直滑考U

力は不要か否か? むしのいい話(^^; 2008/02/29
専用の足(^^) スッキリしました 2008/02/27
フォルクルレースタイガ’08 R>27mはイイねっ\(^^)/ 2008/02/26
道路特定財源 アウアウ(^^; 2008/02/25
意識の始まりは歳ってことか? キャリブレーションを行うようになってしまった(泣) 2008/02/21
トップコントロールをしない訳 宗教上の理由?(^^) 2008/02/18
第2回達人検定 やっぱタフでした(^^) 2008/02/16
リハビリ 驚異の脳 2008/02/15
2回目のオリジナルテストマヂカ?(^^) 旨いビールに似てますか? 2008/02/12
公正取引委員会 お待ちしてました(^^; 2008/02/11
八甲田山の遭難に関する本その2 特殊なオフピステツアー 2008/02/06
挑発 (^−^; 2008/02/01
スキーの映画 銀色のシーズンを見てきた 2008/01/29
バインシュピール ”2軸云々” のインチキ具合について 2008/01/27
実害 2008研修会テーマと腰部傷害の因果関係について 2008/01/24
白馬村新ゴミ処理(焼却)施設建設計画 正気ですか? 2008/01/20
達人検定 1月18日第一回オリジナルテスト 2008/01/19
2度目のスキー 「2008指導員研修会テーマ」驚きの! 現場投入 2008/01/17
温暖化 この時代降雪機を稼動するのは如何なものかと(・・; 2008/01/14
初滑り やっぱ・・・・リーゼングラート\(^^)/ 2008/01/10
NEC LaVe J LJ5006A復活その2 役に立つ人と○ソのやくにも立たない人 2008/01/09
NEC LaVie J LJ5006A復活!! 苦節2年ついに甦りました 2007/12/31
フォルクル レースタイガー 190cm 2007/12/29
薬害肝炎のことー2 それでも少しはマシか? 2007/12/28
薬害肝炎のこと 悲しすぎる 2007/12/21
八甲田山の遭難に関する本 感想文 2007/12/21
M下君からのお歳暮 なんだかな〜(^^) 2007/11/23

力は不要か否か?
2008/02/29

指導員の方々にお尋ねしたいのは、こういう状況(斜度10度程度の緩斜面/ウインドパック/深さ30cmの湿雪)を滑る時、回す(ひねる)力は不要か否か?ということです。

先日のオフピステでは急斜面であることと雪の状態が非常に良かった為、1Kmでも2Kmでも滑り続けられるのでは?と思う位体力は使いませんでしたが、こういう条件だと私の場合思い切りひねり倒しているのでけっこう疲れます。

最近の理論では落下のエネルギがスキーを回してくれるので力要らずで疲れないって話を聞きますから、出来れば楽珍なスキーをしたいと思っています。斜度10度程度なら曲がらなきゃE−ヂャンって話はナシってことで(^^)

それとこんな感じでエッジに乗って景気良くブイブイ云わせていると、すぐに大腿部が疲れます。

こんなんじゃいつまで経ってもリーゼンスラローム大会に参加して完走することは無理なので、是非疲れずしかも速いスキーのコツを知りたいものです。・・・・・むしが良すぎるか(^^;


今日から【第一回テクニカルスキーコンテスト】という大会が始まります。内容は不明ですが、噂によると各地区の技術選で予選落ちした選手達の敗者復活戦という位置づけのようです。
選挙区で落選した候補が比例代表で復活に懸けるみたいでヂツに☆★○●◎◆□〓▼▼〓です(汗^^)
全日本技術選を頂点としているだけに、学生技術選といい、なんだか四菱じどーしゃのパヂロ人気にあやかったパヂロシリーズみたいで○○ホな感じがしないでもありません。

アルペンレースと違い、ゲート無しの暴走高速滑走が予想されますので、部外者ながら事故が心配です。
参加者の多くは指導員と思われますが、安全なスキー普及の使命を担っている方々だけに、くれぐれもカービングに嵌ってコントロールを失わないよう祈るばかりです。




用の足(^^)
2008/02/27

今まで眼にタコ(^^)が出来るほど外足荷重意識、あるいは外スキーを踏む・・・・ってなことを書いてきたのですが、先日お客様と話していて、モーゴチャゴチャ言わずに

右足は左ターン専用
左足は右ターン専用


ってことにすればスッキリするヂャンって結論に達しました(^^)

しか〜しっ、25日のバックカントリーから帰る途中、パノラマコースのタテッコではIPC障害者アルペンスキーのワールドカップGS競技が行われていて、その様子を見ていたらつい選手達の滑りに魅入ってしまい、その気になれば左右の足を専用に使える贅沢さを、けっして当たり前と思ってはならないんだと、改めて肝に命じた次第です。


片足の選手: 左足のレーサーは左ターンが苦手のような気もしますが、とにかくスゴイ!の一言です。


義足の選手: 義足でどうやったらこういう滑りが出来るのか?、しかもレーシング速度。片足のレーサー同様半端な根性でないことは理解出来ても、ここに至るまでの練習メニューは想像を絶します。


賢明な諸兄はこの2枚の写真を見ただけで、荷重はどうやって支えられているかが理解できることと思います。

内足主導?内足荷重?内足をタタム?・・・馬鴨休み休み言って欲しいものですっ。




フォルクルレースタイガ’08
2008/02/26
一昨日の大荒れとは一転、昨日は絶好のスキー日和でしたが、新雪は殆ど飛ばされるかウインドパックになっていて、折角の降雪も期待値を下回っていました。

今日は随分以前に依頼されていたものの、まさか仕事で(オリジナルテスト)いきなり使う訳にもいかず、延び延びになっていたフォルクルレースタイガ’08モデルの試乗です。

タイプはGSで長さは190cm R>27mと、FISの新レギュレーションを満たしている板です。

「漸くここまで戻ってくれたか!」と言うのがファーストインプレッション。
懐かしさとも感慨とも言えそうなホノボノとした気分に浸りながら滑ることが出来、R>27mから想像していた通りの挙動を示してくれました。

勿論最新のレーシングモデルですから、本来の使途である高荷重域の様子は非力なヂヂーなんかに分かる筈も無いのですが、それでも精一杯荷重を掛けていく(エッジングを強めていく⇒傾く)と、よく出来たレーシングモデルに特有の、リニアリティーに富んだターンが出来、当然踏ん張りが利くので限りなく幅の狭いシュプールを残すことができます。

190cmの効果なのか材質によるものなのか、あるいはR>27が利いているのか、今までのどの板より安定感があり、且つ軽快。そして何より優れていると感じたのは、これで予測不能な激しい転倒に見舞われる現象は確実に減るだろうということでした。

短小小径板とそれにまつわる怪しげな理論と怪しげな○術選参加者達の怪しげな滑り方によって、一体どれだけのスキーヤーが腰や膝や靭帯に損傷を受けたことでしょう。レースだけでなく、こういう板が一般的になることを願うばかりです。


ハードパックで板の調子が分かると今度は新雪を滑りたくなると言うもの。


お気に入りの斜面に行ってみるも、今年は特別に雪が少ないみたいで・・・・・。


場所を移動し、生まれて初めての斜面を滑りました。以前から一度は入ってみたいと遠くから眺めていた沢です。
吹雪で吹き溜まった新雪は適度に深く、適度に締まり、ダイヤモンドダストが舞う中、最高のスキーを楽しむことができました。

マーブルクラストを慎重に降ると、目前に展開する光景はオーストラリア人も入ってこない完全ノートラックの斜面で、太陽の位置からして(丁度正午)40度位はあろうかと思われる、殆ど30年以上も忘れていたドキドキするような急斜面です。
今滑らなければもう二度と滑ることは無いだろうとの思いが、恐さで挫けそうになる気持ちを上回ってしまいましたが、今まで何度か滑ろうとは思ったものの、諸々の条件を勘案すると危険過ぎて絶対に入る気になれなかった場所です。

情けないことに、滑りはじめる瞬間は誰かが傍に居たら心臓の鼓動が聴こえてしまうのではないか?と思ったほどですが、こうして振り返って写真を撮っていても雪崩に備えて緊張する始末。

恐怖心は100%雪崩に対してのもので、とてもピットチェックと言えるようなものではありませんが、雪の層がどうなっているかを確認し、覚悟はしていても、最悪の場合気休め程度にしかならないのは百も承知で、また自分へのエクスキューズとして、左右のリッペか数箇所あるインゼルに逃げ込むという提案をして滑ることにしました。
滑走後は速やかにリッペに退避するべきで、のんきに写真なんか撮っている場合ではなかったです。

至福の時を与えてくれた自然と、神には無事帰られたことを感謝したいです。
レースタイガは柔らかな雪でも良好な操作性を発揮することが確認出来、レースだけに使うのは勿体無いという結論です。


道路特財源
2008/02/25
その諸々の仕組み(思惑)が良く分からないために、暫定税率の廃止/存続どちらが正しいのかも分かりませんが、人としての信義を重んじるならば、まずは約束を履行するべきと言う意味で、道路特定財源となる【揮発油税】の内の暫定税率分だけはとりあえず廃止して、ハナシはそれからのハナシってハナシだと強く思う訳で・・・・ん?(^^;。

このままずるずると延長されたのでは【信義】なんて言葉は、所詮ナンセンスとイコールなんだと、未来の日本を託す子供達に理解させるには充分過ぎる教材になりはしないかと心配です。
つまりロー(ノー)リスクハイリターン組の都合によって、解釈はやりたいほーだいイカよーにも出来る訳で、ハイリスクロー(ノー)リターン組は永遠に軽くあしらわれ続ける運命にあるんだというこの国の仕組みを、子供のうちに叩き込むのには好都合でもありますね。

このwebサイトでも何度か指摘しましたが、道路特定財源なる【揮発油税】に掛かる消費税でさえ「死んだ振り」かまし続けて何とも思わないロー(ノー)リスクハイリターン組ですから、信義なんて今時チャンチャラおかしいってとこですかね?、ヨー分かりませんが。

宮崎の方では「高速道路が整備されていない為に人の命が失われた」というような県民の声を後ろ盾に、廃止反対をわめいている知事がいますが、人道的訴えに人はからっきし弱いということをよく理解しているみたいで、暫定税率分が廃止されたからといって道路が出来なくなる訳じゃ無いのに、胡散臭くて実にクサイ泣き落とし戦術にはホトホトトホホです(^^)。
ちなみに人命が救われなかったのは道路のせいぢゃ無いと思いますが・・・。

逆に夕張では人命を救うべき病院が自治体の破綻でその機能が危ういと言うのに、炭鉱の歴史館に繋がる道路(現状でも充分過ぎるほど立派)の付け替え工事が行われていました(昨年6月のツーリングで現場確認済み)。
この道を更に整備することによって一体何のメリットがあるのか無いのか、病院へのアクセスが改善されるのかドーかは知りませんが、市民の命を受け持つ病院の資金的窮状と、無駄な(一長野県民の印象^^;)付け替え道路への無節操な税金投入の現場を同時に目撃してしまうと、私でなくともバランス感覚を失いそうになる程の激しい疑問に見舞われるはずです。


インフラが身の丈に余る程立派に整備されると、どのような現象が起きるかを白馬村民はオリンピック開催を通じて経験済みですので、僭越ながら感想を述べさせて頂くと、道路の整備で地域が活性化するのは稀ではないかと感じています。

大抵の場合は都市部に行き易くなる⇒地域の商店等に行かなくなる⇒地域の商店等が閉店に追い込まれる⇒集落のシステムが機能不全になる⇒不便になる。スキーであれば日帰りが増えると言った具合に、とり合えずサルでも予測可能なルーチンが始まり、むしろ過疎化が過疎苦加速するのでは?。

身の回りを見ただけでも道路をはじめとして、とても自分達村民が支払った税金に見合うとは思えないベラボーなインフラが整備されていますが、その辻褄を何処で誰がどうやって合わせてくれるのか不思議でもあります。

税金の類は勿論必要ですが、ここはひとつ暫定税率分は廃止して、アタマを冷やしてから再度従来の暫定税率分と使い方について考えてみるのもよろしいのではないかと思います。
本州四国連絡道路で四国が絶好調になったと言う話は聞かないし、日本の架橋技術のまさに想像を絶する凄さは誇りに思うものの、この先のことなんか考えると卒倒しそうになりますぜ・・・マヂ。

その前に税金に掛かっている消費税ですか・・・・問題は。

スキー場は遠くの山の中・・・・・アウアウ(^^;

意識の始まりは歳ってことか?
2008/02/21

最近時々次のターンに入り難くなることがあって、昨日もお気に入りのリーゼングラートの不整地を滑っていると「なんだかチョーシわり〜な〜」と思う事態が発生してしまいました。
その原因が【腰が回っていることと、外足を踏めていないこと】の2点であることは直感的に理解し修正もしたのですが、以前はそんなことは殆ど意識せずに不整斜面をこなしていたので、この変化(衰え)には少なからずショックを覚えました。
つまり、今まで散々講習会で受講者の方に言っていたことが、迂闊にも自分自身が意識しないと出来なくなっていたという点についてです。

これがはたして加齢に因るものなのか、あるいは楽珍な短小小径コンポラ板に因って、知らず知らずのうちに腑抜けにされた結果なのかは分かりませんが、いずれにしても「アレレ?」と思うことが多くなったような感じがする今日この頃です。

たまたまあるグループとご一緒させて頂き、その様子をビデオに撮って頂いていたのでじっくり検証することができました。
写真1は「なんだかチョーシわり〜な〜」と感じながら滑っている時の様子。写真2は「イカンイカン」と思いつつ修正を加えた後の様子。同一のグラード斜面。
ほんの僅かな腰のローテーションと外足荷重意識の希薄さが、スキーイング全体の調子に重大な影響をもたらしてしまいます。


写真1【チョーシわり〜な〜的滑り】


写真2【ん!踏めてるねッ的滑り】


【腰を回さない、外スキーを踏む】・・・・たったこれだけ意識するだけで不整地も愉快に遊べます(^^)・・・「フントに?」・・・・「たぶんッ^^」。
嘘だと思うか試してみようと思うかは自由。でもストックの曲がり同様根性も曲がっているらしい(同僚の弁^^)ので要注意(^^;

スクールのユニフォーム着ちゃうと心なしか滑りもお行儀良くなって、イカレたヂヂーもマヂメそーなインチキ楽多にみえちゃうから笑えます不思議ですね(^^;?


トップコントロールをしない訳
2008/02/18

ワタシはバインシュピールとズラシを強力に支持しているヂヂ〜です・・・・ンガ、だからと言って誤解されるといけませんので念のために書いておきますと、今風のカービングターンができない訳ぢゃありません、むしろ簡単過ぎちゃって「やれっ」と言われれば手だって擦ってみせますゼ(^^;マヂ・・・でもやらない。何故か?・・・ヴァカに見えるから宗教上の理由から(^^)。

アルペンレースの旗門セットにスルーゲートというのがあります。
通常1旗門につき1ターンのところ、数旗門で1ターンさせるためのセット方法なのですが、これはコースの制約等で大きく進路を変更したい時に使われる手法です。
バナナゲートと呼ぶ人もいるように、その形に沿って滑らなくてはならず、誘導旗門的性格を持っているため、通過中に曲率半径を変えなければならない場合もあって、ターンを切り返す訳ではないのにゲートとしてはけっこう難しい部類に入ります。具体的には長野五輪の男子滑降でヘルマンマイヤーが飛んだ左ターンのセットがこれにあたります。

バイクのことで恐縮ですが、例えば三重県にある鈴鹿サーキットの”デグナー”とか”スプーン”と呼ばれる複合コーナーが丁度そんな感じで、なんだかスキーのスルーゲートに似ていて「難しいな〜」と思って走った記憶があります。
そのデグナーで転倒し、複合コーナーの難しさを鎖骨の亀裂骨折という身に沁みる痛さで実感した次第・・・10年前のことです・・・シクシク。

閑話休題
つまりターンの途中で曲率半径を自由に変えられない(例えばr20m→r10m)トップコントロール←(もう死語か(笑))は、デグナーの転倒原因と同様の危険性を孕んでいるという意味において、本当はその大部分をズリズリズラしてコントロールするしか術の無いスキーなのに、特殊な状態であるカービングを至上とする【ゴキブリナンバ2軸内足主導的山側落下症候群視野狭窄シャコウ感のココロ主義】には、S○Jの会員であっても従うわけにはいかないってことです。ましてや布教活動なんかもってのホカ。


第2回達人検定(オリジナルテスト)
2008/02/15
行ってきました・・・・・・・もーヘロヘロ(^^;
参加申し込みは定員の20名を超えていて、希望に副えなかった方には申し訳ない気持ちですが、このオリジナルテストの楽しさ面白さが漸く知られてきたみたいで嬉しいかぎりです。

前回同様、やはり参加してくるスキーヤーは「只者じゃないね」と言わしめるだけの技量の持ち主達でしたが、皆さんに「疲れたけど愉しかった」と仰って頂けたことが、【検定という緊張感を伴いつつ八方尾根スキー場を味わい滑り尽くす】この検定の狙いでもあっただけに、オリジナルテストをでっち上げた一員とすれば嬉しいことばでした。

逆に言えば、八方尾根ならではのタフな斜面を滑る楽しさを知って頂く(もっと味わって頂く)為に、言葉は悪いのですが「検定で釣った」と言うことも出来そうですね(^^)。

検定側(員)だとは言っても、受検者と同じ場所を同じ様に滑る訳ですから緊張感も疲労も同じ。やはり「疲れたけど愉しかった」と言うのが本音で、整備された斜面では持てる技量を使い切れない不完全燃焼感が残りますが、この検定に限っては、例え失敗したとしても、力を出し尽くしたことによる満足感が支配的です。

認定者:達人3名、名人1名
例によって氏名は八方尾根スキースクールに永久掲示されます。

検定終了後スクール前で ゼッケン(ビブ)No7は愛すべき同僚。
今回達人認定を目論むも、再び名人のエンブレムゲット。これで2枚目だそうです。
同僚なのに、「温情ってナニ?」的血も涙も無い判定に顔が引きつっていました?(^^;
とユー訳で、ワタしにゃとても受ける勇気はございませんです・・・・ハイ・・・・一枚ください(^^)

このあと暴れやしないかとヒヤヒヤ(^−^;

検定の性格上今の所定員20名が限度ですが、今後の課題は希望者全員の参加を可能にすることと、それに伴う諸問題の解決。

リハ
2008/02/15
疲れていると時々テレビつけっ放しで寝ちゃうことがあって、先日も気が付いたらすでに深夜になっていて、映りの悪いテレビがリハビリについての番組を流していました。

ボーっとしながらも見ていたら、それはNHKの番組で、脳卒中で脳の一部が損傷した人や、1/3位を摘出して一命をとり止めた人が、リハビリに拠って麻痺した手足の機能を回復するというような内容でした。

一度壊れた脳は再生しないと思っていた私には、神経細胞が損傷部位を避けて成長し、脳の正常な部分を代替に使えるるようなかたちで新たなルートを作り、麻痺した手足に信号を送れるようになる可能性があることをはじめて知りました。

脳はその部位によって役割が違うということは知っていましたから、本来の使途とは異なる部位を、麻痺した手足を動かす為に使えるようにするという、にわかには信じ難いものでしたが、神経が成長しつながる様子の写真もありましたから、驚くと共に信憑性は高いと思われました。

勿論寝ぼけていたので正確では無いかもしれませんが、昏睡状態で命も危ぶまれた人の、全く動かなかった足が動くようになり、そして次第にしっかりとした足取りで歩行できるようになる様子を見ていたら、リハビリという訓練は、脳の神経細胞を歩けるように繋ぎ、編みあげていく作業なのだと理解するに至りました。

これがどういうことかと言えば、正しいリハビリは正しく神経細胞を繋ぐことであり、それが正しい歩行を可能にする(可能性がある)と言うことです。逆に言えば、リハビリの方法次第では正しく繋がらない可能性もあるということですね。つまり歩けるようにならないということ。

全く歩けなかった人が次第に歩けるようになる様子は、スキーを全く滑られなかった人が滑られるようになる様子となんだかよく似ているような気がしました。
普通の人がスキーヤーになっていく過程というのは、もしかしたら繰り返し練習することで、脳の何処かの神経の繋がり方をスキーヤー用に再編成(構築)する作業なのかもしれません。

であるなら、余程注意しないと一旦誤った繋がり方にをした神経細胞を修正するのは容易なことでは無いと思われます(リハビリの過酷な様子から)ので、怪し気な理論に騙されないよう用心するに越したことはないですね。

本日とうとう59歳
50代最後の1年の初日が達人検定とは・・・・・なんだか気合入るな〜(^^;。
天候=小雪、視界不良、絶好のコンディション!??(・o・;



2回目のオリジナルテストマヂカ?(^^)
2008/02/12
先月、もうマヂで激しい検定は無理だと思っていたところ、今月15日にまたしてもオリジナルテストの仕事が入りました。もしかしたら年寄りイヂメか?(^^)。

でも前回は60歳を過ぎたバ○モノみたいな○゙ヂー達がブイヴイいわせて悪雪を楽しんでいましたから、まだ還暦に一年を余している身とすれば弱音は吐けないってところです。

この検定で欠かせない種目は急斜面の【コントロールヴェーデルン】ですが、「スキー(道具)の特性を生かす」滑りに慣れ過ぎていると、「人間の特性を生かす」滑りが出来難くなって、タテッコ、セントラル、あるいは名木山大壁での【コントロールヴェーデルン】はきついかもしれませんね(^^)。

S○Jをはじめ、ここ数年スキー雑誌等の技術論は、例えば「旨いビール飲みたいっ」ってだけなのに、麦やホップの作り方のウンチクからはじまって→使う肥料のウンチク→果ては肥料の化学式のウンチク云々・・・・みたいな様相を呈していて、いつの間にかビール飲むこと忘れちゃったって感じ。

「早く旨いビール飲ませてくれ〜」ってところですか(^^;。

で、結局使う肥料は【人間の特性を生かした】ウ○チが一番だったってウンチク(^^; に納得も実感も出来るのが、急斜面の【コントロールヴェーデルン】だったりして(^^;

15日楽しみにしています。


公正取引委員会
2008/02/11
久々にアルピーヌのスキーヤー達を更新して思ったのですが、家主のネガティブ発言連発に反比例するかのように、アルピーヌのスキーヤー達は益々ポヂティブな表情に変化しているように感じます。つくづく感心させられ、また反省もさせられました(^^;。

連休はかつて絶好調だった頃の八方尾根スキー場みたいで久々に賑わいました。外国人が半数を占めているような印象でしたが、それでもスノースポーツに活気があると気分は明るくなります。
前向き前向き!。

ところで、先日(2月6日)【省燃費グッズに表示された効果の科学的根拠がないとして、公正取引委員会はメーカーや販売会社など19社に対し、景品表示法違反(優良誤認)・・・・つまり詐欺商品・・・・で排除命令を出す方針を固めた】というニュースがありました。ソフト99などの有名メーカも含まれていたのが驚きです。

ガソリン価格高騰の影響か、省燃費グッズの売り上げは好調らしいですが、ユーザが簡単に後付け出来るような商品で燃費が30%も向上する事など有り得ない訳で、もし効果が有るのならとうの昔にメーカが採用している筈ですね。

アースやコンデンサや磁石や燃料タンクに入れるタブレットその他モロモロ、騙され続けて40年?(^^;、漸くそれらが詐欺商品だと確信した今日この頃、遅きに失した感は否めないものの、ついにお出ましになった公正取引委員会!!お待ちしてました(^^)マヂ。

この調子で【S○Jスキー教程及び関連書物(含むDVD)】の詐欺商品にも排除命令を出してほしいものです。頑張れタブチ君!・・・ん?(^−^;・・・頑張れ公正取引委員会!!。



八甲田山の遭難に関する本その2
2008/02/06

先日お客様がグラードの向かって右斜面を滑り、「雪崩を誘発しかねない」との理由でパトロールにきつく注意をされたと言っていました。そこは通常のコースとの境界は無く、圧雪されていないことを除けば同一のピステであり、いつも私が好んで滑る部分です。
この過剰とも思えるパトロールの反応に疑問を感じたのですが、後にそれは彼等の気持ちを考えると無理からぬことだと納得することになったのです。


八方尾根では今シーズン、雪崩等の危険区域滑走が急激に増加したという話を耳にします。そして久々に滑りに行ってその様子を見たのですが、パトロール隊員から直接話は聞いていないものの、傍目には彼等の努力は完全に蹂躙されていると言ってよい状況が展開していました。つまり危険を警告するアナウンスや看板や規制ロープは在って無きが如しという訳です。

どう贔屓目に見ても、既に八方尾根スキー場のリスクマネジメントは安全管理者協議会のコントロールを離れており、ましてやパトロール隊員による現場のコントロールはいわずもがな。
傍若無人振りはその殆どが爆発的に増えたオーストラリア人によるものだということは、リフト同乗中に彼等が自慢げ話していましたから確認済みです。

バックカントリーでは無いものの、特にスカイラインコースの林間には日本人も多く入り込んでいました。
中高年と見受けられる方々によって数名のグループを形成しているのが特徴的でしたが、2〜3年前にはあまり見られなかった光景です。

身なりはファットスキーやヘルメットをはじめ、本当のバックカントリーに侵入する時のような支度でしたが、この傾向も今年の流行らしく、さすがのスキー雑誌もそろそろ「骨盤やいちじくカンチョー2軸等」には飽きてきたらしく、新たな活路をバックカントリーに見出そうとしているみたいで、その影響は少なからずあると思いました。
そうした雑誌が節操無く煽るものですから、ハウツーものの標準装備を一通り揃えると、「このようにイケテるスタイルになります」の具体例が出現するのは必然でもあり、そう遠くない日に彼等もまた本物のバックカントリーに侵入していくのでしょう。

雑誌の影響だけとは言いませんが、八方ではスノボの方が窒息死したり、今年は各地でハザード無視に因る遭難事故が多発しているみたいで、前述のようにパトロール隊員は新雪滑走に神経質になっているようです。


このwebサイトの毒者であり、アルピーヌのヘビーユーザでもあるお客様が「参考に」と、山岳専門誌(”岳人07/04月号” ”山と渓谷07/11号”)に掲載された遭難についての論評文を持ってきてくれました。
その中には私のwebサイトで取り上げた八甲田山のスキーツアーの遭難事故についても触れられていて、そこでは時系列に沿った検証作業が行われ、当時の様子が詳しく語られていたのは勿論、私に送りつけられた「八甲田山の遭難に関する本」には書かれていなかった重大な事実も含まれていたのです。

それは気象や装備云々以前の初歩的なミス・・・・と言うよりむしろ私の個人的感想では無知と言った方が当たっている行動でした。

雪山で遊ぶと言うことは、それが例えスキー場と呼ばれるエリアであっても、雪崩発生の危険から逃れる訳にはいきません。
雪山に行かなければ雪崩の危険は0%ですが、積雪のある斜面では(下部の水平部分含む)その危険度は 0%<雪崩発生≦100% ということになって、つまり、そこを滑っても限りなく雪崩が発生しない状況から、滑ったが最後絶対に発生する状況まであるということになりますね。

その確率が何%かは神のみぞ知るということなのでしょうが、気象状況等から判断して大丈夫だと思っても、神ではない人間が出来ることと言えば、「万一の」とは言い難い状況を滑る訳ですから、雪崩が発生した場合の被害を最小限に留めるためにも、又救出活動を迅速に行うためにも、一人ずつ滑り、待機者はより安全な場所で滑走者を見守るのが通常のリスクマネジメントであり、そして夫々が後続の仲間に配慮して斜面をなるべく狭く使う(ノートラックを広く残す)のがマナーだとも思っていました。

本に書かれていたように「視界不良でも滑る」のが本当なら(らしい)、そもそもそれだけでリスクマネジメントに問題があるということを意味しています。視界不良だと見守ると言うわけにはいきませんからね。
八甲田山で行われている商業スキーツアーが例外だったとは、頂いた資料を読むまでは全く知りませんでしたが、現実には他の雪崩遭難事故の報告でも、殆どパーティーの全員あるいは複数人が同時に巻き込まれていることからして、もはや八甲田に特徴的な現象でもなさそうですね。

そうした視点でもう一度あの本を読み直すと、八甲田ではガイドのリスクマネジメントの問題とは別に、ガイド組合それ自体の事情や、ツアー参加者の意向によって、リスキーシフトに陥っていったのではないかと考えられるようになり、専門誌の解説で疑問だったことが少し理解できたような気がしました。

無垢のパウダー斜面を前にしたら誰だって滑りたくなりますが、その前にもう一度安全について細心のチェックをしたいものです。

2008/02/04祭りの後・・・・後の祭りぢゃなくて良かった(^^;


これを書いているうちに栂池での雪崩事故と恐羅漢スキー場での遭難が立て続けに起きました。どちらも滑走禁止区域に侵入したことが直接の原因のようです。
残念なことに栂池では2名の方が亡くなられましたが、救いは恐羅漢のパーティーが全員無事だったことです。本当に良かった。
遭難を非難することは簡単ですが、自戒を込めて遭難に学びたいと思っています。



(^^;
2008/02/01

スキーなんて・・・・・・・・・・実はそれだけのことだったりして
(ヒントは「銀色のシーズン」から頂きました(^−^;


スキーの映
2008/01/29

それこそ「銀色のシーズン」真っ只中だと言うのに、家内と二人長野まで観に行ってきました(^^;

感想:
白馬の山々はきれいでした。
友人健吉君の名前がスキーヤーとしてエンディングロールにありました。
「はなみずき」の窓越しにアルピーヌが写っていました。
どういう脈絡かいまいちわかりませんでした。
47と云う数字が非常に目障りでした。
あからさまなサブリミナル効果?を狙っていました。
白馬=47と云う刷り込みには「まいっちゃうな〜」と思ってしまいました。
シーズンを通してメインゲレンデを閉鎖し、モーグルバーンを提供していたにもかかわらず、八方尾根スキー場の存在感は希薄でした。

そのモーグルバーン、2007/03/21ネロと現場見学。

「白馬」と云ったらっ、八方尾根スキー場をおいて他に無いでしょうにっ(^−^;

しかし、これでスキーに興味を持ってくれたり、カムバックしてくれる人が増えてくれれば有難いことです。
その意味では、言うまでも無くS○J今日逝く本部よりはるかに効果があるとおもいます。



バインシュピール
2008/01/27

もし、S○Jの今日逝く本部に存在理由があるとしたら、それはスキー普及の為であって、間違ってもどっかの大楽のセンセーに戯言をほざかせ、スキー場関係者やスキー産業の足を引っ張る為ではないと思いたいです(^^;。

webサイト公開以来書いてきたモロモロ(既に殆ど忘れてますが^^;)は、たかだか遊びのスキーを語るにはヘビー過ぎると感じる方もいらっしゃるでしょう、ご指摘頂くまでもなく自分でもそう思っています(^^;。


ある理想に近づく為のアプローチとして、自分なりにあれこれ考え、そして実際に試してみるのはとても良いことです・・・・と言うよりむしろ、そうした試行錯誤がスキーの楽しさの幅を広げてくれるかもしれませんし、又それが納得できるものだった時は「こんな方法が良かった」とか「効果があった」と、友達や仲間にアピールするのも楽しみの一つでしょう。
それぞれが様々な形で方法論を展開することについて、とやかく言うつもりもまた言う権利もありません、私だって同じことをしていますからね。

しかし、どっかの大楽のセンセーが公の場で「新しく仮説的な理論をトップスキーヤー達←(FISのWCレースでは勝てない連中のこと)が滑りの感覚として話し出している」とほざいているように、仮説なり、理論なりを公の場で発表しようとする場合には、そういう訳にはいきません。

例えばどっかの大楽のセンセーがでっちあげた「トップコントロールは優れている」あるいは「2軸運動は優れている」という仮説を提示したいのなら、それを使ってWCレースで勝ってみせるのは当然としても、それだけでは十分ではありません。
どっかの大楽のセンセー氏が述べる仮説的な理論←どーいういみ?(^^;が”科学的仮説”のことを指しているのであれば、明確な反証可能性を持つモデルを作る必要があります。しかしその仮説はいまのところどちらの要件も満たしていません。

これがどういうことなのか、今はネットの時代ですから、検索すれば大抵のことについては親切な解説を発見できる筈ですが、例えば、「スキーは両足に装着した2枚の板を使って滑る」という命題を考えてみた時、一見して当然と思える命題も、片足で滑るスキーヤーが一人現れただけで否定できるのです。つまり ”2軸理論(二本足のことか?) などというターケた戯言も同様ですねっ。

もし証明と反証の非対称性をご存知の方でしたら、完全な証明というのは困難でも、反証は容易に出来ることもお分かりかと思います。
つまり、否定することの方が簡単ですから、愚にもつかない仮説は容易に否定できるのです。
と言うか、既にお気づきのことと思いますがカール ポパーの科学哲学を持ち出すまでも無く、それ以前に威恥乃本人がその仮説に則った滑りを見せていない、あるいは見た人が居ないと言う事実です。これこそが「インチキ」と言える所以です。

もっと現実的な問題は、S○J今日逝く本部の態度(I氏)が技術的?(^^)な面に関して、傷害を負ったスキーヤー(片足等)のことを無視している(通用しないと言う意味で)ことですね。
でも彼等は2軸でクルクルパーティーにさせられた2本足のスキーヤーより上手に滑る人は沢山居ます。片足でスキーする位ですから根性からして違うのだと思います。

片足スキーヤー(チェア含む)は勿論、多くのスキーヤーが合理的な滑りに近づこうとすればする程、避けて通ることの出来ない技法がバインシュピール(Beinspiel)であり、今なお生き残っている物理学の法則等と同様、厳しい生存競争(例えばオーストリースキー術VSフランススキー術)を勝ち抜いてきただけに、どっかの大楽のセンセー氏の戯言ごときで否定できるものでは無いのです。

クルッケンハウザー教授を名指しで批判するなんて「イイ度胸してるぢゃねーかっ」と、感情的になるほどプロフェッサーに心酔している訳でも無いですし、彼だってヘマの一つや二つはしでかしているでしょうし、ちゃっかり誰かの滑りにヒントを得たのかもしれません(^^)が、好むと好まざるとに関わらず、あるいは単なる無知であったにしても、少なくとも現在のスキーシーンに於いてバインシュピールを否定することはスキーを否定するのと同義であり、スキー界にとっては破壊活動者と逝ってもE−ほどのク○ターケということなのです。

よくもまーこんな輩をボヘ〜と放置しておけるものだこと。
「危機管理能力皆無ヂャネーカ?」と思ってしまうオメデタイS○J盆暗快調会長・・・・・「そんなの居たっけ?」なんて逝っちゃいけませんぜ(^^)・・・・は何していらっしゃるのでしょうねっ(^−^;。今こそ「どっかの国の首相とは違うんだっ」と云える毅然としたしどーりょくを発揮して欲しいものです。




2008/01/24

アルピーヌを贔屓にしてくださり、またスキーには真摯な姿勢で取り組んでいるお客様が今年もいらっしゃいました。
調子を伺うと腰が不調の様子で、八方のスキー行きに先立って、何処かの著名デモによる今年の研修会テーマに沿った講習を受けられたそうなのですが、その時に強いられた”怪しい腰つき”が原因らしいと、身振りも交えて仰っておりました。しかしこのデモも素直と言うかドーし様も無いアフォと言うか、デモっつーのはこんなのバッカですか?(^^;

かつての名スキーヤーだったホラカワ師(上手かったし、なにより美しい滑りをした)はともかくとして、スキーは勿論物理学や力学の造詣も皆無、且つ科学する意味さえ知らないと思われるどっかの大楽のセンセーが、相変わらずS○J今日逝く本部に居座り、その志向性を牛耳っていられるのか不可解ですが、勿論それには理由があって、上層部のセコな政治的判断に因るものなのでしょう。

早い話が、彼をそのポジションに置いておくことで美味しい思いが出来る人が居るということであり、逆に言えば彼を外したりしたら、○○県や○○○県の熱心な信者達のスキー行きに微妙な変化が起きる恐れがあるということだと思われます。勿論部分的なものだとは思いますが(^^)。

かつてどっかの大楽のセンセー氏は○○○県の指導員研修会の理論講演において、「これからはニュートンの古典力学からアインシュタインの世界だ」みたいなことをほざかれていたのは記憶に新しいところですね。

十分(だと思う)検証されてきた従来からの正常なスキー技術を、何が何でも貶めたいが為に”アインシュタイン云々”まで持ち出したのにはそれなりの覚悟(^^)があってのことでしょうが、足し算引き算さえ理解しているのか疑わしい人物のゴタクに、真面目に反応するのは実にヴァカヴァカしいとは思いつつ、この際彼の愚の骨頂振りを指摘しておきます。

まず彼が致命的なのは、何かのベクトルらしき図を用い、力学風な現象について理論風な講釈をタレているにも関わらず、科学に必要な基本的ルールを何一つ満たしていないというところにあります。
そのルールが何であるかは、彼が本物の学者であると言うのなら、分野違いであれ口出しするからには知っておかなければならない最低限のマナーとも言えます。

何かの意思を相手に伝えるには大抵の場合ことばが必要ですが、科学の場合世界共通語はやはり数学でしょう。
”アインシュタインの世界云々”を持ち出したからには、彼の理論もまた科学のつもりなのでしょうが、そうであるのならやはり科学的に説明をつけなければなりません。
トップコントロール(古ッ^^;なり2軸なり、理論と名の付く以上それを説明する為にはことばが必要になり、それはとりもなおさず数学によるものである筈です。

記述される数式が複雑であるか否かは理論の内容とは無関係ですが、数学無くして解説は勿論、理解も出来ないということからすると、このどっかの大楽のセンセー氏の理論には絵だけエッ!(^^;で、数式が一つも出てこないことから・・・・チータやウマや松井は出てきます・・・・っつーことは松井はウマ並みですか?って話しぢゃ無くて・・・・ま〜そーゆーことです・・・・ヂッサイの話(^−^;


彼がどのテードまで知っているのかは別にして、ニュートン力学は既に十分検証されており、大抵の科学者達はこれで世の中の殆ど全ての現象は科学的に検証出来ると思っていました・・・・が、特殊相対性理論の発表に伴い、光との相対速度が無視できない領域ではニュートン力学が使えないことも知ったということはあります。
しかしどー考えてもスキーの速度程度の話、あるいは方法論でこんなブッソーなもの(^^)を持ち出す必要は100%無い筈です。

それと同時に、はなっからナンセンスを承知でどっかの大楽のセンセー一味に助言しておくとすれば、もしスキーを語る上でニュートン力学を否定し(それだけでも十分ヴァカですが^^)「相対性理論で語るのが今風だ」と仰るのなら、V/Cが0に至る極限として特殊相対性理論がニュートン力学を含むように、相対性理論もまたある特殊な(^^)条件の下では、極限として特殊相対性理論を含んだ形での新たな理論を生む可能性があり得るということも知っておいたホーがEでしょう。

つまり、ニュートンを蔑む意味で使ったと思われる「古典力学」からは逃れられないという意味であり、その時はあなたがナウい(^^)と思っているアインシュタインも、あなたの論法でいけば古くなると言うことですよどっかの大楽のセンセー氏。

スキーのことはちょこっと知っているつもりだし滑られるけど、科学にはからっきし弱い宿屋のオヤヂだからと言って、一方的に騙され続けてやるのもドーかな?という訳で、どっかの大楽のセンセー氏のことを「ピーーーーー」とわめいているのですが(^^)、彼が力学者なり物理学者のフリをしている以上、出来る限り科学的な思考方法で(^^;その詐欺的行為に立ち向かう必要があると考えています。

まるでもぐら叩きのゲームよろしくポコポコと現れては消えるゴミ論に、一度は辟易として放置するつもりだったのですが、懲りもせずS○Jのアフォらについて書いてしまったのは、お客様の身体に実害が発生した事実を見過ごす訳にはいかないことと、また多くのスキーヤーの皆様に支えられて今日の生活があるということを考えると、やはりスキー宿のオヤヂとしては感謝の気持ちを表す意味でも、ここで沈黙すべきではないと思ったからです。

とりあえず「何故彼らは詐欺的行為を続けているのか?」ではアタマにくるだけですから、「如何にして彼らは詐欺的行為を続けているのか?」の方が科学的態度としては正しいと思われますので、今後はそのセンでスキー界を観察していきたいと思っています。

しかしドーして一介の宿屋のオヤヂがこうまでして「間違っている!」と叫び、それが如何にして間違いであるかを証明しようとするのか不可解に思われるかもしれませんが、
「スキーは実にシンプル、しかし難しく、それ故に上達の過程を愉しむもの」あるいは「難しさを愉しむもの」
と考えているフシがあり(^−^;、スキーが「誰でも簡単に楽に出来、すぐ上達する」、ようなスポーツ?なら、はなっからやらないだろうし、すぐに飽きると思っているからです。

そして世界的な視野で見れば、多くの人々にとってスキーは相変わらず愉しいスポーツであり、支持されているにもかかわらず、日本に於いてはS○J今日逝く本部が醸し出すヴァカげた雰囲気によって不当な扱いを受けているようにも感じ、この独特な雰囲気が変わらない限りスキーに未来は無いし、当然スキー宿にとっても同様だと思っているからです。

彼ら(出喪含む)のTーnoー振りがスキーヤーを減らし続けているのかどーか、本当の所は知りませんが、何れにしても現実に起きた問題は、クダラン話で一人の真面目なスキーヤーの腰に傷害を与えたと言う事実ですブッチャケッ。



白馬村新ゴミ処理(焼却)施設建設計画
2008/01/20

隣の大町市のゴミまで受け入れて高温で燃やすケーカクらしいです。
具体的に健康被害を受けたという例は聞いたことが無い”ダイオキシン云々”については勿論、その他関係者の思惑はモロモロアローかとは思いますが、雪の恩恵を受け、スキー場を中心とした産業で成り立っている白馬村が、年々降雪量が減っていると言うのに、村内に巨大なストーブ作ってドーするつもりなんでしょうか?。

現行の処理施設でも充分過ぎる能力があるのに、雪が降り難くなる可能性を高めるだろうこの新施設建設は、白馬村住民として又一人のスキーヤーとして如何なものかと思うわけで・・・・。


”ダイオキシン云々”を人質にした環境へのテロぢゃないかと・・・・・・なんだか愚か過ぎてとりあえずッ激しく脱力してしまいますワ(^−^;



人検定
2008/01/19

スクールから出勤の要請があった時、「もう激しい検定は無理だから勘弁して欲しい」と泣きを入れたのですが、人がいないという理由で(そんなことは無いと思いますが^^)断れずに引き受けてしまいました。

参加者は4名、前走1検定員3合計4名という、図らずもマンツーマン体制の(^^;贅沢な検定になりました。
参加者の年齢は53、56、61、63歳と、所謂スキーがマトモで元気だった時代を過ごしてきただけあって、セコくてチャチー今風の滑りとは無縁の正統派スキーヤーの皆様でした。

自分のことは棚に上げて、年齢や風貌からして正直「大丈夫かな〜」と思ったのですが、定番のリーゼンノンストップはよしとしても、グラード不整地での滑りを拝見した時には完全に「おみそれしましたm(・・)m」状態。

斜面は下地が凸凹に凍っている上に新雪が積もり、それが風に曝されて凹部を埋めているので、ウインドクラスとと共に非常に厄介で滑り難い状況。
新雪部分が浅過ぎるきらいはありましたが、むしろ柔らかい部分と硬い部分が不規則に現れるので、まさにオリジナルテストにはおあつらえ向きの条件でした。

そんな場所ばかり選んで、例によって10時から2時30分頃まで昼食抜きの検定が続いた訳ですが、滑走距離も相当長くなっているにもかかわらず、4人は平然とこなしていました。
私達も勿論同じ場所を同じ様に滑る訳ですから、正直この検定の課題をこなし切れるか心配でしたが、何とか今年も1回目を無事に終えることが出来ました。

圧巻は通称「タテッコ」と呼ばれる長い急斜面のほぼ全長を「コントロールヴェーデルン」で滑り切った後セントラルコースに移動し、これまた長い急斜面を「コントロールヴェーデルン」で滑り切るという、年配者には過酷な課題でしたが、全員期待に応えてきちんとこなしてくれた時には、検定員揃って「スゴイッ!」と口走ってしまいました。

自分はと言えば「タテッコ」で左右70回、セントラルで50回程でしたが、時々板が走って抜けそうにはなったものの、60歳を目前にしてもなお、板を支配下に置いて最後までコントロール出来ることが分かって、それが何よりの収穫でした。

検定主任の東君は勿論、57歳の岡崎君も嬉々として悪条件を楽しんでいましたが、若いインストラクタはこういう条件は苦手にしていると嘆いていました。
スクールに帰って「次回は若い人にトライアルをしてもらおう」と然るべき立場の方に提案したら、それは「イジメですぜ」だって(^^;
オフピステは「銀色のシーズン」よろしく、今やシルヴァーのフィールドですか??(泣)。

ちなみに達人検定では今回からヘルメットの着用が義務付けられました。お持ちでない方にはスクールで貸与しています。

結果・・・・名人認定2名






度目のスキー
2008/01/17


天気が良くて宿が暇なら滑りに行くしかない訳ですネ(^^)。初滑りの時のレースタイガは微妙にしっくりこなかったので、今回は(1/15)アトミックSG205cmを持っていきました。
決して強がりやシャレではなく、長い板はやっぱりスキーを している実感と言うか充実感と言うか、とにかく今年も快晴の空の下でブイブイスキーを楽しめるのですから幸せです。

ンで・・・・・・それは良いのですが、滑っている最中、「マサカ!」と思うような○方インチキ楽多の「2008指導員研修会テーマ」に忠実な講習を目撃してしまったのです。

雪が降るか降らないかが深刻になっているのに、ヴァカに付き合っている場合じゃないのは百も承知でも、やはりバカを承知で書かざるを得ない心境になってしまいました。
どっかの大楽のセンセー氏やホラ皮の「2008指導員研修会テーマ」における彼らの言い種は、
『これからは筋力ではなく重力を利用して、脚ではなく体幹主導の運動が基本で、それは2軸運動意識の内スキー主導のターンとなる進化した運動要素であり、それは結果的に健康に良くて疲れないスキーになる』ということらしいのです。

精一杯好意的に要約したつもりですが、60年近くスキーやってきて、その間どんなに工夫しても、やっぱスキーってそれなりに滑ればそれなり疲れる訳で、つまりダラダラ滑れば多分10時間でも連続して滑走可能だし、激しく滑れば60秒>ともたない訳で、ヤッパリ「?????!」となる訳です(^^)。
身も蓋も無いかもしれませんが、そんなに疲れたくなかったり楽したいのならスキーなんかやらないでコタツで寝ているのが一番。

どっかの大楽のセンセー氏やホラ蚊輪達がセッセと捏造してきた【理論】あるいは【技術論】←あえて敬意を表してこう表現させていただきます・・・・・なるものは、単に間違っているから【駄論】だの【欺術論】だのと酷評してきたのではありません。そこには科学的な考え方や方法論によって「検証が可能か否か」という肝心な部分がことごとく欠落していたからです。

勿論科学的思考方法がスキーをする上で万能だとは思ってはいませんが、彼らがしてきたことは、ひたすら「信じさせる」あるいは「洗脳する」ことであり、彼らが利口(狡猾と言う意味で)だとは思えないものの、それは結果的に「検証可能か否か」という関心事から研究熱心なスキーヤー達の目をそらすことになり、つまりはそういうスタイルを採り続けることで、永遠にヒエラルヒーの頂上付近は安泰だと思い込んでいると言うことなのです。

かつて斜滑考ではS○Jのことを宗教団体と揶揄してきました。
何故なら、彼らが発案?した【理論】なり【技術論】なりが、例え正しかろうと誤りだろうと、未だに「信じる」「信じない」というレベルに留まっているからで、それはとりもなおさず宗教的態度だと思っているからです。


「スキーを上手に操れる人が居る」という事実、「スキーを上手に操れない人が居る」という事実。
二つの事実を宗教的思考回路で解析するには、ヤッパS○Jオフィシャルサイトにある『「行進歩き」のひねって戻すという動作は無駄がある』ので『「ナンバ歩き」(2軸)に合理性がある』ので『強い子の嶺○聖○も「2軸感覚」で滑っていた』ので『テーマは「ナンバ歩き」 』ってことですか?・・・・・ナンノコッチャ(^^;

問題:「2軸運動」なる現象の存在を証明せよ

いったいいつまで「ホラカワ的シャコー感のココロ」を、イタイケな生徒にかまし続ければ気が済むのだろうと、指導現場を目撃して暗澹たる気分になりました。
スキー離れに拍車がかかっているのも解るような気がします(^^;

明日は達人検定の仕事、これから練習に行ってきます。


2007/01/14

自然界、それも身近な環境になんとなく異常と感じる変化が現れてから久しいですが、それらは温室効果ガスの増加に因る温暖化に因るものだとの指摘がある反面、そうではないとする見方もあって、どちらが正しい見解なのかは素人の私には本当の所は解りません。

しかし、客観的な事実として身の回りに起きている現象は、例えば春に咲くべき赤詰草 (あかつめくさ)が秋にも咲くようになり、タンポポにいたっては年がら年中目にするようになって、昨年の秋にはアザミとタンポポが合体したような奇妙な植物も現れました。

雪の降り方も随分変わってきて、かつての様に少しずつ降り積もった雪が冬季間(12月〜3月)安定して低温が続くことで融けずに積雪を保っていたのとは異なり、一度に大量に降って、その後は急激に気温が上昇して融けてしまうという、一月でも春先に多い降り方をするようになりました。
今日は寒いものの、今月に入ってから気温は平年の3月下旬並みの陽気が続いています。

温暖化が例えCO2等の温室効果ガス増加に因るものでは無いとしても、可能性を否定できない以上それを減らす為の努力なり配慮は必要だろうと思います。
特に我々のような冬季の低温がもたらす自然の恵みに依って生活が支えられている人間にしてみれば、温暖化は致命的な結末に直結しているだけに深刻です。

冬になれば然るべき時に雪は降り、春になればふきのとうや福寿草が芽吹き、夏には然るべき時期にセミが鳴き、秋にはこれまた然るべき時期に木々は葉を落としました。
当たり前に繰り返す筈だった四季に異変を感じ始めたのはそんなに古いことでは無く、具体的に指摘できる程の変化が起きる様になったのは、どちらかと言えば最近です。

雪不足という言葉が使われ始めたのは今から三十年程前で、まだ地球環境の諸々についても無頓着だったのか無知だったのか、いずれにしても温暖化や異常気象という言葉は、私は勿論多くの人々にとって、今日ほど頻繁に耳にし目にすることは無かった時代でした。
そしてその頃、雪不足を補う為の降雪機が登場したのですが、それは部分的な補修程度が目的だったとしても、不安定な自然を相手にするスキー場にとって、例え小規模であっても安定した滑走環境を確保出来るという点で意味のある設備投資でした。実際私も含め、多くのスキーヤーがその恩恵に与っていたからです。
そして現在では補修の範囲を大きく超えて、降雪機のみでスキー場を造れるまでに規模は拡大してしまいました。

しかし一方で、人口降雪機が消費する莫大なエネルギーやインタークーラーから放出される大量の熱は、地球規模で見れば取るに足らないものであったにしても、その造雪行為に費やされるエネルギーが、現在では環境に影響を及ぼし得ると知った以上、人間の都合でそれを続けることは如何なものかと・・・・

早い話が温かい雨が降れば半日も掛からないで消えてしまう程度の雪の為に、セッセと暖め続けることは愚かではないかと思うわけで・・・・つまり直ちに稼動を停止するべきだと・・・・・。

エピキュリズムが自然に対してどこまで傲慢になれるのかは知る由もありませんが、人間の都合から自然の都合にシフトしない限り、スキーヤーもスキー場関係者にとっても、未来はそう明るいものではなくなるような気がします。
長いレンジでウインタースポーツの存続を考え、そしてそれを維持したいと願うのであれば、例え一冬の滑走可能日数が100日から30日に減ろうとも、それでも自然が与えてくれる恵みに感謝して、密度の濃い時間を過ごす方策を思考するべきではないかと・・・・。

もしかしたら「地球温暖化」で危機感を煽るのは誰かの思惑によるキャンペーンかもしれませんし、雪はこれからも安定して降るかもしれません。
海水面上昇についても「北極海の氷が融けたからと言って海水面は上がらない」かもしれませんが、・・・何の気休めになるのか、そんな中学校の理科レベルの知識を得意気に語るテレビのコメンテイタもいます。

しかし温度上昇は海水や地表を問わず物質を膨張させる筈ですし、熱的なバランスを失った地殻部分では歪が起こり、ひょっとすると地震発生の可能性だって高まるのかも知れません。
そして地球の平均気温が15℃と言われている現在、それを人間の平熱36℃に置き換えて考えた時、気温が1℃上昇したとしたら、体温換算では2.4度も高熱になるということであり、もういつ肺炎を起こしてもおかしくない程深刻な状態なのだと思います。
だからと言って寒暖の差を考えれば、日本に限ってもー40℃位〜+40℃位まで、アルピーヌの庭でも実測ー17℃〜+37℃と、実に54℃もの温度差がありますから、極端に悲観したり、あるいは根拠の無い楽観も得策とは思えませんが、私たちが情報を仕入れる手段として今の所マスメディアに頼らざるを得ない以上、少なくともメディアリテラシーは十分に鍛えておくべきと考えます。

環境に負荷を与えないで生きることは不可能ですが、たとえ気休め程度であっても、なるべくエントロピの増大を抑えるような、つまり温暖化と言うよりは気温が平均化していくような事態を先送りする為にも、遅ればせながら個人レベルでの具体的対策として、アルピーヌでは冬季に向けて次のことを行っています。

1:外壁に断熱効果のある塗料の塗布

40日間の塗装作業を終えたプロフェッショナルの面々。久々にプロの仕事の凄さを見せつけられました。

2:薪ストーブの継続的な燃焼
吹き抜けの食堂/ロビーラ/ウンジの室温を快適に保てる程の能力はありませんが、それでも3〜4℃程度は上昇させることができますから、その分化石燃料(灯油)の消費は抑えられる筈です。
但し薪を確保する作業は重労働です。

で、出来上がった薪はこんな感じで出番を待っています。

他にも積んでありますが、ここにある量の約3倍の薪が一冬で灰になる勘定です。

3:目張り

4:暖房温度18±1℃の徹底(客室はこの限りではありません)
”スキー場”って位なものですから冬寒いのは当たり前。館内でTシャツ姿になるのは自由ですが「寒い!」という言葉はご法度でっせ(^^)

5:環境に負荷が多いと思われる消耗品や食料品の使用は極力控えています。


冷えた夜、降雪機の発する轟音は、足るを知らない欲望が自らの首を絞めていることに気付かないまま、破滅への道を歩む人々の葬送曲に聞こえてくる今日この頃。




2008/01/10

1/9 初滑りはリーゼングラート。お決まりの向かって右側の新雪斜面直行。
昨年同様ファーストランから新雪。ちょっと浅くて物足りなかったけど、風で締り気味だったから足応えはマーマー。
でも今シーズンもそこそこ滑られる(技術的体力的精神的に)ことが分かってひとまず安心しました。


黒菱斜面に人影は3〜4人。板は勿論フォルクルレースタイガ190cm。


1/9午後12時31分の黒菱斜面 信じ難い光景。


1/9午後12時46分のスカイラインコース 同じく信じ難い光景。

初滑りでいきなり新雪に入っても、まるで昨日まで滑っていたみたいに何の違和感もなく楽しめたのは不思議。
何処も彼処も空いていて滑り易いのは良いのですが、このままだとマヂで八方尾根スキー場はマヂーかと(^^;。

ヤッパ今風の滑り方では八方尾根はタフすぎるのカモ???
ヤッパ怪しい詐欺術論がヴォデイヴロウのヨーに効いてきたってことかな〜??
ヤッパ平らなゲレンデで楽チンに滑りたいのかな〜???
ヤッパつまるところ経済的な問題ですか???ヴッチャケッ(^^;

本当のスキーバカにとって、今の八方尾根スキー場は「最高!!!」と言うことで初滑りの感想にします・・・・・ウハウハ!!。


NEC LaVe J LJ5006A復活その2
2008/01/09

故障した当時のページをもう一度読み返してみたら1.8インチHDDの高価なことに改めて驚きました。40Gが¥20,000、60Gが¥25,000!

中古で購入した本体と共に、この2個はいづれゴミになる日まで眠り続けるしかなかったかと思うと、Let's note 購入という激しい出費(^^;はあったにしても、驚くべき才能と親切心の持ち主に助けられ、こうして再び使えるようになったことは本当にうれしい限りです。

世の中には困った人の役に立つ為に努力を惜しまない人が居る一方で、○ソの役にも立たないのはヨシとしても、不安や弱みに付け込む詐欺師がいますが、S○J教育本部の一部人間達はさしずめ後者でしょう。
若者がスキーに興味を示さなくなった昨今、詐欺師達はあからさまに年配者にターゲットを絞ってきました。

自分も含めて60歳を過ぎる頃にもなると、「古い!」と思われたり「ヂヂ臭い^^」と見られることに、一種の恐怖心とも言うべき感情を抱きはじめる年代でもありますが、ましてやそれまでが他人にどう見られているかがプライオリティーの上位を占めていたお洒落な(〜〜)スキーヤにとって・・・・・平たく言えばバッジや資格取得が関心事だったスキーヤにとって・・・・・・、毎年変わるSAJの研修会テーマは気になって仕方が無いところでしょう。

カッコ良く見られたり肩書きを得ることは、自尊心の保全という意味で切実且つ重要な問題だと考えているスキーヤはけっこう沢山居て、自分が「遅れている」とか「古臭い」と思われることは耐え難い屈辱(^^)故に、アップツーデイトと称する詐欺師達の罠にチョー易々と引っ掛かってしまう訳です。

そんな時、毎年繰り返されてきた”○ソみたいな理屈””今日的技法”が、自分のスキーライフに於ける客観的な事実として、はたして何らかの役に立ったことがあったかどーかを、本格的なシーズンの始まりにあたり、じっくり思い返してみるのもあながち無駄ではないかと、老婆心ながらヂヂイは思うワケで・・・・・・。


NEC LaVie J LJ5006A復活!!
2007/12/31

以前大ドジ 2005/12/02でNEC LaVie Jのトラブルについて何回か書いたことがありますが、結局解決しないまま2年が過ぎました。詳しくは大ドジをご覧ください。
中古で購入したのも当然同仕様の1.8インチHDDが使われていて、信頼性という面では不安があり、泣く泣く新品のLet's noteCF−W5を購入して現在に至っています。

Let's noteは巷の噂どおりの性能で、動作の安定感と電池寿命の長さ、そして家の中でもけっこう頻繁に移動するので、ショックに強いのと携帯して出掛ける時もその軽さが有難いと思うことは確かにあって、実用面では非の打ち所が無いほどよく出来たPCです。

PCでの作業は25年来使っているDOSのリレーショナルデータベースソフトや、精々会計ソフト等を使うだけで、webページを作るにしても特に高いスペックを要求するような仕事をしている訳では無いですから、画像処理がある程度速ければ十分なのですが、その点でCF−W5は過剰性能です・・・つまり宝の持ち腐れ(^^;。

一方ペンティアムV933Mhz搭載のLaVie J LJ5006Aは、画像処理が一般的になった現在でも実用上十分過ぎる性能を持っていて、しかも中古で購入した方にはCF−W5より大きな752MBものメモリが搭載されているので、いつかは直して使いたいものだと思っていたところ、ついにその時が来たという訳です。

CF−W5に不満などあろう筈はありませんが、念入りに作り込まれた筐体やインターフェイスのレイアウト、NX PADの抜群の操作性等、作りの良さがそのまま使い勝手に反映していて、スペックの古さを超えた魅力があり、これだけはさすがのCF−W5も及ばないと思っています。

右側側面と後部に3個のUSB2.2とIEEE1394、それにCFUとPCカードスロットが整然と並び、実使用時にコード類が邪魔にならない秀逸なレイアウト。

ディスプレイの開閉ひとつとっても「優れた道具」を実感出来、この上質な感触を醸し出すヒンジがどうなっているのか知りたくなるのは人情というもの・・・・・んなことは無いか(^^;・・・・・そこでカバーを外してみたのが次の写真です。
   
ヒンジのポスト、シャフト、ナットは驚くべきことに削り出しのパーツが使われていて、フリクションプレートは片側ナント!11枚もあり、開閉のトルクを好みに合わせることも容易です。また筐体の剛性感の高さはそのヒンジのポストが、上下カバーをガッチリ繋ぐことによって得られていることも分かりました。

LJ500/6Aの故障から修理断念までの顛末と、それが如何に良い道具だったかは大ドジ 2005/12/02にしつこく書いてありますが、ここからは復活についての報告です(^^)

試行錯誤はこのwebサイトの方々とまさに同じ過程を辿り、そして久々に訪れたwebサイトには原因とその解決策の報告がありました。
原因は交換用に購入した新型HDD(流体軸受け)のMK6006GAHとMK4006GAHが、48-bit LBAをサポートしていることにあり、これをフリ−ソフトの”MHDD”を使ってサポートを外すというものでした。

手順はまず”MHDD”をwebサイトから入手し、FDD起動ディスクを作成することから始めます。

次に新品のMK6006GAHをPC本体にセットし、BIOSでHDDを「自動」→「未設定」に変更した後、FDDからMHDDを立ち上げます。
初期画面ではSCSIサポートについて聞いて来るので「Start computer without SCSI support」を選択し、次に内容を変更するHDDのMK6006GAHを選択してeidコマンドを入力します。
すると下の画面が現れ、「Do you want to apply any changes to your drive? y/N」と聞いてくるので”y”

ここでHDDを認識しない原因らしき”48-bit addressing is supported ”が確認出来るので、configコマンドでその”LBA48”を外します。
そのままスイッチを切っても良いのですが念の為にEnterキーを押してから電源をOFFにし、再びBIOS画面で設定をデフォルト値に戻します。後はリカバリCDで再セットアップ。

あれほど頑固に再セットアップを拒んでいたHDDは目出度く認識され、再セットアップも出来て漸くウインドウズが立ち上がりました←感激の一瞬です。
しかし何分トーシロに加えヴォケ始めたヂヂイだけに、細かい部分で手際や考え方の間違いから、モグラ叩き状態の再セットアップを繰り返してしまいましたが、苦節(^^)2年目にして再びこのLJ500/6Aが使えるようになりました。

このサイトの情報提供者の方々には心からお礼申し上げます。
特に鈴木様にはメールでもご親切なアドバイスを賜りましたが、当時メールでの返信は受け付けて頂けませんでしたので、ここに感謝とお礼を申し上げます。有難うございました!!。

この更新は早速LJ500/6Aで行っています。
MK6006GAHはMK4004GAHに比べ殆ど無音と言って良いほどの静けさで、良い道具はやっぱり仕事も快適に出来ますね。

外は大雪、PCも直ったし、板もバッチリ準備できたし、これで安心してお正月を迎えることが出来ます。

よいお年をお迎えください。



フォルクル レースタイガー
2007/12/29

長過ぎず短過ぎず、漸く理想に近い190cmの板が手に入りました。
昨シーズンきっちり使い込まれ、適度にヘタリ始めた純レース用サンドイッチ構造のフォルクルは、脚力の弱ったヂヂーにはおあつらえ向きの板です。
ビンディングは165cmと短過ぎて使わなかったP60−SLからマーカーをコンバートしました。

P60もサンドイッチ構造


マーカーのプレートには「PISTON」と書かれた仕掛けが付いていて、裏返すとオイルダンパーが内蔵されていました。
コンプレッション側には殆ど無抵抗で動きますが、リバウンド側は強力にダンピングが効いているので、板の暴れを抑える効果はあると思います。

まだ初滑りはしていませんが、お正月明けにこの190cmで滑るのを楽しみにしています。

稚拙なサイトにもかかわらず、懲りずに訪れて頂いた皆様に感謝しております。
新しい年がスキーヤーにとって実りあるものになることを願っております。

シーハイル!!


薬害肝炎のこと−2
2007/12/28

リアル過ぎる死の恐怖から開放されることは無いにしても、しかるべき人々のヒューマニズムが漸くクズレベルから脱したというニュースは、例え本意ではないにしても歓迎すべきことです。

薄汚い欲望のなれの果てが天下り先で余暇を過ごすことなのかどうかは知る由もありませんが、理不尽な人生を強いられ、無念のうちに生涯を閉じられた方や、今なお死の恐怖と向き合って過ごさなければならない壮絶な人生を歩んでいる方々のことを思う時、もしそれが単なる彼らの保身に起因するものだったのだとしたら・・・・・信じ難いほど自立に欠ける首相でも、選んだ責任の一端は間接的にでも自分自身にあるという事実に忸怩たる思いがします。

スキーヤー、スケーター、プロレスラー、漫才師、評論家、はてはフリータ・・・・・、決して無能とは言いませんが・・・・・・そんな政治屋相手じゃ官僚達だって赤子の手ヒネルより簡単すぎてテンション下がって当然かもしれません。
アンタッチャブルな領域に君臨する官僚にコントロールされ、外圧に屈し続けているセージ屋を見ていると、迂闊にも恐喝外交している隣国のほうがマシなのではないかと錯覚してしまいそうです。

命や人生がお金の額では計れない価値あるものだとしても、彼らの志の低さや不道徳のツケを、例え莫大な金額になろうとも税金で救済するべきとの国民の寛大さに、政官共に舌を出している場合じゃないってこと位は自覚してほしいものです。


薬害肝のこと
2007/12/21

先日薬害肝炎の被害者が和解案を拒否したことに対して、 ○村なる人物が発した言葉は、まさに冷血と呼ぶにふさわしいもので「官僚達の欲や保身に与することは国民の命に勝る国益だ」と云ったのと同義であり、私には到底許し難いものでした。

薬害は消費期限の改竄や食品の偽装等で「騙された」とわめくのとは全く次元の違う話であり、こと薬の安全性となると一般人には恐らくその判定は100パーセント不可能だと思われます。

○村なる人物が薬には副作用があるなどと、サルでも逡巡する理屈を持ち出したのには呆れて怒りも忘れるほどでした。
副作用の毒性とウイルス混入とは全く違うものだとの認識さえ持てない内閣官房長を任命した総理もまた、無責任な発言に終始していて、生命の危機に直面した自国民を見殺しにしてまでもなお守らなければならないものとは、いったいおまえらは何の為に税金を食って生きているのか?と訊きたい。



八甲田山の遭難に関する本
2007/12/21

トップページでもお尋ねをしているのですが、2週間以上経過しても差出人が不明なので誰がどんな意図で送って(贈って)くれたのかが分からず困惑しています。
このwebサイトでは今年の2月に発生した八甲田山の遭難に関してコメントしていますから、恐らくそれをご覧になられた方からだろうと推察します。
そしてこの本について何らかのコメントを期待されてのことかもしれませんので、僭越ながら少々感想を述べさせていただきます。

まずはじめに事故でお亡くなりになられた方には心からご冥福をお祈りすると同時に、ご主人を亡くされた著者にはお悔やみ申し上げます。そしてガイドの方の心中もお察しいたします。

203ページの割に空白が多く、読み切るのに1時間程度しか掛かりませんでしたので、正味は50ページもあれば十分なのではと思います。価格は1500円と高価。

内容は著者のブログに書かれた手記を本にしたものだそうで、出版の理由は「同じ原因で雪崩が起き同じ思いをする人を作らない為に」だそうですが、本音のところは「報道に納得ゆ(い?)かなかったから」と書かれている通りなのでしょう。

冒頭にはガイド隊長による事故報告書も載っています。
その中で気になったのは使用用具の分類です。スキーとボードが区別されるのはわかるとしても、テレマークが別分類になっていて、文中では「テレマーク」が強調されているのも違和感がありました。
何故スキーをコンテンポラリー技法=アールベルグスキー術とテレマークを区別する必要があるのか理解に苦しみますが、装備品の解説も含め、この辺りにも知識が先行した方に特有の痛々しさを感じます。

ツアー参加者の中には上級者に混じり、山登りに慣れていないと言う理由で自分の使うスキーを担いでもらう人もいたと書かれており、これには少々驚きました。
著者によると「初心者(スキー技術の未熟さという意味でだと思う)に山の危険性を説いたら、たぶん怖くて山に入ってこられない」と入山の理由を述べていますが、はたしてそうなのでしょうか。

山で死なないためには、最低限どれだけのスキルを身に着けていなければならないのかは理解しているべきで、「八甲田はガイドの指示に従えば初心者でも入れる山」程度の認識に正当性を認める訳にはいきません。
少なくとも単独で入山し、無事帰ってこられるだけの技量と覚悟は必要だろうと思いますし、そしてそれが高い確率で成功する条件とエリアは、初めからそんなに広くはないと言うことです。

また同等の技術レベルを持つ人達のグループに、レベルに達しない方が一人混ざっただけで、そのパーティーのパフォーマンスは著しく低下することは明らかですし、ましてや雪崩の危険が高い気象条件で、しかも視界不良の山に入るとなると、これはやはり当時批判的な論調の山岳業界やマスメディアに対し、「ガイドも私たちも悪くなかった」とは言えないのではないでしょうか。

著者は「八甲田は何十回も滑った」、「八甲田が視界不良なのは珍しくない」、「八甲田では吹雪の中を滑るのはあたりまえ」と書いていることからも、ガイドつきを根拠に当日も安全を確信(盲信)していたのではないかと思います。
しかし車に例えるなら、「一時停止(あるいは赤信号)を無視して交差点に進入する行為を何十回もやったけど、今まで事故は起きなかった」と言っているようなもので、次回も無事かどうかは分からないのです。

そして著者がいみじくも書いてるように、上部での他パーティーによるトラバースが雪崩を誘発した可能性に触れていることからも、自然発生にせよ、やはり当日の気象状況は積雪の安定を疑う余地があったのだろうと思います。

冬にしか行けない場所だったり、冬山登山ほどシビアではないにしても、このパーティーのうち何人が夏場のうちに下見を済ませていたのでしょう。例え遠くからでも地形を把握しておくことは必要でしょうし、ましてや「八甲田では吹雪の中(視界不良)を滑るのはあたりまえ」←とてもそうとは思えませんが・・・・なのではなお更です。

ビーコンや無線、携帯電話等の装備を充実したからといって、それは最初から善意の他人を頼る精神構造であり、希薄な認識は簡単に判断を誤らせ、第三者を危険にさらす可能性だってあるということにも思いを至らせるべきだと思うのです。
そしてどんなに安全で快適なツアーであっても、無事に生還出来たことは「運が良かった」のだと、愉しみを与えてくれた自然には常に謙虚であるべきでしょう。

一旦この種の事故が起きると、確かにマスメディアは「鬼の首でもとったような」鼻持ちならない態度に出ますが、そんなことより深刻なのは、こういうことが繰り返されると、本来自由で楽しいはずのオフピステの滑走に何らかの規制の口実を与えてしまうのではないかと危惧するのです。当局に付け入る隙を与えない為にも、だからこそ慎重であるべきなのではないかと思うのです。

著者にはお気の毒ですが、反省すべきは「同じ原因で雪崩が起き同じ思いをする人を作らない為に」ではなく、その前に著者よりずっと長い間節度を弁えてオフピステを愉しんできた人達や、これから入ってみようとする人々の愉しみを奪う可能性があるという点に、なのです。

尊い命が失われているにもかかわらず、出版の動機が「報道に納得いかなかったから」では、私の読解力の不足を差し引いても、残念ながら著者が「命って重いんです」と言う程の魂の叫びは感じられませんでした。
それはご主人を亡くされてから10ヶ月あまりでこういう本を出版する神経を私には理解出来ないのと、悪ノリともとれる絵文字入りの文章が、命という題材に向き合うには、あまりにも不謹慎と感じた為かもしれません。

帯に書かれているコピー「何故雪崩事故は発生したのか?当事者だけが知る真実」は結局分からずじまいでしたが、文章から感じられたのは、著者は精神的にも技術的にも未熟だったと言うことと、そして何より慎重さを欠いていると言う点で、今回ではなくても、いつかは同じ事態を招いたのでは?と感じました。

本当は大きなお世話なのですが、厳しい書き方になったのは、それは10年後に著者が2007年2月14日の自分を振り返って見た時に、当時自分は如何に未成熟だったかを理解できる日まで、著者自身が死なない為にでもあるのです。

著者も、そして恐らく生涯癒されることは無いだろう心の傷を負ったガイドの方も、できることなら再び楽しかった日々の笑顔を取り戻し、八甲田を愉しんで欲しいと願うばかりです。

八方尾根は15日からの本格的な降雪でいよいよシーズンが始まりました。スノースポーツを嗜むからにはリスクは覚悟の上でのことだとは思いますが、できれば安全に愉しみたいものですね。

最後に、この本を寄贈された方にお礼申し上げます。


M下君からのお歳暮
2007/11/23

もうSAJ教育本部の云々には触れたくないと思っていた矢先、早々にM下君からお歳暮が届きました。中身は2007−2008年度SAJ教育本部のオフィシャルブックとDVDです(^^;。

直滑考Tでも書いたように、シュールレアリスムを志向していると分かった以上、彼らがこの先どんな思想やゲーヂツ的表現の転換をしようとそれは全く自由であり、私には関わりの無いことと悟ったのですが、それにしてもお歳暮のオフィシャルブックとDVDには相変わらず笑えました・・・・(折角の頂き物ですから有難く拝見^^)。

いったい誰が理解でき、どう役に立つのか不可解な内容でしたが、しかしシュールだから、あるいはシャレだからと笑っている場合ではない深刻かつ絶望的な誤りがありましたので一つだけ指摘しておきます。他はどうぞご自由に。
それは斜滑降(彼らはシャコウと言っています)の時の、構えをはじめとする全てが出鱈目だということです。

SAJ教育本部が如何なる意図をもって「シャコウ」なる滑り方を考え出したのかは知りませんが、もしこれを真に受けようものなら上達は望めないし、極めて限られた条件以外では満足に滑られないスキーヤーにさせられてしまうと断言しておきます。

斜滑降はスキーというスポーツがもつ特徴的且つ基本的な構えを習得する上で、とりわけ初心者にとってはとても重要でしかも効果的な練習方法であり、実用以外にも比較的恐怖心の介入度合いが少ないと言う点で優れていますから、この斜滑降で心身共に(イメージと実際がなるべくシンクロするまで)徹底的に正しい構えを学ぶ必要があります。

最近は食品偽造(偽装)や消費期限の改ざん、あるいは私には身近なタイヤ屋さんが発行するレストランの格付け本の話題で喧しいですが、誰かのお墨付きに頼ってばかりいると、正誤/良否/善悪/旨い不味い/寒い暑いその他モロモロ、仕舞いには安全危険だって自分では何も判断出来なくなるのでは?と心配です。
その結果、一旦事が起きると自分自身が招いた問題として対峙することもせず、全て他人のせいにしてむやみにパニクったりヒステリックになったり。

スキーでは級別テストをはじめとするSAJが発行する格付けや資格が気になるのも、自分自身にしか分からない筈の愉しさでさえ、他人の評価にすがると言う意味では、同様の精神構造ではないかと思ってしまいます。

権威と称するカテゴリーを妄信していると、大切なものを見落としたり、失ったのに気づかないまま過ごしてしまうかもしれません。ましてスキーやMCだったらなお更で、命が危険にさらされる恐れだってあるカモ。

斜滑降・・・・大事ですよ(^^)