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敷地は南北に高低差が1.3mある傾斜地のまま分譲されたことを逆手に活かし、0.9mの高さを建物の建つ地盤面に設定、基礎工事で生じた大量の残土を敷地の低い側に盛って、田舎の地形をイメージした大きな土手を造りました。
建物の正面に特徴的な独立壁を立てました。独立壁は、建物の輪郭を強調し、アプローチ側から室内への視線をブロックして室内のプライバシー感をたかめ、深い軒を支えて奥行きのある表情をつくります。 深い軒は夏場の日中の日差しをさえぎり、冬の低い日差しを取りこみます。合わせて断熱性能を高め、冬は薪ストーブで暖を採り、夏は夜間の涼風を取りこみ、自然の恵みを享受したエアコンの要らない生活を実現しています。 |