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宮澤さんちのお店

「ワインを楽しみながら欧風料理をカウンターで味わってもらうお店をやりたい」と、宮沢さん。機が熟してとってもいい空き家が見つかった、というので見せていただくと…建っていることで精一杯なボロ屋でした。
でも、そこを改装してお店を開くという宮沢さんの決意は固く、慎重に現地調査を行った末、改装のメリットと実現性を見いだすことができ、設計に踏み切りました。
フランス料理は私にとって、ほとんどなじみのない料理なもので、いろいろと教わりながらイメージをつくっていきましたが、結果、宮沢さんにもお客さんにもたいへん好評なお店にできました。
これは、既存の大手術をともなう頭を抱えてしまうような困難な工事を見事に造りあげた、河藤建築のあざやかな施工に因るところが大きいです。
(00.12.10)


正面全景

入り口側から見た店内。宮沢さんは元ピアニスト。お店のピアノはただのインテリアではありません。

店内奥からの見返し。内部に柱と梁で新たな構造を組み、既存の架構をそっくり受けなおしました。

9席のカウンターが中心です。こことハッチの奥が厨房。狭い中で機能的にレイアウトできました。

厨房側から見た店内。装飾的なデザインをせずに、すっきりとシンプルに構成しています。

街路からの夜景。エントランス部分は増築しました。表の道路から覗く雰囲気も、なかなかです。
□施工・河藤建築
□竣工・2000年2月
□場所・安曇野市豊科

注)オーナーは引退されて、現在は別の店になっています