坊主岳 (1961m) 2006,2,18踏査 | ||
権兵衛トンネルが開通したので、なんといってもアプローチが近い! 山頂の展望は最高で、ぐるり360度の山座同定をやっているとすぐに小1時間! 夏は笹がいやだという人は、残雪期に登れば3時間以内で楽勝! こんなにうまく登れた山も珍しいので、写真をふんだんに使ってレポートしたいところだが、サーバーの容量の問題もあるし、いつもの程度でご容赦を。
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イノコ沢出会い 実は権兵衛トンネルを抜けて、次のトンネルを抜けていくうちに、奈良井ダムへの降り口を通り過ぎてしまった私。あわてて引き返してここにたどり着いた。橋のたもとから沢に下りる道があるので下ってみると、下には車が3台ぐらいおけるスペースがあった。 |
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登山口? どこかのHPにも書いてあったが、この入口はちょっと不安な感じがする。ホントにここでいいのか?他にないよな、ここだろうな、行っちゃえー、ということでここで正解だった。 白い看板はてんで関係のないことが書いてある。午前8時。 |
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この神社で確信 これもいくつかのHPで、よく見る神社。私もこの神社を見て道の正しさを確信した次第。8時5分。 |
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アカマツの急斜面 マツの枯れ葉というのは滑るものだという、まるで教科書のような道。登りはともかく、ここを下る時は気をつけよう。 私は周回したのでここを下ってはいない。 |
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三角点のすぐ上から残雪 先日、大量の雨が伊那谷に降ったので、雪が融けてはいないかとおそれていたが、なんとラッキーなことに、笹が出始めたところからご覧のような残雪で、結局一度も笹には触れずに登れた。 坊主岳もいいけれど、笹藪はちょっと・・・という人は、今ならまったくノープロブレム。午前9時。 |
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1700m付近 よく締まった緩斜面の残雪の上を、小鳥の歌を聴きながらサクサク登る。ときどき笹の葉が頭を出してはいるが、このあたりで積雪は50cmぐらいか。 今日の登頂を確信し、山行の充実度を予感した地点だ。今日はサイコーだぞ。 |
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9合目あたりで展望が開ける ここまでの登りで、左側の樹間からずーっと見えていた御嶽山が完全に姿を現した。この気持ちよい斜面で写真をたくさん撮った。構図的にも、山頂よりもここの方が手前に木があったりしていいところだと思う。帰りはここを通らないだろうと思っているので、ついたくさん撮ってしまう。 |
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山頂から北部のパノラマ 説明は無用。真ん中は1961mピーク。 午前10時25分着。(写真クリックで拡大→) |
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同じく山頂から南部のパノラマ 中ほど左が仏谷(ほとけだに)、右が中アだ。 |
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先客がいた! 私が山頂一番乗りのはずが、先客がいた。 ドバトだ。だいたいドバトというのは、厳密にいうと野鳥ではない。言ってみれば家畜化された鳩が野生化したものだ。 風をよけてウトウトと眠っていたので、邪魔をしないように食事をした。弱っているのかと思っていたら、そのうち木曽の方向へ飛んでいった。 なんだったんだ? |
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ハイマツ あるHPに書いてあったが、本当にハイマツだった。2000m未満の山にあるなんて驚きだ。それだけこの山頂の環境が厳しいのだろう。いつまでも残っていてほしい。地球温暖化はこのハイマツのためにもストーップ。成長線の間隔を測ってみると、8cmぐらいあった。西駒で2〜3cmなのでその3倍もある。当然といえば当然だが、その割には背丈が短い。なぜだろう。 |
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1961ピークから坊主岳 あっちから坊主岳を見ると、絵になるだろうかと思っていたら、もう歩き出していた。20分ほど北に進むと坊主岳よりわずかに高いピークに着く。 左に仏谷、右に坊主を配してA2の28o広角ぎりぎりいっぱいだった。 やっぱり山には24oが欲しいなあ。一眼デジがここでもまた欲しくなる。 |
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仏谷に向かう 想像以上に快調に登れたので、仏谷に向かって稜線を進むことにする。時間がきたら適当な尾根を右に下るつもりで。 私は向こうの仏谷まで、目測で2時間と見た。ところがいざ行ってみると、意外に遠かった。実際の仏谷は想像以上に大きい山で、距離感がつかめなかったのだ。午後12時00分発。 |
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横川渓谷への分岐点 この板、カラマツにしっかりと釘打ちしてあったので、簡単には取れない。この看板から左に下ると横川渓谷の林道に出る。飯田のMさんによると、笹が深く、赤テープがたよりだという。午後12時35分通過。 |
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岩のキレットもあった この写真はヘボイ。よくわからないが、とにかくもろい岩のキレットに雪が乗っている部分が数mあった。慎重に渡った。まあ落ちても死にはしない高さだが、痛いのもいやだ。 |
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最後は振り返って見た坊主岳 稜線歩き最後の地点がここ。時間切れである。午後1時40分。 坊主があんなに小さく見えるということはいかに仏谷が遠いかということ。 ここから仏谷まではまだ標高差にして200mはある。前進をあきらめて、右にトラバースし、西南西尾根に乗って下った。この尾根はスノーシューでほとんど駆け下りた。車に帰ったのが午後3時40分。実動7時間40分の充実山行だった。 |
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