タイヤ関係 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
80000Kmを前にして、これまでに使ったタイヤのデーターを整理しておきます。 交換は全てF/R共同時で、交換目安はどちらかのウエアインジケータが露出した時です。
対磨耗性に優れていたのはマカダム90Xですが、それぞれの銘柄や組み合わせで個性に違いはあっても、ハンドリングやグリップ力に不具合や不満のあるタイヤはありませんでした。 ということは、ツーリング志向の私にとって一番良いタイヤはマカダム90Xということになります(^^)。 ピレリエンジェルGT 交換 2014/03/25 RC30に使ったエンジェルSTが秀逸だったので、フロントが擦り減ったR1100Sにもと思っていたところ、STの進化版?と云われているGTが出てしまったので、それに交換。 リヤ:エンジェルマークが無くなり、替わってGTの文字 パイロットロードのリヤは溝が無くなるまで後1000Kmは使えそうです。 フロント:STと似ているものの大幅に異なるデザイン パイロットロードは溝が無くなっています。但しBT021の短命さに比べれば約2.5倍もの長寿命(^^)。 ブリジストンBT021 交換 10/04/22 BT021のフロントは3000Kmを待たずに交換、リヤも結局5000Km強と、ダンロップD221をさらに上回る短命さ。 両者ともツーリング志向の耐摩耗性の高さを謳っているタイヤだが、1Km/10円はガソリン並みのコストということになる。 ブリジストンBT021 2979Km走行 2008/05/09 BT021のフロントタイヤ2979Km走行後の状態。 ウエアインジケータが出てしまい、溝は最も浅い部分で1mmを残すのみ。 耐摩耗性を期待していたBT021はフロントの減りが想像以上に早く、ハンドリングにも違和感が出てきました。 最近はBSに限らずタイヤの磨耗が早いので、乗り方に問題があるのではないかと思っています。 リヤは3.5mm残っているので、とりあえずフロントのみRC30から外した3000Km使用済みのパイロットスポーツに交換しました。 RC30に使っていたパイロットスポーツ(左)を移植。ハンドリングは正常に戻りました。 ブリジストンBT021 1100Km走行 2007/07/25 1100Km走行後の様子。殆ど減っていないように見えても残溝はリヤ5.3mm/フロント3.4mmと、それぞれ0.8mm/0.3mm磨耗している。 いきおい直前まで使っていた段路負D221との比較になってしまうが、減り具合は明らかに少ない・・・と言うか、この位が普通なのではないかと思う。 この1100Kmはタイヤにはけっこう負担の掛かる内容だったから、普通のツーリングなら(^^)もっと減りは少なかっただろう。そしてビッグボアツインだけに、インジェクションの燃料カットがON/OFFする度に発生するショックもリヤタイヤには厳しいと思う。 ハンドリングは違和感の無いもの。 勿論絶対的なグリップ力は知る由も無いが、接地感という意味では以前使ったパイロットロードと同様、安心感に包まれて自分的フルバンク(^^;までもっていける。この安心感はD221やD208では感じられなかったもので、ロングツーリングでは緊張感が緩和されるという点で疲労軽減に役立つと思う。特にウエット路面に於いて顕著(段路負D221比)。 センターとサイドのコンパウンドが異なっていることが、ハンドリングに及ぼす影響については今の所分からない(気にならない)が、例えばパイロットスポーツのようなバンク角に比例してグリップ力が高まるあまり、スロットルを開けないと曲り難く感じるような、スキルも根性も(^^)要求されるものとは大分違う。 強いて言えば自分的フルバンクのちょっと手前からリヤが振り出されるように旋回性が高まる感じがするので、力まずに曲れるしコーナーでの自由度も高い。つまり景色を観ながらの快適クルージングにはおあつらえ向き。 但し、低速走行時にフロントタイヤから発生するロードノイズは、速度が上がれば他のノイズに埋もれてしまうものの、今まで使ったどのタイヤより大きいからけっこう気にはなる。 前後ブリジストンBT021に交換2007/06/28 D221は北海道ツーリング中トレッドコンパウンドの下層が露出して5800Kmで終わった。 ツーリング向けのタイヤということだったので耐摩耗性を期待していたのだが、ハイグリップ系タイヤ並の減り方で、特に残溝3mmを切ってからは激減りと言える。 グリップ力に関しては、例によってそれを云々するほどの走り方をするわけではないから分からないが、接地感という意味ではごく普通だった。 それよりも4000Kmを超えて磨耗が進んでからのハンドリングの悪化は、今まで使ったどのタイヤよりも酷いもので、心置きなくライディングを楽しめるようなレベルは完全に終わっていると言ってよい。 左リヤ5800Km時点 右フロント約7200Km 左:旅先で交換した中古(走行約10Km位の新同品)のD208リヤ。約120Km走行後の様子。 右:約1400Km走行後の様子。残溝2.5mm。 D221の減りの早さに驚いている場合ではなかった。D208は1400Kmで約3mm以上磨耗している。 この様子だと後1000Kmは使えないだろうから、勿体無いけどフロントと同時交換。 ミシェランのマカダムが短命に終わった為ダンロップを試してみたのだが、更に短命だったので今回は友人のお薦めのBS BT021にした。 溝深さF:3.7mm R:6.1mm 今度こそ1万キロ耐えて欲しいものです(^^)。 前後ダンロップD221に交換 2006/10/12(更新10/17) 結局K510のフロントは4223Kmで、リヤは2786Kmで交換することになった。 コンパウンドが風化してしまったのか、特にフロントの磨耗が激しかった。リヤも残溝3mmだったから、後3000Km使えるかどうかだったと思う。 ツーリング用ダンロップD221。溝の深さはリヤ6mm、フロント4.3mm。 デザインはけっこうアグレッシブな感じでも、ツーリング用だけあって溝は多い。 重さは量っていないが、持ち運ぶ時の感触はミシェランに比べて明らかに重い。直前まで使っていた古いK510と同等なのでは?と思う位。 早速近所の山道を極普通に80Km位走って来た。 左フロント、右リア。 フロントは多少削れた感じに見えるものの、この程度の距離では当然とは言え残溝に大した変化は無い。 リヤは全くサラッとしていて、削れた感じは皆無。強いて言えばトレッドエンド付近に若干融けた様な痕跡があるカモ程度で、耐摩耗性は良好なのではと期待させる(^^)。 良くも悪しくもあくまでツーリングタイヤなんだと実感する。どっしりとした直進性は高速道路を淡々と走るにはもってこいだろうが、素早い切り返しが必要な場面では明らかにカッタルイ感じがする。 こう感じるのは直前まで乗っていたRC30の軽快でいてしっとりしたハンドリングの感触が残っていたからだと思うが、同じツーリング用タイヤでありながら、どちらかと言えば軽快且つ確かな接地感で、スポーツ走行を得意としているようなミシェランのパイロットロードとは趣を異にしている。 しかし、D221がモッサリし過ぎているために、ワインディングを楽しむ様なツーリングには不向きかと言えば、常識的な速度で走る限りそんなことは無いだろうし、むしろとても落ち着いたハンドリングは、長時間の走行でも疲れの少ないライディングを提供してくれるものと思う。 言うまでも無く普通に峠道を楽しむ分にはグリップ力に全く不足は無いし、ハイグリップ系より低温での安心感が高いのはパイロットロードと同様。 アジャスタブルトルクロッドは純正より2mm短いセッティングで、若干お尻が高くなっているから一般的には旋回性が向上している筈なのだが、それによるハンドリングの変化は今の所分からない。 思い切って10mm位短くすれば分かるのだろうが、直進性との兼ね合いがあるから、段階を追って慎重に試してみようと思う。 フロント:ダンロップ K510 4110Km走行後の様子 2006/10/02 もはやハンドリング云々どころの話ではない。スリップサインはおろか溝も消失しかかっている。 軽量なRC30に履いた時はリヤが先に減って交換していたからここまで使うことは無かった。多分8000Km位は使ったと思う。 リヤは残溝3.4mmとまだ使えそう(でも2000Kmにしては減りが早い)だが、思い切って同時に交換しないと新旧バラバラの悪循環に陥りそうだ。 フロントに関しては、TX15やパイロットスポーツを含むかつて経験したことのあるどのタイヤより短命だった。但しここまで減っても、ハンドリングの悪化(コジらないと寝ない)はライディングの趣を削ぐ程では無かったのが救い。 次回はダンロップのツーリング向けD221を予定。 フロント:ダンロップ K510(継続使用)/リヤ:ダンロップ K510 2006/09/04 リヤのパイロットロードは8110Km使って残溝2mmと、ハンドリングはもとより耐摩耗性に関しても満足出来るもので、勿論まだ充分使えるのだが、先日の南紀ツーリングでパンクしたこともあり、この際10年以上保管してあったダンロップスポーツラジアルK510に交換することにした。 結局前後同じ銘柄で統一されてしまった。 左はフロント同様怪しげなテカリ以外は10年以上経っているというのに、ヒビ割れも硬化も無いダンロップK510。 右は250Km走行後の様子。 フロントタイヤはさほど重さを感じなかったが、このリヤは驚くほど重く、パイロットロードに比べて多分2Kg以上重いのではないかと思う。 その代わり、トレッドや内部のカーカスを覆っているゴムが思いっ切り厚くて、リムに組む前でも少し押した位では金輪際変形しない程頑丈に出来ている。つまりヘビーデューティーな作りはツーリング派の自分に合っている感じがする。 フロントタイヤ交換時は単純にハンドリングが正常になっただけで、ネガな部分は感じられなかったのだが、どっこいリヤはかなり特徴的なフィーリングに変化した。 タイヤの重さがそのまま鈍重な回り方に反映されている(スロットルレスポンスの悪化)のは勿論なのだが、トレッドが殆ど変形していないのでは?と思うほど硬く、グリップ力の殆どはトレッドコンパウンドが担っているような印象のK510は、やはり接地感が希薄。 ゴムの使用量は必要最小限にして、軽量で柔軟性に富んだケーシング?もグリップ力に積極的に関与している(K510を履いたからそう思えた^^)のでは?と思わせるパイロットロードとは対照的。 実際浅いバンク角でもスロットルをラフに開けたり閉じたりすると、経年変化も大いに関係ありそうなローグリップに因ると思われる挙動不審に陥るから、逆に安全と言えば安全。当然峠で誰かと遊ぶ状況になっても、先に行ってもらうのが正しい大人の判断(^^)。 最新のタイヤが如何に優れているかを改めて確認出来ただけでも収穫。 ミシェランだけでなく、勿論最新のダンロップも同様なのだろう。 普通に走る分には全く不都合を感じないから、これはこれで充分過ぎるほど遊べると思う。 フロント:ダンロップ K510/リヤ:パイロットロード走行6200Km(継続使用)2006/08/20 マカダムを装着したバイク屋さんには100Xが短命に終わった訳をミシェランに問い合わせて欲しい旨のお願いをしていたのだが、返事は「コンパウンドは変えていないから走り方によるものだろう」とのことだった。 Sにはこれまで前後で11本のマカダムを使っていて、そのどれもが安定した性能だったし走り方も殆ど同じだったから、この回答に納得出来る筈が無い。 メーカの態度としては、最低でもコンプレインのあったタイヤを引き取って、原因を突き止めてから回答するべきだろう。誠実さを欠いた対応のミシェランは当分使う気になれない。 そこで・・・、10年・・・・それ以上か?保存してあったダンロップのK510というタイヤを、リヤのパイロットロードが終わるまでの間使うことにした。これはRC30用にと友人に頂いたもの。 ダンロップスポーツラジアルK510 長期保管していた割りにはひび割れ等外観上の劣化は無いのだが、怪しい「テカリ」が不安ではある(^^; 早速近所の山道を走ってきた。 テカリ具合からして理不尽に滑りそうでマジ恐い。ところが!思いっきりコジらないと寝なくてデタラメなハンドリングになっていたSが、見違えるように素直に走るではないか。 いつものコースを恐る恐るバンク角を増やして「皮むき」を終了する頃には、気分はゼッコーチョーでワインディングを楽しんでいた。 約80Km走行後の様子 「テカリ」は無くなり、トレッドは消しゴムの様な削れ方をしていた。往年のハイグリップ系タイヤはこんな感じだったのを思い出して懐かしくなった。 ここで散々タイヤのゴタクを述べてきて、今更悟ったと云うのもマヌケですが、タイヤは古くても新しくても、新品に近い形状を保ってさえいれば、公道を走る限り結局何でもOKと言う結論に達してしまいました(汗)。それ程10数年前の新品タイヤは違和感無く、驚くべきグッドハンドリングを提供してくれた訳です。 次回はダンロップD221を予定しています。 フロント:マカダム100X/リヤ:パイロットロード 走行6200Km2006/08/11 前回のレポートから600Kmで完全にウエアインジケータが露出。 この600Kmで急激に磨耗が進んだみたいで、ハッキリと体重の移動をするかハンドルをコジらないと寝なくなった。 当然疲れるし、ハンドリング云々のレベルはとうの昔に終わっている(5000Km時点)。 【タイヤ交換後約5200Km走行後の様子。 残溝(センター部分)リヤ4.4mm、フロント3.4mm。 新品の時はリヤ6.4mm、フロント4.3mm。 フロントは気になる偏磨耗無し。この様子だと15000Kmは楽勝に持ちそう(^^)。でもハンドリングが良好なのは10000Km位迄かもしれない。】・・・・・・・とレポートした00/07/18 25201Km時点とは全く別物なのが分かる。 これが他のハイグリップ系タイヤのコンパウンドを間違って使っちゃったのならクレームの対象になるのだろうが、そうで無かった場合は”ロングライフのツーリングタイヤ”のつもりで装着した人は、パイロットロードはおろかパイロットスポーツより短命だから、詐欺に遭ったと思うかも知れない。 耐摩耗性の悪さに加え、偏磨耗と段減りが目立つ点でも00/07/18の100Xとの違いが鮮明。勿論空気圧や走り方を変えた訳ではない。 ドーしちゃったんだ?・・・ミシェラン! 但し、リヤのパイロットロードは正常?で残溝3mm弱。 フロント:マカダム100X/リヤ:パイロットロード 走行5600Km2006/07/22 四国と北海道をメインに5600Km走行後のフロントタイヤの様子。残溝はセンターで1.7mm、少し外れた辺りで1.2mm程度。 この減り方は今まで使っていたマカダム100Xとは明らかに異なっており、偏磨耗が見られ、且つ耐摩耗性が半分以下に低下しているような印象。 当然ハンドリングも悪化していて、2003/09/13のレポートと比べてもその差は明らか。同等の距離では前後パイロットロードの時より悪いかも。リヤのパイロットロードは残溝3.4mm偏磨耗無しと、良好な状態を保っている。 前回まで使っていたリヤのマカダム100Xと、今回使ったフロントのマカダム100Xは、減りの早さと接地感の良さからして、それまでのとは異なる耐摩耗性の低いハイグリップ系のコンパウンドが使われた様な気がする。何故そうなったのかは知る由も無いが、特にフロント100Xのコンパウンドはパイロットロードよりむしろスポーツに近いような感じ。 ・・・・と言うことで、現時点でフロント:マカダム100X/リヤ:パイロットロードは私にとって最良の組み合わせではなくなりました。 万一このページをご覧になり、参考にされておられる方がいらっしゃいましたら訂正してお詫び致します。 マカダム100Xの耐摩耗性が極端に低下したことが確認された以上、やはり前後パイロットロードが正しい選択だと思われますが、次回交換はミシェラン以外を考えています。 ちなみに空気圧はF2.3Kg/R2.6Kg タイヤ交換 2006/05/24 フロント:マカダム100X/リヤ:パイロットロード 走行100〜270Km 本当は後250Km走って切りの良い8万キロで交換したかったのだが、無理して使い続けたところで危険でもあり、何よりライディングを楽しむことが出来ないから、8万キロを目前にして(79753Km)交換した。(5/21) 結局前後マカダム100Xは5/16のレポート時点、8065Kmで寿命をまっとうしたことになるが、リヤの耐摩耗性に関しては不満が残るところ。 Fマカダム100XとRパイロットロードは、新品と言うのを思いっ切り差し引いても、変則的な組み合わせにもかかわらず、やはり抜群の信頼感がある。 走り出した直後の感じは、以前同じ組み合わせだった時と同様、リヤ周りから先に倒れこみ、遅れて前輪が追従すると言うフィーリングなので、違和感があるといえばあるのだが、特にリヤタイヤのグリップ感は経験したことのあるハイグリップ系タイヤのうちの一つ、パイロットスポーツを大幅に凌ぐもので、一皮も剥かないうちに何の躊躇も無くセンタースタンドを削ってしまうまで倒し込める。 この「滑りそうに無い」と思わせる絶大な安心感は表現に困ってしまうが、強いて言えば「ドッシリと腰の据わったグリップ力」というのが当たっているのカモ。 実際深いバンク角になるとリヤ周りが更に沈んで益々グリップ力が増大するような気がするから、ウネリのあるコーナーでは調子に乗っているとあらぬ場所が接地してしまう恐れがある。 そしてこの安心感に支えられると、具体的には多分誰でもコーナリング速度が5〜10パーセント位は向上するのではないかと思うし、速度が同じなら安全マージンは大幅に向上するだろう(R1100S+前後マカダム100X比)。 但し更に安心感を望むなら当然前後同一銘柄のパイロットロードが良いに決まっているが、以前使った時の印象はフロントの減りが早いのと、そのグリップ力が極端に大きいことから、何となくバランスを欠いていると感じたことがあった。 つまり、ついついフロントのグリップ力に頼ってしまい、スロットルの開閉に関わらず誰でもそこそこのアベレージでコーナーを走れてしまうから、コーナリングしていると言うよりはさせられている様な感じがしたのだ。その時の印象は「バカチョンタイヤ」だった(^^)。 しかし今回の組み合わせは良好なグリップ力に因る信頼感に支えられてはいるものの、自分がコントロールしている実感が大きいから実に楽しい。 ワインディングを約100Km走行後の様子。 フロントタイヤ(左)は以前に比べて極端にヒゲが細くなったが、センター付近に辛うじて残っている。リヤ(右)はサイドを残して殆ど取れている。 279Km走行後の様子。 フロントのヒゲは全て取れてしまった。以前は300Km以上走ってもかなり残っていたから、耐摩耗性は落ちているのカモ。 リヤも左側トレッドエンドに数本残っているだけ。 峠を常識的な速度で走る(誰かと競らない^^)限り、変な荒れは無くサラッとしている。 新品時溝深さ F4.3mm/R6.5mm 279Km走行後 F4.2mm/R6.2mm フロント:マカダム100X/リヤ:マカダム100X 8065Km 2006/05/16 下の写真は前回のレポートから約500Km走行後の様子。 リヤは一部溝の底まで減っていて、フロントも数箇所のウエアインジケータが路面と接触しています。 近い内に交換します。 フロント:マカダム100X/リヤ:マカダム100X 7500Km 2006/05/11 前回のフロント:マカダム100X/リヤ:パイロットロードの変則的な選択から、前後共マカダム100Xに交換(2004/10/14)して以来、タイヤのレポートは で、フロント:マカダム100X/リヤ:パイロットロードは結局9300Kmで交換しており、今回の前後共マカダム100Xは7500Kmで既にフロント残溝0.8mmリヤ1.1mm(MCにっきには誤って1.8mmと記載したが訂正済み)となっていて、これから更に2000Km走れるとは思えないことから、100X/パイロットロードの組み合わせは、前後共マカダムより長寿命だったことがメインテナンスノートから判明した。 左リヤ、右フロント この程度まで減ると、ハンドリングも乗り心地も悪化してくるのは勿論だが、グリップに関しては温度依存性の高いものになったような気がする。 新品時にはハイグリップ系タイヤに比べて低温でも良好なグリップ力を得られたからあまり気にならなかったが、減ってくると低温でのグリップ力が著しく低下するので注意が必要。 ただしちゃんと温めると先日の裏榛名でも充分楽しめたから、タイヤの温度には気を遣うべきだと思った。 磨耗状況はフロント/リヤ共偏磨耗や段付磨耗は無くきれいに減っているが、強いて言えばフロント左側の磨耗が右側より多い(0.1〜0.2mm)。これはBMWの特徴?でもある右コーナーは曲がり易く、左コーナーは曲がり難いという性格から生じるものと思われ、左コーナーではハンドルをコジッているからかも知れない。 走り方やタイヤの個体差にも因るのだろうが、耐摩耗性の面でもハンドリングの面でも、もう一度100X/パイロットロードの組み合わせを試してみようと思う。 ちなみに100Xに比べ、90Xの耐摩耗性はとても良好だったことを想いだした。 フロント:マカダム100X/リヤ:パイロットロード 走行340Km 2003/10/08 左:リヤタイヤ残溝6mm、右:フロントタイヤ残溝4mm リヤはトレッドエンドを残してヒゲがとれているが、フロントは逆に中央付近に残っている。 フロント:マカダム100X/リヤ:パイロットロード 走行40Km 2003/10/05 交換後初乗り。 今回も前後異なる仕様の組み合わせとなり、これは今までの経験から、グリップと対磨耗性という点で自分なりのベストチョイスだと思っている。 期待に胸を膨らませて走り出したところ スゴイ違和感!(・・; はっきり言って驚いてしまいました。 先ずリヤタイヤが「パタッ」と倒れてから「カクッ」とステアリングの舵角がつくと言うか、リヤタイヤが外側に逃げるように舵角がついて曲がって行くと言うか、車体の真ん中に蝶番が出来たというか・・・・、とにかく何が何でもリヤ周りからコーナリングが始まると言った感じ。 今までのどの組み合わせも多少のクセはあったものの、それなりに前後バランス良くリーン出来たのに、これは全く異次元感覚。 空気圧は前2.3Kg/後2.6Kgと、1人乗車としては若干高めなのだが、それが原因とはとても思えない。 いつものワインディングに入ると、リーン初期はこうした異次元感覚が常に付きまとうものの、ある程度深くバンクすると「エレー良く曲がるな〜」という感じに変わる。 接地感は前後パイロットロードの時に比べ少し希薄。 実際のグリップ力には全く問題無いのだろうが、こう感じるのはリヤが振り出されるように曲がるからだと思う。 こうした異次元感覚も走っている内に慣れてきたが、そうは言っても、これから暫くは走り始める度に感じるのかもしれない。 別の表現をするとしたら、リーン初期の向きの変わり方が「とてもクイック」の反面、あるバンク角からはそれなり重くなるが、相変わらず良く曲がる感じ。 違和感は初期の敏感な動きと、その後に来る少し重い感じの落差から来るのかもしれない。 以上は新品から40Kmの感想。 続き 今日(10月7日) フロントマカダム100X/リヤBT020 約9000Km走行 2003/09/28 タイヤ交換 5月に交換してまだ5ヶ月も経っていないのに又交換だ(;;) もう少し使えると思ったが安全第一。 フロント:マカダム100X/リヤ:パイロットロード フロントは前回同様マカダム100X。リヤはパイロットロードで今回は指定サイズの170/60/17に戻した。 BT020はスリップサインが出ているが、溝は多い部分で1.7mm、少ない部分で0.8mm程度残っている。 フロントマカダム100Xは残溝1.8mmと、まだ十分使える状態だが両方交換した。 BT020とマカダムは良い組み合わせだったと思う。グリップもハンドリングも良好だったし耐摩耗性も満足出来るものだった。 ただしミシェランに比べてBT020のムラな減り方(部位によって溝の深さが異なる)はいただけない。 新品のフロントマカダム100Xは溝深さ4.5mm リヤパイロットロードは6.5mm。 フロントマカダム100X/リヤBT020 6500Km走行 2003/09/13 残溝フロント2.8mm、リヤ3mm。 ハンドリングは特に悪化していません。 この位走ると大抵押しまわした時に偏磨耗によるゴロゴロした感触が出て来るのですが、そういったことも無く快調です。 左BT020溝はまだ十分ある。 右マカダム100X編磨耗は無く、均一に磨耗している。 普段はあまり高速でコーナリングはしないのできずかなかったのですが、先日の東北ツーリングで同行者の速いペースについて行こうとして、けっこう深いバンク角でスロットルを開けた時に、リヤタイヤが何か頼りなく感じました。 タイヤの性質か磨耗によるものか、あるいはワンサイズ細いことによるものかは解りませんが、こういう感触は初めてだったので、次回は170に戻してみようと思っています。 ウエットではそれほど倒していなくても、スロットル操作に気をつけないと大きくリヤが流れるので、この点ではパイロットロードに数歩譲るのでは?と思います。 フロントのマカダム100Xによるネガティブな面は全く感じません。 フロントマカダム100X/リヤBT020 5000Km走行 2003/08/27 残溝フロント3mm、リヤ4mm。 対磨耗性はけっこういけるみたいです。ハンドリングも悪化していません。 但し、リヤ020のトレッドコンパウンドに、サイドヲールのコンパウンドが回り込んでいるように思います。トレッドエンド部分のゴム質が明らかに異なっています。この面積が次第に広くなっているようで、実際深いバンク角では滑るような気がしてきました。気がするだけかもしれませんが。 フロントマカダム100X/リヤBT020 1200Km走行 2003/05/28 峠が主なので減りは早いかもしれません。 残溝フロント3.8mm、リヤ5.5mm。今の所020の減り具合は1000Km/mmといった所で残念ながら耐摩耗性はパイロットスポーツの倍、マカダム90Xの半分程度となります。 ちなみに甥のCB400SFの020は5000Km/mmですので、MCによっては耐磨耗性にかなりの相違があると思われます。 但し前後異なる銘柄にもかかわらず、走行感はとても良好です。 フロントマカダム100X/リヤBT020 600Km走行 2003/05/14 峠約500Km、平地約100Km走行後の様子です。 100X(上)は400Km位でヒゲは全てとれてしまった。峠の急な降りでブレーキを多用したにもかかわらず変な減り方はしていない。残溝4.1mm。020(下)はグルーブのエッジがかなり磨耗して丸くなっている。進行方向前側の磨耗が大きいのはスロットルを開けられない証拠かなー(^−^;残溝6.2mm フロントマカダム100X/リヤBT020 58Km走行 2003/05/11 で、早速走りに行って来ました。 リヤはヒゲが殆ど取れてしまったが、フロントはこの程度の距離だとしっかり残っている。 タイヤの色が違うのは単純にフラッシュ発光の有無によるもの。左は自然光。 肝心なハンドリングは「オッ・・なかなかイイジャン」という第一印象。 前後パイロットロードのような感激はないものの、マカダム100Xの時のようにゴロンと倒れ込むこともなく、浅くても深くてもそれぞれのバンク角で安定する感じ。走り全体の印象は多少モッサリとした感じだが、低速で軽快、速度が上がるにつれ次第にどっしりと安定感が増していくので、グリップ力を気にせずに安心して走れる。 パイロットロードのフロントの絶大なグリップ力による安心感とは又一味違う走行感覚は、むしろ前後タイヤの絶妙なバランスとマシンコントロールでコーナーを抜ける面白さがある。 フロントタイヤの接地感が絶大だったパイロットロードではリヤタイヤの存在感が希薄になり、時々リヤが流れ出す感じがあったので改めてリヤ主体、フロント従輪を思い出した。 前後異なるメーカーにもかかわらず、これはこれで正解だと思う。 トレッド面は走行距離も短く、「一皮剥く」程度のつもりで慎重に走ったので、前後共全くサラッとした状態。 パイロットスポーツの時はこの程度の距離でも「なんじゃこりゃー」という位クレーター状に削れていたのでそれに較べれば耐摩耗性は高そうです。 パイロットロード8600Km走行&交換 2003/05/10 ついにフロントタイヤが危険な状態になったので交換した。左がフロントタイヤ。 カタログではマカダムより15%耐摩耗性が良いというリヤタイヤでも、実際はフロント同様マカダム100Xより寿命は短い。 しかしかつて経験したことのない抜群の接地感と良好なハンドリングは6000Km(2600Kmは付録)とは云え、安全で楽しいツーリングをサポートしてくれたことに違いは無い。 パイロットスポーツの3000Kmで美味しい所が終ったのに較べれば充分納得出来る。 とは言ってもやはり10000Km以上は使いたいので、今回はフロントに100X、リヤにパイロットロードを着けるつもりだったのだが、リヤの入荷が20日以降になるというので急遽BT020にした。 020は初めて使うので耐摩耗性がどれ程か分らないが、少なくとも100X程度は保って欲しい。 溝の深さはBT020が6.7mm、100Xが4.5mm(共にセンター) パイロットロード8200Km走行 2003/04/22 フロントタイヤの方が減りが早い。 8200Kmでスリップサインが出ており残溝は部位によっては0.5mmを下回っています。リヤは1.5mm。マカダムが12000Km走行後でも前後共スリップサインが出なかった事からすると減りはかなり早いと言えそうです。 リヤが先に減って交換したマカダム100Xとは反対に、パイロットロードはフロントが先に減ります。この位減ってしまうと絶大だったフロントの接地感も含め、ハンドリングは急に悪化します。リーンウイズでなんとなくテキトーに曲がれていたのが、体重移動を要求してきます。 耐摩耗性がカタログの謳い文句には及ばないものの、装着当時パイロットスポーツと同等のグッドハンドリングに感激したのと、それを倍以上楽しめたので一応満足していますが、ツーリング志向の私にはやはり寿命が短過ぎます。 気になったのは写真でも分る様にトレッド面に細い縦溝がついていることです。これは新品時から常に消えることが無かった(新品の写真参照)ので、ついセンターとサイド部分のコンパウンドが違うのでは?と思っていました。どういう理由からか分りませんが、トレッドのゴムを左右から突き合せて成型した痕のようです。接着材のゴムの耐摩耗性が低い為に溝状になっているのだと思います。 先日ディーラーに行った折り、3000Kmでフロントタイヤの偏磨耗が激しいということでクレーム入庫したパイロットロード装着の新車のRTを見る機会がありましたが、同じような縦溝がついており明らかに異常な減り方でしたので、空気圧や乗り方の問題ではないのだと思います。 リヤは偏磨耗も無く1万キロは持ちそうなので、次回は掟破りは承知の上でパイロットロードをリヤ、100Xをフロントに装着してみようと考えてます。 危険かな〜? パイロットロード7200Km走行 2002/10/14 フロントはセンター付近で残溝1.2mm。リヤは2.4mm。それぞれ2.6mm、3.9mm磨耗したことになります。1mmあたりの磨耗量はフロントが3000Km/mm、リヤが1800Km/mmとなり、走るだけなら後2000Kmは使えそうです。 ハンドリングは特に悪化したとは思えません(磨耗の進んだパイロットスポーツと較べると皆無と言って良いかも?)し、偏磨耗や段減りもありませんが、調子よく楽しめるのは6000Km程度までだと思います。 ミシェランのカタログによると、リヤはマカダム100Xより15%耐摩耗性が優れているらしいのですが、実際は同程度かむしろ少し悪いことと、フロントは100Xよりかなり短命ということも判りました。信頼できる接地感と引き換えにフロントの耐摩耗性の悪さは我慢するべきかもしれません。でも良好な走行性能をパイロットスポーツの倍以上楽しめることを考えれば文句はありません。 パイロットロード3000Km走行 2002/06/22 北海道2700Kmを含む3000Km走行後の様子です。 フロントはセンター付近で残溝3mm。リヤは4.8mm。それぞれ0.8mm、1.5mm磨耗したことになります。走行環境は殆ど直線が占めていましたが、北海道ツーリングに同行した他車のタイヤ(BT020、BT57、マカダム100X、パイロットスポーツ、パイロットレース等々)がセンター付近が平に減っているなかで、これは丸い形状を保っています。ハンドリングに変化は無く、轍走行でも進路の乱れは少ないです。新品の時に比べ、むしろ全く癖の無い素直なハンドリングになったような気もします。 トレッドは弾力があってサラッとしており、ハイグリップタイヤのガムみたいなツメの痕がいつまでも残るようなものとは違い、耐摩耗性はかなり高いと思われます。フロントタイヤのセンター付近が3cm程の幅で耐摩耗性の高いコンパウンドを使っているような感じですが、これは定かではありません。 パイロットスポーツの時に、シリカは耐摩耗性が悪いのではないか?と思いましたが、同じシリコンカーバイドを使っているパイロットロードでは問題がないので、これは用途別のコンパウンドの違いによるものみたいです。 次回交換の時も、これ以外選ぶ理由がないと確信した次第です。 パイロットロード: 耐摩耗性は走り込まないと判りませんが、マカダムと同程度だとするとパイロットロードはこの両者の長所をミックスし、ややパイロットスポーツ寄りのタイヤだと思います。 パイロットスポーツのように、アグレッシブにスロットルを開けなくても良好な旋回性が得られるので、いつものワインディングではマカダムに較べ、アベレージが5〜6Km/h高まった感じです。何よりフロントの接地感の大きさは今までのどのタイヤより大きい感じがします。それとトラクションを掛けなくても(掛けられなくても)グリップ力は充分なので、R1100Sが誰でもそこそこ速く走れる「バカチョンバイク」だとしたら、これはさしずめ「バカチョンタイヤ」と言えるかもしれません(^−^)。 これでハンドリングの悪化が少なくて10000Km使えるとしたら、プロダクションレースに出場する場合を除き、これ以外をチョイスする理由が見つからないほど良いタイヤだと思います。ウエットでは超ゆっくり走るので性能云々は常識的なレベルで充分だと思っています 100Km走行後の状態。左がフロント、右がリヤ フロントは全く磨耗した様子が見られない(最初からヒゲ無し)が、リヤはヒゲが取れてしまいエッジも丸く減っている。 タイヤ交換 パイロット ロード 02/06/01 44300Km 新品時の溝深さはトレッドセンターでリヤ6.3mm、フロント3.8mm。 フロントはセンターをわずか外れた辺りが一番深く、4.2mmです。これは距離を走るとセンターより両側の磨耗が多くなるのでそれを見越した良い設計だと思います。 次回のタイヤはBT020にしようと思っていたのですが、マカダムよりスポーツ志向の強そうなパイロットロードがリリースされたのでこれにしました。 前回のパイロットスポーツの感想で書いたように、「グリップ力は普通で良いから長持ちのパイロットスポーツ」と期待していた通りのタイヤがリリースされたので、これにはビックリしてしまいました。気味悪い位です(・・; 早速近所の中低速ワインディングを100Km程走ってきました。 新品ということもあり、減ったマカダムに較べ良いのは当然ですが、わだち状の路面でもふらつかず、直進性も乗り心地も良好です。 徐々にバンク角を深めてハンドリングの様子を確認したところ、トレッドエンド近くまで変な挙動もなく素直にリーンしていき、しかも安心出来るレベルの接地感が続いてバンク角に比例した旋回性が得られるというものです。 以前のタイヤとの大雑把な比較をしてみます。 マカダム100X: バンクを開始するとゴロンと勝手に倒れこんでしまい、バンク角が深くなるにつれ接地感が希薄になったり(リヤが流れ出すのが判るので、パニックにならないメリットはあります)、コーナー立ち上がりでもハンドルを押さないと起きてこないモッサリした感触。 パイロットスポーツ: 尖った形状からも想像出来るように、倒し込みはクイックですが、次第に接地感が増大(実際のグリップ力も大きくなっていると思う)してアンダーステア傾向が出るのでスロットルを開けて旋回性を引き出す走り方で真価が発揮されると思います。マカダムのように低温でもそこそこグリップするタイヤと違い、温まらないうちは注意が必要。 温まると安心してネーム通りのスポーツ走行が楽しめました。 01/07/11 36300 マカダム100Xで約800Km走行し、改めてパイロットスポーツと比較してみる パイロットスポーツはトッレド表面の粘着力でグリップするような感触だったのに対し、マカダムはトレッドのゴムが良くたわんで路面の凹凸に引っかかってグリップする感じ。したがってタイヤの温まり具合をあまり気にせずに走れるので、普通のツーリングペースで走っている時に時々現れるコーナーも、一つ目から安心して寝かせていける。 ハンドリングはパイロットスポーツの様に常にシュアでリニアリティーに富んだものではなく、交換直後に感じた通り、いってみれば出来の悪いステアリングダンパーを付けたようなカッタルイものだが、しかし殆どロングツーリングオンリーの私の使い方ではむしろこのモッサリした感触が性に合っているし、深いバンク角での安心感はこちらの方が上にも思える。 磨耗もこの距離だとパイロットスポーツでは1.5mmは減っていたが、まだ0.4mmでしかない。もっともパイロットスポーツの時は早く温めようとして多少乱暴なスロットルワークだったかもしれない。 理想は「パイロットスポーツをマカダムのコンパウンドで作って欲しい」というところ。グリップ力は普通で良いから長持ちのパイロットスポーツ。そう云う単純なものでないのは承知でも期待してしまうな〜。 交換してから5200Km走行後の様子 01/06/26 35500Km 北海道ツーリングに出発する時、溝はまだ2mm以上あったので2000Km程度の走行距離だと丁度使いきれると思ったのが大きな間違い。4400Km走った時点で糸が見えるところまで減ってしまった。 糸が見えてからというものは、スタートは自転車並の加速、アクセルを戻す時はクラッチを握り、リヤブレーキは一切使わず、後輪に負担が掛からないと思われる 「薄氷を踏む思い」 の走 りに終始。苫小牧のフェリー乗り場にたどり着いた時は思わず「ヤッタッ!!」とガッツポーズ した位。 新潟から自宅までは高速を使う気になれず、国道を走ってきたが信号等での発進停止が多く、かえってタイヤには負担が多かったと思う。 当然とは云え、糸が露出してからの走行感は異常。わずかだけどフラフラして真っ直ぐ走らない。浅いバンク角でスロットルを開けると「グニュッ」とした感触でリヤが逃げる。路面の細かな凹凸がタイヤの糸を弾いているようにビンビンとお尻に伝わってくると いった感じで、振動はかなり顕著に増えた。でも走行機能が極端に悪化したわけではないので、パンクさえしなければ走るだけなら問題は無いような感じ。 帰宅してタイヤを見たときは、パンクしなかったのは運が良かっただけだとも思え、長距離のツーリングが控えているときはタイヤは早めに換えようと強く思った次第。 ちなみに糸が一本見えてからこの状態になるまで超おとなしく走って800Km。 写真のようにトレッド両側はまだ5分山は残っている。トレッドエンドまで使いきるような状況は近所のワインディングでもそれほど多くは無く、特に北海道では数%程度でしかない。いつもタイヤ交換の時に勿体無いと思ってしまうのは私だけだろうか? とりあえず使いきって(^^;みての感想: 3000Km走行程度でハンドリングは悪化し、4000Kmに達する前に一部スリップサインが出始め、ペイントの段差程度の路面の不整にも敏感に反応して不快な挙動を示すようになった。 雑誌等では温度依存度が低く低温からグリップするような論調だが、やはり温まらないと本来のグリップ能力は得られないよーな気がする。一旦温まるとシュアなハンドリングとハイグリップは間違い無い訳で、耐磨耗性の悪さを除けばMCのスポーツライディングを満喫出来るとても良く出来たタイヤだと断言できる。 シリカコンパウンドを前面に押し出して広告しているが、カーボンに戻した方が良いのではないかな〜。 01/05/07 32002Km 融けないと思っていたパイロットスポーツも峠道をそれなりに楽しむとこの程度には荒れてくる。融け初めて漸く本来のグリップ力が出始めるような気がする。 それにしてもスンゲー減りが早い。たった3000Kmで残溝2.3mm(;;)フロントの方が多少マシ。
|