QuadUタイプEQアンプの製作  Ver.4


このQuadUタイプのEQアンプは第1号機の製作から、2号機、3号機、そして今回の4号機でVer.4となった。

1号機(製作記#14)の製作から始まり、ハムに悩まされたりといろいろ課題を与えてくれたEQアンプです。ゲインが足らずに単段のアンプ
を追加したりしました。

2号機では(製作記#26)は、また、ハムから逃れるために直流点火も試してみました(オリジナルは別電源ですが、交流点火です)。

3号機ではとにかく別電源になりましたので汎用EQアンプ用電源を製作して、いろいろなEQアンプを試せるようになりましたし、ノイズからも
逃れることができました。音的には結構気に入っていたのですが、しばらく使っていると別電源の不便さが気になり始めました。

そこで、4号機として20th真空管オーディオフェアで春日無線からムラードのUF86をゲットしてきましたし、ノグチトランスさんからPM-C1というプ
リ用電源トランスを購入してきましたのでVer.4としてリメイクすることにしました。
EF86のヒーター電圧が6.3Vに対して12.6V 0.1Aとヒーター電圧がちがいますがオペレーションは同じです。そこで、スイッチで6.3Vと12.6Vを切り替えるようにしてみました。これでいろいろなEF89タイプの球を差し替えてその音の違いを診ることができるようになると考えました。

          
  新しく製作したケーズ・・・今回は箱形のケースです         ヒーター電圧切り替え用のスイッチ


          
                   完成したQuadUタイプのEQアンプ・・・前面もミュートスイッチがあるシンプルなものです

やはり、電源内蔵は単体として使えることの利便性は結構いけます。心配したノイズもほとんどありません。出力レベルの低さは長さんの
プリアンプの出力段の記事を参考に1段増幅+カソホロNFBを追加しましたので、ほぼ問題ありません。ほぼこれで完成かなと思います。

NF+CR型のイコライジングらしい音、どう説明したらいいのか分かりませんがNFB型のきっちりした音とCR型の優しい音のちょうど中間の
ような音だと思います。

EQアンプセレクターを活用して、もう少し聞き込んでみたいと思っています。