〔11月の日記〕

11月3日〔文化の日〕

今日は一年の集大成とも言える「日本らんちゅう協会全国品評大会」
今年は東京:日比谷公園で開催され、全国から多数の魚と人が集まった。
普段、電話でしか話すことのない全国の金魚仲間との再会の場所でもある。
今年から審査基準が変った事、当歳魚の部の優等魚に更紗が多かったのが、
今年の特徴と言える。

審査結果は、らんちゅう広場「金魚名鑑」をご覧ください。

表彰式の前に記念撮影

 

日本らんちゅう協会 全国品評大会 優等賞受賞者

親魚の部

弐歳魚の部

当歳魚の部

 

魚を見るには列を作って順番待ち

 

前頭20枚目付近がすいてきた

 

越冬(冬越し)

質問:11月19日

2日前から冷え込んできました。最近、朝の水温が6度〜8度です。
昨日、今日と餌を切っていますが、今後の餌のやり方は、どのようにすれば良いでしょうか?
冬眠の時期と方法も教えて下さい。ちなみに現在プラ舟で飼育しています。「たたき」はありません。

A水温が10度を下回るように成ったら「冬ごもり」です。

お宅の池は、真冬にどの程度の氷が張りますか?
朝水面に薄氷が張り、昼頃までに溶けるようでしたらヒーターは不要です。(ヒーターはなるべく使わない)
保温は雪除け、風除けの覆いを行う程度とし、積極的な保温をしないほうが結果は良いようです。
コンクリート池でなくても越冬は十分出来ます。私も何面かはFRPの舟で越冬させていますが、春になると元気に産卵します。
10月の日記「越冬準備」を参考にして下さい
越冬中の餌は、暖かな天気が続いて水温が上がり、魚が泳ぐ時は日中少量のペレットを与えます。

質問:11月22日

寒い季節となり魚の世話がかからなくなりましたが、調子の悪い池が3面あり困っています。
別の2池でもポッカリ浮くようになり餌を少な目にしていましたが、本日1匹死んでおり他の魚も底にじっとしていました。

A:水温がさがてきたら池の底にじっとしているのが普通です。

このような時に餌を与えてはいけません。

質問:2

魚が浮いている状態が続いており 餌を中止していましたが、明日水替えし塩を入れてみます。
ヒーターは使ったほうが治りが早いでしょうか。
原因は気温の急激な変化で餌やりが失敗したためしょうか。
治療法はこのままで良いのでしょうか?

A:消化不良と下痢による水質悪化が原因です。

この時期は、日々の水温変化が激しいので餌は水温が上がる昼頃、少量与えるぐらいにして下さい。

回復方法

この時期は、魚に直接手を触れない事が重要です。もちろん網ですくってはいけません。
洗面器の中にタモで魚を静かに追い込んで、水ごとすくい上げて下さい。
池の水を半分くらい別の容器に移し、池をきれいに洗います。
古水を池に戻して新水を加えて水作りのやり直しです。水温が下がって来ると、なかなか緑水は作りにくくなります。あせって、ヒーターを使うと事態は更に悪化します。
「塩」を使う時は、洗面器に取り上げて治療します。水温が低下したら、池に直接「塩」を入れないこと。

質問:11月29日

私の住んでいる東京も寒い季節となりました。飼育池の水がなかなか緑水に成りません。 水替えの失敗でしょうか!蘭鋳の頭に粟粒大で球形の白点が付いています。白点病でしょうか?治療法は?

A:心配は要りません。

水温が低下してくるこの時期になると、頭にニキビのような白いものが付く事が有ります。大きさは、粟粒くらいから米粒ぐらいの大きさです。心配は要りません。人間のニキビのような物と考えて下さい。無い方が良いのですが、冬を迎えるこの時期は、魚に手を触れることの方がもっと有害です。