稚魚の管理
最初の餌付け
稚魚が餌を食べ始めるのは、孵化2〜3日後になります。孵化したばかりの稚魚はその腹部に各々小さな袋を抱えている。(さいのう)袋の中には、当分の食料となる栄養が入っている。中の食料が尽きる頃になると袋は消えてなくなる。体は細くなり今まで藻の陰に潜んでいたが、チョロチョロと立ち上がっては沈み、沈んでは立ち上がりして約1日をすごす。やがて池の縁に集まるようになり、次の日ぐらいに一斉に泳ぎ出してくる。極細の針のような姿をしているが相当なスピードを出して泳ぐ。魚巣を取り除きいよいよ餌付けを始める。
注:初めて孵化を体験する時、稚魚がどこにいるか見つからないのが普通。3〜4日後に泳ぎ出してくるのを待つのが良策。
稚魚の成長
稚魚が孵化してから30日間の成長を,稚魚の全長であらわしたグラフです。体重で表すとグラフはもっと急な曲線になるでしょう。30日すると鱗が肉眼で確認できるようになります。