LuxKit A2500のリメイク  
                                             form 2013.0927

確か、高校生のときに購入したLuxKit A2500。一応完成させて音出しまでしたと記憶しているが、6RA8の管壁が
赤熱したので怖くなって、そのままにしてしまっていた。たぶん、バイオスの調整がうまくできていなかったのだ
と思う。でも、当時にはそれに対応する力量はなかった。

そして、今回真空管アンプの製作を再開したのにあわせて、だいぶ汚れやいたみが各所にあり、あわせてVRとメイ
ンスイッチがシャーシ背面にあって使いづらい事もあってリメイクすることにした。

      
    シャーシ内部・・・汚れがぁ・・       サブパンル ソケットも汚い       PT かなりの汚れ このまま通電は怖くて出来ない

  
   PTもCHも錆が出たり、塗装も一部はげている
   導通など調べて見たが、トランス類は外見はともかく使えるようだ


すべてのパーツを取り外して、OPTのOYシリーズを尊重して、PTとCHはシルバーに再塗装した。基盤は洗浄し抵抗類はそのまま
使うようにして、コンデンサーはすべて新品に交換してそのまま使うようにした。

  
   洗浄し、コンデンサーを交換し終えた基盤

いよいよ、リメイク開始。
   
      
        まず、例によって木枠を組む         木枠にあわせて天板の作成 レイアウトの検討

       
        再塗装したPTなどの取り付け                 部品の取り付け(内部)

配線し、いよいよ火入れ  ここでトラブル発生!  バイアス用のコンデンサーが爆発、白煙がたちこもった。

         
           爆発したコンデンサー(中央の茶色のコンデンサー)

調べて見ると、バイアス用のダイオードが逆に配線してあった。これでは極性のある電解コンデンサーは、ひとたまりも
ない。実は、ダイオードの極性表示が現在手持ちの表示と逆になっていたのである。現在の表示と同じと思い込んだのが
そもそも間違いであったし、けちって部品を流用しようとしたのが最大の原因であった。つくづく固定バイアスには泣か
されてしまった。

 LUXの技術員達は優秀のようで、それぞれのパーツの限界近くで動作させているように思えた。
 今回、リメイクをするに当たって6RA8の入手などの保守を考え、出力もあまり望まず(私的には5Wもあれば十分)
 少々、控えめな動作をさせることにした。

とにかく、いろいろあったが、何とか完成。サブパネルもそのまま使うようにして、出来るだけA2500の雰囲気を保つよう
に心がけた。

     

      完成したA2500のリメイク 40年ぶりくらいに音を聴くことが出来た