げんしやま |
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標高 ────────── 1290m 三角点 ───────── 四等 山頂の展望 ─────── 笹,樹間のみ 国土地理院2万5千分の1 ─ 平谷(南西) 登山道の状況 ────── 作業道あり |
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山行メモ:先週,十六方から見て俄然登りたくなった。なだらかで大きな両翼を従え,なかなかの重量感のある山だ。 三角点は南北に長い頂稜部の北端に位置しているので,地図をよくよく見て北側の沢をつめるルートを選んだ。伊那谷南部の里山は,いずこも同じ笹藪の海なことが多いので沢ルートは有効である。 小椋沢の林道入口には鎖のゲートがかかっていて車は入れないので立派な舗装道を歩くことにした。あらかじめ計画していた沢の入口にはなんと赤テープがあり,多くの人が入っている作業道があった。この時点でもう登頂は確信した。
はじめは明るいカラマツ林を行く。斜面の上までよく下草が刈られていて美しい森だ。まもなくヒノキ林に移ってくるが,ここも最近枝打ちされたようすで,作業道が左岸にずっとついている。沢を歩いても別に問題はない。沢の水が消えたあたりから道が不明瞭になり,笹も繁ってくるので,向かって左の稜線に強引に登る。すると牧場境界の金網が出てくる。 金網の脇を数分登れば三角点だ。周辺が少し笹刈りされており,数人程度なら腰をおろしてランチできる。展望は笹が高いのと樹木があるのとでよろしくはない。それでも南アは塩見から上河内までは見渡せた。南に延びる尾根は笹の海で踏みあともない。 復路は,さっきの金網沿いをしばらく下る。ときどき北西側の展望が開けて,大川入山とか恵那山とかが見える。境界杭の107番のところだけ,どういうわけか金網が開いており,いかにもここから入って下さいと言わんばかりなので,遠慮なくおじゃました。沢に下りたら思ったほど笹はなく,そこからはステキな広葉樹林が続いていた。テープも杭もナタ目も何一つ発見できないのに,左岸側に踏みあとがあるような自然の森を満喫して道に出た。 最後は大椋沢を渡ることになるが,たいした川ではないので,適当にどこでも渡渉する。靴が濡れる程度だ。 この美しい沢を登るときには,電柱の511番を目安にするといい。 |
撮影日:2007,3,10 撮影地:十六方 撮影者:管理人 |
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ルートマップ | |||||
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)を複製したものである。(承認番号:平16総複、第286号) なお、地図の彩色等はカシミール3Dを使用しています。 |
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投稿写真(撮影者:記載なしは管理人) |
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