経ヶ岳    2296m

                   2008    .  7


 いつも伊那を中央道で通過する度に見ている山で 登ろう登ろうと思いながら今日になった。
 登山口は伊那の西箕輪仲仙寺 観音様近くに表示が出ていると聞いている。
 私はよく分からないので、林道終点まで入って急斜面を尾根まで登って行った。 1時間で5合目近くの登山道へ出た。 林道は途中侵入禁止で事故が起きた場合は自己責任での表示があった。 確かにパジェロミニでも危険を感じる狭く急斜面に造られた道で、引き返すにも狭くて引き返せない道であり道路端が崩れないことを願いながら進んで行った。 5合目で会った登山者は仲仙寺から1時間15分掛かったと言っていた。 時間は確かにいくらかショートカットで5合目まで来ているが安全第一が重要だ。 次回からはショートカットはやめよう。
 5合目から山頂までは3時間 ラジオ聞きながらなだらかだと思って登って行ったが帰りに見たらけっこう急な斜面も多かった。
 帰りりは写真撮りながら5合目まで2時間15分 結局11時から18時ころまで歩き続けたことになった。 久しぶりにいい汗をかいた。
  

5合目                             6合目

 


7合目                                7合目から山頂を望む
 


 シナノオトギリ                                        8合目ここから山頂まで1時間10分
 


伊那市                                            テガタチドリ
 


山頂
 




大朝日岳      1870m

                       2008 ・8 ・ 9             


 45歳から始めた日本百名山登山90をもって最後の日本百名山登山にしようと思って今回山形県の大朝日岳へ登ることとした。
 61歳体重78キロ 下腹が出てきて元の体形に戻らない 山道で木の根につまずき 下りで膝の痛みが大変 そこらで滑落する前に日本百名山も 山頂も目指さない気楽な山の散歩に切り替えようと思い 日本百名山の最後を大朝日岳とした。
 長野を14時に出発し新潟ー鶴岡ー月山IC ー古寺鉱泉到着21時20分 林道も全て舗装道路で危険カ所は無い 当初古寺鉱泉近く 細い道で大変なイメージをもっていたが 整備されており何の問題もない。 駐車場30台 着いたときには駐車中の車の持主は古寺鉱泉泊まりか車中泊まりか暗く静 迷惑掛かっつてはいけないのでテントだけ張っつて 駐車場から200mばかり手前の道路脇擦違いスペースまで戻って 途中買出してきた魚のてんぷらやコロッツケを肴にカクテルパーティを行った。
 朝2時半頃到着したグループの何台かのヘッドライトと迷惑な大きな話し声で目が覚めたが じっと我慢して寝ていて起きたのは5時過ぎ 支度して5時45分に出発 古寺鉱泉裏の登山道を急登してハナヌキ峰 小寺山(1501m) 小朝日岳は登頂せずに回り込んで大朝日岳まで 到着は11時 途中3箇所の水場で冷たい水を補給して 大変な暑さで水をがぶがぶ飲みながら登っていった。 山頂小屋の手前30分の銀玉水は大変冷たく旨かった。
 銀玉水から小屋までの斜面ではウサギ菊やニッコウキスゲが写真撮れと言わんばかりに花びらを広げ黄色に輝いていた。
 そして小屋の周りのお花畑は 小規模だが ハクサンフウロ タカネナデシコ ウサギギク マツムシソウなど 美しく咲いていた。
 大朝日岳は標高1870m 我が家の近所の山と比較すると さほど高い山でもないが 東北の山に共通の山の大きさと この山には雪が深いせいか3,000m級の山と同じ自然の厳しさと美しさがあった。
 小屋から山頂まで15分 水だけ持って往復してきた。 近くの中岳もそうだが 1700m位から上はハイマツと高山植物に覆われた美しい山 そして薄いもやの向こうに月山 8月でも雪渓の残る美しい山。
 小屋の日陰で食事して11時45分下山 当初快調だったがだんだんと膝や腿に痛みが出てきて途中長い木の杖を2本作って杖にすがりながら下ってきた。 古寺鉱泉へは15時30分到着。
 根子川で汗を流したが この川はあぶが多く 裸で水を浴びてると払っても払っても20匹位のあぶが 人の血を吸って子作りのできるチャンスとばかりに 股の下から 背中から 顔の横から 攻めてくるわくるわで大変なこと。 あわてて水を頭からかぶり タオルで身体をたたきながら着替えを終わったが あぶには 何箇所も刺された。
 帰りは16時古寺鉱泉駐車場出発 新潟の長い海岸線 海に沈む夕日を見ながら南下し 中条から高速へ乗って 長野へは23時到着 途中米山パーキングで 米山ラーメンを美味しくいただき エコドライブで帰って来た。
 残る日本百名山は北海道と屋久島の10の山だが 北海道でヒグマの餌になりたくもないし 遠く お金も時間も必要であり   日本百名山は90で打ち止めとすることとした。
 鹿児島から 青森までの日本百名山登山 私の人生に多くのものを与えてくれた ありがとう



さて 出かけるか                               まずは古寺山山頂
       


小朝日岳までが遠い                        その向うも遠い
   


銀玉水                           遥か来た あの山頂を目指す
 



雪渓近くは涼しい                                 山頂小屋
 




マツムシソウ                            クルマユリ
 


タカネナデシコ                              やっと着いたか
    


さて帰るか あの雲の彼方まで