160.千鹿頭神社の御柱   2010年〜2011年5月3日 (H23)

諏訪神社の末社である松本市神田の千鹿頭神社で行なわれる、御柱行事です。
諏訪大社は、寅年と申年に建て替えられますが、千鹿頭神社は、翌年の兎年と酉年に行われます。

里引き(2010/4/18)
山から切り出された(山引き)後、しばらく保管された御柱の今日は里引きです。神田の御柱は、
全国的に有名な諏訪大社の御柱の次の年に建てられますが、里引きは、諏訪大社の御柱と
同じ年に始まります。が、残念ながら、こちらは木落としのような、派手な見世場はありません。

神主さんの祝詞が終わると、

そしていよいよ、里引きの始まりです。
御柱の長さが、
規定通りであることを調べます。



 
大勢の人の力が必要ですね。 所々で、木遣り唄が披露されます。

ここで、昼休み。
昼食後、最後の置き場まで、後一寸です。 無事里引き終了。〆は踊で盛り上がりました。
御柱は置き場に1年間保管されます。(2014/4/18)

建て御柱
里引きから1年後、いよいよ建て御柱です。千鹿頭神社は、神社の真ん中から西側(神田側)が
高島藩、東側が松本藩に分かれています。よって、本殿が2社あるという珍し神社です。その神
社に、第1位と第4位の御柱を神田地区、第3位と第4位の御柱を里山辺林大嵩崎地区が建てます。

引き縄造り(2011/2/13)
まずは、御柱の引き綱を造ります。材料は勿論藁です。小さい藁束を段々大きく太く長くします。

前夜祭の、長持ち行列が、神田町内を練り歩きます。(2011年5月2日)
大人の長持ちのと一緒に、子供長持ちも登場です。

いよいよ当日。(5月3日)
この道を、御柱が引かれてきます。 出発式

木遣り唄が奉納され、いざ出発!

少しひいては、木遣り唄のお披露目。

そして最後は、太鼓の奉納
この後、御柱は山を登って千鹿頭神社へ、そして建立!ですが、他に用事があって、
写真はここまで!残念!この続きは、6年後の2017年の酉年の御柱で紹介します・・・!

最後のパフォーマンスは、蟻ヶ崎高校書道ガールズ
見事な筆跡「絆」の完成で、2011年卯年の御柱終了です!