122.青の洞門   2008.8.15(H20)
競秀峰と山国川(08/8/15)
横を流れる川にそそりたつ岩肌を
みると、難所であったことが良く
分かる。写真の中央付近から左側
まで、342mの穴を掘ったのです
ね。
(大分県)
青の洞門(08/8/15)
宝暦13年(1763)完成の手掘
りのトンネルは、菊池寛の小説
「恩讐の彼方に」で人口に膾炙
されている。
(大分県)
青の洞門
現在の洞門は、時代の流れと共に
かなり変形している様ですが、一
部に明り取りの窓や、ノミの跡が
残っています。
青の洞門
鑿と槌だけで30年かけて貫通し
た洞門。気が遠くなりそうな歳
月ですね。
青の洞門(08/8/15)
車が通れるように広くしたトンネ
ルは、川の向う岸にバイパスが出
来るまで旧国道212号として使わ
れていた。今は信号付きの交互通
行である。
青の洞門
車道横の歩道を左に下ると、禅海
和尚の掘った最下流の洞門へとつ
ながる。
青の洞門
そこには、禅海和尚が懸命に掘削
する姿が。

禅海和尚
元禄年(1691)−安永3年(1774)
越後国田藩士の子で、後に曹洞
宗の僧となり、青の洞門を掘削す
る。尚、主殺し件や強盗などは、
作家菊池寛の創作。
青の洞門(08/8/15)
そして明り取りの窓が、和尚掘削
時のまま迎える。
青の洞門(08/8/15)
明り取り窓の一寸先から又車道と
一緒になり、洞門の終点へ。
青の洞門
旧洞門へは右側の遊歩道を行きま
す。かし、凄いもんだ。改めて感
心しきり!
開通後は通行料を徴収したと聞い
て、またまたビックリ!日本最初
の有料道路?