斜滑考2-Ⅳ

斜滑考2-Ⅴへ 新ページ 2014/04/06
上から目線で御免なさい(^^; K氏S氏のスキー技術考察?(^^) 2014/03/28
ULTIMATE SKIING 一石二鳥 2014/03/22
至福の時 3月某日(^^) 2014/03/17
個人的検証作業(^^) 自然で楽教程が教えてくれたもの 2014/03/15
STAP細胞 沈黙を続ける羊達? 2014/03/12
デモ選復活その2 兼ねるのは無理でしょう 2014/03/11
デモ選復活?(^^) 全日本選手権国体予選会のとは違うような(^^) 2014/03/10
RS大会応援 お姉様からお叱り頂戴しました(^^; 2014/03/06
例の大会 ○フォの可視化 2014/03/04
ソチ雑感その2 コステリッチオヤヂとジュリーメンバのこと  2014/02/26
ソチ雑感 3K新聞のバランス感覚 2014/02/23
正真正銘の偉業 久々にスカッとした気分になりました 2014/02/20
折角E話なのに(--; 解説者の怪説炸裂 2014/02/19
葛西選手銀メダルおめでとう! 贖罪の終わった日 2014/02/18
スキー界音楽界 どっちを向いても鷺師カイ? 2014/02/15
五輪報道その3 キャスタなり解説者のレベル? 2014/02/13
五輪報道その2 よかったよかった(^^; 2014/02/12
五輪報道 前回前々回とちっとも変っていないマスゴミ報道 2014/02/11
ギジュツセンその2 オリンピックの後ではドーヨ? 2014/02/08
ギジュツセン この際原点に戻ったら?と云う話(^^) 2014/01/31
久々のレッスン いまの所現場は平穏? 2014/01/27
デジタルカメラ 止まらない物欲?(^^; 2014/01/22
スカッとした話 全室テレビ視聴可(^^) 2014/01/19
新バッジテスト S○J信奉者の従順さにたまげてみる 2014/01/18
ソチ五輪雑感 湯浅選手の活躍に期待! 2014/01/17
凄いぞ湯浅!! 熱いものがこみあげます(;;) 2014/01/08
ソチ五輪 祈 DHL、SG、GS、SLコンバインド全種目出場! 2014/01/06
謹賀信念(^^) 頑張れニッポン!! 2014/01/06



上から目線で御免なさい(^^;
2014/03/27


生物物理学者K氏、応用物理学者S氏のスキー技術についての考察。

両氏にはもう一人YOUT’S氏(以下T氏)なる研究者仲間でありスキー仲間が居る。
かれこれ十数年程前、つまり彼らが52~53歳の未だピチピチしていた多感な?(^^)時期に、はじめてスキーをご一緒させて頂いた。

初対面の時の彼らの印象はと云うと、K氏はスキーヤとして押さえておくべき技術的な部分に関しては既に正しく体得しており(ちなみに1級)、後は滑る回数に比例してパフォーマンスが向上する状態。
一方S氏は解決しなければならないいくつかの課題を抱えた発展途上のスキーヤ。
当然K氏とS氏の技量には大きな開きがあった。

K氏同様基本技術的な部分での問題は無く、年齢が若い分、より高荷重域での滑走を得意としていた所謂アグレッシブなスキーヤT氏は、今ではK氏S氏に対し指導的な立場に立っている(^^)。

以来彼らとは数回ご一緒したことがあるが、最近はご無沙汰。
そのK/S両氏が来館し、深雪に飢えている私に、あろーことかウイスラーでのヘリスキーの映像を見せびらかしてくれたのだ(ー_ー;。

ノートラックを滑走する両氏を羨望の眼差しで観ていた私は、直ぐ異変?に気が付いた。S氏の滑りが別人に見えたからだ。
失礼ながら記憶に残っている彼の技量ではとても深雪を・・・それも楽しげにこなせるとは思っていなかったから、羨ましくて零れそうになった涎が引っ込んでしまったではないか(^^;。

何が変わっていたか?・・・それは「Ultimate Skiing」でも詳しく解説されているトランジション直後の部分だ。
野生の本能(^^)とも云うべきK氏の滑りに対し、S氏の方は明らかに「頭使ってマス」的滑りに変化(進化)していた。
S氏の滑りが改善したのはT氏の存在が大きかっただろうことは容易に想像出来るが、そのT氏に影響を与えたのが同じ科学者であるN氏。

スキー技術の伝達は、私も含めて指導者側も教わる側も、必ずしも力学に精通している訳では無いから、大抵は主観的表現(客観を装っても主観の場合が多い)を手段にして伝達される。
つまり、客観的事実を主観的事実(フィーリングなり感覚/感じ)に変換し、再び客観的事実として再現してもらうという手法をとる。

オーディオだったら、マイクロフォンで拾ったアナログ信号を一旦デジタル信号に変換し、再びアナログ信号としてスピーカから再生するのに似ている。

この場合指導者が客観的事実(力学的に其処で何が起きているか)を理解していることが望ましいが、それを科学者では無い普通のスキー指導員に求めるのは無理と云うもの。インチキメソッドが10年以上もまかり通った事実がそれを証明しているではないか。
そんなことより、むしろ重要なのは野生の本能?(^^;が紡ぎあげる豊かな主観的表現の方だろう。

本当は全てアナログで通したいところなのだが、デジタル化は厄介なノイズに悩まされることも無く、いろんな意味で劇的に優れていることの方が多いから、とても良いシステムなのだ。

しかし、超細かいことを言えばハイレゾリューションでさえ問題だと感じる人も居るので、そういう方は今では極く少数ではあるものの、依然としてアナログで通している。
そしてその全段階がアナログ方式と云っても良い手法で技術の伝達がが行われたのがS氏の場合だ。
科学者同志は話が簡単(通じて)で羨ましい限り。

お蔭でS氏に対し圧倒的なアドバンテージがあったK氏も、この先野生の本能だけでリードを保つのは困難だろうから、いよいよ科学者としての本領を発揮すべき時が来ていると思う(^^)。






ULTIMATE SKIING
2014/03/22



文字通り「究極のスキー」と題する技術書です。

スキーを操る上ではとても大切であり、実感としては確かに存在しているものの、何となく範囲が広く曖昧な表現に感じていた「荷重点」のことを、もっとピンポイントで客観的に表現は出来ないものか?と悩んでいた折、「ベクトルの指す位置」としたら如何かと、サゼッションを与えて頂いたのが生物物理学者の香川先生
以来斜滑考では頻繁に使わせて頂いていますが、その先生と友人で同じ科学者の柴村先生が先日来館され、この本を貸してくださいました。

これは3パートで構成されていて、スキーの基礎的な力学を分り易く解説するところから始まり、順序良く応用へと続いています。
難解になりがちな言葉の補完には、多数の図解や写真やイラストが効果的に用いられ、理解を助けてくれています。
単なる技術書と云うだけでなく、指導の方法論や演習についても示唆に富んだ優れた内容を有しています。

英語は得意な方では無いので辞書の助けは必要ですが、書いてあるのはスキーのことなので「勝手知ったる」みたいな感じもあり、抵抗なく読み進むことが出来ます。
日本語なのに意味不明な某教程とはコンテンツからして雲泥の差で、以下のように理路整然と記述されています。
特に「ターンの解剖学」は秀逸。


PART1 基礎知識編 Skiing From the Snow Up(原文)←この意味は分りません(^^;
1章 スキーの力学
2章 スキー、雪、およびモーション コントロール
3章 ターンの解剖学

PART2 テクニック編 雪とのやりとりの方法
4章 姿勢とアライメント
5章 前後の荷重移動
6章 上下動
7章 スキーの回し方
8章 エッジング
9章 横方向のバランス
10章 ブーツ

PART3 応用編 実際の場面での戦術的テクニック
11章 アイスバーン
12章 コブ斜面
13章 粉雪、悪雪、湿雪
14章 超急斜面

内容を一部抜粋すると

勿論ひねり動作についても書かれています。


静止状態と加速状態での重心周りに発生するトルクについて等。


ターンの解剖学では、我々の悩みが尽きない部分でもあるターン切り替えし局面(特に急斜面)について、分り易く記述されています


同じ動作でもスキーヤ夫々で感覚(フィーリング)は異なるので、それ等を極力排した内容には曖昧さが無く、論理的にスキーを学びたい方にはお勧めの教科書。

211ページで$25.95の値札が貼ってありましたが、内容の充実度からすると破格のプライス。
スキー上達の役に立つのは勿論、英語の勉強にもなり一石二鳥!(^^;、そしてこの本の著者Ron LeMaster氏のもう一冊 「The Skier's Edge」も良さげですね。アマゾンで購入出来ます。

ちなみに、意味不明な上に71ページしかない某スキー教程は¥2,520で販売中(アマゾン)。
リコールするべきだと思いますがね(--)。



至福
2014/03/17


3月某日某所:
早い話が、スキーなんてこんな所にこんな風にシュプールを刻むことが出来れば、もう他に望むものは何も無いってことです(^^)






個人的検証作業(^^)
2014/03/15


技術選での各選手の滑りを見ていて分かったことは、メソッドが変わっても技法は変わらないと云うことでした。

具体的には、ターン後半スキーの走りに追従出来なければ後傾になるし、後傾になれば切り返した後内足に乗って失敗するし、腰が回れば切れの良い小回りは出来ないしで、そうならないように滑ればそれなりの得点が出ると云う極々当たり前の展開。

以前、教程執筆者(シロート)が技術選のTDをしたり怪説したりしていたので、競技として行うのであれば「教程に縛られるのは如何なものか?」と書いたことがありますが、ブッチャケこれまでだって教程とは無関係に「上手い奴は上手かった」だけの話ですから、今回は教程執筆者にヨイショする為の振付が不要になった分、滑りに集中出来たということでしょう。
その点では多少改善されていて、スキーの向きにかかわらず安定的に上体を谷側に落とし込んで行ける合理的な構えが出来ている人は、上手にも見えるし評価も高かったですね。

その好例とも云うべきは、未だ記憶に新しいソチ五輪回転競技でのマリオマットの上体の構え方で、少々用心し過ぎだとしても、我々が見習うべき良いお手本です。

そこで・・・・・・ンヂャこれまで10年間(教程)は一体「何だったの?」って話になるのが普通だし、その疑問には執行部やメディアは答える義務があると思われるのですが、驚いたことに当事者である指導員各氏や、今回の技術選の選手会に於いても疑義が出されたと言う話は聞きません。

その辺りをハッキリしないことには、技術選で競うべき技術要素が何なのか分からないし、漠然と「上手い奴は上手い」程度の話では、選手達にとっても練習課題が分からない訳で・・・・・・と思う筈なのですが・・・・・・・・しかし、そうならないのが部外者には心配でもあり不気味でもあるところ。
まーそんなことはどこ吹く風、今回は新種目?まで登場した模様(^^)。

既述のように、執行部もメディアも一向に検証作業を行う風も無いまま、なし崩し的に新時代の(^^)?技術選が開催されてしまったので、この機会に改めて「自然で楽教程」を読んでみました。

その基本に据えられている能書きは「重力の活用」であり、それを板の横軸方向に使うと云うもの。
現実的には全く使えないのですが、元々アルペンスキーは重力を利用した遊びなので、そう言われると何だかそんな気がしてくるのも無理からぬことだとは思います(^^;

とにかく、この教程が決定的にデタラメだったのは、スキーが成り立つ上で絶対に欠かせない「慣性力」を無視していた(知らなかった?)ことで、逆に言えば、「慣性力」を考慮すれば「水平面理論」は成立しないってことです。
もっとも、考慮なんかしなくても端っからデタラメなのは既述の通り。

STAP細胞の論文が発表されたのが今年1月29日、その論文に疑義が持たれたのが2月13日、理科学研究所が調査委員会を設置したのが同18日、そして「論文には重大な過誤がある」との中間報告をしたのが3月14日。
流石に速い対応ですね。

未だに販売が続いているスキーの教科書「自然で楽教程」と、10年以上もの間そのインチキを放置していた(る)関係者が教えてくれたものとは・・・・・・一体何だったと思いますか(^^)。




STAP細
2014/03/12


STAP細胞論文の信ぴょう性について疑義が浮上しましたが、そっち方面はとんと分からないにしても、いまの所その再現性は0%の様ですね。

結末がどうなるのかは興味があるところですがしかし、こういった生命科学の研究は、個人的には神の領域に踏み込むものではないかと感じているので、成功しなくてもそれはそれで人類の為なのだとも思っています。
生命倫理云々とは別に、このSTAP細胞生成実験も捏造によるものだとしたら、世間の耳目を集める捏造詐欺行為が暴かれるのは、近年になってとみに多くなった様に感じます。

旧石器捏造、テレビ番組の「ホコタテ」、「あるある大事典」、某新聞定番の自虐記事、3K新聞スクープの某政治家談話、まだ記憶に新しい聴覚障害の音楽家等々・・・・。

そして我々スキーヤの関心事なのですが、これに限っては世間の耳目どころか、それからは遥か遠い場所でひっそりと「自然で楽教程」の捏造理論発覚でした。

この教程の元となった「水平面理論」では、ターンの再現性は完全にO%ですから、それに比べれば捏造疑惑を持たれているSTAP細胞の生成可能性の方が遥かに高いのではないかと考えます。

10年以上前、某鷺氏によって提唱されたスキー技術のイノベーション、あるいはパラダイムシフトと称する新理論が、昨年になって捏造だったことが周知の事実となった時、執行部のアナウンスは「自然で楽教程をひとまず終了し、世界標準のメソッドに進路変更をする」と云うものでした。

教程はスキー技術の根幹にかかわる重要な部分を担っている筈ですから、これでは関係スキーヤに説明責任を果たしたとはとても云えないのでは?。
今回の技術選で選手達の滑りを見ていると、ターン外側の腕が上がる案山子スタイルが減少傾向にある以外、昨年と殆ど遜色の無い技法を使っています。

と云うことはつまり、元々世界標準(最も基本的なと云う意味で)の基本技術を身に付けていないとマトモには滑れないということであり、外腕を振り上げる案山子スタイルは、単に「自然で楽教程」の内足主導なり内側への落下を演出していたに過ぎなかったってことですね。

教程が大きく変わり、その最初の技術選ともなれば、其処では当然新時代の技法が提案され、評価方法も変わるものだとばかり思っていましたが、当然とは云え選手達の技法に目新しいものは無く、今の所採点基準にもさしたる変化は無い模様です。

ゼッケンを着けて開会式に向かう選手達の様子を見ていたら、誇らし気ながら何故か厩舎に集められる羊達のようにも思えました。
もし技術選が世間の耳目を集め、且つ正当な評価が得られる大会にしたいのなら、君達が沈黙を続けていてはダメなんだと云ってあげたい衝動に駆られてしまいました。

その為に先ず為すべきは、執行部が説明責任を放棄したとも思える「自然で楽教程」の総括から始めるべきでしょう。
勿論彼ら自身で・・・・・です。



デモ選復その2
2014/03/11


想像するだけでも精神の中枢が麻痺してしまうかの様な混沌の中で、筆舌に尽くし難い恐怖と悲しみと無念と怒りと絶望位は辛うじて理解出来た日。
愕然としながらも、日本とそれを構成する人々のアイデンティティーを目の当たりにした日。
あの日からもう3年が経ってしまいました・・・・・・。
技術選の最中でした。

某情報によると技術選とデモ選は、兼ねていながらエントリ代金は別料金だそうです・・・エッ(・・;!!。
従ってデモ選の申込をしていない選手もいるそうで、昨年のチャンピオン○岡選手もデモ選の申込はしていないそうです(3/10現在)。

純粋にスキーヤのパフォーマンス??を競う技術選と、スキー教程のメソッドを忠実に可視化(^^)する演技者選びのデモ選とは似て非なるものなので、双方を兼ねる訳にはいかないと思うのですが・・・・・・つまり両者の質的整合性はとれないってこと。
その意味で○岡選手の判断は正しいのカモ。

やはり技術選は競技本部に任せ、デモ選は教育本部が担当するのが筋なのでは?と思います。




デモ復活?(^^)
2014/03/10


明日から「第51回全日本スキー技術選手権大会第34回デモンストレーター選考会」が開催されます。

・・・・とUことは、今年から「スキー技術選手権」が、これまで便宜的に?別種としていた「デモンストレーター選考会」を兼ねた大会になるという訳ですね。
その中で何人がデモに認定されるのかは知りませんが、きっと技術選での上位から順番に、なのでしょう・・・・と云うことは、ブッチャケ今年から技術選はデモ選になったことを意味しますね。

デモンストレータの主な仕事は、4年に一度の世界スキー指導者会議(インターシー)に於いて、日本のスキー技術なりメソッドをデモンストレーションすることで、それはとりも直さず日本スキー教程の具現者な訳ですから、当然SAJ公認の指導員資格は必要になるでしょう。これで技術選参加者の多くが指導員資格保有者だったことの理由も理解出来ます。

初心者からの一貫した技術基準で判定される技能検定の、謂わば頂点に位置するスキーヤがデモンストレータとして認定されるということですから、今年技術選で競われる技法は、大きく進路変更をしたメソッドに基づくものであり、「失われた10年」とまで云われた昨年までの評価基準とは、180°異なる滑り方なのでしょうね。

つまり、「内足主導」から「外足主導?」、あるいは「重力の内側への落下によるターン始動」から「迎え角で発生した雪面抗力によるターン始動」に変わる訳ですから、滑り方がまるで別物になる筈なので、それがどんな技法なのか今から楽しみです???(^^;。

いずれにしても技術選がデモ選を兼ねた以上、今回からは教育本部の指導方針に完全に縛られることを意味する訳で、これまでのように技術が個人のパフォーマンスやイメージで語られることは無くなり、スキーヤは誰でも何処でも常に均一な技術体系に基づいた指導を受けることが出来る様になるってことですね?(^^)。

先日お姉様にお叱りを頂いた際、「技術選は競技本部に任せるべき」とご提案したところ、「教育本部でなければならない」との見解を示され、その理由が全く分らなかったのですが、デモ選になったことで教育本部仕切りの妥当性が得られましたね。
もっとも、その為には低速技術が競技種目に無かったりして、デモ選として意味のある選考会になるのは来年度以降ですか?。

選手会なり開会式では、昨年までの技術や評価基準等の変更に関する説明があるとは思いますが、参加選手達は大きく変わったメソッドをどう理解して練習してきたのか興味のあるところ。




RS大会応援
2014/03/06


今日は伝統のリーゼンスラローム大会で、ナント!今年で68回目を数えます。
ネロとの散歩がてら選手達の応援に出掛けました。あわよくば元気を貰って来ようとの魂胆です(^^)。

2分を超える長丁場を滑り、力を出し切った選手達の様子を見ていると、口には出さないものの、やはり「凄いな~」とか「良く頑張った」とか「お疲れ様」とかの言葉しか浮かびません、勿論順位には関係無くです。
自分だったら「せいぜい3~4ターンもしたら脚がヘロヘロになるだろう」なんて言っていないで、来年こそエントリしなくちゃ・・・・と・・・・・この時は思うんですね~(^^)。

暫く見ていたら大先輩のお姉様に声を掛けられ、私のコラムについてお叱りを頂いてしまいました(^^;。
曰く、某選出場者は皆頑張っているのに、コーチャンは彼らに厳し過ぎる。
某選は彼らの最大の目標だから皆で盛り上げていくべき等々、いちいちごもっともなご意見を頂戴しました。

某選がスキーヤの技術向上と普及に寄与し、その価値が正当に評価されることは、若い時期この選考会に参加していただけに人一倍強く願っていますし、又そうでなければくどくどと15年も書き続ける訳がありません。
それだけに本来の役目から逸れてしまった(と私は感じている)某選について述べる時は、つい辛辣な表現になってしまいがちです(^^)。

現場を担当するスクールのスタッフも、このRS大会同様常に最高の大会にしようと頑張っていますから、中身が彼らの奮闘に見合うものなのか?、漸く正常なメソッド?に戻った今シーズン、指導員の為の某選も進路を元に戻す(あるいは全面的に見直す)良い機会なのではないでしょうか。

これまでの問題点も、改善の為の具体的なアイデアも既に書き尽くしていますから、お姉様には「影響がある」と仰って頂いたこのコラムが、全くもって僭越極まりないにしても、少しは参考になれば幸いです。

また一緒に遊んでください。


の大
2014/03/04


ここのところ滑りに行けた日は曇りだったり、晴れていてもパティキュレートマターで霞んでいたりで、写真やビデオを撮る気分では無かったのですが、今日は久々の快晴(^^)。
いつ観ても絶景だな~~~!と感動してしまう景色の中、いつものコースをいつもの様に滑って来ました。

帰りのリーゼンでは例の大会が近いこともあり、イカニモ風のスキーヤにイカニモなニアミス状態で抜かれてしまいました(><;。
「ん!!危ねーなっ」と思ったのですが、今までは彼らの暴走振りを遠目で見たり、危なかった話を聞いていただけなのでさほど実感はありませんでしたが、いざ現実に自分がそんな目に遭うとやはり怖いものですね~(^^)。

本能と云うか、抜かれると抜き返したくなるのが人情というもの(^^)、幸い他にスキーヤはマバラだったので(それだけにムッとした^^)、年甲斐も無くムキになって抜き返しましたが、もしやと思ってウスバの練習バーンを見ていたらその彼が滑ってきたので、やはり例の大会の参加者だったことが分りました。

彼らの滑り方は大抵決まっていて「ストックで漕ぎながらスケーティングする、クラウチング姿勢をとる、極端な内傾角をとってターンに入る」。
これでナニを表そうとしているかと云えば、「不可視的水平面の認知が不可欠だとしてきた自然で楽教程の、可視的な斜面の認知によって、ターン開始時に外腕を振り上げる癖は相変わらず残ってしまう」ということを(^^)です(参考資料:自然で楽教程22ページより)。

ん?!何のこっちゃ(^^;??と思われるのは無理も無いですが、ブッチャケこれは「○様の可視化」ってことでしょう(^^)。
この大会の時期が来る度に疑問に思うのは、一般ゲレンデでクラウチングを組んでまでして速度を上げなければならない理由は一体何なのだろう?ってことです。

爽快な反面、世間一般には危険なスポーツとの認識があるのは否めないので、指導員資格保持者の皆様には、くれぐれも衝突事故だけは起こさないよう願いたいものです。





ソチ雑その2
2014/02/26


録画しておいた湯浅選手出場のSLを、漸くお客様と一緒に観ることが出来た。
1本目の順位も2本目のDNFも結果は既に知っていたから、ドキドキしながら観る必要は無かったのだが、旗門不通過の瞬間は何度見ても「あ゛~~~っ」と声が出てしまう(--;。

1月19日のWC第5戦で転倒負傷(右足首骨折)していたから、僅か一ヶ月で五輪の舞台に立てるとは到底思えなかったのに、悲観的な予想を裏切って湯浅選手は戦いの場に還ってきた。
1本目の20位から2本目、いつもの巻き返しを期待していただけに本当に残念だったが、考えてみればたった一ヶ月で骨折が完治している筈も無く、痛みも腫れも治まってはいなかったに違いない。

湯浅選手の並外れた精神力には敬服の外は無いが、一方でコステリッチのオヤヂがセットしたコースについては、お客様も私も、難コース云々のレベルを超えて「酷いんヂャネ⤴」が感想。

既にメディア等では、2本目のセットについて賛否両論様々な意見が見受けられるが、勿論我々は「否」。
結果は1本目トップのマリオマットが優勝し、1本目慎重になり過ぎたのか9位だったマルセルヒルシャーが、いつものパフォーマンスを発揮して2位になったから順当と云えば順当。

しかし、1本目の上位15人中2本目にリゲティー、ミューラー、ノイロイターを含む6人もの有力選手がDNFになる様なコースセッティングでは、例えFISのルールに則っているにしても、レースの面白さが半減するのは否めない。
有力選手が失敗する度に「あ゛~~~っ」の連発(・・;。

セッターはなるべく完走率が高く、且つ技術に差が出やすいセットを心掛けるべきだと思うが、コステリッチのオヤヂは違っていた。

解説者やアナウンサが言っていた通り「落とし穴」とか「罠」が仕掛けられたセッティングで、具体的には、ストレートゲートで速度が乗った直後に急減速を要求するヘアピン、しかもヒルクライムかと思うような極端なゲート配置。
意味の無いスルーゲート(3箇所?)の直後ヘアピン&ストレートゲート。
上か下か?入り方を迷いそうなゲート配置。これじゃまともには滑られない。

どんなにインスペクションを慎重にしても、全員が記憶力に優れているとは限らないから、用心し過ぎて実力を出せないまま終わった選手もいたのでは?。
陸上競技で例えれば、400mハードルだと思って走り始めたら、実は400m障害(無いけど^^)だったって位なもの。

この異例とも云うべきセットは、数人は滑っている筈のフォアランナーの完走率や、勿論彼らの直接の指摘でも分る筈だし、そうとなればセッティングの見直しも出来た(もっとマシなレースになった)と思う。

モーターサイクルレースなら、鈴鹿の1コーナ手前に一つ、スプーンの途中に一つ、300r入り口手前に一つ、シケインを増設した様なもので、レースの流れをいちいち中断するようなコースレイアウトが面白いか否かは推して知るべしだが、TDをはじめとするジュリーメンバが改善を指示しなかったのは謎。

湯浅選手の完走、あわよくばメダルゲットを期待していただけに、コステリッチオヤヂのセットは腹立たしいし、ジュリーメンバの無策振りにも失望した。







ソチ雑(^^)
2014/02/23


鶴田浩二の歌ヂャ無いけど古い奴だとお思いでしょうが、大学ってのは自分が極めたい学問なり分野なりを明確に持っている人が行く所で、所謂エリートを育成する教育機関だから、それらの人にとってはとても役に立つし、結果的に社会に貢献出来るんだと思う。
それだけに厳選されるのは仕方ないから、猫も杓子もと云う訳にはいかない・・・・・・・・と思っていたら、最近では猫も杓子も全然OKで、中にはアルファベットから教えてくれる大学もあるそうでびっくり。

大学と云う括りではハーバードも東京もユニバーサルも同じ。
単に「大卒」と云う肩書が必要であれば、どんな大学のナニ学部だろうと卒業さえ出来ればOKだから、何処でも同じと考える人が居ても不思議では無い。
しかし、同じ大学進学希望でも、自分の学ぶべき場所は○○大学の○○学部しか無いと思っている人は、例え何浪しても其処を目指すだろう。
7浪どころか人生の半分、20年掛けて漸く卒業出来たに等しいのが葛西選手。

五輪が商業主義にシフトした以上辿る道は決まっている。
1972年、冬季五輪札幌大会で、オーストリのカールシュランツが、プロ行為をしているとの理由で競技から排除された事件があったが、プロアマ入り乱れてなんでもありの現在とは隔世の感がある。

今回のソチは新種目がいくつかあり、大学乱立と云うか学部新設と云うか、某選手のインタビューを聞いていて、最高学府の敷居が低くなったのに妙に似ている感じがした。

しかし、メダルなら何でも有難がる大半のマスゴミは例によって例の有様だが、体幹が程良く鍛えられ、バランス感覚に優れた3K新聞の扱いは↓(^^)。

アルペンスキーやノルディック、あるいはスピードやフィギアスケートは、さしずめハーバードかマサチューセッツってところか?(^^)。







正真正銘の偉業
2014/02/20


スノボのパラレル大回転で、竹内智香選手が銀メダルに輝いた。
冬季オリンピックのアルペン種目では、スキーとスノボの違いはあれど、1956年コルチナ五輪回転銀メダルの猪谷千春氏以来、58年振りの偉業だ。

競技種目には大雑把に分けて得点を競うものと、タイムや距離を競うものがあるが、このアルペン種目は客観的結果のみで勝敗が決定するから、他の採点競技の様に疑問を差し挟む余地は全く無い。
つまり、レースの結果は完全にクリアだ。
これに比べれば、飛距離を競うジャンプ競技でさえ、飛形点やウインドファクタが絡むから、完全に客観的とは言い難い。

例えば、客観的事実のみのレースと対極にあるフィギアスケートは、毎回採点で物議を醸し、モヤモヤした気分にさせられることがあるが、このパラレル大回転の様に、タイムレースのガチンコ勝負が如何にスカッと(^^)していることか。
それだけに今回の竹内選手は、「主観が排された競技」と云う意味で、スキー/スノボでは銀メダルをもぎ取った史上2人目、女子では初の人となる。

これで節操の無いマスゴミは、今まで殆ど注目していなかった竹内選手の銀メダルで、4年前のことはすっかり忘れて、スノボを持ち上げる番組に時間を割くことだろう。

スノボに負けず、スキー回転の湯浅選手には間近に迫ったレースで頑張って頂きたいが、ただ威張るだけが取り柄のボンクラ理事が居座っているS○Jの過去の所業からすれば、湯浅選手に続くアルペンレーサーが育つのは難しいだろうし、ましてやスピード系となると尚更だ。
しかし、このページでも何度か書いて来たように、その気になれば海外の有力チームに混ぜてもらって練習する方法があることを、竹内選手は示してくれた。

今回のパラレル大回転を見ていて、空中回転やジャンプの派手なパフォーマンス系とは違い、純粋にスピードを追求し、タイムを削る姿が如何にカッコEかを改めて教えられたような気がする。
付け加えるなら解説者の、文字通り解説の分り易さも秀逸。

「ラッカラッカ」、「ラッカ」がドーした!?・・・・・漫才師パンクブーブー並みのスキーGSや、口数がやたら多い割に、予想が片っ端から外れ、何処かが足りないのでは?と心配になるノルディック複合の解説者達とは雲泥の差。

スノボハーフパイプの日本人選手の活躍もあり、これで湯浅選手が回転でメダルゲットでもしない限り、スノースポーツの流れは完全にスキーからスノボに変わることだろう。
私でさえ、もうこうなったらスノボ再開しょうかと本気で思った位だ。道具は14年前のアルペンボードがあるし(^^)。


竹内選手の活躍で久々にスカッとした気分にさせて頂きました。




折角E話なのに(ーー;
2014/02/19


渡部選手が頑張ってノーマルヒル複合で銀メダルをゲットし、今度はラージヒルでその上を狙うと云う、実にエキサイティング且つシリアスな展開に水を差したのが、元複合のメダリストであり参議院議員までやった方のお笑い怪説・・・・・例えば「ストックストリーム」(^^;・・・・・それを言うなら「スリップストリーム」。
渡部選手には申し訳ないですがマヂで笑わせて頂きました。
同じタイプの解説者はアルペンスキーのGSでも居たような?・・・・・(^^)

しかし、相方のアナウンサも絶句する解説者の漫談はともかく、強豪ひしめく中、転倒しての6位入賞は凄い。



葛西選手銀メダルおめでとう!
2014/02/18


私には金メダルの飛行にしか見えなかったが、葛西選手は足掛け7回目!!(驚ッ^^;のオリンピックで、終に個人のメダルをゲットし、続く団体でも16年振りのメダル獲得!。
巷の評価通り、彼は正真正銘のレジェンドになった。

白馬でもしばしばトレーニング姿を目にしていて、不屈の精神とは彼の為にあるのではないかと思った位だが、41歳と云う年齢を考えれば、恥ずかしながらその努力がオリンピックで報われるとは正直思っていなかった。

今回2個のメダル獲得で喜んだのは、本人はもとより家族や彼を支えていた関係者、それに多くの国民なのは言わずもがな。
しかし、それらの人々を措いて誰よりも嬉しかったのは、恐らく原田雅彦氏だったのではないかと思う。

原田氏とは勿論一面識も無いのでどんな方かは全く存じ上げないが、勝手な憶測で書かせて頂くなら、葛西選手の個人銀メダルは、リレハンメル五輪から20年、贖罪とも云うべき原田氏の人生にピリオドが打たれた瞬間でもあったのだと思う。
そして長野五輪で獲得した団体の金メダルを、何の蟠りも無く心から喜べる日を、16年の歳月を経て漸く迎えることが出来たのだとも・・・・・・。

葛西選手、あなたは凄い!! 原田氏、そしてチームJAPAN本当に良かったですね。
おめでとうございます。




スキー界音楽界
2014/02/15


キソスキー界が嘘八百の鷺師に騙されていることに気が付いたと思ったら、今度は音楽界でも同様の事態が発覚したみたいで笑えます。

手口は全く同じ。
滑りはデモにやらせる
作曲は専門家にやらせる

口八丁手八丁だけで、自ら滑るなり演奏するなりしなくても、世間はそれなりに納得し評価してしまうってのが恐いですね~~(^^;。
鷺の片棒担いでいたのが○JでありNHKってのも、何だかな~と思う今日この頃。

クラシック音楽に造詣がある訳でも無いのに云々するのは如何なものかと思いつつ、「ヒロシマ」がどんな曲なのかは、視覚障害者の妹を気遣ってくれているボランティアの方から頂いたテープを聴いて、凡そは知っていました。
その方は聴覚障害者でも立派に音楽の道で活躍している人が居るということを教えたかったようですが、テープはそれ以外にもニュースであったり、本の朗読であったり、兄としては本当に頭が下がりますm(--)m。
件のテープは鷺報道の直後、すぐに回収に来てくれました。

「ヒロシマ」は高橋大輔で知られるようになった鷺師の曲ですが、「アレッ?」何処かで聴いたような・・・・・それもその筈、クラシック音楽にさほど詳しくない私にでも、ショスタコビッチの交響曲第5番(革命)に良く似ていること位は分かりました。

しかし、マーラーの様に盛り上がりそうで盛り上がらず、無駄に長い辺りが違うかな~と思ったのと、色んな作曲家のモチーフと云うかテーマと云うか・・・・をパクッてきて切り貼りしている感じは、某S○J鷺師の手口にも良く似ているな~と思った次第。
勿論マーラーが無駄に長いということではありません念の為(^^;。

曲がゴーストライターに依るものだったり、それがパクリカモ?だったり、出来不出来云々なんかはブッチャケドーでもE話で、本当に問題なのは障害という個性が詐欺に利用されたことです。
ゴーストライターを名乗り出た新垣某は、いみじくも「共犯者です」とゲロしていましたが、「障害者」のバイアスが100㏈も掛かっていれば、どんな駄作でも専門家?の評価が高くなるのは道理??。
それがどういうゲインをもたらすかも承知の上での行為は、ゲロしたからと云って済む様な話では無く、全く許し難い鷺コンビ。

倫理の欠如と云うより、人として守らなければならない一線を越えているという点で、あるいは境涯の低さという点で、今日逝く本部のナニも似たり寄ったり。
こんな連中がキョーイクシャやゲーヂツカ騙っちゃいけませんゼッ。





五輪道その2
2014/02/12


深夜(朝)までテレビ観ていました(^^;
スノボハーフパイプ、銀銅2個ゲッツ!
密かに応援していた青野選手が予選落ちだったのは残念でしたが、平野選手平岡選手やりましたね!、おめでとうございます。

スノボに限らず、採点競技では常にジャッジングに??がついて回るのが普通ですが、今回はポドラドチコフの金も納得の配点でした。
これでスキー連盟も所属の選手がスノボでメダルを取ってくれたので、ひとまず体裁を保てて良かったッスね(^^)。

マスゴミは4年前、スノボハーフパイプ出場の国母選手の服装や言動について非難合戦を展開して盛り上がっていましたが、今回はその国母氏コーチングの平野平岡両選手のお蔭で、又暫くはオリンピックネタで盛り上がれるなんて良かったッスね(^^)。

しかし二人のメダリストが、帰国後あっちこっちに引きずり回されて、マスゴミ(テーノーレポン太&上から目線の知ったかゴメン底多)の、どーでもE質問に言葉尻を捉えられたり、失言して揚げ足取られたり、スノボとは関係の無い捏造記事書かれるかも知れないかと思うと、マヂで心配ッス




五輪
2014/02/11


マスゴミの五輪報道姿勢は相変わらずで笑える。
期待?していた日本人選手達の成績が振るわないのは悲観することでも驚くことでもない。
彼らが全力を出し切っている姿は結果を問わず感動的だから、メダル云々を超えて敬意の念を抱くし凄いとも思う。

しかしマスゴミはドーヨ?。
開会前、世界の一流どころが如何に凄いかを殆ど報道せず、自国選手は好調であり、メダル獲得の可能性があることを連日垂れ流し、自分達で前評判を作って国民に期待を持たせていただけだから、成績が振るわなくても全く不思議では無いのだが、本番で初めて世界のレベルを知った国民の多くは、やはり落胆せざるを得ないのだろう。

他所の子のことは一切知ろうとせず、自分の子供が「イチバン」だと思いたい○゛○親や、自分の孫が「イチバン」と思い込んでいるおめでたい爺婆にしたら、いざ世の中に出してみたら、孫より凄いのがいっぱい居て驚いてしまうのに似ている。

にもかかわらず、マスゴミは上位入賞者の滑りなり演技なりを紹介をするどころか、残念だった日本人選手の様子を繰り返し流し、何の役にも立たないお涙チョーダイ番組を作るのが関の山だろう。

前回は銀メダルだったから今回は金メダル、あるいは4番だったから今回は銅メダル・・・・・・・気持ちは分るけど、そんなに都合良く世界は待っていてくれたりはしない。
本当に残念なのは、そんなことも知らないマスゴミなんだけどね。

それはさておき、やはり日本人選手には頑張って頂きたい・・・・・・特に青野令選手、密かに期待しているし応援もしています!


余談
○゛○゛○○センって、世の中に出て通用しないと分かった孫が引き籠りになり、家庭内で暴れている様子に妙に似ている気がする今日この頃(^^)。
考え方さえ変えれば、十分世の中にもスキー界にも役に立つ筈ですがね。




ギジュツセンその2
2014/02/08

ソチ五輪スノボのハーフパイプ代表の会見で、平岡選手は「格好いい滑りをして日本人のスノーボードってヤバイっつーのを見せたいッス」と述べていましたが、確かにスノボチームは全員ヤバイ雰囲気を醸していて(^^;活躍が期待出来ます。

スノボがヤバイのはEとしても、メディアの取り上げられ方からしてマヂでヤバイのがスキー。
モーグルは未だに愛子ちゃんが頼りだし、アルペン種目は負傷した湯浅選手只一人。
参加することに意義がある選手は除き、上位に絡んでくる可能性があるのはこの二人だけと云うのは、スキー連盟マヂでヤバイんでないかい?(--;と感じる今日この頃。

S○Jときたら毎年繰り返される枝葉末節の「ターン運動の仕組み」←(ホラカワ節)だの、「ターンのキヂョ」だの、某カテゴリではチョメーとされるスキーヤ達の、もっともらしくもアフォらしいソチラチも無い話、「雪上に於ける骨盤の向きと傾きに関するイメージ論??(^^;」その他モロモロで、毎シーズンいたいけなシロートを翻弄して過ごすのがルーチンだったから、スカッとしたスピード系のレーサーを育てられないのは仕方ないにしても、 「どっちに落ちた」だの、しかめ面をしたマヌケな話にウツツを抜かしている間に、スノボのヤバイ連中は、既にキソスキーなんか手の届かない遥か彼方、ソチの空高く愉快そうに舞っている(^^)。
天真爛漫で心底スノースポーツを愉しんでいるのが伝わって来るから、彼らには思わず引き込まれてしまう。
スキーも昔はきっとそうだったに違いない、でなければこんなに入れ込むことも無かっただろう。


地方にしてからが40年以上もアルペン競技のジュニア育成に取り組んで来たにもかかわらず、国内最大級のスキー場を持つ某村からは、グルノーブルオリンピック以来一人のアルペンレーサーも輩出していない事実と併せ、憐迷のシステムには重大な問題があるのでは?と考えてしまう今日この頃。

とまれ、既に日本ではスノボの方が若者には圧倒的に支持されていて、国際大会でもオリンピックでも世界に伍して戦えるレベルに達しているという事実は素直に嬉しい。
かかる日に、ギジュツセンの意味を改めて問うてみるのは、メソッドが正常に戻り、スキーアルペンが霞んでしまったこの機会をおいて他に無いだろう。

そして(2014/01/31)の最後に書いた「我々指導員はスキー教師であって、パフォーマーでもエンタティナーでも無いからです」は、MJQ2003/03/28でも引用した、モダンジャズカルテットのピアニスト、ジョンルイスの言葉に倣ったものだが、もう一度「スキー教師とは何か」、そして「我々が本当に果たすべき役割は何か」を、ソチ五輪男子モーグルやアルペンDHL競技上位入賞者の滑りを観ながら、ヨ~~~ク考える時期に来ていると思う。




ギジュツセン
2014/01/31


ギジュツセンでは○○選手は競技スキーから基礎スキーに転向したという話は良く聞くし、スキー雑誌等でも目にするから、関係者の間(^^)では珍しくも無い話。
そのせいか、競技スキーから基礎スキーに転向して活躍?(^^)している人は沢山(全部か?)いるが、基礎スキーから競技スキーに転向して活躍したという話は全く聞かない。

一般的にどんなスポーツでも、段取りとしては基礎(基本)を学んでから競技に至るのが普通だと思うのだが、スキーというジャンルではどうやら順序が逆の模様(^^;。
勿論競技を引退した後、「指導者」に転向と云うのは分るものの、「基礎スキー」に転向っていうのは理解しかねるしどうにも馴染めない(^^;。

競技経験が無く、基礎から地道に積み上げて行っても、競技はおろかキソスキーギジュツセンでさえ競技経験者には敵わないが、競技をやっていればキソスキーでも通用するってこと。

ンヂャ、スキーで云う所の「基礎ってナニ?」と言う素朴な疑問が湧いてくるのは当然の成り行き。
そこで、スキーの「基礎」(^^)ってのはスキーの「基本」では無く、全く独立した「キソ」と云う名の「スキーの一種」と認識するしかない訳で、つまり、「キソスキー」とは、モーグルやバックカントリと同様、スキースポーツの1カテゴリと云うことになります。
ということで、夫々のご趣味にとやかく申し上げるのは如何なものか?と、最近になって漸く気が付いた次第(ーー;。

キソスキーとはスキーの基礎なり基本を学ぶものでは無く、例え怪しげでも、毎年その時々お上が思い付いた振付で滑るのがこのカテゴリのルールですから、キソスキーの頂点(ギジュツセン?)を極めた人が、スキー技術の頂点と=では無いし、一般的なスキーヤから見てナニを競っているのか分からなくても、関係者のみが納得していればEってこと(^^)。


↑それを踏まえて、敢えてヨケーなお世話と思いつつ、ギジュツセンと今日逝く本部の在り様について提案(^^)

失われた10年(某SS見解^^)が終わり、世界標準の新メソッドに変わったのは歓迎すべきことですが、相変わらずなのがギジュツセン
今年からデモンストレータ選考会は廃止で、デモはギジュツセン上位から選ぶらしいですね。

斜滑考では以前から、ナニを競っているのか分からないギジュツセンでは無く、スキーをする上で必要となる代表的な技法の正しいお手本を示すと云う意味で、そのデモンストレーション能力を競うデモンストレータ選考会こそ教育本部の仕事であり、選手権と名を付けるのならそれが競技性を持つか否かは甚だ怪しいにしても、競技本部に任せるべきだと指摘してきました。

何故なら、それは某SSの見解(^^)を例に挙げるまでも無く、過十数年に亘ってスキーヤのみならず、業界の足を引っ張ってきた、今や無用の長物どころか害(実は大した影響力があった訳では無かった?^^)でしかない教育本部の唯一の存在理由になるからです。

私達スキー教師って・・・・既にSAJの資格は無いですが(^^)・・・・例えてみれば小学校の先生の様なもので、スキーに必要な最も基本的な技術を教えるのが仕事ですが、しかし単にそれだけでは無く、スキーを学ぶことがその人にとって価値あるものとなり、それが豊かな人生を歩むことに幾らかでも役に立つのであれば、指導員の資質なり取り組む姿勢次第では、受講生のその後のスキーライフを左右しかねない責任をも担っていることになります。

その意味で、スキー教師もそれを統括する教育本部も、その役割は普遍的であるが故に、アルペンとかモーグルとかノルディックとかフリースタイルとかと違い、本来カテゴライズされてはならない(出来ない)筈です。
ところが、5級をはじめとするヒエラルヒーがギジュツセンの勝者を頂点にしてしまったことから、今や今日逝く本部は「キソスキー」として立派に(^^)カテゴライズされてしまいました。
しかし残念なことに、彼らにはそれがナニを意味するかさえ分かっていないみたいです。

メソッドが世界標準に落ち着いた今シーズンこそ、教育本部の原点である「スキーの普及と発展」と「裾野の拡大と底上げ」を担う仕事に誇りを持ち、その存在意義を示す再生の第一歩として、ギジュツセンでは無くデモンストレータ選考会を行うべきと考えています。

何故なら、我々指導員はスキー教師であって、パフォーマーでもエンタティナーでも無いからです。



久々のレッスン
2014/01/27


お正月が明けてからはけっこう滑りに行っています。
先日上部で50~60cmの降雪があった日には、久々の深雪を愉しみに朝から出掛けました。
降雪直後~最中の新雪は普通の板でもフワフワと滑り易いのですが、先日のは近年経験したことの無い小麦粉の様な重い雪で、グラートの一番急な部分でも板を下向きにしても止まってしまうというシロモノ(^^;。(1/21)

ストックリとも思いましたが、170cmと短いので、深雪では多少浮力が大きいだろうと、持って行った板はHV183cm

しかし180cm位の板では全くお手上げで、股下まで埋まって動けないこういう状況では、やはり反則板使うしか無いのでしょうかね(ーー;

リーゼングラート
それでもと2回挑戦したのですが、浮力がつかずに止まってしまい、全くスキーにならないので、パノラマ下部でお茶を濁して帰りました。


セントラルコース


名木山
不思議なことに下に来るほど軽く滑り易い雪に変わっていて、名木山の様な緩斜面でも新雪を楽しめました。


今年は取りあえず←ここ大事(^^)・・・・スキー技術も正常に戻ったみたいだし、怪しい滑り方している人も少なくなったり、目を三角にして無駄にビュンビュン滑る人も目立たなくなったりして、ゲレンデの雰囲気もなかなかE感じに変わってきたと思っていたら、なんと65歳の年金受給者に名指しでレッスンのオファーがありました(^^;。

昨年までのゲレンデでは、正直オーソドックスなレッスンはやり難い雰囲気がありましたが、今年は実に快調に行うことが出来ます。
受講生は指導員資格保持者と無級?(^^)の強者2名。

今後S○J方面から聞こえてくる雑音を無視することさえ出来れば、滑走感覚自体は既にバッチリ身に付いているので、極短期間で新しい世界が開けることと確信しています。

写真A様より

レッスンの終わりに写真を撮って頂きましたが、丁度名木山ではSSの研修会が行われていて、昨年とは大違いの極マットーなもの。

しかし、不思議なことにメソッドが180°変わったと云うのに、現場は混乱していないとのことでした。
本当に混乱していないのか、受講生も指導員も何が起きたのか、或いは何が本質かを理解出来ないのか、驚異的に従順なだけなのか、騒然となるのはこれからなのかは分りませんが、いまの所穏やかそうで何よりです(^^)。

しかしこの状況は、裏を返せばS○Jの影響力なんか最初から無かったとも云える訳で、私が買いかぶっていた(期待していた)だけなのかも知れません。

だからと言って、残り少ないコア層のスキーヤー同士の軋轢を生んだことも含め、S○J今日逝く本部のしてきたことが許される訳では無いし、何より指導員を大量生産しただけで、子供達の夢であり目標である五輪アルペン種目に参加できるレーサーを育てられなかったことについても言い訳の余地は無いし、現状その存在理由があるとすれば、FISの窓口程度の役割しか無いのでは?。

色物とは云え、フリースタイル系種目やスノーボードに依って、かつてそれらを蔑み嫌っていたS○Jの、五輪参加の体裁が辛うじて保たれている皮肉な現実と、失われた13年の教育活動?を含め、技術選の不思議さ故に、現実的には既にカテゴライズされてしまった今日逝く本部の在り様は、現在のスキーシーンに於いて一体どう総括されるべきものなのか、S○J存在理由にも係る問題として今後も注視していきたいと思っています。




デジルカメラ
2014/01/22


webサイトを公開しようと思いたったのが1999年の3月でしたから、今年で丁度15年になります(^^;
ページの体裁は恥ずかしながら当時のままで全く変化無し(--;。

構想7か月(^^)、途中で「自分には無理」と一度は挫折したものの、甥っ子の助太刀を得て、なんとか11月に公開することが出来ましたが、当時はデジタルカメラなど買える筈もなく(とても高価)、初期の頃に使っていた画像は友人から頂いたフィルムスキャナから取り込んだものでした。

しかし従来のフィルムカメラで撮影して現像に出してスキャナで・・・・となると、とても面倒だしコストも掛かるので、一年後の2000年12月に漸くデジタルカメラの購入に踏み切りました。
それが富士フィルムFinePix2700。
画素数2.3Mピクセルのカメラが約9万円、8MBのスマートメディアが9500円、32MBが15000円の時代でした(^^;

購入順:上段左から 富士フィルムFinePix2700キャノンIXY200、IXY200a、ソニーDSC-T1、
中段左から パナソニックDMC-LX1、リコーGRデジタル、富士フィルムX10
下段左から ソニーDSC-TX7、DSC-T9(中古購入)、ソニーDSC-RX100
それと、この画像を撮影したニコンD300(2008購入)。

FinePix2700以来、ナント!!気が付いたら14年の間に計11台ものデジカメを購入していたことになり、我ながら驚いた次第(--;

FinePix2700やIXY200が現在使えない訳ではないものの、実際問今の時代にはいろんな意味で制約や無理があって、とても快適にとはいきませんが、DMC-LX1やリコーGRデジタルなら、webサイトの画像に使う程度であれば、超過剰品質とも云える程の性能を有しているので、他の機種を買い増す必要なんかコレッポッチも無いし、ましてやその性能機能を使いこなしているとは言えないのですが、物欲ってのは恐ろしいものですね(^^;

この中で一番使ったのがソニーDSC-T1で、使い過ぎたのか?壊れてしまいました。
スイッチを兼ねたスライド式レンズカバーのT1は使い勝手が良かったので、後に同じタイプのTX7を購入したものの、レンズカバーの開閉やタッチパネルの使い勝手がT1とは大きく異なり、イマイチ用途に合わず中古でT9を入手。これはT1の使い勝手に近く、スキーやツーリングに重宝したのですが、僅かな期間で故障。

このTシリーズ3機種は、光の加減でソフトフォーカスを掛けたようなファンタヂック?(^^)な画像になるのが多いことに気付いてから使用頻度は少なくなりました。

壊れた2台と不具合?1台が全てソニー製で、金輪際ソニーなんか買わないと心に誓ったにもかかわらず、最新の機種はまたしてもソニー製のRX100(ーー;。ソニーってある意味(^^;凄い企業ですね(--;。
そのソニー製RX100は今のところ全く快調で、素人にはあらゆる点で満足度の高い結果が得られています。

富士フィルム:2台
キャノン:2台
パナソニック:1台
リコー:1台
ソニー:4台
ニコン:1台

有名どころで使用経験が無いのは、ペンタックスとオリンパスとカシオですね~~(^^;
ライカはベラボー過ぎるのか、全く興味の対象外で物欲が湧かないのは不思議です。



スカッとした話
2014/01/19


アルピーヌは新築当時からテレビの映りが悪く、アナログ時代の画面は吹雪状態。それでも映るだけマシ。デジタル放送になって改善するかと思ったら完全にアウト。買い換えたデジタルテレビは物置行き(;;)。
勿論プロフェッショナルである電気屋さん(2社)には何度も見てもらったけど、改善は無理との結論。
泣く泣く「お部屋にテレビはありません」とアナウンスする始末。

プロが「ダメ」だって判断したんだからダメなんだろうと諦めていたのですが、それでもダメモトでアンテナを交換してみたところ、ナント!全室でスカッと視聴可能になってしまいました(^^)。




このキャプション、マスプロ電工ってE人達ばかりの会社みたいで好感が持てます(^^)。


スカッとしたアンテナ建てましたヨ(^^)

ついでに分配器や分岐器もチェック&交換。
プロ(と思っている)の意見を鵜呑みにしていたら、きっと何事によらずスカッとした人生は歩めないのかも。


貴重なスキー行き、横滑り云々で悩んでいる暇があったら、スカッと深雪に飛び込んでみてください(^^)
スカッと大転倒でも愉しいこと請け合い(^^)。




新バッジテス
2014/01/18


1945年3月10日の東京大空襲で死者10万人、同年8月6日広島原爆投下で死者16万6千人、続いて8月6日長崎に原爆投下で死者14万9千人。
たったの五ヵ月でアメリカは夥しい数の日本人を無差別に殺戮している。
その日本人は戦争が終わるやいなや、それまで「鬼畜」だったアメリカに「ギブミーチョコレート」。
この掌の反し方すり寄り方は日本人に特徴的な性質なのだろうか?

悲劇の根底に何があったのかは未だ喧しい議論が続いている位だから、私がその真実を知ることは恐らく叶わないのだろうが、確かなのは日本はもとより敵国や関係諸国民の尊い命が失われた事実。


自動車教習所に通い、車は右側通行、急加速急ハンドルを励行し、踏切で一時停止してはならない、カーブにさし掛かってもブレーキは踏まない、その結果コースアウトしても「ダサイと思われるよりマシだと思え」ぐらいの勢いで、路上教習は無し・・・・・・・・みたいな講習を受け、いよいよ卒検の日が来て会場に行ったら、「今日から車は左側通行、踏切では一時停止することになり、カーブではドリフト走行、但し手前ではブレーキを掛けることになりましたからそのつもりで受けて下さい」・・・・・・と、モーメチャクチャな前説。

殆ど同じ状況が13~14年度の講習会&SAJバッジテスト。
普通はうろたえるところだし怒って良い場面(^^)。ところが、SAJ信奉者は違うモヨー(ーー)。
「今年は一級のバッジテストに横滑り種目があるんだって」
「横滑りってナニ?」
「練習練習」(^^;

1級に横滑りが種目で入ったのはヂョーダンにしても、総合滑降(本当はこれだけで充分)が無くなったのは理解に苦しむ。

難題に挑戦する楽しさが分る位数学に習熟した受験生が、一桁の足し算引き算の問題ばかりで、微積分はおろか関数/解析幾何/抽象代数・・・・その他なんか一切出題されない理系の大学入試を受けるようなものが、新1級バッジテスト・・・・・マヂで笑うわ。

横滑り(板を横にずらして使う)は、スキースポーツが成り立つ上で最も大切な要件ではあるが、それを種目にするならせいぜい5~4級まで。

大東亜戦争のA級戦犯については意見の分かれるところだが、スキー界をミスリードしたA級戦犯はハッキリしている。
レーシングチームに所属する子供達に夢を訊ねれば、大抵は「オリンピック選手になりたい」と答える。
失われた13年の総括もせず、この分では平昌五輪にアルペン全種目出場を果たすのはほぼ絶望的だろう。

どれほどコケにされても怒らない日本人スキーヤの従順さは凄いねって話でした(--;。





ソチ五雑感
2014/01/17


ソチが近づき、マスゴミもニュース番組では時々話題にしていますが、スキーネタと云えばジャンプのサラちゃんかモーグル関係が主で、アルペンレースSLの湯浅選手については、期待が出来る成績を出しているにもかかわらずあまり取り上げくれません(--;。

そんな訳で・・・・ってどんな訳?(^^;・・・・・スキーの指導員は4万人も居るというのに、DHL/SGのスピード系レーサーをたったの一人も育てられないS○Jの選手育成システムってのは、いったいどうなっているのかマヂで謎です。

その指導員(素質も見抜ける力がある人^^)達が、それぞれめぼしい人材を一人発掘し、マンツーマンで得意の?(^^)スピード系種目の指導をすれば、可能性は一気に高まると思うのですが・・・・・・・ヂョーダン(ーー;

小さい頃から段階を踏んで大きな台を飛べる様になったとしても、サラちゃんの恐怖心に対する耐性は誰もが訓練でどうにかなる類のものでは無いし、それこそ「類稀」な素質とも云うべきものですが、アルペンだって探せば、サラちゃんの様な人材が居ない訳では無いでしょう。

随分昔のことなのですが、小学校のスキー大会で「恐怖心ってナニ?」な、キレた女の子を発見し、たまたまその子が娘の同級生だったので、彼女のお父さんに「かくかくしかじか」なので「シカジカカクカクってのは如何なものだろうか?」と説得をしたことがありましたが、家庭の事情ということで地元のジュニアチームにも属せず、不発に終わったことがありました。

彼女をスピード系に特化した選手に育てることが出来れば、ソチに間に合ったかかもしれないと思うと今でも悔やまれる人材。

1991年6月のIOC総会で1998年の冬季五輪が長野に決まったことで、熱狂の白馬村民は勿論、長野県民や国民は、DHLコースが日本人選手の練習用として閉鎖されても、不平をかこつことが無い位の覚悟で臨むべきイベントだと思っていたし、正味7シーズン本番のコースを使って滑り込みをすれば、世界に伍して戦えるバリバリの日本人ダウンヒルレーサーが、富井剛志選手の他に少なくとも数人は誕生してくれるだろうと期待していたのですが、残念ながらその認識は違っていました。

仮にスキー場が補償を要求したとしても、具体的にはコースの賃借料と整備管理費等1億円(100万円×100日)×7年=7億円。
バーミンガムで行われたIOC総会では、開催地を獲得する為に「参加全選手団の交通費宿泊費食費を全て負担する」と云う、県民の誰もが
「聞いてね~~よ~~( ̄◇ ̄;」と、
腰の抜けそうなプレゼンをした位ですから、地元の強みが最高に発揮されるDHLの選手強化に、タッタの7億円使う位、ピ~~億円の招致活動費用に比べれば、スズメの涙(見たこと無いデス^^)程度のものぢゃないですか(ーー;。

そんな訳で、ソチのアルペンレースにスピード系の日本選手が参加しないのは寂しい限りですが、今年御嶽のスキー場ではDHLレース(2ヒート制?)が開催されるそうですので今後に期待。

ともあれ現実問題としては湯浅選手の活躍を祈るだけです。
ガンバレ!!!ユアサッ



凄いぞ浅!!
2014/01/08


アルペンワールドカップのSL第3戦ボルミオで、湯浅直樹選手が2本目トップのタイムで4位入賞!。
1本目のミス(前半19″45付近)が悔やまれますが、オリンピックではきっと活躍してくれることと思います。
それにしても30歳を超えての頑張りは凄いとしか言い様がありません。

ピークを過ぎたか?とも思える年齢だったバンクーバ五輪が、ボンクラ連盟の老害でフイになった後、4年の歳月は彼にとって一体どんな時間だったのかは推して知るべしです。
凄いぞ湯浅!


ソチ
2014/01/06


日経web新聞2013/12/23より

 シニア層の回帰などでスキー場が活気を取り戻しつつあるなか、全日本スキー連盟(SAJ)は13年ぶりに指導法を大転換する。中級者でもスピードに乗ったターンが可能なカービングスキーが普及する一方、制御できずにけがをするケースも。速度より安全を重視し、衝突事故やけがの減少を目指している。

 14、15日に新潟県苗場スキー場で行われた研修会には同県を中心に指導者213人が参加。ターンに入るきっかけとして足を逆V字に開くシュテムターンや横滑りなど、減速要素の多い滑りを指導で重視していく方針を確認した。

 SAJの登山一成教育本部長は「初心者から中級者にはまずコントロールを覚えていただきたい」と説明。全国約4万人の指導員、準指導員に新しい指導法を伝達する。スキーのバイブルとされる「日本スキー教程」を改訂する作業に入った。

 1998年長野冬季五輪前にカービングスキーが登場。くびれた形状(サイドカーブ)を活用すれば、中級者でもずれが少なくスピードに乗ったターンができるという“魔法の用具”として爆発的に普及した。

 呼応するように2000年、体の軸を内側に傾けてサイドカーブを最大限に使う指導法が確立。スキーの機能をできるだけ引き出すよう、効率性に主眼を置いた。

 しかし、修学旅行生など初心者がこの滑り方をすると制御できずに暴走し、衝突事故を起こす危険も。強い雪面抵抗に体が耐えきれず、けがにつながるケースもあった。

中略

 競技の世界では昨季から、大回転に使用できるスキーは旋回性能を落とすように規制された。トップ選手に脚の大けがが多く出たためだった。

 市販スキーも、くびれ幅は小さいものが主流に。スキー業界に精通するサロモンプロモーションサービスの若月等社長は「同じカービングでも中心部分が広く、ずれやすく楽しめるタイプが売れ筋になっている」と語る。〔共同〕

これを読んでナニをいまさらと、笑うべきか怒るべきか、ハタマタ脱力するか悩むところではありますが(^^)、モノは云い様とはよく言ったもので、こうなるともう節操もソークも無しの何でもアリってことで脱毛脱帽です。

○゙カ丸出しの極め付けコメントは「初心者から中級者にはまずコントロールを覚えていただきたい」との件。それこそがスキー技術ってものだろう。
上級者だって超上級者だって全く同じなのだが、初心者から中級者に限定しているところもナニ故(^^)

そのスキー技術を古いものとして蔑み排斥し、2000年からは「体の軸を内側に傾けてサイドカーブを最大限に使う指導法が確立←○゙~~~~~カッ(^^;
その挙句「初心者がこの滑り方をすると制御できずに暴走し、衝突事故を起こす危険」な状況が確立
つまり、この13年間、スキー教程にはスキー技術らしきことは何一つ記述されていなかったってことをゲロしている訳ですが、珍妙なイカサマ理論では当然の結末。

もう一つの驚きは「全国約4万人の指導員、準指導員」が居ながら、オリンピックのアルペンレースに出場し、世界に伍して戦えるレーサーが育たないシステム。これは本当に深刻な問題です。

いったいどこの国に指導員資格(指導者資格)を持ったスキーヤが4万人!(><;も居るのか教えて欲しい位のものですが、毎年律儀に研修会に参加し、お上のイカサマ話しをありがたく拝聴してきた彼らは、誰にナニを指導してきたのか?!!・・・・・・・。
S○Jに期待するのは所詮無理な話なのでしょう、結果が全てを物語っています。

明日発表?の、ソチ五輪に出場するスキーアルペンチームが、DHL、SG、GS、SL、コンバインド、全ての種目に参加することを期待しています。
何しろ指導員が4万人も居る国ですからね(^^)







賀信念(^^)
2014/01/06


あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

ネロとの散歩は欠かさずにしていて、大抵はジャンプ台方面が多いのですが、積雪のある時期のルートはその日の気分で決めます。
そんな訳で八方のバスターミナルも時々通ることがあり、その度に外国人の多さには驚かされています。
この光景こそ村民挙げてのオリンピック招致と、その大義であり望みだった国際化の結果なのでしょう(^^)。

関係者にとってはさぞかし嬉しいことだろうとお慶び申し上げますが、その外国人に紛れて日本の若者もスノースポーツを嗜みに来ていて、この事実はスキーヤの減少が少子化を理由にしていたS○Jの見解とは異なり、実に喜ばしい限りです。
しかし、云うまでも無く彼らの99%位はスノボを抱えていて、散歩の道中稀にスキーを担いでいる人に出会っても、まず間違いなくガイジンか年配者(--;。

八方を見る限りスキーヤの方が多い様に感じますが、お客様の話によると、他のスキー場(^^)?では既にスノボが圧倒的で、スキーヤは肩身が狭い模様(^^;、昨年の岩岳や栂池の光景に驚いているようではダメってことですね(--;。

スノボも極めればスキーと同等に近いパフォーマンスを発揮するだろうし、その熟練者は沢山居るにしても、それでも誤解を恐れずに感想を述べれば、雪山で遊ぶ道具として両者を比較した時、最高速度とか機動性を例に挙げるまでも無く、あらゆる点でスキーの方が優れていると思っています(^^)。

そのことについては過去にも書いていますが、唯一の欠点は上達に時間が掛かることで、凡そスノボの5~10倍と云ったところでしょうか・・・・・それがまたやり甲斐もあるし面白いところなのですが、効率的/合理的か否かは楽しさの感性とは又別の問題なので、勿論スノボを否定するものではありません。

この優れたスポーツを若者に訴求出来なかったS○Jが、如何にボンクラ揃いであるかについては散々書いて来たとおりで、それを証明するかのように、ソチに向けてメダル獲得の可能性がある若い(22歳未満)アルペンレーサーを全く育てられなかった事実は、連盟の存在意義を問われることにもなる忌々しき問題だと思うのです。

ナショナルチームを担当するコーチ陣の質は知りませんが、ガキの頃から滑っていれば○゙カでも一著前の講釈をたれる程度には上手くなって当たり前、地方のジュニアレベルではクオリティ云々以前の問題。

優れた人材は沢山居る筈ですが、彼らは何が問題かを把握しているだけに上層部にとっては耳障りも心証も悪い存在であり、当然老害団体のS○Jでは彼らの居場所なんかある筈もありません。
サッカーや野球では、結果を出せない監督/コーチの処遇は周知の通りですが、スキー界は違うようで、言ってみればガラパゴスキーって所ですか?(^^)。

本流のアルペンが低迷している限り、色物とも云えるモーグルやスキークロスが頑張ったところで、根本的な部分でスキースポーツの人気回復は難しいのでは?と考えます。
加えて、底辺(ピラミッド)の拡大に比例して優れた競技者輩出の可能性が高まるという意味では、10数年にも亘る常軌を逸した狂育本部のスキースポーツ破壊活動が若者のスキー離れを加速させ、底辺を縮小さてしまいました。
その狂気の数々もさることながら、スキー界の序列や拝点主義や肩書至上主義が如何に嫌悪感を育んできたか、少々上手く滑られるからと云って何も威張る程のことでも無いでしょうに。


頑張れニッポン!!