アザミ岳
きりやま
遠景写真募集中
標高 ────────── 1304m
三角点 ───────── 三等
山頂の展望 ─────── 西側はパノラマ
国土地理院2万5千分の1 ─ 平谷(北西)
登山道の状況 ────── 西尾根に薄い作業道
山行メモ:千本立に登ったときに,林道から尾根続きに道がついていたので,これは楽勝の山だと思っていたら,その道はすぐに尾根からはずれてしまうことを聞いた。
 
ネットの情報でも,この東側の尾根歩きでは,踏みあとのないササ漕ぎを1時間近くも強いられるというので,それではと,北側のヒノキの植林地からアタックを試みた。地形図や実地の偵察からその山の弱点を見つけ,それでうまく登れたときの満足感というのは,ひょっとしたら岩登りとおんなじか。

国道が柳川を渡ってすぐを右に折れて,引き返すように国道をくぐる。幾軒かの別荘を過ぎると左に浄水池らしき網フェンスが出てくるので,その横の空き地に車を止めた。

そこから柳川を渡渉して支沢に入る。目の前すぐの堰堤は右岸のブッシュの中を登って上に出た。もう一つ大きな堰堤は左岸を巻く。やがて正面に大きなナメ滝が見えたら右岸の尾根を登る。

渡渉

正面に滝

尾根は始めは急坂だが,やがて緩やかになり,最後にもう一度急になって東方子尾根に突き出る。道は林縁作業道があるのでそこそこ歩きやすい。突き出たところはもう山頂部の植栽地なので展望が開ける。正面には根羽の茶臼山が丸頭を見せている。植栽地ふちを1分も登れば三角点だ。

林縁道

山頂展望

三角点から西側斜面だけが,きれいに刈り払われており,広角レンズで3枚分のパノラマ展望が得られる。裏の東尾根のササの状態を見ると背丈の密集状態で,確かに難儀しそうだった。
 復路は一本南のヒノキ林内の尾根を下ったが,最後はやはり急坂になって支沢と本流に挟まれた小さな尾根に下りた。本流の左岸には道がついており,国道に出てみると,そこは「平松の浅間社跡」というところだった。

山頂部

平松の浅間社跡

ここ数年は展望がいいだろうから,登るなら今のうちと言える。
復路を登った方が道はいいかもしれないが,それよりも,南の林道から尾根に取り付いて北に突き上げた方が道はいいし,近いかもしれない。興味のある人はチャレンジしてみてほしい。

撮影日:
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撮影者:
ルートマップ
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)を複製したものである。(承認番号:平16総複、第286号)
なお、地図の彩色等はカシミール3Dを使用しています。
投稿写真(撮影者:記載なしは管理人)


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