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建前(たてまえ)

私と施主と敷地との対話から生まれた建築のイメージは、設計図に翻訳されました。設計図は大工に渡り、その全てが、いったん大工の手に託されます。大工は設計図を読みとり、木を刻み施工の手順を段取りします。
そして加工の済んだ全ての部材を現場に運び込み、基礎に土台を設置し、クレーンを据え、いよいよ建て方です。

木造の骨組が大勢の大工の連携で、てぎわよく組み上げられていきます。

どんどん姿を現していく現物大の建物の骨格を、施主一家と設計者それぞれが様々な思いで確かめながら、進行していく現場を見守ります。

建前は、木造建築のいちばんの醍醐味です。
(01.08.10)



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