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クーロンレンジャーのなかまたち

 
クーロンレンジャーの力の源「龍脈」

 香港のある九龍半島はもともと、九つの龍脈に守られた地、ということから名付けられている。
 キャスト達に力を貸し、彼らをクーロンレンジャーにするのは、その九つの龍脈の力である。
 本来、「龍脈」とは単なるエネルギーであり、人間に力を貸したりするものではないのだが、「真英帝国」が「旧領奪回」のために「邪悪な存在」の力を借りたことを感じ取り、「香港を邪悪な存在の手に渡さないために」「彼らと戦う手段として」自分たちの力を扱いうる人間と協力することにしたのである(これが「龍脈」たちの目的であり、別に人間達を守るために人間に力を貸しているわけではない。悪く言えば、「龍脈」たちはクーロンレンジャーたちを利用しているだけなのである)。
 目的はどうあれ、人間と協力することにした以上、「ただの力」のままでいてはその目的を達することはできない。そこで「龍脈」たちは人の姿に化身することにした。
「龍脈」は大地の力。大地の力は母なる力。であるため、「龍脈」が化身する際一番無理のない姿になったところ、それはすべて女性の姿となってしまった。
 基本的にクーロンレンジャーと鳳大人、コレットおよび敵たち
以外には知覚できない。
「龍脈の化身」である九人の少女達は、以下の通り。

1.回龍ヒューイ
 どことなくぽーっとした印象を与える少女。ロングヘアに大きなリボンが特徴。
 最初にクーロンレッドに力を与えるのは、彼女。人間を利用しているという意識はあまりなく、非常に友好的。しかしながら人間の作った街並みが非常に苦手(マンデイン界にしかないものの知覚が苦手)で、人工建造物の中に放り出されると必ず迷子になる。心優しい性格をしている。龍の姿になったときは、白い龍。

2.騰龍テンロン
 やたらと元気がいい赤い髪の少女。化身があまり上手ではなく、牙と爪が鋭い。龍脈はエネルギーであるため本来はエネルギー補給など全く必要がないのだが、人に化身してものを食べることを覚えた途端、何か食べるのが大好きになってしまった。細かいことは気にしない、とてつもなく大雑把な性格。
 ヒューイと一緒にクーロンレッドを見出す。龍の姿になったときは、赤い龍。

3.領群龍リンチュン
 以前より人間世界に強い興味を持ち、人間以上に人間社会に関して博識になってしまっている少女。人間社会の蘊蓄を人間に対して語りたがるという悪癖を持っている。「それっぽい外見」を追求して化身したため、メガネをかけている(当然「龍脈の化身」にそんなものは必要ない)。情報分析などを得意としており、真英帝国の怪人の能力や弱点を見破ったりすることもできる。
 最初にクーロンブルーに力を与えるのは、彼女。龍の姿になったときは、緑の龍。

4.飛龍フェイ
 人間との関係を一番ドライに割り切っているのが彼女。彼女の考えは「ギヴ&テイク」に尽きる。「力を貸してやるから、あたし達の敵も倒してね」というのが彼女のスタンスである。化身も一番巧みで、妙な特徴などはない(まあ、水準よりカワイイのではあるが)。
 リンチュンと一緒にクーロンブルーを見出す。龍の姿になったときは、紫の龍。

5.生龍シェン
 テンロンと並んで元気で、テンロンと並んで化身が下手な少女。彼女の場合は龍のツノがみょーんと飛び出している。ただ、テンロンと違って大雑把ではなく、結構細かいことにも気がつく。メンタリティは無邪気な子供のようで、明るくて微笑ましい。
 ヒューイ以上に人間のことを利用している意識はなく、人間達のことをいいトモダチとしか思っていないため、化身達の中で最も友好的。
 ウォーロンと一緒にクーロンイエローを見出す。龍の姿になったときは、桃色の龍。

6.臥龍ウォーロン
 もとより龍脈の化身達は人間よりも遙か以前から存在するのだが、その中でも特に彼女は年上風を吹かせており、よく言えば優しいお姉さん風で、悪く言えば人間全てを子供扱いしている。そのため、フェイに次いで人間との関係はドライに割り切っている。ただ、フェイよりも策士な面があり、人間を利用するつもりであるということを人間には感づかせないようつとめている。どういう意図があるのかはよくわからないが、化身達の中で最もないすばでぃ。
 最初にクーロンイエローに力を与えるのは、彼女。龍の姿になったときは、金色の龍。

7.降龍ジァン
 テンロンやシェンとは別の意味で化身が下手。姿形は普通の人間なのだが、感情の起伏に極端に乏しく、最も「ただの力」の状態に近い。従って人間を利用するだの好きだのということもなく、ほとんど人間には興味がないが、他の多くの龍脈たちが人間と協力することにしたため、自分もそうすることにした。ただ、そんな状態であるため、普段から発揮できる能力は九龍一(本気になれば九龍は全て互角)。
 人の力をしていても、人としての存在感はあまりない。
 当初はクーロンレンジャーに力を貸さず、コレットの延命に努めている。龍の姿になったときは、黒い龍。

8.出洋龍スイヨウ
 人間と協力する、ということに関し、龍脈の化身達の中で最も強く反対していた龍脈。彼女にとって人間とは、自分たちの好き勝手なことばかりやっていて、自らの欲望のためには邪悪な存在までも呼び寄せる、災禍の源でしかない。未だに人間のことをあまり信用してはいないが、協調性がないわけでも冷酷なわけでもないので、他の八龍が人間と協力することにしたら自分も人間の姿となったし、目の前で人が死にかければつい救ってしまう。
 人としての姿は可愛いのだけれど、そんなわけで目つきは結構キツい。
 当初はクーロンレンジャーに力を貸さず、コレットの延命に努めている。龍の姿になったときは、青い龍。

9.隠龍ユィン
 最も心優しい龍脈。邪悪な存在が自分たちにも害為すものであるということは当然わかっているのだが、それでも戦いという手段に訴えることには未だにためらいがある。その上真英帝国の陰謀で人が傷つくところを目の当たりにしてすっかり怖じ気づいてしまい、戦いに参加するつもりは今のところない。
 当初はクーロンレンジャーに力を貸さず、コレットの延命に努めている。龍の姿になったときは、茶色の龍。

 
クーロンレンジャーに協力する人たち

・コレット鳳(これっと ふぉん:Collet Feng)
 真マヤカシだが、それとはあまり(全然ではないが)関係なく、生まれつき波長が合うため、龍脈の化身やクラウ=ソナスらを知覚することが可能。
 HEAVEN侵入を図るクラウ=ソナスを迎え撃つために集結していた龍脈の化身たちに出会い、ことの一部始終を聞くが、生まれつき体が弱くクーロンレンジャーとなって戦うことはできなかった。しかし、誰にも教えられなくても龍脈の化身たちが集まっていることやクラウ=ソナスが迫っていることを感じ取れるほど、感覚的は鋭敏。
 しかしそのことが仇となって、その直後にその場で起こった龍脈の化身たちとクラウ=ソナスの戦いにまともに巻き込まれ、即死するのが当然の傷を負う。とっさにジァン、スイヨウ、ユィンの三人が力を注いだため、辛うじて死だけは免れたものの、もとより体が弱かったこともあり、今では1人では満足に外出できないほどの、寝たり起きたりの状況であるし、ジァンら三人が力を使うのを止めれば、今すぐにでも即座に死ぬ。
 だが、そのことが逆に功を奏し、余計な情報から隔絶されたためますます感覚は鋭くなり、クラウ=ソナスの出現場所などをかなり正確に感知することができる(残念ながら「即座に」とはいかないので、彼らが悪さをしてから気づくことがほとんどなのだが)。怪人センサーとしてとても役に立つ(笑)。
 20歳だが、病弱であるため発育不良でもっと若く見えるし、大変痩せている。いつも目を閉じているように見え、感覚を研ぎ澄ましていると思われることもあるが、単に目が細いだけ。
 

・鳳大人(ふぉんたーれん:William Feng)
 真クロマク。コレット同様、生まれつき「波長」が合うため、龍脈の化身やクラウ=ソナスらを知覚することが可能。
 クラウ=ソナスと龍脈の少女達との戦いにコレットが巻き込まれたことから、クラウ=ソナスに個人的な恨みを抱き、彼らを倒す戦いに全面的に協力することを決意する(つまり、別に善良なじいちゃんというわけではない)。
 裏表ともにHEAVENの社会に広大な人脈を持ち、彼の《腹心》たちもそれぞれ個人としても各界の名士。クーロンレンジャーたちが活動しにくくならないよう、怪人が出ようが必殺兵器を放とうが巨大ロボで戦おうが、ものの見事にもみ消してくれる。
 70歳。息子夫婦(コレットの両親)は既に他界しており、肉親はコレットのみ。

 
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