WR50SEの制作


同じ三極管の300Bと対峙するように語られているRCA50。オリジナルはちょっと手が出せないが、プスバンからWR50が発売されている。
オリジナルに忠実に再現というから、ちょっと試してみたい球だ。

昨年のオーディオフェアでゲット。パーツ集めや回路図の検討などと楽しい時間を持てた。

グリッド電流が流れやすい50に対応するためにいくつかの方法があるのだが、今回は初めてトランス結合にチャレンジしてみた。使うトラ
ンスをどれにするかでちょっと悩んだ。柳沢さんの作例ではISOのトランスを使っているが、現在入手が難しい。あれこれ悩んだ結果、ソフ
トンから発売されているRC-20をチョイス。果たしてどんな音になるだろうか。

         
         完成してエージング中  中央の銀色がRC-20


RC-20はISOのFS-20Sと同サイズのケースに収められている。中を見るとRコアの薄型のトランスだったのでスペースファクターからケース
を自作することにした。


回路図はこちらです。・・・水魚堂さんのエディタで書いてあります。戻るはブラウザの戻るです。


最初、NFBもかけるつもりでしたがトランス結合のせいかNGでしたのでNonNFBで完成させました。

    
        はらわた                          50の7.5Vを得るためにブリッジ整流した後0.47Ω10Wをつないだ


                   
                    固定バイアスなのでメーターをつけて観察 60mA流してある


    方形波の観察

       
           100Hz                       1KHz                      10KHZ

 うーん、どうもなぁ。音は、中低音がしっかりして私好みの音だ。
 しばらくいじってはみたが、とりあえずKPかな。でも、まだイメージと違う仕上がりだ。もう少し改善の余地はありそうですね。
 時間と気力の回復をまって、再トライしてみます。
 そういえば、この秋の妙高オーディオ倶楽部の発表会の第一部は50とその同族管なので出かけてみようかと思う。なにか
 ヒントがあるかもしれない。9月30日はスケジュールを空けて待っていよう。


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