写真山行記 |
平標山(たいらっぴょうやま) 2006,8,16 | ||
2006年,「上州越後はしご山行」のフィナーレを飾るにふさわしい,花の名山平標山は,やはりその名に恥じない百花繚乱の山だった。でも少し時期が遅かったので秋の花が多かったのが残念。 台風の影響なのか,朝から風が強くて心配したが,それほど天気が崩れることもなく,雨も降らず,写真もまあまあ撮れたので満足だった。帰りはやはり温泉だ。すぐ近くに「ささの湯」という日帰り温泉ホテルがあるのでそこに入浴した。お昼過ぎの温泉は人もまばらでまさに極楽だった。
|
||
国道横の広い駐車場 前の晩にこの駐車場に入って車中で寝た。 トイレは向こうの三角屋根の建物で,きれいな様式トイレがあった。 ただ,人が近くを通るとセンサーが働いて照明灯がともる仕掛けなので,夜中にいちいち灯りが点いて,まぶしくて目が覚めた。 この写真は下山してきてから撮ったもの。広い駐車場もいっぱいになるほどの人気の山だった。 |
||
大鉄塔が初めての休憩地 暗い樹林帯を抜けると空が開けた場所に来た。 登り始めてから約1時間のこの地点が絶好の休憩地のようだ。でも私は水を補給しただけで,すぐに歩き出した。お花畑でゆっくりしたいので。 |
||
強風の松手山 再び樹林帯を抜けて,ここからは展望のきく吹きっさらしだ。風が強いので帽子に手をやって歩いた。徐々にお花が増えてくる。木道の階段が現われるところあたりから本格的なお花畑に入る。7月ならイワカガミなどの夏花も見られただろうが,この日は秋花が多かった。 |
||
タカネコンギクやシモツケソウが多い |
||
この斜面ではキオンとシャジンが目立つ |
||
振り返れば苗場山 当初の計画では,平標山の次は苗場山のつもりだった。でも,台風の接近であきらめた。 苗場山に登っても,池塘の高原が見られないのではつまらないからだ。 そうするとこの山が本当の最後なのか。 ゆっくりと楽しんで歩くことにする。 |
||
平標山 山頂 ガスがかかってきたので,展望はまったくない。 写真の男性は山の家経由で登ってきたという。私が登ってきた松手山コースよりも時間的には短いようだ。 ただ,山の家コースは花が少ない,というかほとんどない。花を愛でるなら断然松手山コースだ。 |
||
平標山から仙ノ倉山へ 残念ながら,こちらもガスがかかって眺望はない。きれいな木道が延々と続き,コースタイムよりも早く仙ノ倉山に着いた。 こちらも時期が少し遅いのか花はあまり見られなかった。リンドウやハクサンフウロなどの秋の花が目についた。 |
||
谷川連峰の最高峰,仙ノ倉山山頂 だれもいない。 強風となま暖かいガスが吹き付ける。 携帯で家族に連絡をとり,ひとり食事をしてメモをとったりする。15分してもまだだれも来ない。 写真も撮れないので,早々に下ることにする。 今年の夏も,これで終わりだ。あとは山を下って家路につくだけ。いつも最後は感傷的になってしまう。 |
||
山の家 新築工事 重機が入って,基礎工事からやっていたので,おそらく新築工事なのだろう。この日は雲がかかっていて見えなかったが,晴れていればおそらく,仙ノ倉山が目の前にそびえることだろう。 展望のいい尾根歩きはここまで,ここから下りは樹林帯となる。階段をひたすら下る。 |
||
林道に到着 林道の終点が登山口になっていた。 ここからは未舗装の砂利道をとぼとぼと歩く。 登山靴で林道を歩くほどつまらないものはないと,いつもながらに思い知らされる。 舗装になってからは,さらに場違いな感じで歩く。左側に大きな別荘をいくつも見て,お金持ちをうらやましく思いながら駐車場に着いた。 |
||
ハクサンフウロ |
タカネコンギク |
|
フシグロセンノウ |
イワインチン |
Copyright © 2004-2006 yoichi-k. All rights reserved.
|