座光寺富士 ざこうじふじ 2006,3,4
飯田市座光寺の裏山で、富士山に似ていることからつけられた名前だろうが、一番形がいいのは、天竜川を渡った喬木村あたりからではないか。14年前に伊那谷に来てすぐに登った山で、私にとっては思い出深い。

山頂直下の林道からは展望がいい。いいが、林道から見ても気持ちは悪い。登山道途中の樹間からわずかに見える南アルプス連峰だけで十分だ。里山が開発されるのは見るに忍びない。

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第1ピークは展望がいい
いいといっても東側だけだが、2、3がまったくダメなのでここで写真を撮ろう。向こう正面には仙丈ヶ岳が見えている。谷を隔てた対岸の山は牛牧山(うしまきやま)という。
第2ピークは広い
広いけれども眺めはさっぱりだ。目の前がヒノキの植林地で、幼木がもうすでに東の展望をふさいでいる。今後ますます暗くなるだろう。
第3ピークはにせものだ
どういういきさつかは知らないが、1270mという看板がピンクの紐で結び付けてあった。でも間違っている。本当の1270mはもっと奥にある。
この地点は地図で見る限り、1250mぐらいだ。


林道を横切って最後の1270m峰に向かう。
きれいな舗装道路が出てきたのには幻滅。



林道に沿って右をまくと、安平路からアザミ岳までが一望。
道などなくても、この場所からはこの展望が望めたはずだ。



樹間から伊那谷を隔てて、正面が池口岳、左が光岳だ。
この眺めで十分楽しい里山だった。


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