果物づくりの一年間

 一年を通しての作業のあらすじを、リンゴ、梨ごとに載せました。
リンゴと梨で異なる作業の部分は赤字で記載しました。

リンゴ編

作業名 作業概要
1月〜4月 せんてい、枝の誘引 不要な枝を切り落とすことで、日のあたりを良くします。日当たりの悪い園は、良い実が穫れません。
また、枝を水平以下に誘引することで、翌年の花芽(花が咲き、果実がなる芽)をつきやすくしてあげます。
5月 予備摘果 花の雌しべに花粉が着くと受精し、実になります。中指くらいの実がごそごそとなっているので、大玉を生産するために、不要な実をじゃんじゃん落とします。
6月 仕上げ摘果 実は500円玉サイズになります。実の大きさ、キズ、形などを良く見極めて、不良な実を落とします。
8月〜
 11月
葉摘み、収穫 品種により初秋に収穫するもの、晩秋に収穫するものがあります。
葉がリンゴに当たっていると、リンゴが赤くならないので、葉を摘みます。
そして、いよいよ、収穫です。
12月 肥料まき 翌年のための栄養を与えます。


やらなくちゃいけないことは山のようにあるわ! でも美味しい果物づくりのために、手は抜けないの。


梨編

作業名 作業概要
1月〜4月 せんてい、枝の誘引 不要な枝を切り落とすことで、日のあたりを良くします。日当たりの悪い園は、良い実が穫れません。
また、梨は棚という平面で栽培するため、全ての枝をひもで棚に誘引します。
5月 予備摘果 花の雌しべに花粉が着くと受精し、実になります。中指くらいの実がごそごそとなっているので、大玉を生産するために、不要な実をじゃんじゃん落とします。
6月 仕上げ摘果 実は10円玉サイズになります。実の大きさ、キズ、形などを良く見極めて、不良な実を落とします。
7月 新梢の誘引 梨は枝の年数が古くなると、良い実がなりません。古い枝を新しい枝に更新(切り替え)していく必要があります。
来春の誘引作業を容易にするため、更新する枝になりそうな新梢(今年のびた枝)を誘引します。
9月〜 10月 収穫 品種により初秋に収穫するもの、晩秋に収穫するものがあります。
12月 肥料まき 翌年のための栄養を与えます。


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