白岩岳 2267m (2006,5,4)
この年のゴールデンウィークは晴天続きだった。
前日の3日には、旧長谷村の鹿嶺高原を歩いて、小黒川の谷を隔てた対面に、ひときわ高く大きくそびえる白岩岳を見た。前から目をつけていた山だったが、いよいよ登りたくなった。

戸台にはもともと幕岩という大きな石灰岩の岩壁があるし、地質的にもその石灰岩は北にも延びて分布しているはずであるから、白岩岳の山頂部が石灰岩から出来ていることは明白だ。ルートマップには、鹿嶺高原から望遠レンズで撮った頂上部が載せてある。

従って、石灰岩の礫がごろごろする山頂の展望は大変よい。甲斐駒から北岳、間ノ岳、仙丈までがばっちりだ。中央アルプスたちも全山丸見えだし、白山、御嶽まで見えた。北アルプスは樹木でダメだが、八ヶ岳もまるごとOK.。展望を満喫した。

ルートマップはこちら



静かな白岩岳山頂

昔の貯木場なのか
戸台から北に向かって黒河内林道を走る。すると林道の対岸に、写真のようなだだっ広い平地に大きな無人小屋が建っている。

昔の営林所の貯木場だったようだ。背後にはきれいなカラマツ林が広がっていた。
小黒川は飛び石できそうでできない川。しかも岩は滑る。初めからケガをするより、渡渉した方が無難だろう。
食べると走ってしまうらしい
カラマツ林を登り始めると、いきなり見たこともない花に出くわした。
後で調べたら、ハシリドコロという猛毒をもった草だそうだ。こいつを食べると幻覚症状が出て、走り出してしまうらしい。

あとにも先にも、ここだけにしか生えていなかった。
針葉樹の広い尾根(1500m付近)
カラマツ林がしばらく続くが、30分も登るといつのまにか針葉樹の多い尾根に入っていく。
下草はほとんどない。石がごろごろしている。
ときどきツガかコメツガかの大木もあって、いかにも深山っぽい様相になってきた。
チャートの岩が多い(1600m付近)
ゴロゴロしている石はほとんどがチャートという堆積岩だ。ときどき、写真のように大きな岩も突き出ている。でもいたって歩きやすい。
ルートは尾根を登るだけだから迷う心配もない。まれにテープが出てくるが、新しいものは一つもなかった。
倒木もたまにはあるさ(1700m付近)
当然のことながら、倒木が道をふさいでいる箇所もあった。下をくぐったり、上をまたいだり、あるいは迂回したりして進む。
でも、これも回数は少ない。かえって、倒木がある方が、変化があっていい。
天気が良かったからよかった
この日は天気が良かったので、コメツガなどの針葉樹林を歩くときも、気分が明るくて良かった。
これが曇り空だったら、なんとなく気分まで暗くなったことだろう。
上の稜線に出るまで、ほとんど同じような急尾根が続くこのコースは、ぜひ晴れの日に登ろう。
2000m以上は雪(2100m付近)
残雪が多めの今年は、南アルプス前衛の2000m以上は相当な積雪である。稜線に出ると、1m前後の雪で、つぼ足は股まで完全にもぐることもあった。
山頂から八ヶ岳
左の奥が、八ヶ岳連峰。山頂部は狭いが眺めは最高だ。樹林の中は残雪があっても、樹木なない頂上部は雪は融けていた。でも草花はまだ咲いていなかった。
ハイマツがあった
2300mが少し切れる山にハイマツが生えていた。石灰岩地という影響もあるのかもしれないが、ずいぶん低いところにあるものだ。


白岩谷を登ってきた5人パーティー
こんなマイナーないい山で、まさか人に会うとは・・・と、お互い同じ感想。


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