磐梯山 2005、8、11

会津の磐梯山は過去に一度、磐越道からみかけたことがあります。その時は普通の火山だなあという印象でしたが、登ってみるとそう単純な山ではないということがわかりました。
 登山家の田部井淳子さんの山小屋が磐梯山の麓にあるらしく、彼女のお気に入りのコースも教えてもらいました。やはり地元の人が一番詳しいです。

東北の山をはしごで登る旅の最後の夜は、ちょっと贅沢をして温泉に泊まりました。

はじめは登山家の田部井淳子さんの所有する沼尻高原ロッジに電話するも、満室でダメ。今夜の宿をその日の午後になって探すのですから無理といえば無理なんですが。

結局、押立(おったて)温泉の国民宿舎に7000円で泊まりました。車に泊まると食費2000円で済むのですが、温泉にゆっくりつかるのにも魅力はあります。

コースは翁島登山口からの最短直登コースを登って、帰りは猪苗代コースを下りました。最後は林道を3kmほど歩くことにしてなんとか周回コースをつくりました。

小屋の人に聞いたところでは、田部井淳子さんのお気に入りは黄色のコースだそうです。

(この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)を複製したものです。(承認番号:平16総複、第286号) なお、地図の彩色等はカシミール3Dを借用しました。)
翁島(おきなじま)登山口
スキー場の横の樹林内に道があります。まっすぐに登る単調な道ですが、ときどき熊笹が雨に濡れて道にうなだれてきていて、体が濡れてしまいました。
スキー場の一番高いところまできました。登っているときはリフトのゴンドラは止まっていましたが、下山してみるとリフトが運転されていて、ここまでゴンドラが上がって来るみたいです。ゴンドラに乗れば1時間弱は短縮できそうです。
はい、もう山頂です。
何しろガスっていて展望はありませんので、写真も撮れません。この登りの途中で、北アの白馬で起きた土砂崩落のニュースを聞きました。
こういうニュースが流れると「山→危険」というイメージが増長されるんですよね。
弘法清水という水場にある山小屋
休憩は無料で、おいしいお茶もサービスでいただきました。豚汁など、ちょっとしたお料理をだしてくれるお店です。ここからは雨が降り出し、傘をさして歩き出しました。
沼ノ平という湿地まで下りてきますと、あたりから硫黄の臭いがしてきました。活動中の火山なので注意して登れということのようです。

この湿地は結構な広さがあるようで、池も沼も点々と見られました。ただ、やはり遠望は利かないので全体像は定かではありません。
ここが沼ノ平の展望地点のようです。
ガスって見えず。とっても残念。でも雨はやみました。
猪苗代スキー場です。そのゲレンデの真ん中に登山道が切ってありました。ガスっていて幸いです。樹林の中に道というわけにはいきませんか。
車道に下りてから舗装道路を3kmほど歩くと、もとの翁島の登山口です。ここも実はスキー場のゲレンデが駐車場になっています。眼下には猪苗代湖がデーンと広がっていると思いますが雲で見えませんでした。
コースタイムは登りが2時間30分、下りは2時間、車道歩きが50分です。
ササユリ ミヤマシシウド
エゾシオガマ イブキジャコウソウ


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