| ホーム | 業務内容 | 実例集 | 問合せ | ブログ |




北林邸

老朽化した住宅の建てかえです。

長方形の平面を重ねて単純な切妻の瓦屋根をかぶせました。
出入り口は、トイレ以外を全て引き戸にしました。
引き戸は開け閉めの時にじゃまにならないし、開け放しておいてもしまりがあるし、半分だけ開けておくこともでき、たいへん機能的です。
暖房設備を計画しなかったので部屋ごとに仕切りましたが、部屋どうしのつながり方を工夫することで、とても広がりを感じるのびのびとした住宅になりました。

また、家相をとても苦にされたため、家相に配慮した間取りです。
(00.11.20)
>> 計画案


道路側からの外観

端正な切妻屋根の和風の外観は、施主の一番の希望でした。

1階と2階の棟のラインを合わせることで、バランスのいいスタイルにまとまりました。
バルコニーも、竪格子の手スリがとてもいい感じで、和風の外観に違和感無くすっきり納まっています。

安曇野の田園地帯の集落にしっくりと調和しています。

木戸先から回り込むアプローチ

水平に伸びる霧除が、玄関ポーチへと導きます。

前庭は、既存の庭に手をいれました。施主の自作です。
縦長の窓は、玄関の通風のために開きます。

玄関前の広いポーチ

引き違いの玄関戸は木製建具の制作もの、腰の部分に換気のための無双窓を仕込みました。

すっきりと和風にまとめた玄関。

南に開放した大きなテラス戸でたいへん明るいダイニングと茶の間

畳敷きの茶の間は、框に腰掛けられるくらいの明確な段差をつけました。
冬場は茶の間に設えるこたつでミカンです。
茶の間の右手奥には仏壇が納まります。

ふんだんに朝の光がそそぐキッチンとダイニング

通風を考慮してランマ付きサッシにしました。
中ほど上部に見える神棚は桧の一枚板で造り付けです。

2階は夫婦寝室と2つの子供室が並びます。
正面の窓からは、安曇野のシンボルの常念岳がちょうどよく見えます。
□施工・河藤建築
□竣工・2000年1月
□場所・安曇野市堀金