SV353製作記   
    

製作したアンプが増えるにつれ、と、いうかそれぞれの個性の聴き違いを確認するために、切り替え器が必要になりました。
かといって、単純な切り替えスイッチのタイプでは不安ですし・・・そうして探していたら、キット屋さんにはあるんですね。
こういうものが欲しい、そうした想いから発送したもの、これこそが本当に必要なものなのです。スペックを見ると、ちょっ
と、素人に手に負えないもの、でも、キットなら手をかければできてしまう、これがキット屋さんのすごいところです。
今、これと同じものを探しても製品としては無いと思います(少なくてもわたしが知る限り・・・)それだけに、組み立てには苦労しましたが(線材の配線は通常のアンプの10倍?!)、使ってみるとこれほど便利なものはない!!










部品を躯体に取り付けました。なんか、余裕のスペースですね。でも。これからが正念場。この部品達をコードでつないであげないといけないのです。その箇所を見たら気が遠くなる!!?

これでも、セレクタースイッチは取り付け前なんですよ!!!







配線完了!!  ・・・ふぅ・・・!!!

テスターで確認しながらの配線でしたので、動作は一発起動でした。
中央の基盤、そしてシールドの向こう側に隠れている基盤が本体ですね。これと同じ物を自作は不可能ではないでしょうか、大変でしょう・・・・











作ってみて、感じたことは

 (1)中央のセレクターの重いこと!!!
    同じ、日本開閉器のを使ったことがありますが、重い!! 慣れればそれまでなのですが、それにしても重い。入力の
    セレクターが軽いだけに、その対比の差たるや、並ではありません。

 (2)右のセレクターの取り付け順序は、マニュアル通りだと、ちょっと大変、少し工夫しないと・・・
    この辺の事情については、他の方もHPで紹介されています。

 (3)セレクターは接点数を決定するようになっています。その辺のコツをというか要領をわかっていないと完成してから思
    わぬトラブルが発生するかもしれません。マニュアルにはこのことについて特に記載はないようです。



これで、入力3系統−アンプ5系統−スピーカー3系統が任意に切り替えることができます。その操作性というか利便間は製作の大
変さを忘れさせてくれます。それも、不安なく切り替えって、他にないものです。キット屋さん、よくやってくれました。さすがです!!

2014年11月、XLRコネクターを付けることにしました。

リスニングルームの設置の関係からセンターディスクとアンプ群との間は約5mの距離があります。
その程度なら通常のRCAピンコネクターでもほぼ問題なく接続できるとは思いますが、600Ωトランス出力ラインアンプ完成にとも
なってここはXLRコネクターで接続したいと思いました。そこでSV-353にXLRコネクターを増設することにしました。

発想は簡単ですが、実際に増設するにはとても大変でした。

                      
            セレクター3番の位置に取り付けることにしました
               ・・・・この位置が何とか取り付けられる位置です


                       
        苦労して何とか穴空け                  内部配線のようす           取り付け完了 SV-353のロゴは何とか残せました

まず、増設スペースの問題があります。RXA端子に比べてXLRコネクター端子はとても広いスペースが必要です。何とか取り付けら
れる位置を探ってみると当初考えていた1ポジションには無理で、3ポジションでようやく、それも端子の位置を横位置で対象に付け
ることしかできないことが分かりました。
さらに大変なことは鉄板の1ミリ板に穴を空ける、それも限られた位置に空けることの大変さです。

とにもかくにも、何とか穴開けしてXLRコネクターを取り付けることができました。
これで600Ωの平衡入力にも対応できそうです。