汎用EQ電源の製作
EQのタイプとしては、NF型・CR型・LCR型とあり、それぞれに多少の変形したものがあります。マランツ7や
マッキントッシュC−22等が名機として有名だそうです。(私は,それぞれの本物の音は聴いたことがありません・・・)
いろいろな方が、それぞれのコピーで製作されているようです。そして、その形式の違いが音質にも影響されてくるとのこと。
ならば、自分でもそれぞれの形式のEQアンプをつくって見たらと思いました。
ただ、いろいろなEQアンプをここに作るとなると電源がその分必要になり、コストもかかりますしノイズ対策の点でも不利
です。そこで、汎用EQ電源を作ろうと思いました。別電源とすることでノイズ対策にもなりますし・・・
折しも、ふと目にしたMJ誌1月号(2013)にやはり別電源形式でEQアンプの記事が掲載されており、その接続コンセントが
気に入っので、ネットで調べてみたらほぼ特定できましたのでこれを使えば見た目も安定感もあり、行けそうな気がしたこと
が大きな要因です。さらに、気を良くしてLCREQアンプの接続コネクタもこれに代えました。そんなに高くないのがいい
ですね。
MJ誌20131月号 電源部側のコンセント アンプ部側のコンセント
付録のCDはえがった!!
まず、基本的な構想を考えました。3系統を考えて、
○B電源電圧 250V〜300V 電流は50mAほど
内、1系統は電流容量を大きめにとる(100mAを想定)
電圧を変更するために電源電圧はSWで切り替える。
・・・定電源とすることも考えましたが、スペースの点で見送りました。
○電圧監視のためのメーターを付ける・・・・全部で3系統を考えましたので、電流計3個と電圧計3個はスペース的に無理。
電流計は個々に3個として、電圧計はSWで切り替え1個で表示させる。
○ヒータ電源は、直流として3系統とする。それぞれに電圧計を設置する。
以上の点を踏まえて、いよいよ製作開始です、
まず、いつものようにアルミ板とお弁当箱型シャーシを使ってケースを作ります。
部品を置いて配置の検討 前面・・・計器のオンパレードになってる 背面・・・電源は3系統
側面です
アルミ板とシャーシを使ってケースを組むと、取り付けのためのLアングルを
使いますので、どうしても側面はこのようにぼるとだらけになってしまいます。
これは、どうしようもないことです。
そこで、木製の側板をあてがうことで見栄えを良くするようにしています。
側板を付けることで、ちょっと高級感も出ますし・・・
ヒータ電源
1系統は電流容量にあわせてヒータ電源容量も多めにとれるようにLM317で電圧調整・・12.6Vに設定
もう2系統は7812を使用、ただ、ダイオードを抱かせて12.6Vがとれるようにした
いずれも放熱を考えて厚めのアルミ板でサブパネルをつくり、そこに三端子を固定した