測定用ダミーロードに容量負荷の追加


アンプの測定用に8Ω(50W)のメタルクラッド抵抗を使ってダミーロード試験器を製作して測定に使用してきた。on-off法によるダンピングファクターの測定など結構重宝してきたので、これはこれとして結構気に入っていた。

        
       ダミーロードと抵抗負荷のオンオフをするSWだけの内部

しかし、いろいろな製作記事を見ていると、容量負荷に対する記述があり容量負荷の試験も必要になってくるかと考えた。
折しも、2Wayチャンネルドライバーを製作するにつけて参考にしたいとフロービスさんのHPをのぞいてみたら、容量負荷の試験についての製作記事があった。当初はダミーロードだけを想定して製作した試験器なので内部のスペース的にどうかなとは思ったが、なんとかいけるだろうと容量負荷の試験ができるように追加改造してみた。

                 
     容量負荷の試験用のコンデンサーを組み込む容量                         切り替え用のロータリーSWと
     負荷容量は、0.01 0.02 0.047 0.1 0.2 0.47 1 2.2μF             RとLへの接続切り替え用のロック付きスナップスイッチを追加
        の8容量を切り替えるようにした   

    



                   
                   完成した容量負荷を追加したダミーロード試験器
            手前より入力してダミーロードと容量負荷の出力は写真上側の各種ターミナルに出力するようにしてある

今までは、アンプの発振などは聴感でのチェックのみだったが、この試験器を使ってアンプの安定度のチェックを客観的に目でできると思うので積極的にチェックをしていきたいと思う。

測定の値が全てではないことはもちろんであるが、チャンネルデバイダーを製作してその周波数レスポンスを測定してみて、測定することの客観的なアンプの姿を確かめることはとても意味のあることがわかりました。
この他に、アンプの測定器に接続するための補助入出力切り替え器や入出力のインピーダンス測定用器など製作してある。アンプ達の「健康診断」的な意味合いできちんと測定していこうと思っている。