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R1100Sの改造 変更

改造個所他



軸間383mmにセットしたアジャスタブルトルクロッド(上)。
軸間385mmの純正品はブッシュが少し変形していました。

たった2mmの違いでサイドスタンドでの傾きがはっきり大きくなる程車高が上がりました。
2006/09/28
トルクロッド交換


4年目の改造(^^)はパラレバーのトルクロッド交換。
車高調整出来るから、コーナリング中のうねり等で車体の一部が時々接地するのが緩和されるだろうとの理由が主な目的。

材質はステンレス製で本体はサンドブラスト仕上げ、ロッドエンドのみ鉄製でスズメッキ。

各部寸法の精度は驚異的な1/100mmオーダー。
TIG溶接の美しさは、ブラケット部分がまるで削り出しかと見間違える程の仕上がり。
ロッドエンドに施された手の込んだ加工は製作者の許可が下りないのでお見せ出来ないのが残念。

趣味で製作しているだけに、量産品とは二味以上も違う出来栄えなのは当然として、車関係のプロフェッショナルですから、精度はもとより信頼性の面でもオーバークオリティーなのはあきらか。

左側(4箇所の溶接部分)の引っ張り強度は3ton、ロッドエンドはM14のメスタイプで静荷重は約1.7ton まではOKだそうです。
重量は実測860gで純正品より約220g重いですが、機能と質感の高さという点だけでも補って余りあります。

趣味とは実用を超えた部分に趣の味(^^)を求める行為でもあると思っていますから、実用一点張りの純正品とは比べるべくもありません。

K1200RS/R1100(1150)RS用も勿論製作してくれるそうです。
気になる御代は「驚異的な安さ」とだけしておきましょう。

但しロッドエンドはピロボールですから、頻繁な手入れ(グリスアップ)は当然必要。ゴムブッシュのようにはいきません。

リヤが上がった乗り味のインプレは、磨耗したタイヤを交換してからにします。

2002/07/20
エコパワーの効果


結果は効果皆無!

北海道ツーリングから帰り、燃費を計算したらナント!昨年とピッタリ同じ19.8Km/Lだった。エンジンの調子も不変なので、予想していた通りだったとはいえ、こういう仕掛けに心が動く自分は大バカだと反省しきり(;;)
取り外しは面倒なので次回フィルター交換の時に行う予定。

2002/05/10
エコパワー装着

どこかで聞いたことのある名前の「エコパワー」なる仕掛けを取り付けた。これは装着している知人から熱心に薦められたからということもあるが、トルク向上とか燃費向上の効果があると聞くと正直気持ちが動いてしまう。

知人によると、エアクリーナーケースに吊るすだけで通過する空気がマイナスイオン化され、燃焼が改善されるというもので、結果トルクアップや黒煙(知人の車はディーゼル)が減少するとのこと。

作りは台所用品のアルミテープに小豆大の球状の物質を6個並べて挟んで貼り合わせたような物。これで上代価格5000円のところ、今回はモニター価格ということで3000円だった。球状の物質が何なのかは解らないが、これがマイナスイオンを発生させるらしい。

出力向上や燃費向上、耐久性向上等々いろんな仕掛けや添加剤が溢れる中、怪しさ、いかがわしさにおいてこのエコパワーはトップクラスだろう(^^)。仮にクリーナーケースの雰囲気がマイナスイオン化されたところで、燃焼にどういった好影響があるのだろうか。
この程度のことで燃焼が改善されるとしたら、電子制御の燃料噴射装置やそれに伴う各種センサー類、キャブでは面倒なセッティングもアバウトでよくなるかも。

殆どサギだと分っていても、心の何処かでは良い結果を期待している自分が悲しい(^^;
ということで取り付けてみました。
場所はインテークダクトのフィルター直近に両面テープで貼り付けた。フィルター通過後のチャンバーの方も考えたのだが、万一ハガレてポートや燃焼室に入ったりしたら大変なことになるのでこれは×。

効果は北海道ツーリングで確認する予定。このツーリングの燃費は毎年平均19.8〜19.9Km/Lと安定しているので効果の有無は分ると思う。
2001/10/12
アーシングによる変化 その3

アーシングを施してから10000Km走行、現在の走行距離は41300Km。
私のR1100Sに限って言えば、アーシングの効果は皆無。一時マフラーエンドに付着するススの量が減った時があったが、これは環境や走り方ですぐに変わってしまうので、結局アーシングによる変化(影響)は何も無かったということ。
もし僅かな変化があり、データに現れたとしても、体感出来なければ無意味。
例えば燃費は走り方によっては50%以上も変化してしまうことからすると、数%の変化など誤差でしかない。
アーシングでの被害は無かったが、K&Nのフィルターといい、雑誌の記事を鵜呑みにすると、時にはバカを見ることになる。

2001/07/16
前側荷掛けフック新設

今までシートレール下側パイプにフックを増設して荷物を固定していたが、ストレッチコードがカウルを傷つけるのと積載時のコードの取りまわしが見た目を大きくスポイルするので、シート直下にフックを新設した。
この位置だとサイドカウルに穴を開けなければならないので改造に踏み切るまでは葛藤があったのは事実。

材料はホームセンターで入手できるステンレスのアングルと手持ちのボルトナットのみ。アングルをカウルに開けた穴と面一になるように曲げてカットし、フックとなるボルトのねじ山を削って曲げるだけの簡単なものだが、現物合わせで作業するしかないので、数百円のアングルとはいえ、気に入った角度と位置が決まるまで何個もムダにしたし時間も掛かった。

結果は思ったよりスマートでストレッチコードがカウル部分にみっともなく交錯しなくなったので大成功・・・・と自画自賛。
2001/06/06
アーシングによる短期的変化 その2
 約1000Km走行して変わった事と言えば、気のせいではなくマフラーエンドに付着するススの量が減った。これは目視出来るのでわかり易いが、燃費は誤差の範囲だし、出力特性の変化は相変わらず判らない。
ススが減るということは燃焼状態が良くなったと判断して良いのか、又は空燃比が変化したのかは不明。

怪しげな仕掛を施してから、良いと思われる変化が現れているのは確かなので、理論的に説明がつかないと不気味でもある。
しかしこの変化はアーシングによるものではなく、他の要因かもしれない。
  2001/05/26
リヤカウル装着

・・・・とはいってもシートカウルをちょん切って付けただけ。
付けたら荷物も載せられず不便なだけのシートカウルも、こうして装着するとMC全体の見てくれが良くなるし荷物も載せられる。それに僅かであってもウエス程度の収納場所が確保できる。

但しん万円もするブツを金ノコでちょん切るには勇気がいる(^^;
切断面の成型と仕上げはリューター。
シート脱着の際には取り外さなければならないので、固定にはマジックテープを使用。
2001/05/26
アーシングによる短期的変化
300Km程走行してみて予想していたとはいえ何も変化無し。
強いて言えばマフラーエンドに付着するススが減少したカモ・・・・。
2001/05/17
アーシング(ボンディング)
 ちょっとブームのアーシングを施す。
場所はインジェクションボディーのインシュレーター取りつけボルトと共締め(緑の線)。もう一方はバッテリーのマイナス端子。

 アースを増設するだけなので材料はタダ同然だし、悪影響が皆無なのは当然として、もしこれだけのことで体感出来るほどの性能向上があるとしたら、それはモトがよっぽどお粗末ということになる。

 理論的にで眉唾ものでも、良いと言われればやってみたくなるのが人情。他人の薦める健康法は気になるし、充分健康なのに健康食品を法外な値段で買ってしまうのに似ているかも。でも良い結果が出ればそれはそれで嬉しい。

これに似た話。
 オーディオのスピーカーケーブルを無酸素銅の太い線に交換したら音が良くなったという話を聞くが、実際にその変化がわかる人はそう多くはいないと思う。
良くなるとしたら、低抵抗のケーブルによるダンピング特性の改善が主だと思われるが、1KHzの公称インピーダンスが4Ωのスピーカーであっても、周波数によっては数十Ωと大幅に変化することから、ケーブルの抵抗値が多少小さくなったところで出てくる音にそれほど大差はないだろうし、音楽を聴くのにそこまで神経質になることもないだろう。

昔オーディオアンプを作った時、筐体内に這わせるアース線の取り回し如何ではノイズが発生したので、アースポイントは筐体のどこでも良いと言うわけではなかった。

このことからすると、
 アーシングと云う行為が直流電気的にはムダなことではあっても、16〜125Hzのパルス信号としてみたとき、何か意味があるのかもしれない。

 ちなみにプラグの抵抗値はNGK/BCPR7ETが約5KΩ、DENSO/IQ22が約7KΩもあるのに、スターターの大電流を楽々流すエンジンブロック(フレーム/エンジンブロック間その他どこで測定してもテスターの示す抵抗値は0Ω)にわざわざ別系統でアース線を追加することのメリットが素人の常識ではどうしても理解できない。
今のところ変化は何もないので、この怪しげな仕掛けの効果はもう少し距離を走って検証してみたい。
2001/05/17
リヤウインカーにステー追加


 ノーマルのウインカーステーはペラペラで、特定の回転域でウインカーが激しく振動するため球切れが心配で、振動を押さえる方向にステーを追加。

結果全く振動しなくなった。
材料はホームセンターで入手。
2001/03/24
カムトンネルカバー変更

 雪はまだまだたっぷりあるが、気候も春めいて来たので、走る準備をはじめた。
プレオイリングシステムのスイッチをONにし、オイルランプの消灯を確認した後スターターを回すと、約3ヶ月冬眠していたSのエンジンはアッサリ始動した。
 暖気後、カムトンネルカバーを注文しておいたアルミ製に交換したものの、思ったほどのインパクトが感じられず少々残念。
送料込みで8500円もしたのに(;;)
インテークダクトの変更
 空気取り入れ口ががフロントホイール直後に位置している為、エアーフィルターがパッドのカスや砂でテンコモリになる。
 そこでダクト前側を取り去り、クリーナーケースからのダクトにウインカーケースを加工して取り付け、ゴミの直撃を受けない様にリフレクター代わりにした。
 念の為に空気の取り入れ口にステンレスの網も装着。
 取り入れ口がシリンダー真上になるので、温かい空気が吸入され、ラム圧も掛からなくなる。この影響がどれだけあるのかわからないが、全開で走るので無ければ問題は無いと思う。
ただ真夏に信号などで停車した時、空気が薄くなるのでカブリが心配。

この変更は間違いだった
全体にトルク感が無くなり、燃費もわずか悪化。元に戻す。(2000/11/15)
2000/08/28
 プレオイリングシステム ZIP-START 装着


 これはエンジンドライスタート時にジャーナル各部、カムシャフト 等、 通常油圧が掛かる部分にクランキング直前にオイルを廻す仕掛です。
 構造は大雑把に云えば、シリンダーとピストンとソレノイドで構成されており、スターターボタンを押した瞬間シリンダー内のオイル(約200CC)を バネに押されたピストンで油圧回路にオイルを押し出します。
 説明書を見たところ横文字で正確ではありませんが、動作の仕組みは

1:セルボタンを押す→ボールラッチで固定されたピストンがソレノイドで解除され る。
2:ピストンがオイルを押し出す→各軸受けにオイルが廻る。
3:エンジンが掛かり、油圧が上がる。
4:ピストンが押し戻されボールラッチがロックされる→次回の始動準備完了。

 因みに作動時の油圧は解除の瞬間が2.5bar。通常油圧は4〜6barなので油圧が掛かることによる問題は無いものと思います。
ドライスタート時の軸受けやカムシャフトのダメージがどれほどのものか解りませんがとにかく格好は良いです。

外装はアルミ押出し(引き抜き?)材+削り出しで高級感があり、価格は49000円。
グッドリッジのフィッティングとメッシュホース。標準でオイルフィルター部分に取りつける為のアルミとステンレス削り出しの高価そうなフィッティングパーツ込み。
素人の私には「13万円」と云われても納得の出来映えです。 BMWに取りつけるとしたら、場所はオイルプレッシャースイッチ部分になります。

 R1100Sに装着の場合本体はシートレールに取りつけるのが簡単ですが、タンデムステップを外さなければならず、車検時に不便なので、左シリンダー直後、インジェクション下部のスペースにスターターモーターのハウジング取りつけボルトを利用してステーを介してセットしました。
 プレッシャースイッチからの取りだしはBMW用のフィッティングパーツが無い為、友人がSを採寸、図面を描いてその又友人に加工依頼。
 出来あがったフィッティングは非常に重く(320g)、2mmの肉厚しかない12mmのネジでクランクケースに取りつけるのは、ホースのフィッティングを含めるとはかなりの重量になり不安だったので、現物を参考に新たに簡単な図面を描き(図1)、金属加工業者に加工を依頼。材質はステンレスで非常に高価!。但し、200gもの減量が出来た。

フィッティング
R1100Sに装着する為のホースを除く全パーツ。
ZIPの効果(想像)

 はっきりいって効果が解るには人生は短過ぎる。
最近のバイクは乗り方にもよるけれど10万キロ程度は問題無く走れると思うので、むしろ旧車には装着した方が良いかもしれない。
それと長期間保管した後、エンジン始動に失敗した時など効果はあると思う(始動しないとオイルレスの状態が続く?)。
 エンジンが始動して油圧が上がるまでの間、ある程度のオイルが供給されるから、クランクやコンロッドはともかく、カムやタペット等潤滑が厳しい部分には有効かもしれない。
リヤインナーフェンダー追加。
(これが無いとサスペンション周りは勿論、シート下迄悲惨な状態。)

荷掛フック自作増設。
 アシストグリップ付近に小さな針金のループが左右1個ずつ付いているだけ。これでどうやって荷物を固定するのか不可解。荷物はパニアケースが前提かもしれないが、このスタイルにあの幅は冗談でしょうと言う感じ。
ハンドルバーが開きすぎでしっくりこない為、グリップエンドで約2cm手前にしたら絶好調。
マフラーをステンチューンに交換。パワーアップは体感出来ないが、燃費は改善された。

リヤウインカーユニトを社外品に交換。(ノーマルは少しの衝撃で破損した。)
ファイナルギヤケースのゴムブーツはタイラップで固定されており、隙間があるらしくスイングアーム内に水が浸入。従来のステンレスバンドで固定したら解決。コストダウンというにはセコ過ぎる。
エアインテーク入口に網装着。(吸入口がFタイヤとキャリパー直後に位置するせいかエアクリーナーが砂やゴミ、パッドのカスでてんこもりになる。)位置の変更を考えないと。
 4、396Km時点でオイル添加剤GRP使用。以後オイル消費量激減。3,000Km/200cc)燃費は変らない。
レーダー探知機装着。メーターパネルの上に超高輝度LED2個装着。本体は左サイドパネル内部。LEDは緑色を使用。赤より明るい。すでに数回役に立ってくれた。

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