インド

今回の旅は相棒の高野重明氏に旅行記をお願いした。

高野重明氏旅行記
  

ベナレス(ヴァラナシ)

ベナレスは、ガンジス河の中流に面した町。紀元前から宗教都市として発展し,お釈迦様が訪れた当時はカーシー(光の都)と呼ばれていた。日本ではベナレ
スの名が定着しているが,これは英語音が日本語化したものなので,現地では通じにくい。

毎年巡礼者は100万人,ヒンズーの儀式を行う祭司は3万人、ここで臨終を待つものは数知れない。
ベナレスはヒンズー教の七聖地のひとつである。
ヒンズー教では、シヴァとその妃ドルガの恵みにより,この町で生を終え、火葬にされ, 違灰を
ガンジス河に流されたものは,天国に行けるという。
手こぎボートに乗って朝の沐浴風景を眺める。
老若男女を問わず、頭から水を浴びる人,泳ぐ人,水を口に含む人,洗濯をする人、人それぞれですが・・・
河の水をよく見てみると,人や動物の死体と排泄物、その他色々なものが浮遊しているが,ここが“聖なるガンガー”なのです。
「おい ボートの側に人の足が見えるぜ 腐っているなー  尻が白くなって血が出てるぜ」 
聖なるガンジスの水をペットボトルに詰めている人が何人もいる、聖なる水は何年たっても腐らないそうだ
この水を売って儲けようとする人がでないことを祈る
ボートを降りて,幅2m位の路地を歩く、ビデオカメラ、デジカメはヘイマン氏に預ける
牛の糞を踏まないように歩くと、犬の糞を踏む、僕の靴に運(こ)がつく
パキスタンとの関係上、イスラム寺院を守るため鉄棒を組んで守っている

ベナレスの町並み!!ヒンドゥ−教だから、牛と猿は神聖な生物だし,そして,生物は大切にする国柄とは聞いていたけど。
野良牛がいっぱいいる 他に豚,いのしし? 犬・猫・ひつじ・やぎ。
牛が道のまんなかだろうが,車が多数行きかっているさなかでも,のんびりと座り込み,寝ている?
インドの牛は日本のカラスなみに何でも食べる。ゴミをあさっている牛が多い。
人々は牛がいてもそれが当り前によけていく。
ベナレスでもメインな道は,舗装してある。しかし、その道端は,未舗装で土が見えている。
でこぼこでスピードが出せない。砂埃がすごい、前が見えない。
側溝の水溜りがドブになっていたり、ごみの山があったりする。そこで、豚や牛が食事をしている。
また、牛のいる道路は,歩行者,自転車,三輪車,オートリクシャ(オート3輪)、バイク,車,ロバ車、
ラクダ車、馬車,牛車(飼牛は荷車を引く)とさまざまな車両?が走っている。
車は左側通行で車線は一応あるが,適当なものだ。
僕らの車のクラクション,パッシングが休む暇なく鳴り続く。
いろいろ走っているので,いつぶつかってもおかしくない。すごい車両感覚。
日本人では直線道路を走ることも困難だと思われる。
移動の途中,高速道路を走ることになった。ふ−−ん、インドにも高速道路あるのだ。
と思っていたが、ん?高速道路でも人は歩いているし,らくだ車や、逆走して来る車までいる。
ホンとに、高速道路。
さらに、ドライバーは、急いでくれているのは分かるが,目の前の車は全て抜く!という感じで,クラクション鳴らせっぱなし。よく喧嘩にならないなぁ・・・
と思っていたら、料金所がきた。ホントに高速道路だった。 お金を払う意味がないと思うけどね。

アグラからデリー

アグラからデリー4時間 2時間が走って、途中のレストランで昼食。
驚いたことに、僕らが来ると、部屋の電気と、天井の扇風機?を動かす。
トイレに行くと入り口に人が立っている。ニコニコ。ナマステと軽く挨拶。
普通に小をする。洗面所に移動すると、蛇口を開けてくれる。
「ジャパニ−ズ?」「イエス」すると、「コンニ−チハ!!」
手を洗い終わると,ペーパータオルを渡してくれる。水にぬれるとくちゃくちゃになってしまうが。
その後,当然のごとく、チップを要求してくる。10ルピーを渡すと,にこにこ。
う−−ん、こんなサービスいらないのにね。ビールを飲みすぎて2度も行ってしまった。
シーク教徒夫婦と子供による民族音楽を聞く。
コブラ使いもいたが、そちらは見に行かなかった。

タージマハール

.お釈迦様初説法の地

釈尊と5人の弟子

MAHANAMA
BAPPA
BHADDMA
KONPYA
ASSHJI

その弟子(ブッダ)が24人いてそのブッダが外国へ布教に出かけた
ジャイナ教の坊主は裸
イスラム教 シーアは顔をだしてもよい スンニは顔を隠さなくてはいけない
シーク教は毛を切ってはいけない、髪の毛は1.5mあり、ターバンで巻いている


.ベナレスからアグラへ

ムガールサライ駅

飲んで駅に入っても良いが、列車内で飲んではいけない、そこで、お茶のペットボトルにジンを移す
駅の待合室は列車待ちの人が床に寝いる、電灯には虫がすごくいる、「いなご」もいる
日本では「いなご」を食べるので、捕まえて輸出して儲けるようにと言ったが話に乗ってこなかった
改札口がないので誰でもプラットホウムに入ることができる
物乞いの少年、犬、牛が入ってくる、牛が2頭来た、1頭はゴミ回収リヤカーをあさりゴミをこぼすので駅員がしかったら、はい すみませんと言ってどこかへ行っ
てしまった。 もう1頭は駅で布を敷いて休んでいる家族連れ客のところでよだれをたらして餌をねだっている 客もよだれをたらされると困るのでナンを投げる
と一旦はそちらに行ってしまうがまた戻ってきてねだる。

寝台車の上段で夕食 ゆで玉子、ジャガイモむすび風のもの、チキン、りんご、それにペットボトルの酒(ジン)
2時間遅れでツンドラ駅へ到着、通路に二人いて、ここが改札口だ

アグラ城

河をはさんで向こうにタージマハールが、かすんで見える
16世紀にインドの王様が戦利品を持ち帰った、大きな木製の山門と宝石のはまった石の欄干
宝石はイギリス人が、ほっじって抜いていってしまった
王座にも62カラットのダイヤモンドがはまっていたが、今はエリザベスが持っている、返してくれない
庭園に犬が1匹いた、王様の生まれ変わりだそうだ
各大臣と商人の商談の間
商人と大臣、貴族のパーテイーは中庭で開催された、2階では王様、妃、下女が見学、のぞき窓もそれぞれ違う


釈尊初説法の地 サルナート   塔婆       サルナート遺跡での僧侶の屋外フォーラム     菩提樹の下で釈尊瞑想中
  


釈尊と5人の弟子達                    壁画に釈迦の一生が描かれている             ビシュワーナート寺院
   


町の風景  野良牛が道路の真ん中に        道路の両側は屋台店                屋台は牛にねらわれる
  


ガンジス川沐浴                     ガート                            ビールはどこでも美味い
  


ムガールサライ駅                    寝台車で                        世界遺産タージマハール
  


                               アグラ城                            釈迦の5人の弟子
  



台湾(台北)

今回の旅行記は小池氏にお願いした。

1日目

成田からエバー航空(EVA AIR 長榮航空、中華民国の航空会社)BR2196便で台北まで。
結構乗客が多くほぼ満席。乗務員は中国語でペラペラ。出発前から異国情緒でうれしいですね。日本語をしゃべる乗務員もいて安心。安心ついでに出入国カードもローマ字と日本語でOKでした。
3時間40分ほどで台北の中正国際空港に到着。空港から台北市内まで45Km位。夕方のラッシュで高速道路も混雑し結構時間がかかるのであります。
ホテルは結婚式用の写真館店が並ぶ一角の「山水閣大飯店」。日本で言うところのビジネスホテル。チェックイン後、ホテル近くの屋台が並ぶ路地で夕食というわけで、1人約100元〜130元(日本円で340〜440円)位のお粥を食べ、帰りにセブン・イレブンで台湾ビール30元〜34元(100円〜115円)、烏龍茶などを買い込みホテルの部屋でささやかに乾杯。後は疲れのためか皆ぐっすり・・・・。

2日目
第一の見学場所は、「龍山寺」
台北で最も長い歴史をもつ古刹。極彩色に彩られた順中国式の建物で、屋根や柱には精緻な彫刻が施され、道教の神々が祀られている。庶民信仰の中心として朝から参拝者がたえないのだ。

第二の見学場所は「中正記念堂」
蒋介石を記念して建てられた高さ約70メートルの大理石の建物。入口の青い瓦屋根の美しい門が印象的だ。2階には蒋介石の像が置かれ、ちょうど衛兵の交代式が行われているところであります。

第三の見学場所は「行天宮」だが、その前におみやげ物屋に立ち寄りショッピング。
「行天宮」は、三国志の武将・関羽を祀っている。関羽は武将としてだけでなく商売の神としても信仰の対象となっていて多くの参拝者でにぎわっている。金運が授かるというので思わず真剣にお参り。この廟の横の地下道には、占いの屋台が集まっていてバスに同乗の若いお嬢さん方は占いをしてもらっていました。

昼食は、飲茶。ビールは別会計で一本120元(400円)位。ビンビールで以外と高い。前日、セブン・イレブンに安いビールがあることを知ってしまったのでここはガマン。
さて本日のメインイベント、第四の見学場所「故宮博物館」の前に、お茶の問屋を見学。
烏龍茶から始まりプーアール茶まで、お茶博士の沈先生が茶の入れ方効能等を説明し最後に購入を進めるが、試飲するだけであまり買う人が無くきげんが悪くなってくるのが気の毒でした。

「故宮博物館」は蒋介石が台湾に来るときに、中国から持ち出した宝物を展示してあるが、写真撮影可が多く日本の博物館、美術館との違いを感じた。館内は広くいささか疲れましたが、説明をしてくれた林さんには、日本文化に対しての造詣も深く感心感心。

最後第五番目は、「中烈祠」。
かつて日本人が創建した靖国神社があった場所で、戦後になって台湾へやってきた国民党政権の手で中華民国忠烈祠となり、中華民国軍人の英霊を祀っている。儀仗兵の交代式の時間帯で、身長180Cm以上の儀仗兵が一糸乱れぬ機械仕掛けのような動きに観客から歓声と拍手がおきでいました。

さて、市内観光も終了し、本日の疲れをいやすため台湾式マッサージを受けに行くことに。
マッサージ90分は長すぎると感じ、交渉して60分1000元(日本円3,400円位)で。蒸しタオルで首・肩の筋肉をほぐし、足踏みマッサージを受けるうちに60分では物足りなくなり、30分延ばして90分1200元コースに変更。本当に疲れがとれました。
マッサージの後は、夜市に。食堂街で牛肉入りラーメンを食べ、衣料品店をひやかし電車でホテルまで帰ることに。途中でビール、烏龍茶を買い無事帰着。

3日目
朝市内をブラブラ歩く。
台北駅まで40分位。駅近くの通りでは朝から屋台が出ていて活気がある。駅のバスターミナルのトイレでスッキリしてホテルへ帰る。出発の11時まで若干時間があるので急いで屋台でお粥の昼食をとる。三日間でお粥4食。よく食べました。

                                中正祈念堂                          蒋介石像 
  


                                 「行天宮」                          「故宮博物館」
  



           


                                 「中烈祠」                       お粥屋