きょうがたけ
標高 ────────── 2296m
三角点 ───────── 二等
山頂の展望 ─────── 良好
国土地理院2万5千分の1 ─ 宮ノ越(北東)
登山道の状況 ────── 登山道あり
                    8合目上は笹が多い
山行メモ:96年以来10年以上も登らなかったが,大泉ダムのルートや,三遠南信さんに教わったルートを歩きたくなって,2007年5月に2回目の登山をやってきた。

大泉ダムの駐車場にはソーラー発電のバイオトイレが建っていて,5・6台は駐車できる。林道をジグザグに登りつめたところが登山口で,そこが2合目だ。山道をもう30分も登ると4合目で,仲仙寺ルートと合流する。駐車場の標高差分,ダムコースの方が早い。

駐車場

登山口

合流地点

ここからのカラマツ林歩きはとにかく単調で長い。退屈しのぎにラジオでも聞きながら歩くとよい。七合目ピークからは東側の展望がきくようになっていた。さらに,八合目展望台は中アの景色も含めて180度以上のパノラマに変身していた。

七合目

八合目

ここから山頂までは道はあるものの,笹がかぶるようになる。九合目手前の岩峰からは,さっきの八合目よりももっと高度感のある展望だ。黒沢山分岐を過ぎると亜高山帯の様相になって,大泉山のピーク。一旦下ってもう一度登り返すと山頂に着く。

黒沢山分岐

山頂

帰りは黒沢山に向かって不明瞭な踏みあとを下る。三遠南信さんの情報どおり,道はあるが笹が深い。下るのは楽だが,登るのは大変だろう。鞍部まで下って,もう一度登り返すのだが,道を見失う。しばらくさまよったら,ずっと横川谷側の林内にテープを発見した。ピークに出たら,なんとそこは笹がきれいに刈ってあった。

笹道を下る

2045ピーク

確かに登山道と呼んでもいいような笹刈り済みの道があり,どんどん下る。カラマツ林の中に,ときどきブナの大木が残されており,新緑の小さな葉を輝かせていた。沢の音が聞こえるようになると広葉樹林に替わり,登山口に下りた。

笹刈りの道

登山口

近年,横川側からのルートで登る人も多かったが,台風などで道が荒れてしまい,その後の整備が進まないので,ルートは不明瞭になっている。

三遠南信さんより,2006年秋の情報をいただきました。ありがとうございました。

9月30日には経ヶ岳を訪れました。
登りは林道大泉線の終点から黒沢ルートの2045mコブへ突き上げる尾根を登りました。なんと尾根の取り付きには「経ヶ岳登山道」のプレートがありました。
無雪期にこの尾根を歩くのは十数年振りでしたが、林道終点から2045mまでは、登山道と呼べる道が続いていました。しかし2045mから黒沢分岐までは笹薮がひどく、踏跡も定かでない所がありました。(笹薮の中には取り付きにあったものと同じ「経ヶ岳登山道」のプレートが2つありましたが。)その為か黒沢ルート分岐には、立ち入り禁止を意味するのか赤いテープが張られています。

参考タイム(平均年齢67歳、女性2人を含む7人パーティー)
大泉ダム登山口(25分)林道終点(2時間15分)2045m(45分)黒沢ルート分岐(35分)経ヶ岳


撮影日:2005,2月
撮影地:萱野高原
撮影者:管理人
ルートマップ
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)を複製したものである。(承認番号:平16総複、第286号)
なお、地図の彩色等はカシミール3Dを使用しています。
投稿写真(撮影者:記載なしは管理人)


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