八所の祭神

素ん雄尊 すさのおのみこと 小菅 長野県 小菅神社
伊?再尊 いざなみのみこと 熊野 和歌山県 早玉神社
広国押武金日尊 . 金峰 奈良県 金峰神社
菊理媛命 . 白山 石川県 白山比よう神社
大国魂命 おおくにみたま 立山 富山県 雄山神社
大己貴命 おおなむち 山王 滋賀県 日吉神社
?々杵尊 ににぎのみこと 走湯 静岡県 伊豆神社
手力雄命 たじからおのみこと 戸隠 長野県 戸隠神社



小菅神社


仁王門の正面に立つと門の先は石垣で閉ざされている。
仁王門右側の舗装の坂道を登ると奥社に至る。ちょうど日出る方角である。
仁王は金剛力士で健脚の神という。山歩きの好きな小生にとって1番の神様である。
舗装された参道の両脇は民家や
社務所、菩提院がある。
どの屋敷にも種(池)があり、
野沢菜や物洗い、融雪に利用する。
豪雪地帯にはなくてはならぬ池である。

隣村の祭りはほとんど、小菅の柱松神事に
習っているという。
柱松に競って登り、どちらが勝っても
天下泰平もしくは五穀豊穣だそうな。
2004年は開催年です。ぜひとも見たいナ!
杉並木入り口右側に句碑あり!
「結ぶよりはや歯に沁みる清水かな」
              小菅社芭蕉
凡人には読めぬ梵字

仁王門から400mほど登るとお茶処、浅葉野庵が
ある。
お品書きにはそば、アイスクリーム、ところてんなど・・・。
わさびアイスがおいしかったヨ。
裏庭の池は小さく浅く、木々に覆われ風情あり。
飯山市天然記念物の桑の大樹は庵の西側。

長野県天然記念物 小菅神社杉並木
(1974年指定)

鳥居をくぐると、苔むしたる石畳が続く。
趣のある自然石である。参拝客が少ないため
石の合間は敷き詰められたように雑草が生えている。
自然のままである。

両脇は素性の良い樹齢300年級の杉並木が続く
左側に戸隠にもないと思うほど太い杉もあり、
ロープで測ったら目通り5.45mもあった。
これはすごい!
えら
ギボウシ
小菅山は岩でおおわれた山である。
露出した岩盤、巨石はそれぞれ古の名がついている。
入り口から、鐙石、隠れ石、御座石、舟石、賽の河原
愛染岩、蝦蟇石、不動岩、鏡石、築根岩、比丘尼石
と続く。

そして小菅はやたらと落書きが目につく。
右のガマ石は、それらしく色付けまでされている。
不快感がないから不思議である。

社殿の壁には、「○○高に合格するように!」
「○ちゃん大好き!」「借金もあるしな〜」etc

絵馬もなく、落書き祈願の許された神社なのか?
この落書きが世相を表す重要文化財じゃ。
蝦蟇石を過ぎ太鼓橋の真ん中を無事渡り(ボロボロの木橋)ホッと一息つくと右には、2本の合体杉がある。
またブナの木もある。
この後、道は直角になり対岸が不動岩。不動明王の石造が安置されていると書いてあったので、沢に降り対岸に
登ってみたが不明。次回には双眼鏡を持参すべし。何となくコレか
しばらくしてT字路出くわす。どちらをとっても、奥社に至る。
左は探索コースと説明書き、途中北竜湖への分岐があり、「平成14年7月に熊が出た」という注意看板もあり。
「しゃべりながら歩き続ける体力の無い者はここで引き返せ」!と優しいお言葉。

分岐右が参道で鏡石、鎖場、築根岩を経て2,3分で奥社に着く。



鏡石を割らないように踏み越えて、3m程度の鎖場を
超えると築根岩である

左の写真が築根岩
上杉氏が千灯を献じた場所だそうだ。

後ろ奥が比丘尼石
殺生禁断、女人禁制の掟を破った者が
石と化したという。
(奈良大峰の山には女人禁制結界の鳥居があった
ことを思い出した。
今では、もろ肌の娘も登る開かれた山。)
奥社  (重要文化財)  参道入り口より1.3km
標高830m付近。 岩壁に造り掛けしてある。
八本杉から社殿を仰ぐ
甘露池

社殿の下方には、一株から8本も伸びている
杉がある。(八本が寄せ集まった?)
戸隠中社の3本杉に対抗し八本杉とでも
命名しよう!
根元の写真(熊の引っかき傷?)も見てネ!
すごいヨ!
小菅神社 : 長野県飯山市瑞穂小菅
    
     

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