう一組購入してあります。
      (・・・・許可をいただければリンクを張ることを考えています。・・・”suzudesu10”でヒットすると思います)

メータアンプは完成品として送られてきましたが、VUメータが単なる電流計ですので改造が必要です。さほどむずかしくない改造
なので、簡単に改造できますし、改造の説明もきちんとされた説明書が同封されています。

元々のメータの照明用電球が12V用で6.3Vでは点灯しているのかわからない位でしたので、あわせて8V用の電球も購入して換
装しました。
これで6.3Vでもはっきりと点灯していることがわかりますし、電圧が低い分長くもたせることも出来ます。ちなみに、メータア
ンプの電源は、この6,3Vを倍電圧整流して使っています。(さほど電流を悔いませんので、6.3Vの巻き線容量でも十分余裕があ
ります。


さっそく、仮接続してふれの具合を見てみました。OKです。周波数特性も、多少50Hz辺りから20Hzにかけて-1dBほど下降します
が、以前のようではなく聴感上は不都合はありません。

今度は、本格的に接続してから、レベルを<0dB=1.23V>にあわせてセット完了です。
ちなみに、レベルセットの半固定抵抗は、大まかなセットとファインセットのVRがR・Lにそれぞれ2個ついていて、セットは
とてもしやすいです。

               


ちょっと、いい感じです。単なる自己満足の世界かも知れませんが,メインアンプの感度の具合を見るのにも重宝していますので、工
房の試聴用ラインアンプとしては都合がいいのかも知れません。