かなもりやま
 標高:1702.46m 
 三角点:二等
 山頂の展望:不良    
 国土地理院2.5万図:上町(北東)
 ルート状況:小川路峠からは笹やぶ難ルート
山行メモ:伊那山脈1700m超の南端峰。山頂は深い樹林の中で、展望はなかったが,2007春の取材では,鹿の食害にあって,視界がずいぶん明るくなっている。

「知ら山会」(知らない山に登る会)の浅太郎さんに誘ってもらって2007春に再訪した。駐車は赤石トンネル西口。はじめは沢沿いに,鞍部からは一気の急登で稜線に出る。ルートは紫テープに自然に導かれる。稜線に出ると木札がかかっていて下りの目印となる。

トンネル西口

急登中

木札

はじめは広い稜線を南下するが,すぐに痩せ尾根になる。松の木の向こうが崩落している地点の手前から東斜面をトラバースする道がついているのでそこに入ると,少し危険な崩落斜面を慎重に横切り,南アルプスの展望を楽しんだら,まもなく小川路峠線と合流する。

危険地点

赤屋根は
しらびそハイランド

合流地点

上久堅からの街道はよく整備された古道で,時おり観音さまが道中の安全を見守って下さる。峠の上には巨大な反射板が建っているが,最近大きく伐採されたようすで展望がよくなっている。いよいよ金森山の笹やぶルートに向かう。

展望地

伊那山脈北部

金森山に向かう

ほんの2年前はマニアも難儀するような笹やぶルートだったが,ここのところのニホンジカの異常繁殖で,笹の葉がほとんど失われていた。笹の立ち枯れを掻き分けて進むこと1時間。金森山に着いた。山頂も以前に比べて格段に明るくなっており,樹木の間からは遠くの山並みがうかがえるほどだ。ただササダニは確実にいるので,首周りと足周りは特に注意しよう。

山頂

伊那山脈南部

金森山からさらに南下するルートは歩けそうだ。遠くに黒石岳も確認できたので,縦走する機会を検討しよう。上久堅から入って一泊すれば戸倉山まで行けるのではないだろうか。

撮影日:
撮影地:飯田市
撮影者:管理人
ルートマップ
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)を複製したものである。(承認番号:平16総複、第286号)
なお、地図の彩色等はカシミール3Dを使用しています。
投稿写真(撮影者)

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