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波多腰邸

ピロティ式のビルトインガレージ
ガラスルーフのバルコニー
杉板張りの勾配天井
リビング吹き抜けを介したダイナミックな構成
パネルヒーターの全室暖房
無垢板や本物の珪藻土をふんだんに使った内装
>> 計画案


敷地はもともと田圃でしたが、ミネゾの生垣に囲われて落ち着いた雰囲気があったので、むやみに造成せずに既存の地形をいかしました。

建築前の敷地の様子。

ピロティー式のビルトインガレージに車が納まります。

ぐっと低く天井を抑えた玄関から、ダイナミックに吹き抜ける室内の様子が、チラッとのぞけます。

式台は素材の板がなかなか魅力的だったため、加工せずにそのまま用いました。

玄関を入ると、吹抜の広間に放り出されます。
仕上材のバランスで、大空間の中にも、落ち着く安心感があります。

壁は珪藻土塗り一部杉板張り。
調湿や脱臭などの空気清浄効果が高くエコ素材として人気の珪藻土ですが、良質の珪藻土を厚塗りしてこそ、本来の機能が発揮されます。

床はカバ無垢フローリング張り。
木の呼吸を妨げない植物性の自然塗料で仕上げました。

ピロティ上の2階とは、ほんの2mのレベル差でつながります。

対面式のキッチンに立ちながら、住宅の全てを感じられます。

向こう側からは手元が隠れるちょうどいい高さのカウンターで仕切りました。

玄関の天井裏が意図せず楽しそうな場所になっていました。そこで、行き来できるように足場板を渡しました。

ちょっとスリリングな離れは、ここに来る子供たち全員にいちばんの人気の場所です。

大きな吹き抜けは、用途的にはほとんど無駄な空間ですが、気持ちの良さは抜群です。
吹き抜けからつながる2階のスペースは、いろいろな用途に使えます。
将来個室が必要になったときには、吹き抜けに床を張れるように考えてあります。

勾配天井は杉板張り。
本来は屋根の下地に使う板なので節も多く寸法も安定せず上等な板ではありませんが、思い切りよく張り上げました。
水平に張った天井は壁に使ったと同じ、上等な杉板。視線を奥へ誘い、空間の広がりをつくります。

天井裏は夏の焼け込みによる暑さへの対策をじゅうぶんに施してあります。

寝室は引き戸とガラスのランマでゆるやかにプライバシーをつくりました。

寝室の隣につながる洗面所と浴室は、バルコニーから冬の日差しが奥まで差し込み、気分的にも暖かい印象の洗面所にできました。

寝室の妻面は大きなガラスが入り、天井が外へつながる様子がたいへん伸びやかで、気持ちがいいです。
西向きですが、引っ込んでいるうえにひさしがたくさん出ているので、夏の西日も心配ありません。

部屋の一部を簡易的に仕切り、クローゼットにしました。

ガラス屋根の広いバルコニー。
洗濯物や布団を干したままでも安心して夫婦で仕事に出られます。

東南から眺める夜景。
周辺はとくにとりたてて風光明媚な景色では無いのですが、四方の窓に映る何気ない農村風景は格別です。

農村風景の中にたたずむこの建築の存在感もまた、格別です。
波多腰邸の現場レポート

□施工・さみぞ工務店
□竣工・2001年12月
□場所・東筑摩郡波田町
□掲載・KURA2002.8
   ・リビング信州2003